雨の日に落ち込むならウツじゃない。話すうちに生気を取り戻す未婚女59歳
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
初めまして高橋です。
相談者:
はい、はい
高橋龍太郎:
最初ね、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あのおーーー、凄く、息も絶え絶え(苦笑)っていうような・・
相談者:
ええ、はい
高橋龍太郎:
風情(ふぜい)で。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
お話してるうちに段々段々口が滑らかになって来て、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
声の調子も・・ね?、さっき・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
あのお、お話があったように明るくなって来てるでしょ?
相談者:
そうですか?、そうですか?
高橋龍太郎:
でやっぱりね
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
人間っていうのは・・人の間って書くでしょ?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ね?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
人間は、ポツンと一人でいると、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
どんどんどんどん、人間らしくなくなっちゃうの。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
人と人との間に居てえ、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
そういう色んな・・人間らしさっていうのを作り上げて来たんですよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だからあ・・ま、あのお、環境がホントに、辛くてえ
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
えー・・二本足い、で、杖をお・・つきながら漸(ようや)く行けるっていう状態だけれど、でも
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ご近所には行けるわけでしょ?
相談者:
はい行けます、はい
高橋龍太郎:
ね。そうするとね。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
やっぱり・・人間っていうのは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
どんな意味でも、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
自分の持ってる条件でしか、世の中に、渡り合って行けないわけだよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
どんなに・・あーんな人、あんな、美女に生まれたいなと思っても。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もし、そうでなければ、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
そうでない、自分の、顔で、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
えー勝負して行くしかないわけでしょ?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
それと同じことで。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
内臓が・・えーやられて
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
例えばもう、あんまり、もう、外に出ちゃいけませんよと。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
家で安静にしてくださいっていう人に比べたら
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
立派な・・内臓を持っていて、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
外に、ちゃんと出られるわけでしょ?
相談者:
そうですが
高橋龍太郎:
うんだから・・これからは、自分の残された条件で、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
どこまで、自分が、たの、人生を楽しめるかっていう勝負。
相談者:
あそうですか、はい
高橋龍太郎:
うん、さっきお話聞いたらば、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
・・「雨の日に落ち込む」っていう風におっしゃったけど、
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
本当の鬱の人は、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
雨の日は・・気持ちが、穏やかなの。
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
晴れの日になると
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
・・気持ちは暗くなるの。
相談者:
あ、そうですか
高橋龍太郎:
なぜかっていうと、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
晴れの日は、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
あー他の人は楽しくやってるんだろうな、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もう他の人が羨ましくてしょうがない。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
雨になると、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
あ、他の人もみんな、雨になって、外に出なくて、くら、暗い気持ちでいるんだろうなと思うと・・
相談者:
あー
高橋龍太郎:
凄く安心しちゃうの。
相談者:
あ、そうですか
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だけど、あなたは雨の日は落ち込むってことは、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
そんなに鬱でもないの。自分で思うほどは。
相談者:
あそう・・そうですか。
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
だから・・そうすると、気持ちは前向きな気持ちに、なれそうなぐらいの、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
気持ちは、まだ残っているし。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ね?・・それから杖を、つけば、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
隣り近所、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
或いはシルバークラスに、行ける・・
相談者:
え、ええ
高橋龍太郎:
元気はあるし。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
それから・・脳も内蔵も元気だとなると、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
あと残されてるのは、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
閉じこもるってことではなくて、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
人と人の間に、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
行って
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
お話をたくさんすること。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お話をすればするほど人間は明るくなるし、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
外に出れば出るほど
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
人間は・・どうしても気持ちが、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
あの、奮い立って前向きになって行くの。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
だから、やっぱり、辛い運命を嘆いてお家にいるだけでは改善しない。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから少しでも・・残されたいい条件を生かして、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
人の流れの中に、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
入ってくってことが一番大事なことだと思いますよ。
相談者:
あーはい
高橋龍太郎:
うんー・・シニアもさっき、自分で発想、ね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
「シニアの集まりに・・出たい」っていう風におっしゃってたけど、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
も、それだけ前向きな気持ちがあるんだったらば、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もう、そんなに全然心配しなくても、出て行って、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
それで、自分のやりたいこと、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
特に・・そのパソコンとか、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
スマホは、今、やってます?スマホはやってない?
相談者:
やってないです。
高橋龍太郎:
うん、そうするとね、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
まパソコンは少し大げさかもしれないけれど。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
・・そうね、スマホだとお・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
まあ普通そんなに難しい操作を・・あのおー、勉強しなくてもできるようになるから、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
スマホっていうのは、小さなホントにパソコンなんです。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
そうすると、日本中の人と繋がれる、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
可能性がいっぱいあるの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だからそういうシルバーの、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
スマホの会社側の、教室もあるし。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
それから地域のシルバーのクラスでもスマホ、教室みたいなことやってるから、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
そういうところで、お勉強をして、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
会話をして、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
でいろんな人と知り合うようになって来ると、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
もっとどんどんどんどん人生が楽しくなりますよ。
相談者:
はい・・はい
高橋龍太郎:
もったいない、もったいない。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
60歳だと、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
今女性の寿命85歳ぐらいだから、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
あと25年あるから。
相談者:
そうですね、はい
高橋龍太郎:
25年、塞(ふさ)いで生きてるわけにも行かないよ。
相談者:
あそうですね。はい
高橋龍太郎:
うーんもっと前向きに生きましょ。
相談者:
ええ、はい。あ、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)