気力を失った17歳男子に学問のススメ。共依存の母親を超えて
テレフォン人生相談 2016年12月28日 水曜日
高校生からの相談。芸人になりたかった夢破れ、これから何を目的に生きていけばよいのかわからない。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男17歳 父48歳 母47歳 弟14歳
今日の一言: 認められたいということで長く生きて来ると、生きる幸せを感じる能力を失います。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ・・どうも
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい、え、17歳です。
加藤諦三:
17歳
相談者:
はい
加藤諦三:
今あ、お父さんお母さんと一緒に・・暮してんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さん何歳?
相談者:
えっと40・・8です。
加藤諦三:
はい、お母さんは?
相談者:
47あ、です。
加藤諦三:
47歳。で何一人っ子?それとも・・
相談者:
弟が、一人います。
加藤諦三:
弟、何歳?
相談者:
えー、14歳です。
加藤諦三:
はい分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
と、自分の、ま生きる・・目的といいますか、
加藤諦三:
うん
相談者:
気力が、ちょっと・・無くな・・ってしま・・いまして、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・もう、ま、ちょっと自分の・・もうこれから先・・ちょっと、どうして行くべきかっていうのがホントによ、見えなくな・・ってしま・・ったので、
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
ちょっとそのことに、ま関してなんですけど、
加藤諦三:
はいはいはい
相談者:
ま元々・・そのお、元々は・・ま自分は・・お笑い芸人・・さんなり、たいなっていう、ま小っちゃい頃の、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、夢が、ありまして、
加藤諦三:
うん
相談者:
元々、人を・・こう、笑わしたりするっていうのが、ま、好きだったっていうのもあるんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
まちょっと、ま元々・・その、母親とはあんまり、仲が良くなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・ま母親はも・・ま、その自分のお、まあ・・思ったことにまあ人に・・し、従わせたい、タイプ、というか、こう・・
加藤諦三:
支配的だっていうことね?
相談者:
そうですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういう、タイプの人で、で・・まあ結構、否定、するんですよ。人を。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
ぼ、僕に・・対して
加藤諦三:
否定されて生きて来たってことね。はい
相談者:
そうですね、で・・ま、僕はそれに対して常にこう・・ま、反発していたというか、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあちょっと、その、今まで何度か、その言う通りに・・やって来て、ちょっと失敗した、ことが何回かあったので、
加藤諦三:
うん
相談者:
ちょっと、それで、まあ、その、否定され・・たら自分で・・ま、自分を・・肯定して、まあ、なんとか、やって来て、いたんですね。
加藤諦三:
うん。ね、あの具体的に言うと否定されたってのは、例えばど、どんなこと言われたの?
相談者:
はい・・例えば、ま、結構、その細かい、ことなんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ・・「風呂が・・長い」だとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、出てくと・・
加藤諦三:
で「風呂が長い」って言われた時にって、ど、どれぐらいお風呂に入ったの?
相談者:
うん10・・分・・15分、くらいの・・パターンが多いですね。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
そんなに・・ん、自分は長くないと思ったんですけど。
加藤諦三:
うん
相談者:
そういうこう、小さい、こと、結構、ま、否定されることが多かったんですけど、ま、
加藤諦三:
うん
相談者:
その、受け入れるとこは、受け入れるようには、してたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのお、ま、ただその、2年前ぐらいに、ま、ちょっと・・母親が結構、嘘お、なのかはちょっとよく分からないんですけど。・・ま、ちょっと、
「何々くんは・・陰口、みたいな・・こと・・ま、言ってたらしいよ」っていうのは、
加藤諦三:
うん
相談者:
その僕にい、結構、言って来ることが、多くなった時があって、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・も、いや、ま、実際に会うと、そんなことは全然なくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、いつも通り、普通に、ま、楽しくはやっていたんですけど。
加藤諦三:
うん
相談者:
そのまあ、それが、結構、重なって、ま自分・・の中で・・ある日、突然なんかこう、人は、ほんどっちが正しいのか、よく分かんなくな・・ってしまったことがあって、
加藤諦三:
うん
相談者:
でそれでちょっと、あのお・・その、例えば、友達が面白いこと言っても・・面白いなと思って笑おうとすると・・こう、表情に、こう、上手く出なかったりだとか・・っていうことが1週間ちょっと続いて、で、そやってこう、結構、苦しんでた時に・・まあ、その、自分・・がこう、ま・・立ち直る・・の、ためにこう、ま、自分を肯定・・するようになって・・そうやって自分を・・ま、肯定して今までや・・って来たんですけど・・で、ま、そのなんか立ち直・・ったんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
高校受験・・する時に・・まホントは・・芸人に・・なろうっていう、ま気持ちがあって、それなりに・・覚悟を・・決めてたつもりだったんですけど・・全部捨てて、飛び出すっていうことは、ま、できなくて、で、こう自分の気持ちを、ま裏切るような形で・・高校に、入って、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、ま2年間、もちろんそれなりに・・ちゃんと、した高校生活を・・ま、送ることはできたんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
こう今になって、こう、ちょっと体調崩してしまって、
加藤諦三:
うん
相談者:
休んでる時に、自分に関して、こう振り返ってみて・・
加藤諦三:
そうすと、今あれね、体調を崩して、今あ、
相談者:
はい
加藤諦三:
学校に行ってない、わけね?
相談者:
そうですね、ちょっと、そっから・・
加藤諦三:
すと、今、
相談者:
考えられなくなってしまって・・
加藤諦三:
あの家に、家にいるわけですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
そっからまあ、また考え込むようになってしまって、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分の、その、ホントに、やりたいことっていうのが・・全く、い・・見えなくなってしまって、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、自分の中に・・その、確固たるものが・・あった、はずなんですけど、それが、まブレ・・てしまって・・何を、まあ・・目的に・・こう、自分、の生き方を、定めて行けばいいのか、もうよく分からなくなってしまって、
加藤諦三:
うーん
相談者:
で、もう、そうなって来ると、もう・・このまま自分、ま駄目に・・失敗、してしまうのも・・ありかなって思ってる、ま、自分もいたりして・・ちょっと・・すいません、自分で、分からなくなってしまって・・
加藤諦三:
な・・はい、はい、中学校の頃はどうだったの?
相談者:
ま、学校では楽しく、や、やって来れたんですけど・・まちょっと、そのお、ま、人間不信になった・・
加藤諦三:
あ中学の時にですか?、はい
相談者:
あ、すいません、はい。えー、ま、一回立ち直って・・たんですけど、ま、それも・・実際、立ち直・・ってるのかどうかも・・もよく分からなくなって来て、
加藤諦三:
うん、じゃ、あのお、小学校の時はどうだった?
相談者:
あ小学校の時はもう・・ふ、普通に・・ま、その母親の・・態度にも、そんなに、何不自由、なく、従ってたっていうか・・ま、勉強もできて、それなりに友達と楽しくやってたからあ、ま良かったんですけど、
加藤諦三:
中学校の頃からあ、ま、ちょっとお、おかしくなり出したという、で、今、こ、現在、こんなような状態だということですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ、生きる目的も分かんなく、し、何を信じていいかも分からない、だから、どうしたらいいかっていうことですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあのスタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
あはい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
この息子さん、立派ですね、自分で自分の事よく考えていて、人の話を受け入れる。うらやまし