突然届いた納税通知書。知らずに相続してしまって、ダメ元の相続放棄

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちは、中川です。

相談者:
よろしくお願いします。

中川潤:
ちょっと、そのお、もう少し正確に知りたいんですけど、

相談者:
はい

中川潤:
お父さんの叔母さんということになると、お父さまの、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、お父さまの、父方、母方、の兄弟っていうことになるわけですか?

相談者:
父親の、

中川潤:
はい

相談者:
・・母、方の、姉か妹だと思いますけれど。

中川潤:
母方の・・お母さまの、い・・お姉さんか、妹さん?

相談者:
はい

中川潤:
そのお・・名義の・・

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・ん、何か不動産がある・・そ、そういうことですね?

相談者:
はい、その相続が済まないままに・・今に至っていると思います。

中川潤:
それでね、あなたのところへ、その納税通知書が直接送られて来たわけですか?

相談者:
はい、そうです。

中川潤:
その納税通知書の、あの名義・・名あ、名宛(なあて)はどういう表示になってました?

相談者:
・・えー

中川潤:
あなたの名前ではないと思うんですよ。

相談者:
えーと、法定相続人、

中川潤:
はい

相談者:
わたしの名前で来ています。

中川潤:
法定相続人、あなたの名前で来てるんですか?

相談者:
はい

中川潤:
・・はあ~?・・えーっと、その叔母様が、じゃ多分一人者・・で?・・お母さまが兄弟で、相続を・・まずされ、て・・
で、そのお母さまの相続人が・・お父さまに・・行って、

相談者:
はい

中川潤:
でその・・相続人ということ・・なん・・でしょうね、多分ねえ・・

相談者:
だと思います。

中川潤:
・・そで、あなたご自身は、ご兄弟は?

相談者:
二人です。

中川潤:
・・はい

相談者:
姉とわたしです。

中川潤:
で、法定相続人あなた・・で来てるけども、

相談者:
はい

中川潤:
まあ、要は・・おね、あなたのお姉さんも、一緒・・ていうことになりますわね?

相談者:
はい

中川潤:
た、多分

相談者:
はい

中川潤:
名宛としてはその法定相続人代表ってことなんですか?

相談者:
代表かどうかは分かりま・・

中川潤:
いや、あのその・・えっとごめんなさい、そのお・・納税通知書の・・その表示名義なんですけどね、

相談者:
はい

中川潤:
あ、宛先の。

相談者:
はい。
宛先は、わたくしです。

中川潤:
うん。法定相続人・・あの、

相談者:
わたしの名前。

中川潤:
あなただけで、法定相続人代表とか、な、なんとか、す、そういうことは何も書いてない?

相談者:
ないです。

中川潤:
お姉さまの方にも来てるんですか?

相談者:
あ、それはまだ確認してないです。

中川潤:
あー・・それはそれでちょっと確認してみて下さいね。

相談者:
はい、分かりました。

中川潤:
そいで・・そうすると・・その、物件が一体、不動産が・・どこの何なのか?、それも・・

相談者:
あ、これはあの、

中川潤:
ええ

相談者:
土地と書いてありまして、

中川潤:
ええ

相談者:
地名番地も書いてありますので、

中川潤:
はい

相談者:
確認いたしましたところ、

中川潤:
はい

相談者:
確かに・・実家の・・土地、所有・・地だと思います。

中川潤:
あー、お母さまの実家ですか?

相談者:
はい

中川潤:
・・はあ・・そうすっとその・・お母さん、まの、お姉さまが、

相談者:
はい

中川潤:
その実家を継いでおられたわけ?

相談者:
そうかもしれないですね。

中川潤:
あー・・あ、そちらの方の行き来は全くないんですね?

相談者:
はい

中川潤:
そうすっとそれが恐らく宙に浮いた・・あのお、お母さまのその実家の方・・て、

相談者:
はい

中川潤:
どういうところで、どういうようなとこか?ってのはあ・・あのお・・あなたは・・その実際に・・聞いたり、行ったりしたことは全くない?

