虐待した過去を反省する女へ。母親に対する非難が娘にとっての癒やし
テレフォン人生相談 2017年10月16日 月曜日
娘が幼い頃に殴る蹴るの虐待をしていて、今、その怒りをぶつけてくる娘との関係を修復したい。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女55歳 夫56歳 二人暮らし 長男31歳 長女28歳は独立している
今日の一言: サディズムは、絶望の土壌で育ちます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生・・
相談者:
よろしくお願いしますう。
加藤諦三:
はい・・それでは、あの最初に、
相談者:
はい
加藤諦三:
年齢を教えてください。
相談者:
えと55歳です。
加藤諦三:
55歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
してます。
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
56歳です。
加藤諦三:
56歳、お子さんは?
相談者:
えと、二人で。
加藤諦三:
はい
相談者:
長男、31歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
長女が28歳です。
加藤諦三:
はい。で、今あ、は、ご主人と二人で暮らしてんですか?
相談者:
ええそうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
えっと、娘との関係についてなんですけども。
加藤諦三:
もう外に出てるわけですよね?じり・・
相談者:
え、出てます。
加藤諦三:
自立、はい。
相談者:
えーと、この娘え、は・・わたしい、が、子育てしてる時に、あの、すぐ手を出してしまってたんですよね。それで・・
加藤諦三:
要するにい・・まあ、叩いたということ・・
相談者:
叩いたっていうの、け、蹴ったもお、事もあるし、今思えばいたく・・
加藤諦三:
た、叩く、け、蹴るもあるわけですか?
相談者:
ええ、虐待だったと思います。
加藤諦三:
あの・・そうすと叩く場合には、
相談者:
はい
加藤諦三:
お尻を叩くっていうんじゃなくて、顔も叩いたという事?
相談者:
顔も叩きました。
加藤諦三:
んー・・分かりました。
相談者:
・・それで、い、あのお・・今も何ていうか、トラウマに、苦しんでるんですよね、その時の。
加藤諦三:
そいで、その虐待をしたのは何歳ぐらいですか?、あな・・
相談者:
5、6歳ぐらいからだったと思うんですよ。
加藤諦三:
ん、5お、5、6歳ぐらいから・・何歳ぐらいまで、何年間ぐらい続いたんですか?
相談者:
うーん・・小学生ぐらいまでだと・・思います。
加藤諦三:
・・で、ということは1、2年?
相談者:
・・いや、小学校、ろ・・6年ぐらいまでは・・
加藤諦三:
あ、6年ぐらいまで?
相談者:
はい
加藤諦三:
という事は、結構長く続い・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
てますね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
はい
相談者:
それ、でえ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
あの・・兄の方が・・兄にもわたしは手出してたんですけども。
加藤諦三:
この今31歳の?
相談者:
はい
加藤諦三:
はいはい
相談者:
その兄の方が・・わたしい、あの、パートに出てるんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・その兄がわたしの見てないところで・・妹に今度暴力を振るうようになったんですよ。
加藤諦三:
あーはいはいはい
相談者:
・・それで、あの学校の先生からも言われた事ありまして。
加藤諦三:
はい
相談者:
・・あの、主人と話し合って、あの・・ま、兄に・・注意するぐらいしかできなかったんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
どしてもやっぱり仕事を辞める事できなかったもんで。
加藤諦三:
うん
相談者:
・・それで、こうな・・
加藤諦三:
で、このお、お兄さんが、このお、妹の方に、暴力を振るったっていうのはどの程度の暴力ですか?
相談者:
・・もう・・結構な暴力だと思うんですよ。
・・もう、その時・・小さい時はあんまり言わなかったんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
大人になってから色々、「こんな事もされた」「あんな事もされた」っていう事を・・言って来るんですよね。
加藤諦三:
・・それで今、あなたの今日の相談っていうのは・・
相談者:
ええ・・あの、娘え・・から・・あの、しょっちゅう電話掛かって来たり、
加藤諦三:
うん
相談者:
は(わ)、し、してたんですけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・なんかの拍子に、こう・・昔のそういうのが、浮かんで来るらしくて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
・・なんかこう、スイッチが入るとこう・・泣きながらわたしを責め立てるんですよね。
加藤諦三:
・・でも良かったねえ・・
相談者:
良かったんですか?
