虐待した過去を反省する女へ。母親に対する非難が娘にとっての癒やし

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
ええ。あのお・・だから人お、に・・

相談者:
うん

加藤諦三:
同情するとか、人と共感するっていう・・

相談者:

加藤諦三:
そういう事が何にもなかったんでしょう?

相談者:
あー・・そうかも・・

加藤諦三:
要するに・・共感っていう事のないまま・・

相談者:
はい

加藤諦三:
成長して、

相談者:
はい

加藤諦三:
キツい言い方するようだけども・・

相談者:
はい

加藤諦三:
感情がなかったんです。

相談者:
あー

加藤諦三:
ロボットが生きてるようなもんなんですよ。

相談者:
あー

加藤諦三:
ちょっと理解しにくいかもしれないけど、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた・・自分に絶望してるんです。

相談者:
・・あー・・自分の事は、好きじゃないとずっと思ってました・・

加藤諦三:
・・あ、でも、それは、良かったねえ。

相談者:
・・あ、いい事・・

加藤諦三:
うん、「自分の事好きでないって思ってた」て、それは感情だから。

相談者:
ああ・・

加藤諦三:
そこを、

相談者:
はい

加藤諦三:
土台にして、回復してくんだね。

相談者:
・・

加藤諦三:
わたしは自分の事が・・嫌いだった。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・そこがあなたの・・人生の出発点です。

相談者:
あー・・

加藤諦三:
・・・・・今日は、

相談者:
はい

加藤諦三:
・・大原先生の熱弁で、

相談者:
はい

加藤諦三:
あ、あなたの、

相談者:
はい

加藤諦三:
第二の誕生日です。

大原敬子:
うん

相談者:
あー・・分かりました。

加藤諦三:
よろしいですか?

相談者:
はい

大原敬子:
最後まで、聞いてくださって・・ありがとうございます。

加藤諦三:
はい失礼します。

相談者:
いえいえ、もう、ありがとうございました。

大原敬子:
はい

相談者:
失礼します。

加藤諦三:
サディズムは、絶望の土壌で育ちます。

(内容ここまで)

やっつけ感がありあり。

尺を意識すればし方ないんだけど。
もう少し、聞き出すことがあったかなって。

娘の今の生活とか、
スイッチが入るやり取りとか、
兄にやられた内容とかも。

特に兄の暴力に関しては、具体的なことは今になって聞かされたんだし。

これ暴力だよね?
先頭にもう一文字付く暴力じゃなく。

女:
大人になってから、「こんな事もされた」「あんな事もされた」って言って来る。

母親本人からの仕打ちよりも、兄の暴力に対して無策だったことへの抗議だ。

 

大原  聞いてるの!

叱咤はあっていいんだけど、タイミングがイミフ。

突然の質問に、20年以上前のことを思い出そうとしてる最中でしょ?

言葉尻から心理を読み解くのは、大原さんのいつもの手だけど、今日のはハズレ。

女は事実を隠そうなんてこれっぽちも考えていない。
むしろ、正確を期そうとして慎重。

大原  あなたと話してるとトラブル起きるんです。
女   あー

話の受け手が期待する答え方が出来ない。
言葉の選択を間違う。
女もそれは自覚していて、それが「あー」だ。

 

アスペ臭がする。
大原さんがジレてた理由はソコ。

アスペ児童とそれに気付かず叱り飛ばす学校の先生の図。

 

アスペが言葉で思いどおりにならない子どもの躾を力に頼ったのは必然。
そして、それを初めて虐待と認識したのが娘からの指摘。

もちろん、自分の行為は忘れちゃいない。
けど、娘が虐待と言うから自分もそう言っているに過ぎないわけさ。
トラウマに苦しんでるというのも、娘のセリフそのまんま。

 

私にはこの女の思考のクセが良く分かる。

今の女の気持ちは、
「20年以上前のことを責められたって、悪いことをしたなとは思うけど、今さら何をどうすれば?」

その答えを探しに来たのが今日の相談。

「責めることで癒やされている」
「ただ聞いてあげる」
両氏からのアドバイスは、普通の人には出来ても、女にとっては、それを強く意識しないと出来ない。

なぜって、ゴールのない会話はアスペが一番苦手とするところだから。

 

たぶん、大原さんから怒られたような場面は、女はこれまで幾度も経験しているハズ。

つまり、
何も悪気がないのに、
むしろ、言われたことに忠実に応えてるつもりなのに、
相手が不機嫌になる、時に怒りだす。

娘との関係もその延長線上。
娘の嘆きは、昔の母親に対してではなく、今の母親のリアクションに対してなの。

「お母さん働いてたから、(兄の暴力が)そんなにヒドイとは知らなかったの」
「じゃ、どうすればいいの?」

母親のこういう返事が娘の気持ちを逆なでする。
スイッチが入る。

 

