（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
あのお・・あなた要するに、最初の憂鬱な声を出してたんですけどね。

相談者：
はい

加藤諦三：
小さい頃から、そんな憂鬱ではなかったですよね？

相談者：
そうですね、はい

加藤諦三：
で、４０歳になった今、

相談者：
はい

加藤諦三：
そういう憂鬱な人間になったんですよね。

相談者：
そうですね、はい

加藤諦三：
なんでだと思いますか？

相談者：
えー・・

加藤諦三：
４０年間、

相談者：
はい

加藤諦三：
人間の責任を、逃げ続けて生きて来たからなんです。

相談者：
はあ、はい

加藤諦三：
人生のね・・

相談者：
はい

加藤諦三：
戦場で、

相談者：
はい

加藤諦三：
４０年間逃げまくって来た結果が今なの。

相談者：
今なんですね、はい

大原敬子：
あー・・

加藤諦三：
だから・・堂々巡りなんですよ。何やっても。

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
こういうの、も、メーリーゴーランド型っていうの。

相談者：
あー、はい

加藤諦三：
メーリーゴーランドっておんなじとこ、ぐるぐるぐるぐる回ってるでしょ？

相談者：
はい、はい、はい

加藤諦三：
あなた、考えたことは、一度もないです。

相談者：
・・ああ、はい

加藤諦三：
悩んでる事を、考えてると錯覚してるの。

相談者：
はい

加藤諦三：
あなや、あなたは悩む事が救いなんです、あなたへの。

相談者：
はい

加藤諦三：
だから、いつまでも悩んでる。

相談者：
はい

加藤諦三：
悩まなくなったらあなた何にもすることなくなっちゃうんだ。

相談者：
は（笑）はい

大原敬子：
はは（笑）

相談者：
そ、そうですね（苦笑）はい

大原敬子：
はは（笑）

加藤諦三：
あのねえ、やっぱりね、人生の戦場、から逃げちゃあね、

相談者：
はい

加藤諦三：
駄目なんですよ。

相談者：
はい

加藤諦三：
もう・・戦わなくちゃ。

相談者：
はい

加藤諦三：
今、こそ。

相談者：
はい

加藤諦三：
母親から、自立すること。

相談者：
はい。分かりました。

加藤諦三：
それで、すべて解決します。

相談者：
はい

加藤諦三：
はい、どうも、失礼します。

相談者：
はい、ありがとうございました。
はい、失礼しまーす。

加藤諦三：
悩んでいることを、考えていることと錯覚する人がいます。
メ―リーゴーランド型と言います。