大家族の嫁と姑の陰湿な対立。事情も分からない男がアドバイスされた振る舞い方

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
えっと今あ、あの・・大原先生の、おっしゃった事、もうホントにその通りで、

相談者:
はい

加藤諦三:
集団ん・・が維持される、維持する、ためにね?

相談者:
はい

加藤諦三:
誰か一人をいけにえにするって事はよくやる事なんです。

相談者:
あーはあ

加藤諦三:
で今、このいけにえになってんのがあなたの奥さんなんですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
だ、それはちょっと可哀想ですよね。

相談者:
そうですね、気付かなかったです。

大原敬子:
あー優しい。

加藤諦三:
うん・・あのお・・そういう誰かをいけにえにして、集団を維持するっていう場合ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
それぞれの人たちは、みんな心に問題を抱えてんですよ。

相談者:
あーあ

加藤諦三:
でその・・自分たちの心の問題の・・その集団の中で、しょっ、あの処理しますから、

相談者:
はい

加藤諦三:
・・だから集団の中っていうのは、その集団のメンバーの心のあり方を表現してんです。
ですから、上手く行ってる集団ていうのはね、

相談者:
はい

加藤諦三:
それぞれの人が自分の、や、その集団の中の役割に満足してる時なんです。

相談者:
あーあ、そうですね。

加藤諦三:
ええ、だから、あなたの奥さんは、あなたのおくさ、集団の中での、妻という・・役割に満足してる。
息子さんのお嫁さんはお嫁さんという・・集団の中の役割に満足してる、あなたのお父さんお母さんもそれぞれ満足してると。

相談者:
はあ

加藤諦三:
集団が上手く行ってる時っていうのは・・必ずその集団のメンバー全員が・・それぞれ自分の役割に満足してる時なんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、今のあなたの話を聞くとね、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
たぶ、それぞれの人が、自分の役割に満足してないんです。

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
・・そうすっと、この集団は割れます。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・だからその集団は、割れるのを避けるためには・・それぞれの人たちに・・
「あなたの位置はここですよ」と。
「あなたの役割はここですよ」っていう事をしっかり・・あなたが、教えなきゃいけないわけよ。

相談者:
はい、分かりまし・・

加藤諦三:
それでどうしてもあなたが教える、役割に満足しない人がいたらやっぱりこの集団は、別れないと、

相談者:
はい

加藤諦三:
誰かがいけにえになりますよ。

相談者:
あー、はい。分かりました。

加藤諦三:
よろしいですか?

相談者:
分かりました、ありがとうございました。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はい。はい失礼しますう。

加藤諦三:
集団は誰か一人を犠牲にして集団を維持します。それが病んだ集団です。

 

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