相談者:
ちょっと分からないですねえ・・

中川潤:
あの・・どこなのか?っていう、それは、あの、無論・・

相談者:
場所は分かります。

中川潤:
場所、場所はその通知書で分かって、

相談者:
はい

中川潤:
で、通知書で分かる前から、

相談者:
はい

中川潤:
そこは、ご存知だった?

相談者:
あ、それは分かっていました。

中川潤:
あ、それはご存知だったんですか。

相談者:
はい・・はい

中川潤:
・・ああ・・お母さまっていうのは、ちなみにそうするとあれですか?
叔母様と・・あの・・あ、ごめんなさい、お母さんじゃない、あな、あ・・

相談者:
父親の・・母あ、ですね。

中川潤:
あ、おか、うん、だから、あなたの・・

相談者:
わたし、から見・・

中川潤:
お婆ちゃま

相談者:
はい、そうです。

中川潤:
お婆ちゃまっていうのは、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、お二人兄弟だったのかな?

相談者:
その辺のところも、ちょっとハッキリ分からないんですけれどお・・

中川潤:
うーーん・・
これ、だけどね(苦笑)

相談者:
はい
(ピンポン、ピンポン、 来客)

中川潤:
あのお・・ま、うー・・率直に言うと、そんーなにシリアスな問題では、ん、ないというか、

相談者:
あーそうですか。

中川潤:
うん、て、ていうのは、

相談者:
はい

中川潤:
固定資産税の納税通知書が来るっていうことは、

相談者:
はい

中川潤:
逆にその物件があ・・未分割の相続遺産として、

相談者:
はい

中川潤:
そのまま残っちゃってるってことですよね。

相談者:
ということですよね?

中川潤:
ええ

相談者:
はい

中川潤:
ですから、あのお・・ん、まあ・・逆に言うと、その、ご実家が宙に浮いちゃってて、

相談者:
はい

中川潤:
・・ま、下手すると、まあ空き家あ・・みたいになってて、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、その処理に困るっていう問題が・・あの場所によっては起こる可能性もあるのですが・・

相談者:
はい

中川潤:
そうすっと、いずれにしても、そのねえ・・あのお・・物件の処理を・・始末をしてしまわないといけない・・という問題は起こりそうですね、これえ・・

相談者:
うーん
・・わたしがお伺いしたいのは、

中川潤:
はいー

相談者:
このまま税金をずっと収めえ、続けていく、ことになるのか?

中川潤:
うーん

相談者:
それとも、相続が放棄できるものなのか?

中川潤:
あー・・
だからあ、そのお・・ま、へん・・それ納税書来たのいつ頃ですか?

相談者:
一週間前くらいです。

中川潤:
あ、一週間ね。

相談者:
はい

中川潤:
うん・・あ、ほで、お父さまが亡くなったのは、半年前?

相談者:
半年前です。

中川潤:
・・ふーん

相談者:
父親一人が、これを相続していたわけではなくて、

中川潤:
うん

相談者:
他の相続人、わたしを含めて、

中川潤:
うん

相談者:
10名の方が・・法定相続人という風に・・

中川潤:
書いてある?

相談者:
記してあります。

中川潤:
あー書いてあるんですか。

相談者:
はい

中川潤:
あなたの他10名っていうのは?

相談者:
わたしの他に、9名だから・・合計9名・・10名ですよね。

中川潤:
合計10名でね?

相談者:
はい

中川潤:
と、他9名っていうのは、

相談者:
はい

中川潤:
お父さ、あなたの方・・から見て、

相談者:
はい

中川潤:
お父さまの、

相談者:
はい

中川潤:
ご兄弟・・

相談者:
はい

中川潤:
・・の方・・きょ、お父さま、何人兄弟でいらっしゃる?

相談者:
えー・・存命している者が4人で、

中川潤:
はい

相談者:
で、亡くなったあ・・人の、

中川潤:
うんー

相談者:
子どもが・・えー、えーっと

中川潤:
いらっしゃるわけね?

