気力を失った17歳男子に学問のススメ。共依存の母親を超えて

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
こんにちは

大原敬子:
あのね、運命っていうのは、

相談者:
はい

大原敬子:
自ら、その人の選択をする中で・・

相談者:
はい

大原敬子:
作られてくんですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
それを冒頭に、なぜ言いたかったかというと、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが言った、生きる目的は、

相談者:
はい

大原敬子:
わたしが一般的に聞く、生きる目的の、

相談者:
はい

大原敬子:
アドバイスでは駄目だっていうことを、このお話の中で気づいたんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
つまり、あなたが今日(こんにち)17年間話した話は、

相談者:
はい

大原敬子:
全部・・お母さん、との、せ、関係の中で作られた、世界観・・つまり価値観の中で、話してるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
ですから、「今、僕は、生きる目的がありません」っていうのはね、

相談者:
はい

大原敬子:
翻訳すると、これからお母さんに・・承認される、

相談者:
はい

大原敬子:
「あなたは凄いわね」って承認される、人生の目的はありますかってことが・・

相談者:
ああ

大原敬子:
今日の相談内容だと思ってるんです実は。

相談者:
はい

大原敬子:
ですから、今までの話は全部、あなたの意思ではないんです。
ところが、今、お母さんは、あなたにとって、期待してない子になってしまったと、自分が思ってるんですね。実は。

相談者:
ああ

大原敬子:
だから、僕は学校に行ってもしょうがないわけね。

相談者:
ああ

大原敬子:
それで、「何とか僕は、自分で、もう一度生まれ変わりたい」って言うけど、生まれ変わりたいんではなくって、なんとか、お母さんが喜ぶ、承認する道はないだろうかっていうことが、今日の相談だと、わたしは、

相談者:
ああ

大原敬子:
一本に、押さえたんですけども、それどうでしょうか?

相談者:
そのまあ、母・・親に、関しては、ま、ホントに、嫌いだったんですよ。母親がずっと。

大原敬子:
お母さんが好きだから。

相談者:
いや・・

大原敬子:
こーんなに僕が好きなのに、

相談者:
はい

大原敬子:
こ、こんだけ好きなのに、なぜお母さんは僕を承認できないんだろうかって。

相談者:
ああ

大原敬子:
認めてくれないことが怒りになってるんですね、きっと。

相談者:
あー、でも、あーそれは確かに、あるかもしれないですけど。

大原敬子:
じゃ、お母さんが、承認した時には、あなたは変わってるんです。でも、お母さんは、生涯承認しないんです。何故ならば、

相談者:
はい

大原敬子:
お母さんは、あなたに依存してるから。あなたが伸びてしまったら困るんです。

相談者:
ああ

大原敬子:
あなたがどうしようもない、駄目な子になることによって、お母さんの、生きてる意味があるんですね、実は。
あなたが、お母様に反発して、自立してけば行くほど、お母さんは・・生きて行く意味がなくなってしまうんですよ。

相談者:
・・ああ

大原敬子:
寂しい人間ってそういうことなのね。

相談者:
そうですね、確かに。

大原敬子:
籠の鳥にしたかったんですね、お母さんはあなたを。

相談者:
ああ

大原敬子:
自分から、巣立って欲しくなかったんですよ、お母さんは。

相談者:
ああ、そう、あー

大原敬子:
ホント、籠の鳥のあなたは、「僕は一人立ちになりたい、なりたい」って言うけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
常に、これを選んだらお母さんどう思うかなって、この恋人をお母さんは気に入るかな・・

相談者:
はい

大原敬子:
「僕は自由になりたい、自立したいよ」って言っても・・お母さんの、籠の中にいますから。

相談者:
はい

大原敬子:
お母さんが認めてくれる中じゃないと、あなたは自立と思ってないんです。

相談者:
・・あー

大原敬子:
それに気づいてほしいんです。今日はね、一つは。だから・・

相談者:
あーそういう・・ああ

大原敬子:
そうなんです。

相談者:
はい

大原敬子:
そうするとね、自分が好きな道を選ぶっていうのがね、これが好きだってあることが、一番人間幸せなんです。

相談者:
はい

大原敬子:
その道を求めて、に、生きてるわけです、にんが、人間はね。

相談者:
ああ

大原敬子:
でも、それを分かるには、

相談者:
はい

大原敬子:
自分は、どの籠にいるのか・・自分は空に飛んでるのか、

相談者:
ああ

大原敬子:
お母さんは、こーんな金の籠あげて、あなたは世界で一番幸せなのに、

相談者:
はい

大原敬子:
なぜ、そういう風に、言うこと聞かないになってるんですね。

相談者:
ああ

大原敬子:
愛し方が違ってたんです。

相談者:
ああ、ちょっと、そうですね、確かに、無意識のうちに・・ですね、やっぱり認められたいっていうのは、あったと思います。

大原敬子:
そうです。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、認められるのは、あなたが、ホントにね、今日からですね、