加藤諦三:
そりゃそうでしょう?
相談者:
え
加藤諦三:
だって・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
・・あなたの責めえ・・る事が救いだもん。
相談者:
あー・・
加藤諦三:
これで責められないでえ・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
・・「わたしのお母さん、いいお母さん」て・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
言い張り続ける女の人も・・いるんです。
相談者:
あー、そうですかあ。
加藤諦三:
いやもう凄まじい子どもっていうのはいましてね。
相談者:
ええ
加藤諦三:
も殴る蹴るだ、体中アザだ・・できてんのに、
相談者:
うん
加藤諦三:
「僕のお父さんは、いいお父さんだ」って言い張る・・
相談者:
あー・・
加藤諦三:
人なんかいるんですよ。だ、ですから・・あなたの事を責めるっていうのはほんっとに良かったですよ。
相談者:
・・あーそうなんですか。
加藤諦三:
うん
相談者:
・・それでね、こ、うんと・・二日ぐらい・・前の話なんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・それもやっぱり電話中に、わたしの何か、が気に入らなかったのか、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・なんか急にそういう状態になるんですよね。
加藤諦三:
あ・・それは、あなたの・・
相談者:
で「もう、お母さんとは・・」
加藤諦三:
はい
相談者:
「電話したら・・疲れるからしない」って言うんですよ。
加藤諦三:
ええ
相談者:
で(ため息)「さよなら」まで言われちゃって。
加藤諦三:
え?
相談者:
「さよなら」とかって言って電話切られて、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・も、それからどうしていいのかほんと分からなくて・・
加藤諦三:
・・「さよなら」って電話切ってくれるなんて本・・当にもう・・涙ぐましい事ですよね。
相談者:
・・そうですか(ため息)
加藤諦三:
そりゃそうですよ、もう・・「くそババア」つって、蹴っ飛ばしたっていいわけでしょう。
相談者:
うーん、そうなんで・・
加藤諦三:
それを「さよなら」つって電話切ってんですよ、あなた。
相談者:
・・うん凄い・・気持ちは優しい子なんですよね。
加藤諦三:
・・優しい子ですよお。
あなた、優しい子じゃなきゃ、あなた・・虐待しないですから。
相談者:
あー、そうなんですか。
加藤諦三:
うん、あなたがあんまり・・ごめんなさいね、
相談者:
はい
加藤諦三:
ちょっと電話掛けてくれて来たのにこんな・・
相談者:
いえいえ
加藤諦三:
こんな事言っちゃって。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたね・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
あなた自身が弱いから、
相談者:
ああ
加藤諦三:
弱い子、優しい子にしか、ぎ、虐待しません。
相談者:
・・あー・・
加藤諦三:
あなたが、ほ、今までの周りにいた人との関係で、
相談者:
はい
加藤諦三:
色んな心に傷を受けてるの・・そっちの方のほうが強いんですよ。で、あなたはその・・憎しみを・・
相談者:
はい
加藤諦三:
一番、優しい人に向かって、全部吐き出したんですよ。
相談者:
・・あー
加藤諦三:
物凄く優しい子です。
相談者:
ええ、それはもう・・分かってるんです。
加藤諦三:
・・分かってる?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・だから、あなたこの優しい子だから虐待したんですよ。
相談者:
・・あー、そうなんだ・・
加藤諦三:
・・優しい子じゃなきゃ虐待なんかしないですよ。
相談者:
うん
加藤諦三:
・・で、結構あなた・・規範意識の強い・・
相談者:
はい
加藤諦三:
母親と、思ってる?
