大学4年で3度目の足踏み。対人恐怖症の息子の進路に悩む父親の気づき
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いします。
大原敬子:
んもう、凄く、大人しそうなお父さまでいらっしゃるのに、
相談者:
いいえ
大原敬子:
わたしが今から、機関銃のように言ってしまったら、
相談者:
はい
大原敬子:
お父さまはどう思いかな?と・・
相談者:
ああ
大原敬子:
感じながら・・
相談者:
はい
大原敬子:
でもやっぱり、わたしの性格止められないので、
相談者:
ええ
大原敬子:
このまま・・
相談者:
あ・・よろしくお願いします、はい
大原敬子:
ストレートに言わしていただいてよろしいでしょうかね?
相談者:
はい
大原敬子:
今日の電話は、
相談者:
はい
大原敬子:
このまま上に行かしていいかでしょ?だって。
相談者:
そうですね、あの、そのまま・・卒業まで・・何年掛かっても・・おー・・何年掛かってもっていう言い方はあれですけども・・さらに・・勉強してえ・・卒業まで、進め、たらいいのか・・もう、見切りをつけてここで・・えー、退学という方法を取ったらい、方がいいのかというところなんですね。
大原敬子:
なぜそこまで・・そこの話になるかというと、
相談者:
あはい
大原敬子:
あなたが自分の立ってる土壌が、
相談者:
はい
大原敬子:
どんな土壌かを気付かないで、
相談者:
はい
大原敬子:
・・そして、今・・息子さんの将来を考えてるんです。そのあなたの考えが、
相談者:
はい
大原敬子:
息子さんに、これ留年も、
相談者:
はい
大原敬子:
卒業も、
相談者:
はい
大原敬子:
社会人としても、
相談者:
はい
大原敬子:
息子さんを駄目にする、今・・
相談者:
・・はい
大原敬子:
時期なんです。
相談者:
ええ、はい
大原敬子:
あなたが腹をくくることなんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
脅しはしないで、この子がこれだけ苦労、息子さんは絶対に何か無理したんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
お父さんお母さんに合わせた子どもになったはずなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
だって、あなた「休んでる」っておっしゃってましたけども、
相談者:
はい
大原敬子:
4年の後期まで出ていたんですから。
相談者:
・・はい
大原敬子:
あとし、少しだったじゃないですか。
相談者:
あそうですね。
大原敬子:
それには就職しか考えられないんですね。か大学院か。
相談者:
・・
大原敬子:
何かのものがあったはずなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
その結果を・・お父さんに知った時に・・僕の存在価値は無くなるっていうことを、息子さんが、あなたの人生経験の中で学んでいるんですね実は。
相談者:
はい
大原敬子:
言っている意味分かります?
相談者:
・・
大原敬子:
あなたのリスクを負わない。
相談者:
はい
大原敬子:
傷を・・負わない。
相談者:
はい
大原敬子:
そして何とか、いいお父さんとして、息子を上手くしようってことですね。
相談者:
はい
大原敬子:
でもお父さんの頭の中には必ず・・この大学とか。
相談者:
はい
大原敬子:
単位は何点とか。
相談者:
はい
大原敬子:
そういうことが、一番のあなたの人生の価値だったんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
ち・・なぜその価値になるか。
相談者:
はい
大原敬子:
世間の、他人の評価の中で、あなたは生きているから。
相談者:
・・はい
大原敬子:
他人の評価で生きているあなたが、
相談者:
はい
大原敬子:
きついこと言いますけども・・息子さんに言っても、息子さん、お父さんの顔見た時に、もう、お父さんの言葉じゃないですからね。
相談者:
はい
大原敬子:
で息子さんそこの・・お父さんを求めてる他に今生きられないから、今こうして悩んでらっしゃるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
で今は、「いや、社会に出てから」っておっしゃいますけども、
相談者:
はい
大原敬子:
社会に出るも出ないも、
相談者:
はい
大原敬子:
お父さんがこれだけ動揺するってことは、
相談者:
はい
大原敬子:
じゃ一つ。
社会に・・出て、
相談者:
はい
大原敬子:
立派に生きて欲しいの?
相談者:
・・ま、自立して欲しいとは思ってますが。
大原敬子:
これ一つね。
相談者:
はい
大原敬子:
そのためには・・どうするか考えましょうね。
相談者:
はい
大原敬子:
二つ目。
「いや、もう、とにかく、本人がやる気なかったならば」
相談者:
はい
大原敬子:
「中退させます」
相談者:
はい
大原敬子:
ってあなた選択します。
相談者:
はい
大原敬子:
その時に中退さしたあなたの決断の、
相談者:
はい
大原敬子:
フォローは何します?
「僕はね、中退してね」
相談者:
はい
大原敬子:
「この子にこうしようと思うんです」っていう・・案はありますか?プランは。
相談者:
ま、具体的にはないですね。
大原敬子:
ないですよね。
相談者:
はい
大原敬子:
で3番目。
相談者:
はい
大原敬子:
「じゃとにかく、ま、世間体を僕はそんなに、ま半分半分かしらね」って。
相談者:
はい
大原敬子:
だからま、じゃあそのまんま、大学が、駄目っていうまで
相談者:
はい
大原敬子:
・・在籍させます。
相談者:
はい
大原敬子:
そのあとのフォローは?