相談者:
はい

中川潤:
あ、みんな代襲者だなあ

相談者:
はい

中川潤:
・・ああ・・厄介は厄介だな(苦笑)
いや、一つはね、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、相続放棄はできないのかな?と。

相談者:
はい

中川潤:
いっそのことね?

相談者:
はい

中川潤:
ということお・・も・・ふと、思・・ったんですが、

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・ただ、その相続放棄ってのはあ・・正確にいうと、相続の開始・・しい、を、した時から3ヵ月・・

相談者:
あー

中川潤:
ということが、あるんで・・
でもね、知った時からなんですよねえー

相談者:
はい・・

中川潤:
・・だからあ・・お父さまを起点に考えてしまうと半年前なんですけども、

相談者:
はい

中川潤:
そもそも、お父さまが、

相談者:
はい

中川潤:
そのお・・さらに上のね?

相談者:
はい

中川潤:
あのお、叔父様あ、叔母様・・レベルの、

相談者:
はい

中川潤:
その相続・・をしてるっていうこと自体を、

相談者:
はい

中川潤:
あなたご存知なかったわけですからねえ。

相談者:
はい

中川潤:
だからその叔母様を起点に考えた時にい、

相談者:
はい

中川潤:
・・その相続・・が、自分について、

相談者:
はい

中川潤:
生じてるってことを知った、のは・・一週間前です、なんですよね(苦笑)

相談者:
あ、そうで、そうです。

中川潤:
そういうことなんですよねえ?

相談者:
はい

中川潤:
・・はあ・・
これえ、ただ、い、い、あのお・・今、あなたが・・ともかくなさるべきことは、

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・相続放棄・・の・・道がないかどうか?

相談者:
はい

中川潤:
ていうか・・ダメ元でやっちゃうっていうね、

相談者:
はい

中川潤:
うー、ことを、お考えになった方がいいわけで、

相談者:
はい

中川潤:
そのお・・一週間前ですから、

相談者:
はい

中川潤:
一応それを、とりあえず起点にして、

相談者:
はい

中川潤:
この3ヵ月以内にですね、

相談者:
はい

中川潤:
そのことを・・お、あの、そ・・あの相続放棄っていうのは、家庭裁判所への、放棄の申述・・っていって、家庭裁判所へ申し立てをしなきゃいけないんですよね。

相談者:
あ・・家裁の方ですね?

中川潤:
家裁の方ですね。

相談者:
はい

中川潤:
で、そのことを・・あのお、んー、ダメ元でともかくやっちゃうと。

相談者:
はい

中川潤:
あ、もう、とにかく、関わりたくないっていうのが、

相談者:
はい

中川潤:
今のどうも(苦笑)

相談者:
正直なところ・・

中川潤:
うん、お話からすると、

相談者:
ええ

中川潤:
その、よう、なので、

相談者:
はい

中川潤:
で・・えー、少なくともね、

相談者:
はい

中川潤:
あなたと・・その他あ、9名の中の、1名に、

相談者:
はい

中川潤:
あなたのお・・そのお姉さんも入ってるはずですよね?

相談者:
はい

中川潤:
それから・・あのおー、他のお、お父さまの兄弟、

相談者:
はい

中川潤:
あなたからすれば叔父さま叔母さま・・

相談者:
はい

中川潤:
・・たち・・とは行き来はあるんですか?

相談者:
はい、あります。

中川潤:
うん。でそちらにもちょっとご連絡をお取りになってみてね、

相談者:
はい

中川潤:
そちらにもそれ来てるんだろうと思うから、

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・皆さんでちょっと対応協議された方がいいんでないかなあ。

相談者:
あーそうですか。

中川潤:
うん

相談者:
これについては人間関係的に・・

中川潤:
うん

相談者:
不味いことにはなりは、しないでしょうか?

中川潤:
・・「不味いこと」っていいますと?

相談者:
えーと、えー、例えば・・これは全員一致でないと放棄・・

中川潤:
あーいや、ほんなことないほんなことない。

相談者:

中川潤:
あっ

相談者:
一人・・できることもできるわけですか?