相談者:
はい

大原敬子:
まず、学問をすることです。着々と。

相談者:
はい

大原敬子:
学問って何かって、勉強って何かというと、

相談者:
はい

大原敬子:
数学でも物理でも・・公式じゃないんですね。穴の中の複雑な考え方、物の見方、

相談者:
ああ

大原敬子:
それをすることによって、自分たちの人生を置き換えられるんです。

相談者:
ん、はい

大原敬子:
先生から100点をもらったんじゃなくって、僕はこの中から、何を学ぼうかって、今までの価値は間違えていないし、

相談者:
はい

大原敬子:
今までの生きざまはあなたにとって必要なことだったの。

相談者:
はあ

大原敬子:
全部必要なの。よく仏像彫るでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
あの時に・・切りくずを無くしてね、

相談者:
はい

大原敬子:
少なくして、立派な仏像彫れないんですね。

相談者:
ああ

大原敬子:
わたしは人生、凄くい、たくさん失敗しました。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、あの失敗が無ければ、今、わたしはあなたとこうしてお話できないんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、人は、それを失敗と言うけれども、わたしはそれを、生きる糧だと思ってるんです。

相談者:
ああ

大原敬子:
物、変えちゃうと。あなたは今日(こんにち)ん、17歳まで、悩みました。

相談者:
はい

大原敬子:
これ、生きる糧だったんです。お母様との関係・・無駄ではなかったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
お母さんも寂しい人だったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
で、今までの価値観を、変えるんではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
新しい籠を探す、あなたの発想の転換を、これからわたしはあなたに期待したいんです。

相談者:
ああ

大原敬子:
ですから、すべて間違えてはいないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
分かって下さいます?

相談者:
はい

大原敬子:
それを今日から、

相談者:
はい

大原敬子:
僕はも、とにかく学問してみようと。それは、いい大学に行くとか、お母さんを喜ばせる云々ではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
じゃ、一歩前に出るのは何かっていうと、

相談者:
はい

大原敬子:
学問です。

相談者:
・・ああ

大原敬子:
そしたら、ものが見えます。もう、数々の失敗と、

相談者:
はい

大原敬子:
汚点だらけの人生のわたしが、

相談者:
はい

大原敬子:
今、わたしがあなたに・・話ができるじゃないですか。

相談者:
そうですね。ホントに、感謝してます・・

大原敬子:
ね、理解してくれるでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
この遙かあなたと何十年も違う、

相談者:
はい

大原敬子:
わたしの言葉のこの示唆が、あなたに伝わるわけじゃないですか。

相談者:
はい、分かります。よく分かります。

大原敬子:
わたしができないなりに、

相談者:
はい

大原敬子:
・・学問をしたってことですね。

相談者:
あ、そうですね。

大原敬子:
点数は悪くても。

相談者:
はい

大原敬子:
生きるっていうことは、「点数が100点取りました。みなさんわたしは凄いでしょう」ではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
いかに、自分が学んで来たことを・・若い人たちに、理解できるかが、ホントに学問だとわたしは思ってるんです。

相談者:
あー、それも、ホントにそう思います。

大原敬子:
ホント?

相談者:
はい

大原敬子:
嬉しいです。

相談者:
はい

大原敬子:
とってもわたしあなたからね・・またこれから生きる勇気をもらったの。

相談者:
ああ

大原敬子:
わたしはあなたに与えるのは、発想の転換、思考、世界観を変えようって言って、時点に来た。

相談者:
はい

大原敬子:
さて、一番先にやる・・人生の第一歩が何か。

相談者:
はい

大原敬子:
学問をしようです。

相談者:
はい

大原敬子:
ぜひ信じて、やってみて下さい。

相談者:
分かりました。

大原敬子:
ホント・・じゃ、先生に、お願いします。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)

「気力を失った17歳男子に学問のススメ。共依存の母親を超えて」への1件のフィードバック

  1. この息子さん、立派ですね、自分で自分の事よく考えていて、人の話を受け入れる。うらやまし

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