離婚やむなし?措置入院となった産後うつの嫁を実家と嫁ぎ先で押し付け合う

テレフォン人生相談 2017年1月25日 水曜日

長男の嫁が産後ウツで入院。入院費もかさむが、離婚は可能か?

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女63歳一人暮らし 夫は13年前に他界 独立した子ども二人 長男37歳は結婚4年 長男の妻37歳 孫が一人

今日の一言: 修羅場は最初に作れ。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
お世話になりますう。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。

相談者:
と、63歳ですけど。

加藤諦三:
63歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、結婚してます?

相談者:
もう、主人はなくなりました。

加藤諦三:
あーそうですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
えー何年前ですか、ご主人亡くなられた・・

相談者:
13年になります。

加藤諦三:
13年前。

相談者:
はい

加藤諦三:
で今そうすっと・・暮らしてるのは、お一人で暮らしてんですか、それとも・・

相談者:
そうですね、一人い、ですね。

加藤諦三:
は・・

相談者:
はい

加藤諦三:
13年間っていうことですね、お子さんは?そ・・

相談者:
えっと二人おりますけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
両方お、自立・・っていうか、ま、あの(苦笑)成人してえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
一人は家庭持ってますけど。

加藤諦三:
あーそうですか、はい分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どんな相談ですか?

相談者:
あのですね、えっとお、息子のお、長男のですけれども、お嫁さんに・・

加藤諦三:
はい、息子さんというのは何歳、あの、何歳ですか。

相談者:
37歳ですね。

加藤諦三:
37歳

相談者:
はい

加藤諦三:
この37歳の、長男ん、は・・が、結婚してんですか?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
はい

相談者:
と、お嫁さんがあ・・

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、昨年ん、子どもをう・・出産しまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ・・4ヵ月ぐらいの時に、

加藤諦三:
はい

相談者:
その子が4ヵ月ぐらいの時に・・その、産後鬱になったんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
でえー、その時ま、様子がおかしい、ということで、我が家でえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
心療内科に連れてって入院させたんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、比較的わりと早く、こう退院しまして、その時に、子どもお、は、我が家でみたんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ・・彼女は退院した時に、実家の方にお願いしたんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、そこでえ、彼女のお、実家が、あまり病気に対する理解がなかったのか、環境的に・・こう・・良くなかったのか知らないんですけれども、彼女自身が・・病院へ継続して行く事をしなくってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えーとー、措置入院(*)になっちゃったんですね。

(*)措置入院: 自傷や他害を回避するための法律に基づく強制入院

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、まだ今あ・・「そろそろ退院をしても、いい」という風に言われておりますが、

加藤諦三:
はい

相談者:
処置から医療保護入院(*)に、変わりましたけれども、

(*)医療保護入院:
自傷や他害を回避をするために入院が必要とされるものの、措置入院との違いは入院に際して家族の同意が必要となることである。

加藤諦三:
はい

相談者:
えーと、外出とか、病院でしてるようなんですね。

加藤諦三:
・・はい

相談者:
ええ、それで、「そろそろ退院をしてもいい」ということを言われておりますけれどもお、

加藤諦三:
「そろそろ退院してもいい」っていうのは・・あその、病院からどこに連絡が来たんですか?

相談者:
あ・・あのお、やはり息子の方ですねえ。

加藤諦三:
あむ、はい。

相談者:
で、それ・・

加藤諦三:
そで、その息子さんが、あなたに・・そのことを・・言って・・

相談者:
んま・・か、あのそうですね。まあ、あの、色々と、こう、家庭全体で相談するもんですからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、そう・・聞きました時に、

加藤諦三:
はい

相談者:
息子はあのお・・やはりこのお・・一回目の時もそうですけれどもお、

加藤諦三:
はい

相談者:
刃物とかを持ち出すんですね。・・でとても危険なのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ほんで同じ屋根の下には暮らせないし、ましてやこの、子どもの命っていうものが非常に危ないので、仕事にもおちおち・・行けないような状態が続くのは嫌だということでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、別れたいという気持ちなんですけれどもお、

