不登校、万引き、涙を見せる狡猾な一人娘12歳に振り回される62歳の男
テレフォン人生相談 2017年10月6日 金曜日
学校では人気者でイジメなどに遭ったことのない娘が小6になってからが時々学校を休むようになった。学校に行くようになるには?
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 男62歳 妻33歳フィリピン人 一人娘12歳(小6)
今井通子:
もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:
もしもし
今井通子:
はい。今日はどういったご相談ですか?
相談者:
えーと、長女のお・・不登校いうか学校に行かなくなったんですけどね。
今井通子:
あ、はい
相談者:
はい
今井通子:
あなたはおいくつですか?
相談者:
えっと62歳。
今井通子:
62歳。
相談者:
はい
今井通子:
奥様は?
相談者:
えーと、33歳、フィリピン人です。
今井通子:
33歳、はい
相談者:
はい
今井通子:
で、お嬢さんはお一人?
相談者:
はいそうです。
今井通子:
何歳でしたっけ?
相談者:
えーと12歳です。
今井通子:
12歳
相談者:
はい
今井通子:
でえ、登校拒否になっちゃった?、不登校・・
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
これ原因分かりますか?
相談者:
えっと原因分からないんですけどねえ。
今井通子:
はい
相談者:
結構、あの友だちも多いし・・あの、登校拒否と言ってもずーっと行かないわけでもなし・・行ったり行かなかったりでもう・・トータルで今あ・・20日ぐらいは休んでると思うんですけどね。
今井通子:
あの、まずう・・小学校の時はどういう子だった?
相談者:
えーっと・・まあまあどっちか言うたらやんちゃあ、で・・あの元気良過ぎるぐらい、のお・・子だったんですけど。
今井通子:
で、小学校の時は病気以外は・・欠席したりしなかった?
相談者:
はいはい、あ、もう、い、あ、今あの、まだ、中学行ってません・・
今井通子:
あ、中学に入ってないのね?、まだね。
相談者:
はいはい
今井通子:
はい。
じゃ、低学年の時はやんちゃだったのに、
相談者:
あ、はい
今井通子:
6年生になってから、
相談者:
はい。ちょこちょこ休むように・・
今井通子:
ちょこちょこ休むようになったと。
相談者:
うん、はい、はい
今井通子:
うん。その、友達は多いし?
いじめに遭ってる様子もない?
相談者:
あ、そういうんでは違うんで・・
今井通子:
うん
相談者:
わたしも一生懸命聞きましたけど、
「そういうんじゃない」って一生懸命言うんですけどね。
今井通子:
うん。じゃそういうんじゃなきゃどういうの・・なんですか?
相談者:
うん、そお、れも分からん・・ま・・お、わたしがあ、結構年齢がいってるもんで、
今井通子:
はい
相談者:
んだから、ま、小さい時から、そこそこまあまあ・・あー、いう、言いなりいうかあ、わ、我儘に育てたとこはちょっとあるとは思うんですけどね。
今井通子:
はい
相談者:
でもお、そこそこお、の、礼儀言うか、躾はして来たつもりなんですけど?
今井通子:
はい
相談者:
それで今あ、あのお・・お、困ってんですけどね。
今井通子:
いやそうじゃなくてあのお、学校お、でね?
相談者:
うん
今井通子:
例えばほら、あの、休みたい時って、なんか理由言うじゃないですか、子どもって。
相談者:
はい、はいはい
今井通子:
「お腹が痛い」とか。
相談者:
あ、はい、はい
今井通子:
「風邪引いた」とか。
相談者:
はい
今井通子:
うん
相談者:
はい
今井通子:
「もう、ちょっと眠くて起きるの嫌だ」とか。
相談者:
うん
今井通子:
うん。なんかその・・何にも言わずに・・休んじゃうの?
相談者:
んーま、結構、あの、色々、あのお・・あ今、あの、結構・・言っていいのかな、あのお・・体の変調もきたしてるもんで?
今井通子:
はい
相談者:
あのお、そうとき、は、ま、わたし男なもんでよく分からないけど、ま・・い、え、仕方ないないう事で休ましたりして・・
そうするとそれ・・なんか理由があると休めるような、許可もらったような気持ちになってるんじゃないかなとは思うんですけどね。
今井通子:
・・で、これは何?・・あのお・・お嬢さんが、学校に行く行かない・・
相談者:
はい、そう・・
今井通子:
その理由、を言う、
相談者:
はい
今井通子:
相手は、あなたなの、奥さんなの?
相談者:
ん、わたしですけどね。
今井通子:
・・
相談者:
あー、あの、母親の方は結構キツく当たるもんで。
今井通子:
うん、そうすると・・じゃあのお、学校を休む時に、
相談者:
うん
今井通子:
・・休んじゃっても、
相談者:
うん
今井通子:
何にも言わないで休んじゃっても・・それを容認しちゃってるわけ。
相談者:
いやいや、あ、そうじゃないですけど。ま例えば、あのお・・
「お腹が痛い」とかなんとか、言う、う、一応は・・ま、屁理屈だと、ずる休みだと思うんですけど、言うんです。
今井通子:
うん
相談者:
だからそれを、まあまあ・・あ、そう言われたら、仕方がないもんで、一応学校にわたしが・・電話連絡して、休みをもらうような事で・・まあ、いき、え、して来たんですけど。
今井通子:
・・と逆にい、学校と連絡を取ってえ・・そのお・・
「子どもが休みを多くなっちゃったんだけど学校の様子はどうですか」っていうのは聞いてる?
相談者:
あの学校にも相談してるし、あの児童相談所の方もちょっと、4、5回行ってます。
今井通子:
はい。で、そこではどういうお話になってますか?