相談者:
・・あー思ってたかもしれない・・
加藤諦三:
そうなんですよね。一方でや、虐待してんだけれども、
相談者:
ええ
加藤諦三:
母親とはこうあるべきだっていうね・・
相談者:
うん
加藤諦三:
規範意識が普通のお母さんより強いんですよ。
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
だ、子どもはもたまらないですよね。
相談者:
・・
加藤諦三:
わたしは・・母親とはこうあるべきですって凄い立派なお母さんを演じて、
相談者:
ええ
加藤諦三:
規範意識を・・唱えていて、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、お嬢さんからすればあ・・殴る蹴るされてるわけですよ。
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
だからさっき「良かったねえ」って言ったのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんを責めて。
相談者:
ええ
加藤諦三:
だからお母さんを責められるようになって良かったんですよ。
相談者:
・・あー
加藤諦三:
お母さんを責めないでこれで自分を責めてるようになってたら、もっと悲惨だった。
相談者:
あーそうですか。
加藤諦三:
うん。それで今日のあなたの相談は・・この・・娘さん、とお嬢さんとの関係をどうしたらいいか?っていうこと?今。
相談者:
そうです。
加藤諦三:
そういう事ですね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオに幼児教育研究の、大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみて下さい。
相談者:
はい
(回答者に交代)
大原先生は相談者を酷評してるけど、そこまで救いようがないとは思わなかった。
『虐待』という言葉を出す時点で勇気がいることだし、娘からの指摘に関して異論がある訳ではなさそうだし。大原先生にハッキリ言わなくても、娘さんに対して自分のやった事を誤魔化してなければいいじゃない。
そういう意味では、前半の加藤先生のコメントの方が同感だ。
それに大原先生は娘さんから離れるべきと仰っているけど、近づいているのは娘さんの方じゃないかな。
管理人さんのタイトルの通り、娘さんは相談者を責めることで癒されてる。
相談者からアクションを起こさず、娘さんから近づいてきたときは話を聞いてあげればよい、と言うのは分かる。
そして、自分を反面教師にしていると感じた時は、素直に認めてあげて欲しい。「貴女は偉い。私は間違っていた。貴女の様には出来なかった」と。
相談内容がこれだけなら、真面目に強く育った娘さんなのだろう。きっと連鎖は断てるはず。
自ら「虐待していた」とカミングアウトしているが、それに対して「本当に申し訳なく思っている」などの反省の言葉が一度もないところが、相談者が自分を今でも正当化していて、今の娘の態度について、相談者が被害者であるかのように思っているように、感じた。
今の娘の態度は、当たり前だし、この先も娘は相談者を許せるはずない。
私が心配なのは、相談者の目を盗んで、息子が娘に暴力をするということ。そっちの方が深刻度高くないかい?
相談者が、子ども達に許してもらいたいと思うほうが間違いで、憎まれて当然。
相談者が、心から反省するのは、相談者が老いて、子ども達から同じように虐待されたときだろう。
もう一度、相談を読み返してみたら、兄からの暴力は現在の話ではないようだが、
母親からも虐待され、兄からも暴力を受け、娘どんなにか絶望しただろうと思う。
でも、母親に電話をかけてきたり、
娘は今でも懸命に闘っている。
管理者さんの言うとおり、
回答者のどんな言葉も、
相談者に響いていないように感じた。
自分のしたことの重大性を理解していない。
娘は、今後、相談者、兄とは関わらずに、
心から信頼できる人と出会って、
幸せになってほしい。
幸せになってほしい。
これアスペルガー(自閉症)って言われても\(^o^)/
診断書持ってこーいって感じ。
テスト受けたら一発で判るから。
相談者は加藤先生言うところのナルシストでは?
この相談者のクソババア(あえて)、自分の母親ににていてびっくり。
のらりくらり、のらりくらりかわす。完全事なかれ主義。攻撃的なロボット。
私からも娘さんの幸せを願う!
わかります。うちの母も、過去のトラウマの話をすると、
「じゃ、何したらいいの?」
「昔のことだから、今はどうしようもない」
「どうせ私が悪いのよ」
「そんなことしたっけ?大した力で殴ってないよ」
とか言われます。
共感力は、全くない人だと思います。
共感できない人と話すのは、すごーくストレスがかかりますよね。親であればなおさら。
何にも考えずに、ポロっと思ったことをすぐ口に出して、トラブル巻き起こすことも多いです。
言われた相手がどう思うか、考えようともしないので、こっちが、そう言われたら人はこんなふうに傷つくんだ、って説明しないと、全然理解できないようです。
うちの母も、アスペルガーなんだろうか…。