相談者:
就職ということにはなると思うんですけど・・・・そこがやっぱり一番、難しいところかなっていうところはありますね。
大原敬子:
これが答えなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
つまり、
相談者:
はい
大原敬子:
お父さんがおっしゃってることは、
相談者:
はい
大原敬子:
も、しつこいようで、リスクと傷を負わないって。
「どうでしょうかね」って、他者に聞いて、
相談者:
はい
大原敬子:
他者の案で持って行けば、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の傷は受けないんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
今言ったのは、全部感情でしょ?
「イヤあるんです先生、辞めさせたい時はこうするんです」
相談者:
はい
大原敬子:
「そのやり方でいいでしょうかね?」って言ったら、これはもう、ホントに・・非常にきちっとした、人生計画立てて・・いると、
相談者:
はい、そうですよね。
大原敬子:
と思うんですけど。
相談者:
はい
大原敬子:
「ない」っておっしゃるっていうことは、
相談者:
はい
大原敬子:
うろうろ、おろおろ・・
相談者:
そうです、はい
大原敬子:
・・これで決断下せます?
相談者:
下せないですね。
大原敬子:
・・他人の、ホントに、安易・・、わたしがね、きつく言ってしまいますけど。
相談者:
はい、いえいえ・・
大原敬子:
安易に、「いんじゃないの・・2年で3年」って言っても済むんです。
でもお父さん絶対その後考えてないんですよ。
でも・・それを一時(いっとき)、一時自分の心が納まればいいってのが、お父さんの性格ですから。
相談者:
はい
大原敬子:
「そうか、ラジオで言ったっけ。じゃあ、辞めさせよう!」
「僕じゃないんだ。言ったからね」って言ったら、あなたは楽になるんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
そして、息子さんを、自分の感情と、
相談者:
はい
大原敬子:
僕の責任じゃなくって、辞めさせました。
相談者:
はい
大原敬子:
「ラジオが言ってるもんね」
・・の、
「そのあと大変なことになっちゃったよ」って、文句を言えば済むわけです。
相談者:
はい、そうです、はい、はい
大原敬子:
その生き方に、わたしは・・乗りませんよっていうことです。分かってくれます?
相談者:
んはい、分かります。はい
大原敬子:
分かってくれます?
相談者:
確かにそうです、はい
大原敬子:
そうですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
それが分かった時に、ぜひ今日ですね、
相談者:
はい
大原敬子:
もう息子さん、半年先まではいるわけですから。
相談者:
あはい
大原敬子:
お父さんーの、その考え方が変わればですね。
相談者:
はい
大原敬子:
息子さんも・・4年の後期まで行ったお子さんが、
相談者:
はい
大原敬子:
物凄く焦りと、
相談者:
はい
大原敬子:
苛立ちはお父さん以上にあると思うんです。
相談者:
んはい
大原敬子:
その心だけは信じて、
相談者:
はい
大原敬子:
そして今お父さん、最後認めましたよね。
相談者:
はい
大原敬子:
「そうでした」って笑いながら。
相談者:
はい
大原敬子:
今日の相談の内容は、
相談者:
はい
大原敬子:
他人の力を借りて、
相談者:
はい
大原敬子:
この一時の・・感情の苛立ちを、
相談者:
はい
大原敬子:
・・判断の基準にして、
相談者:
はい
大原敬子:
決めてしまって、
相談者:
はい
大原敬子:
あと悪くなったら、
相談者:
はい
大原敬子:
「やぁっぱり相談するべきじゃなかった」
「お父さん悪かった」って息子に通じますもんね。
相談者:
・・そうですよね、はい
大原敬子:
そうですよお。
相談者:
ええ
大原敬子:
分かってくれました?
相談者:
はい、分かります、はい
大原敬子:
ありがとう。わたしも、今これで、何度もあなたにキツく言いましたけれども、
相談者:
いえいえ
大原敬子:
お父さんにその道は歩んでほしくないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
ホントにね、
相談者:
はい
大原敬子:
あのお、一瞬の間にわたしは言いました。辛辣(しんらつ)に。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、あなたは聞いて、受け止めて下さいましたよね。
相談者:
え、いえいえ
大原敬子:
あなたはやっぱり男として強いですよ、凄く。それだけは、間違いないので。
相談者:
はい
大原敬子:
自分でしっかり、お考えになって。
相談者:
はい
大原敬子:
自分との決断は、
相談者:
はい
大原敬子:
息子さんはついて行くと思いますよ。
ね、先生、いかがでしょうね。
(再びパーソナリティ)
大原先生、すごいなあ、このお父さんを見抜いて。
大事なこと、本人に伝わってよかった。
まだ次男や長女さんもひかえているし、長男さんと
しっかり話して希望与えて安心して進む道決まっていって
ほしいと思いました。誰よりも我が子を信じて。