再相談。家族の仲を取り戻したいと泣く女。言葉尻を責められるも最後はホメ殺し
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
はい、(涙声)こんにちは
大原敬子:
あのお、今からね、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたに、こういうお話はどうですか?って、助言とかアドバイスの、
相談者:
はい
大原敬子:
動機はですね、
相談者:
はい
大原敬子:
今、あなたが、お話、加藤先生とお話なさってましたね。
相談者:
はい
大原敬子:
その中に、い、いくつかのキーワードがあるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
一つは、
相談者:
はい
大原敬子:
「拗(こじ)れる」って言葉。
相談者:
はい
大原敬子:
途中であなたが泣いている、そのあなたの感情。
相談者:
はい・・
大原敬子:
そして一番の、問題は、
相談者:
はい
大原敬子:
「家族仲良く、」
相談者:
はい
大原敬子:
「するには、どうしたらいいですか?」って。
相談者:
はい
大原敬子:
ここにすっごく大きな問題点があるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
一見見ると、「仲良く」ってのはいい言葉ですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
でも、これ、大変なことなんですよ。
相談者:
そおですねえ・・
大原敬子:
なぜかと言うと、あなたが今まで、
相談者:
うん
大原敬子:
良きにつけ、悪しきにつけ、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが、この家を牛耳っていたんですね。
相談者:
は、はい・・
大原敬子:
相当あなた強かったと思いますよ。
相談者:
ぁーーー
大原敬子:
で、なぜかって言うと、
相談者:
はい
大原敬子:
仲良くしたいということを、
相談者:
はい
大原敬子:
言葉に出す人ってのは、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしの世界観の中で、
相談者:
ぁーーー
大原敬子:
わたしのこの、手の内の中で、わたしの思うとおりに皆んなが、
相談者:
はい
大原敬子:
スクラムを組んで、一緒に居なさいってのが、仲良くなんです。
相談者:
あーー
大原敬子:
仲良しってことは、わたしたちが第三者から見て、「あの人たち仲良しね」ってのはいいんです。
相談者:
あーー
大原敬子:
本人が、
相談者:
はい
大原敬子:
「どうしてあなたたちは仲良くしないの?」って言ったときには、「どうしてあなたは、わたしの納得する、仲良しが出来ないのか」という、ある面では命令なんですよね、これ。
相談者:
はぁー
大原敬子:
そこで
相談者:
はい
大原敬子:
あ、この家は、
相談者:
はい
大原敬子:
あなただったんだってのは、わたしは思ってるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
これが、今から、あなたに、ほんの少し、何かの参考になるかもしれない、わたしの、その動機ですね、
相談者:
はい
大原敬子:
これを、あなたの言った、仲良しです。
相談者:
あーー
大原敬子:
ですから、今、泣いた。
何故泣くんだろう?と思った、んです。
相談者:
はいはい
大原敬子:
と申しますのは、「跡継ぎ」という言葉を出していますけれども、
相談者:
はい
大原敬子:
まだ、50、ご主人様、60歳ですよね?
相談者:
はい、はい
大原敬子:
で、一番上の坊やちゃんは、まだ29歳ですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
普通、跡継ぎでも、もう少し社会勉強っていう時期があっていいはずなんです。
相談者:
あー
大原敬子:
ですから、彼が「自信がない」って言った言葉も、
相談者:
はい
大原敬子:
一般的に、このあなたの会社を大きくしようと思うならば、
相談者:
はい
大原敬子:
もうちょっと自分は、色んな職場で、色んな勉強したいっ・・
彼が言っていることは、ある面では常識なんですねえ。
常識が半分と、表面的には。
裏の部分は、あなたの子育てにされていますから、
相談者:
はい
大原敬子:
彼自身が非常に、評価を恐れていますから、
相談者:
はい
大原敬子:
社会人としての正しい、自分の判断と、
相談者:
はい
大原敬子:
もう一つは、お母さんと僕との関係。
相談者:
はいはい
大原敬子:
この家の関係の中で、僕がもし、跡取りとなったとしたときに、父と母は、「どんな評価をするだろう?」と思った、「自信ない」のもあるんですねえ。
相談者:
あっ、そうだと思いますう
大原敬子:
ね?
でも、普通、常識で、あなたが、どうしてもこの子を跡取りにしたいならば、
相談者:
はい
大原敬子:
もうちょっとあなたね、
相談者:
はい
大原敬子:
社会勉強さしてからと言ってもいい、年代なのに、なぜこれだけ大騒ぎするのかな?と思ったんです。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
全く動じる話ではないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
それから、「拗れる」ってさっきおっしゃいましたね?