中川潤:
あー、そ、そ、いや、それは、放棄そのものは、

相談者:
はい

中川潤:
例えば普通う、に考えれば、

相談者:
はい

中川潤:
あの、普通の相続で、

相談者:
はい

中川潤:
子どもがあ・・一番シンプルに考えましょう。
こ、こど、あの、子ども3人、がいて、

相談者:
はい

中川潤:
親の相続っていう時に、

相談者:
はい

中川潤:
そのうちの3人の誰かが放棄するっていうの、それは勝手ですよ。

相談者:
はい

中川潤:
あん、それぞれ、単族で、あの・・やれることなんですよ。

相談者:
はい

中川潤:
うん。だからね、

相談者:
はい

中川潤:
あのおー・・ま・・とりあえずはもう少し正確な情報も欲しいので、

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・ともかくダメ元でもいいから、

相談者:
はい

中川潤:
3ヵ月以内の相続放棄の申述って、手続きはちょっと念頭に置かれて、

相談者:
はい

中川潤:
それはやることをお考えになった上で、

相談者:
はい

中川潤:
もう少しい・・そのお・・お、時間を掛けてですね、

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・ご相談をされた方がいいと思うので、

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・近くの、ねーえ、

相談者:
はい

中川潤:
あの、どっかの法律相談でもいいから、

相談者:
はい

中川潤:
・・或いは、あ、お知り合いに弁護士がいれば・・ね?

相談者
はい

中川潤:
あの、その方にちょっと相談するなりにして、

相談者:
はい

中川潤:
えー・・その、今の放棄の手続き、

相談者:
はい

中川潤:
のことをもう少し追及された方がいいです。

相談者:
はい、分かりましたあ

中川潤:
ちょっと、その放棄・・を、追及していただいて、

相談者:
はい

中川潤:
ほいでとりあえずその3ヵ月というのは・・念頭に置いといてくださいな。

相談者:
はい

中川潤:
ほでもう少し、あのお・・踏み込んだ形で、

相談者:
はい

中川潤:
背景え、事情を、を、ですね、

相談者:
はい

中川潤:
えー・・を含めて、あのお・・弁護士とちょっと相談して欲しいんですね。

相談者:
はい、分かりましたあ

中川潤:
はい・・よろしいですか?

相談者:
はい

中川潤:
はい

相談者:
ありがとうございましたあ

中川潤:
はい

相談者:
はい

(内容ここまで)

次は管理人のコメント

突然届いた納税通知書。知らずに相続してしまって、ダメ元の相続放棄」への4件のフィードバック

  1. 最初、声を聴いたとき50歳前後だと思った。
    随分落ち着いた声してるね。

  2. うーん、実勢価格920万ってのがポイントなんかな?
    相談者が手間を厭わなければプラスになるという…

    親が祖父の家(誰も住む予定もない、古い家)を相続したけど、田舎というのもあって、多分大した値にはならない。
    もちろん税金も安いが、除草やら風通しやらで維持管理は必要だし、さりとて更地にしたところで費用割れかトントンがいいところだと、結局手間(個人が遺した生活用品なんかも、たんまり処分しなければならない)でしかない。

    似た状況にある主人の親戚の家は、そこそこ都会だけど、それでも手付かず。管理人さん、いりますか(笑)

    どうにかプラスになるのであれば、商売になりそうだけれども…

    1. 管理人さんの説明でとてもわかりやすく、理解できました。
      ウチもいなかの山、田畑、ゴミ付きの家など事情があり、相続の手続きができないまま、固定資産税とか維持費用を払い続けているのがある。
      なんとか、私のところに来ないように弁護士に相談してるところなのでとても、興味深かったです。
      現金化できない不動産も多いし、、、
      価値も興味もない不動産のために、エネルギーかけられる人は限られると思う。

  3. ウチも田舎に崩れかけた竹藪や休耕田があるらしいけど。
    面積も細切れで、宅地にもならんような・・だあれも要らないような・・。
    買い手が付くとも思えない。 税金は安い!(笑)
    それでもバブルの頃はかなりの値段で売ってくれと言われたこともあるそうな・・・

    なかなか価値ある財産の相続って巡ってこないものですね。

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