親の心の葛藤を解決するための子育て。イジワルな女30歳が育てる粗野な息子8歳
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あのお、あなたは二年前に離婚したっておっしゃいましたよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
その離婚するまでの、
相談者:
はい
加藤諦三:
こどもと、父親との関係ってのはどうだったんですか?
相談者:
離婚するう、までは、えっと、ま、特に、問題はなく、
加藤諦三:
問題なく
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
父親と、この8歳の子も、6歳の子も、4歳の子も、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの目から見ると、
相談者:
はい
加藤諦三:
ごく普通の正常な親子関係だったわけね?
相談者:
ま、そおですね
加藤諦三:
ということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっとこう、なんで、離婚したか?聞いてませんけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
ま、離婚してえ、なんか、やっぱり、前の夫に、憎しみとか、怒りとかあるでしょ?
相談者:
・・
加藤諦三:
たぶん
相談者:
んん、ま、不満、というか、はい、それは、ありますね。
加藤諦三:
不満があるよね?
大原敬子:
うん
相談者:
不満はあります、はい
加藤諦三:
おそらく、あなたは子どもに対してものすごい、拘束的、縛ってます、心を。
相談者:
んん・・
加藤諦三:
違います?
相談者:
んん・・
それはやっぱり、子どものためにと思って、ちょっと厳しくしてるところあったんですけど、それが間違いだったってことですね?
加藤諦三:
間違いじゃない、間違い、そうじゃない。
大原敬子:
(苦笑)
加藤諦三:
そうじゃなく、合理化って言うんで、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは、あなたの心の不満を、
相談者:
はい
加藤諦三:
子どもを縛るということで、心の不満を解決してんの。
相談者:
んん・・
加藤諦三:
だから心を縛るのをやめようたって、やめられないです、あなた。
相談者:
・・
加藤諦三:
子どもの心を縛っている原因は、あなたの不満だから。
相談者:
・・
加藤諦三:
あなたの認められない不満。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
もっと言えば、隠された敵意。
大原敬子:
うん
加藤諦三:
ハイドン・ホスティリティ(hidden hostility)です。
相談者:
・・
加藤諦三:
自分が心に問題があるっていうのは分かりましたね?
相談者:
そういうところはあるかもしれないです
大原敬子:
あーすごい素直・・
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
大原敬子:
ね?
相談者:
はい
大原敬子:
大事なお子さんね?
相談者:
はい
大原敬子:
ほんとに、大変でしょうけども、
相談者:
はい
大原敬子:
頑張って育ててください。
相談者:
はい、ありがとうございます
大原敬子:
ほんとに願っています。
加藤諦三:
ええ
大原敬子:
ね?
加藤諦三:
はい、素直になれて良かったです。
大原敬子:
ほんとに良かった。
相談者:
(苦笑)はい、ありがとうございます。
加藤諦三:
はい、失礼します
相談者:
はい、失礼しまあす
加藤諦三:
本当の自分の感情を隠すと、みんな柔軟性がなくなります。
(内容ここまで)
大原 今日はもう心をえぐるようなことはしませんけど、
(笑)
怖ッ
てか、してっ!
両親の年齢に関するやりとりもそうだけど、
加藤 結婚してます?
女 結っ・・婚はしてません。
30歳でこの受け答えはキツい。
てっきり、女は独身だと思った加藤氏。
当然だ。
かくして、2年前に離婚していて、子どもが3人いることにたどり着くだけで、数回のやり取りを余儀なくされる。
ワザとというのとはちょっと違うんだけど、そうせざるを得ない性格の持ち主。
大原 責めてないと思っても責めているんです。
大原女史が最初、女の頭がいいとか、ムダがないとか、ぬかすもんだから、そうか?って思って聞いてたら、
大原 そしてイジワルです
(笑)
一つ叱るために2つ褒め
万引きは言うに及ばずだけど、
母親と一緒に車乗ってて、勝手に戦利品の袋菓子を食い出す小2。
女 子どものためにと思って、厳しくしてるところがあった。
一体どこで厳しくしてんのか是非聞きたいところだ。
宿題一直線ってか。
もう小2を制御できなくなってんじゃない?
人に石ぶつけるとか、
後ろから押すとか、
人に唾吐くとか。
どうやって知ったの?
学校とか、父兄からの苦情ね。
きっとね、アンタが一番言われたくないこと、言われてるよ。
「あそこ、お父さんいないのよ」
セオリーから外れてないんじゃない?
愛情不足。
いくら若いお爺ちゃんとお婆ちゃんでも代替できないし。
2年前に離婚って言うけど、殺伐とした夫婦はいつからかしら。
女:
父と母とわたしと、その子で話したんですけど、「不満があるの?」って聞いたんです。
大人3人に相対する小2の図。
こういうのも違和感あんだよねえ。
うつむいてただけじゃないの?
んなことより、二人で一緒にお風呂でも入れば?
なんだろ。
スキンシップってのかしら、母と子の。
息子クンが、これをやれば喜ぶみたいな、切り札みたいなもん。
ないの?
8歳、6歳、4歳がいる6人暮らし。
旦那がいなくたって、家ん中を明るく楽しくするのは母親の腕ひとつ。
娘ヅラしちゃダメよ。
加藤 合理化って言うんです。
心理学の本なんかに当たると防衛機制の下位類形として説明されている無意識の活動。
加藤先生が、番組でよく使う「無意識の必要性」もだいたい同じ意味。
周りから見てどんなに非合理に見える振る舞いであっても、当人の心はそれによってバランスを保とうとしている。
心の合理化。
アル中、ダイエット、フリーセックス、暴言・暴力、ゴミ屋敷、etc.
好戦的な受け答えも、イジワルも、そして子育ても。
だから、その行動だけを改めようとしてもムリ。
その行動を生んでいるカウンターパートと向き合わない限り。
スタートは認知から。
言っちゃあなんだけど、離婚は原点じゃないと思う。
むしろ、離婚はそれが生んだ帰結。
加藤 「子どもを縛るということで心の不満を解決してんの」
聞いてて、いつぞや格言が頭に残ってて、記事タイトルに入れてみたらしっくり。
検索すればすぐどの相談が分かるけどね。
便利ぃ♪
手前味噌 ^^;
実は、モノホンの格言は、この後に強烈な言葉が続いている。
親の心の葛藤を解決するための子育て。最悪の環境です。
<加藤諦三>
今日の女とタイプは違うけど、心の葛藤を子育てによって合理化している点で同じ。
お相手も同じ黄金コンビ。
「受身の人生。他者との関わりへの障害。ベーシック アングザイアティ」
アタシって、この頃ってまだ、ですます調でコメント書いてるわ。(苦笑)
割と語られる事態は深刻なのに、物事の一番の解決者にならなければいけない母を混乱させちゃった感がありモヤモヤしてしまいました。息子さん怒りの処理を間違わなければいいな。