ガチ。「幸せそうな人を見ると・・」無差別な衝動を告白する男35歳
(再びパーソナリティ)
今井通子:
今の中川先生のお話をお分かりいただけました?
相談者:
あ、はい、ありがとうございました。
今井通子:
でえ、それでなんか、今の、ご感想は?
相談者:
あ、すべてやっぱ自分と向き合って行くことの方が、やっぱり大事なんだなあ、と、思いました。
今井通子:
ですよね?
相談者:
はい
今井通子:
でえ、向き合うと、すごい苦しかったらあ、それまた、カウンセラーの力を借りるということも、頭に入れて、
相談者:
・・はい
今井通子:
うん。そこができれば、あのお、前に会ったカウンセラーのことも、含めて、かなり世の中を信用してないみたいだからあ(苦笑)
相談者:
あー
今井通子:
ね、うん、あなたがよ?
相談者:
はい
今井通子:
うん
相談者:
そうですね。
今井通子:
だけど、それって、あの、自分の努力でなんとかなるはず。
相談者:
はい
今井通子:
というのは・・セカンドオピニオンって知ってるよね?
相談者:
あはい
今井通子:
うん、だから一ヵ所でどうも合わないなあ、と思ったら、次の箇所。
相談者:
はい
今井通子:
また合わないなあ、と思ったら次の箇所。
相談者:
はい
今井通子:
みたいにして行くと・・いつかホントのところで、自分のことが分かってもらえる人に、辿り着く可能性あると思いますよ。
相談者:
はい、ありがとうございました。
今井通子:
はい、どうも・・失礼しまーす。
相談者:
あ、失礼します。
(内容ここまで)
男 「よくあることだと思うんですけど、母親に包丁で刺されそうになった」
(笑)
漫才ネタか?
例の事件を連想した人は多いでしょうねえ。
秋葉原のやつ。
あれ以来、ネットの書き込みに対する規制は一段と厳しくなった。
自動検出ソフトの開発に予算が付いたり。
単に巡回ロボットを放てばいいだけらしく、「オレにやらせろ」が殺到してたけど。
殺しに行きます ⇒ アウト
殺したくなります ⇒ セーフ
上は犯行予告になるんだとか。
ま、生放送じゃないんだし、セーフなのは当然。
この男の家族との記憶は、記憶喪失と言っていいほどだけど、これも一種の防衛機制(*)なんでしょうか。
だとしても、ここまで強烈に出るもんかねえ。
加藤諦三氏は、この防衛機制のことを「無意識の必要性」と呼んでいる。
(*)防衛機制:
心のバランスを取ろうとする無意識の働き、あるいはそれによって引き起こされる現実の振る舞いのこと。
「多産の女はある被害者だった。無意識の必要性」
しかし、自分を守るための安全装置のハズが、社会的には破滅に向かう場合が無きにしも非ず。
ゴミ屋敷、アルコール依存、ダイエット、浪費、フリーセックス、DV、風俗嬢、すべて防衛機制のなせるワザ。
傍からみれば、どんな非合理なことでも、当人の無意識はそれによって心のバランスを保とうしているわけだ。
中川氏がアドバイスしていたのは、この男の思考のクセが防衛機制から来ているということを自覚しなさいということ。
そのためには記憶を掘り起こすことが必要になるわけ。
これは認知療法として、実際に行われている。
だけど、一人でそれをやる域を超えてるような気がする。
風邪は一人で治せても、肺炎は入院しないといけない。
医者 「悩み事がこんがらかりすぎてて深くまで分からない」
ありがち。
心療内科って、診断5分の、あとお薬だから。
今井 「一ヵ所で合わないなあと思ったら次。また合わないなあと思ったら次の箇所」
算術医ばかりじゃないって言いたいんだろうけどさ、診療報酬の点数配分を見直さないとどうにもならないよ。
ジプシーにならないことを祈るわ。
冒頭のセリフさ、医者の前で言ってみたら?
相模原の福祉施設の事件では、警告を発していた医者はいたし。
それでも事件は起きたけどね。
今日の男が何かしでかすとしても、誰にも止められない。
秋葉原の犯人は手記の中で、捜査機関による「盛られた動機」を批判し、「専門家の分析」をほとんどハズレと批判している。
解+―秋葉原無差別殺傷事件の意味とそこから見えてくる真の事件対策
【2017年1月追記】
相談者ご本人からメールを頂きました。
相談の背景や、今の状況がつづられていました。
まず、相談内容にウソ偽りはありません。
メールを送ってこられた意図は、わたしが上のコメントに書いているような、人に危害を加えるようなことはないということを伝えることです。
これは今井さんとのやり取りを聞けば当然で、あくまで過去にそうした感情があったことを述べられたに過ぎず、それをアタシが大げさに取り上げてしまったものです。
今、相談者には、大切な人がいらっしゃいます。
その人が悲しむようなことをするわけがありません。
ん?医者でなくて、カウンセラーの台詞では?
カウンセリング=医者、病院ではないから、例えば、大学心理学部付属のカウンセリング室に行くという選択肢もあるのでは(今井さんの仰っているのは、そういうことかと)?
しかも、相談者は身体症状は特に訴えてないから、心療内科じゃなくてガチの精神科に行くべき。
この人は、PTSDの後遺症としての、
解離性健忘、という症状の典型例でしょうね。
私が違和感を感じたのは、このサイトの運営者さんが、
この相談者を、「この男」などと、見下して、汚い言葉で、
「殺人予備軍」のようなジャッジをしていること。
そして、直接メールが来たら、
すぐにしおらしくなっていること。
サイトの運営者の方は、
ご自身の攻撃性、相手の立場への共感のなさを、
自省なさってはいかがでしょうか。
私は、この相談を聞いて、
「こいつは殺人予備軍だ」とは思わず、
「虐待の被害を受けて、よく耐えている立派な人だ」と思いました。
そんなに不快なら、読まなきゃいいのに。わざわざ何度もコメント残すのはなぜ?
誰だか身元も分からない、いちリスナーの戯言に過ぎない、と流すことは出来ないの?
管理人さんは直接相談を受けている訳でもないし、共感しなきゃいけない立場でもない。自省する必要もない。
直接メールにも誠意をもって対応しているんじゃない?
第三者的な辛辣なコメントが図星な時もある。なので、私も一つの意見として読んでいる。
それを読み手がどう取るかは自由なのだから、的外れだと思えば一蹴すればいいだけ。
何なら、管理人さんを上回る洞察で、管理人さんを論破するコメントも期待しています。