相談者:
はい
大原敬子:
次の段階行きますと、「拗れる」って言葉を使うときってのは、非常に都合がいいんですよ。
「拗れる」ってのは感情なんです。
自分は、これが一番いいだろうと。
相談者:
ふうん・・
大原敬子:
で、息子はこのように動くだろう、と。
推測でやるんですね。
自分の今までの、関係の中で。
経験の中で、感じたものです。
相談者:
はい
大原敬子:
そで、息子は、「そうじゃないよ」って言いますね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの意向、「Aでしょ?」って言ったr、「いやいや違うよ」って言ったときに、
相談者:
はい
大原敬子:
「え!?」、今までわたしについて来ないあなた、ですよね?
相談者:
ふうん・・
大原敬子:
拗れるってことは絶対ないんです。
「拗れる」は、自分が拗れさしてるときなんです。
相談者:
ふうん・・
大原敬子:
「わたしね、主人とね、話が拗れちゃった」っていうことは、
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
自分がストレートな感情ではないってことなんです。
自分の都合のいい、
相談者:
はい
大原敬子:
日和見(*)的な話を、さも、息子に、あるいはその人に、相手にですね、
日和見:
ひよりみ
形勢を伺う。
成り行きを見て決しない。
相談者:
はい
大原敬子:
こんないい話があるんだよお、って見せるんです。
相談者:
んん・・
大原敬子:
今まで使った手を。
きついですけどね。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
そうすと、子どもは、「もお、お母さん、その手は乗らないよ」ってことですよね。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
拗れるってことは、今日、全部、あなたの言葉の、中を取ったんですけども、
相談者:
あー、
大原敬子:
拗れるって言ってしまったら、
相談者:
◆#$%□ですね。
大原敬子:
息子さんは可哀そう。
息子の、とわたしに、すごくお互いの理解度が、変わってきてしまったんだって分かるんですけどね。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
拗れてしまったってのは、あなたの世界観の中で、あなたの正論。
あなたが理解できること。
相談者:
はい・・
大原敬子:
自分が納得して、いないもの、全てを拗れることになっちゃうんです。
相談者:
そうですね・・
大原敬子:
となると、
相談者:
はい
大原敬子:
今日のお話は、自分が描いた世界の中で、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の思うように駒が動かなくなった。
相談者:
ふうん
大原敬子:
自分がこうして駒を替えれば、相手はこう動いて、自分の人生の中が、静かな波になるだろう。
こうなるだろうという、あなたの世界観の中での、行き詰った、相談のような気がするんです。
これが、あなたの言った「拗れる」て言葉。
相談者:
はあー
大原敬子:
それから、「仲良くしたい」
これがわたしが感じたことなんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
今度、全員がそれぞれ、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の、世界を持った、力を持った、子どもたちと夫であるってこと?
相談者:
はい
大原敬子:
そいで、わたしも、その中の一つの力となって、皆んなと一緒に歩んでいこうっていう気持ちに、あなたがですね、
相談者:
ああ
大原敬子:
理解し合ったら、
相談者:
はい
大原敬子:
この、長男は、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたと話、しますよ。
なんの問題もないんですよ、これ。
相談者:
あ、そうなんですか・・
大原敬子:
うん、「仲良くしよう」は、
相談者:
◆#$%ですねえ
大原敬子:
傲慢しかないんです。
相談者:
なるほどね、ふーん
大原敬子:
キツくて申し訳ないんですけども。
相談者:
いえ・・気が付きました。
ありがとうございます
大原敬子:
スゴイですねえ
相談者:
いえ、いえ
大原敬子:
ほんとに頭が下がります。
相談者:
いえ
大原敬子:
ただね、非常に生意気なこと言いましたけれども、
相談者:
いえ、とんでもない
大原敬子:
言葉の重しってのがね、無意識に、
相談者:
恐いですねえ
大原敬子:
恐いですね、わたしもいつもそれでね、失敗してるんですよ。
ね?
相談者:
いーえ、はい
大原敬子:
だけど、あなた自身は賢いから、わたしの拙いね、
相談者:
いえ、とんでもない
大原敬子:
その言葉、言葉一つをね、受入れてくれて、とっても嬉しいです。
ありがとうございます。
相談者:
ええ、こちらこそ、ありがとうございます。
大原敬子:
じゃ、加藤先生に、
相談者:
はい
大原敬子:
あの、お願いしますね。
先生
相談者:
はい、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)