相談者:
うん・・えーと、じ、児童相談所の方は、まあ、結局・・このまま、まあ、あの、と、あのお・・その、学校不登校とは別にちょっとまた・・あのお、万引きとか何とかちょこちょこっとあったもんで。
今井通子:
あ、そうなんだ、はい
相談者:
はい
今井通子:
うん
相談者:
だから、そっちの方で、
「こんな事してたら、まあまあ・・あのお、酷い目に遭うよ」言うてまあ、脅しいうか、ちょっと・・あのお・・怖あ、がるような事はちょっと言ってもらった事はひ、あるんですけどね。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
学校の方はどうですか?
相談者:
え、学校の方は、まあ・・
今井通子:
うん
相談者:
たまにはあのお、学校にもお・・行って、あの、あ・・色々聞いてますけどね。
先生に言わすと、
「よく頑張ってます」って言われるんです。
今井通子:
ああ、そうなんですか。
相談者:
はい。だから、その、縮こまって、隅のお、方にいる、タイプじゃないんです。
それと、わたしとも仲がいいんです。
今井通子:
ふんふん
ちなみに夫婦仲はどうですか?
相談者:
あ、まあまあです。普通だと思います。
今井通子:
・・#$%◆
相談者:
結構今あの・・あ、中古マンション買ったりしてね、あの、まあまあ・・家ローン払ってるんですけど、ちょっと、あのお・・おー、嫁にも手伝ってもらってますし。
今井通子:
・・あ、な、自営かなんかされてんの?
相談者:
あ、わたしはタクシードライバーです。
今井通子:
あーなるほど。
相談者:
あ、あのわたしの、給料だけでは、中々まかなえ、きれないもんで・・あの経済的にもちょっと助けてもらってますし、
今井通子:
うーん
相談者:
あのお、ん、親子仲も、夫婦仲も、普通だと思います。
今井通子:
・・うん・・でそのお、何?、あの、じゃ、不登校になっちゃった、大体に20(にじゅう)日ぐらい、溜まってる?
相談者:
ほん、もう、ま約1、2ヵ月なると思い・・あのずーっとじゃなく、2、3日休んでまた・・
今井通子:
うん。だから・・
相談者:
一日ポコンと行ったり・・なかなか・・
今井通子:
それは、あのお父さんが、仕事の日、とかあ・・
相談者:
はい
今井通子:
そういうの関係ない?
相談者:
関係ないです。
今井通子:
お父さんがいる時もお・・
相談者:
はい
今井通子:
へ、平気で休む?
相談者:
1回、あのお、ランドセル背負って、外へは出て、時間見計らって、家も、あの鍵持ってますから・・
今井通子:
んっふふ(笑)
相談者:
帰って来るんですよ。
今井通子:
(笑)頭いいの・・困ったね。
相談者:
#$%◆ふふふ(笑)
今井通子:
(笑)
相談者:
うんだから・・
今井通子:
ふふん(笑)
相談者:
あ、結局う、あのお・・妻もわたしも学校行ったもんだ(苦笑)と思ってるのに・・
今井通子:
うん
相談者:
今度・・1時間か2時間して学校から、
「あの、来てないですよ」ってわたしの携帯に電話もらうんです。
今井通子:
うーん。「お腹が痛いから今日は休ませます」「風邪引いたから休ませます」はあなたが・・
相談者:
そうですそうです。
今井通子:
「電話して言ってる」っていうけど・・
相談者:
はい
今井通子:
それは・・逆に学校が言って来たら、そういう言い訳をしてるだけでしょ?
相談者:
あ、あま、ま、ま、そ、そういう事です。
今井通子:
・・うん。現状が分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
という事でえ・・今日の、ご相談?、あの、一言で言うと何でしょ?
相談者:
娘を、お、を、学校に行く方法は何かないかな?と思って、お電話したんですけど。
今井通子:
分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね三石メソード主宰で、作家で翻訳家の三石由起子先生なんですね。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願い致します。
(回答者に交代)
回答者、いいアドバイスだったんじゃないかな。
「可愛がってきたことは、間違いじゃない」そうだと、思う。
甘やかしてきたから、そうなったんじゃないかと思ってしまうだろうけど、
相談者が娘を可愛く思って、大切にしてきたこと、やっぱり娘はわかってると思う。、だから、娘が、「お父さん悲しませちゃいけないな」と思う時が、必ずくると思う。
ただ、不登校は、どうやったって、いかないときは行かなかったりするし、親が(いい意味で)諦めたりしたときに、フッと行くようになったりすることもある。
怒鳴ったり、説得したりして、行くようになるんであれば、誰も苦労しないし、こんなに、日本で不登校が多いはずはない。
不登校は、やっぱり本人が、「学校」が合わない、「学校」というみんなで同じことをするのが良しとする、決まった枠に納まることが合わないってことだと思う。
理解してくれる先生がいて、学校の中でなにか個性を発揮できる場を作ってくれたりすればいいけど。
母親は、子どもが学校行かなくなったら、まず怒ってしまうのは分かる。
「学校いくのが当たり前」って絶対的価値観が、あるから。
でも、そのうち怒鳴っても何しても行かないということを受け入れなければいけない。
でも、子どもは必ず成長する。
子どもを信じて、まずは、明るく元気な不登校を目指そう。学校いかない子に、学校の話はしない。たくさん雑談して、たくさん遊んだりすればいい。卑屈になって、家の中で過ごすんじゃなくて、買い物でもどこでも外に行くこと。近所が嫌だったら、遠くに出かければいい。
きっと少しずつ少しずつ成長して、元気になって、また社会の中に入っていきたいと本人が思うようになるはず。
不登校になったら、ある程度時間がかかることは、覚悟すること。
頑張ってほしい。