加藤:
要するに共感っていうことのないまま成長して、感情がなかったんです。
ロボットが生きてるようなもんなんですよ。

今ではこれに名前付いた。
アスペルガー症候群。

性格ではない。
コミュニケーションを司る脳の働きにちょっとした不具合があるだけだ。

治りはしないけど、意識すれば行動は改善する。
学習だ。
人の気持ちと振る舞いの組み合わせデータを蓄積すればいい。
薄皮を剥ぐような作業だけどね。

 

女  自分が嫌い

後天的にそう思うようになったってこと。
人を傷つける自分が嫌いなの。
自覚できればいいんだけど。

あとは娘が母親を理解することなんだけど、それはまだずっと先の話。
理解されないままかもしれない。

 

一つのエピソードで、あたかもそれが親子関係のすべてを覆っているように聞こえるけど、それは間違い。

共働きで学校出してあげたんでしょ?
お弁当作ってあげたんでしょ?

親に対する感情なんて、感謝と恨み、愛と憎しみが同居する。

電話、こっちから掛けてあげなよ。
目的のない電話をさ。

「何の用?」って、娘が言うから、
「別に用事はないんだけど」ってアンタが言うんだよ。
分かった?

 

虐待した過去を反省する女へ。母親に対する非難が娘にとっての癒やし」への6件のフィードバック

  1. 大原先生は相談者を酷評してるけど、そこまで救いようがないとは思わなかった。

    『虐待』という言葉を出す時点で勇気がいることだし、娘からの指摘に関して異論がある訳ではなさそうだし。大原先生にハッキリ言わなくても、娘さんに対して自分のやった事を誤魔化してなければいいじゃない。
    そういう意味では、前半の加藤先生のコメントの方が同感だ。

    それに大原先生は娘さんから離れるべきと仰っているけど、近づいているのは娘さんの方じゃないかな。
    管理人さんのタイトルの通り、娘さんは相談者を責めることで癒されてる。

    相談者からアクションを起こさず、娘さんから近づいてきたときは話を聞いてあげればよい、と言うのは分かる。
    そして、自分を反面教師にしていると感じた時は、素直に認めてあげて欲しい。「貴女は偉い。私は間違っていた。貴女の様には出来なかった」と。

    相談内容がこれだけなら、真面目に強く育った娘さんなのだろう。きっと連鎖は断てるはず。

  2. 自ら「虐待していた」とカミングアウトしているが、それに対して「本当に申し訳なく思っている」などの反省の言葉が一度もないところが、相談者が自分を今でも正当化していて、今の娘の態度について、相談者が被害者であるかのように思っているように、感じた。

    今の娘の態度は、当たり前だし、この先も娘は相談者を許せるはずない。
    私が心配なのは、相談者の目を盗んで、息子が娘に暴力をするということ。そっちの方が深刻度高くないかい?

    相談者が、子ども達に許してもらいたいと思うほうが間違いで、憎まれて当然。
    相談者が、心から反省するのは、相談者が老いて、子ども達から同じように虐待されたときだろう。

    1. もう一度、相談を読み返してみたら、兄からの暴力は現在の話ではないようだが、

      母親からも虐待され、兄からも暴力を受け、娘どんなにか絶望しただろうと思う。

      でも、母親に電話をかけてきたり、
      娘は今でも懸命に闘っている。

      管理者さんの言うとおり、
      回答者のどんな言葉も、
      相談者に響いていないように感じた。
      自分のしたことの重大性を理解していない。

      娘は、今後、相談者、兄とは関わらずに、
      心から信頼できる人と出会って、
      幸せになってほしい。

      幸せになってほしい。

  3. これアスペルガー(自閉症)って言われても\(^o^)/
    診断書持ってこーいって感じ。
    テスト受けたら一発で判るから。

    相談者は加藤先生言うところのナルシストでは?

  4. この相談者のクソババア(あえて)、自分の母親ににていてびっくり。
    のらりくらり、のらりくらりかわす。完全事なかれ主義。攻撃的なロボット。

    私からも娘さんの幸せを願う!

  5. わかります。うちの母も、過去のトラウマの話をすると、
    「じゃ、何したらいいの?」
    「昔のことだから、今はどうしようもない」
    「どうせ私が悪いのよ」
    「そんなことしたっけ?大した力で殴ってないよ」
    とか言われます。

    共感力は、全くない人だと思います。
    共感できない人と話すのは、すごーくストレスがかかりますよね。親であればなおさら。

    何にも考えずに、ポロっと思ったことをすぐ口に出して、トラブル巻き起こすことも多いです。
    言われた相手がどう思うか、考えようともしないので、こっちが、そう言われたら人はこんなふうに傷つくんだ、って説明しないと、全然理解できないようです。

    うちの母も、アスペルガーなんだろうか…。

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