加藤諦三:
はい

相談者:
そういうことを、先日あのお、病院側のソーシャルワーカーさんが立ち合いのもとに彼女に・・告げたんですね。・・でえ、今後のことがあるので、

加藤諦三:
はい

相談者:
「きちんと伝えて下さい」って、病院側の指示があったので、伝えました。

加藤諦三:
はい

相談者:
そしたらあのお・・うちは当然引き受けられ、退院しても引き受けられないんですけれども、実家の方も、こ、拒否なさってるんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで行き場所がないんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、行き場所がないのでえ、じゃ、病院はあ・・当分の間、置いとかなくちゃ、みたいな状態らしいんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
その間の医療費が・・こう、そこそこ結構、掛かるんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
差額ベッド代もありましてですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
それをま、やはりこのお、ずっと払って行く義務は、こちらの方にある・・かということとお、

加藤諦三:
ん・・だけど入院を・・する時に、

相談者:
はい

加藤諦三:
保証人とか何か・・依頼してんのは、ご主人が勿論・・手続き取ってるわけですね?

相談者:
あ、あのですね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
えっとお、実家で事件を起こしたので、実家の人が全部やったようですけれども、

加藤諦三:
その時は、実家にいるからご主人とは別に暮らしてるわけですね?

相談者:
そうです、そうです。
で・・引き受けがないっていうことは、ずっと病院にいるっていうことは、ずっと・・医療費も掛かるということですよね?

加藤諦三:
はい

相談者:
それをお・・どれぐらいまでうちはあ、面倒見なくちゃいけないのかなと思って、

加藤諦三:
あなたは、「うち」って言ってんのは・・37歳の息子さんっていうことですね?

相談者:
そうです。はい

加藤諦三:
はい

相談者:
大変申し訳ございません。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
・・で、37歳の息子さんは・・その「別れたい」という・・ことを言ってるわけですね?

相談者:
は・・そのことをきちんと、先日伝えました。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
お嫁さんに伝えたということで、はい

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
そし、たら?

相談者:
「別れない」って捨てゼリフ言われました。あはは(苦笑)

加藤諦三:
「別れない」

相談者:
ええ

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
ええ

加藤諦三:
あのそのお、別れ話のと、その場には、あなたはいたんですか、いないんですか。

相談者:
一緒に行きました、病院の指示がありましたので。

加藤諦三:
一緒に行って、ま、あなたもそうすると、このお嫁んさんが「別れない」という、は、言ったのを聞いてるわけですね?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
はいはいはい・・そで、今日のあなたの相談というのはどういうことかしら?

相談者:
まずはその医療費は、入院が続く限り、当方が・・あのお、息子が払う必要・・は、あるのかということとお、

加藤諦三:
はい。離婚できるかどうか?ということよりもお、医療費の支払いを拒否できるか?っていう・・

相談者:
うん、まあ、い・・最終的にはあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
離婚が、え、あのお、お金え・・は、こちらの方では誠意を見せようと思っておりますがあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー・・ハッキリ言って離婚したいんですけれどもお、

加藤諦三:
「誠意を見せようとしてる」っていうことは、最終的には、もう・・治療費は払ってもいいということですね?

相談者:
払ってもいいんですけど・・ちょっと莫大な金額だったものでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
こちらがいくらあ、どれだけ持ちこたえられるかなという不安もあるんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
ええ

加藤諦三:
あまりにも、その医療費がどんどん・・膨大になってくればあ、離婚・・しないとやっていかれないということですね?

相談者:
そうです。
ま・・その意志はもうすでに固い、ですけれども、

加藤諦三:
はい。
・・ということは、やっぱりその・・この状態で離婚できるかできないかっていうことですね?

相談者:
ま、そうかもしれなせんね(苦笑)

加藤諦三:
そう、そうですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。今日はあのスタジオに、弁護士の坂井眞先生がいらしんので、伺ってみたいと思います。

(再びパーソナリティ)

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