「生命保険金で妻を助けようと思う」その前に一つだけあなたはやることがあります
(回答者に交代)
マドモアゼル愛:
はい。どうもこんにちは
相談者:
あ、よろしくお願いします。
マドモアゼル愛:
はい、こちらこそどうぞ。えっと、まず先にね、ちょっと確認したいのは・・
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
あの、整理してみると・・
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そんなに・・本当に追い込まれているものとはちょっと違うような気がするのね。
相談者:
・・あー
マドモアゼル愛:
まず、まずいいですか?
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
一個一個整理させてくださいね。
相談者:
どうぞ
マドモアゼル愛:
借金はございますか?
相談者:
・・あります。
マドモアゼル愛:
かなりおっきい借金?
相談者:
えっと200万ぐらいですね、現在。
マドモアゼル愛:
ん、全く、53歳だと、問題にならない借金のレベルですね。
相談者:
あそうですか(苦笑)
マドモアゼル愛:
はい、客観的にはそうです。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
はい。それから、生活の維持もとりあえずは、奥様が働いてくれてるので、できてるわけえ、だよね?
相談者:
まそうですね・・
マドモアゼル愛:
はい
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
それから・・これまでに・・ま仕事が嫌だったから、辞めるっていう事はあったけども、なんであれ10何年も続いたっていうあれはあるわけだよね?嫌々ながらでも。
相談者:
あ、はい
マドモアゼル愛:
そしてそこから、悉(ことごと)くう、ま、あのお、成果がでなかったので、
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
今に至るっていうのは、ある意味では分かります。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そいで・・加藤先生とお話した内容、それはその通りだと思うけれども、
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
そこで、ご自身が今・・なんで虚しいか?の、おぼろげなイメージが、見えて来たと思うんですよ。
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
それであなたが今どんなに虚しいのかっていう事も・・自殺したいほどなんだからよく分かりました。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
ただあなたが、まだやっていない一つ、の事は、実はあるんです。
相談者:
・・はい
マドモアゼル愛:
うん、クイズ(含み笑い)、クイズみたいだけども何だと思いますか?
相談者:
ええ
マドモアゼル愛:
それは。
相談者:
・・
マドモアゼル愛:
一個だけ、あるんですよ、今やる事。
相談者:
・・
マドモアゼル愛:
虚しさを徹底的に味わった事ってありますか?
相談者:
・・うーん、どうだ・・
マドモアゼル愛:
ないと思うよ。
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
あれば「自殺したい」なんて言い出さないから。
相談者:
あー・・
マドモアゼル愛:
不幸のどん底にいて、
相談者:
ええ
マドモアゼル愛:
不幸を徹底的に味わった人は・・
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
・・もう不幸だか何だか分かんなくなる。
相談者:
あーはい
マドモアゼル愛:
わたくしが大変尊敬している・・森田、えー療法(*)っていうものを編み出した森田、博士(*)っていうのが・・
(*)森田療法:
神経質に対する精神療法の一つでウツ病にも適用される。
(*)森田博士:
森田正馬 精神科医 1938年没 64歳
森田療法の創設者
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
えー、いらしてね、
相談者:
はい
マドモアゼル愛:
その人が・・
「虚しさを」・・「徹底的に、味わってみると」・・
相談者:
ええ
マドモアゼル愛:
「これ、いい味がするんだよな」と言うのよ。
「苦い味だ」って言ってたね。
相談者:
あー
マドモアゼル愛:
感覚的には。
相談者:
はあ
マドモアゼル愛:
でも、これは人によって違うと思うよ。
相談者:
ええ
マドモアゼル愛:
あなたは、世界の誰からも・・認められない、誰からも、愛されない、誰からも覚えてもらえない・・ていう、もう、最低の最低の自分の立場、の虚しさ・・
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
この、究極の孤独を・・一回味わってみてみなさいよ、受け止めて。
相談者:
・・うーん、どうすれば・・
マドモアゼル愛:
味わうのよ、その通り。虚しいなあと、言葉にも出さず、口にも出さず。
人にも言わない、あなた言わないんだからちゃんと。
相談者:
は
マドモアゼル愛:
でも、そこに来る、胸の奥に来る、死にたいと思うぐらいだから、その・・苦しい思いの、何かこう・・言語にも言葉にもならない・・押し寄せて来る感覚ってあるじゃない?
相談者:
ありますね。
マドモアゼル愛:
それを味わうのよ・・寝ながらでも。毎晩でも。
来るたびに味わってみんのよ受け止めて。
相談者:
・・うーん・・#$%◆
マドモアゼル愛:
これをやってないと思う。
相談者:
あー
マドモアゼル愛:
これをやっていないと思う。
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
だってそれしかないじゃない、最後。
相談者:
・・うーん
マドモアゼル愛:
しかし?、すべてに救いの、仕組みが、ある。
相談者:
うーん
マドモアゼル愛:
それが自分の人生、定められた人生だとしたら、
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
それを味わって自分の人生を確認するしかないじゃないですか。
相談者:
・・うん
マドモアゼル愛:
・・徹底的に、誰一人からも・・認められないで・・何一つ喜びがない人生というものが、世の中にはあって。
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
それがたまたま、俺が・・得たもので。
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
俺にしか味わえないものとして味わった時・・
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
人生に何の・・上下も・・
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
何の高低もない事を・・人は、分かるようになってる。
相談者:
ああ
マドモアゼル愛:
そして、感謝するようになるんだよね。
相談者:
感謝ですか。
マドモアゼル愛:
不幸の、どん底の人が。
相談者:
・・あ、はあ
マドモアゼル愛:
そこまで行ったら全開だよ。
相談者:
・・はあ
マドモアゼル愛:
凄い、チャンスをあなた与えられてるんだよ。
相談者:
でも、確かに・・人の一生に、勝ち負けはないとは思ってますけども。
マドモアゼル愛:
はい。勝ち負けも上下も何もない。
相談者:
うん
マドモアゼル愛:
ただ、自分の人生のテーマを味わえなかった人は・・敗北者です。
相談者:
なるほどぉ。
マドモアゼル愛:
はい
相談者:
そういう事かぁ。
マドモアゼル愛:
そうなんです。
相談者:
あー
マドモアゼル愛:
・・考え方変えてみて下さい。
相談者:
うーん
マドモアゼル愛:
はい
相談者:
ありがとうございます。
マドモアゼル愛:
はい
(再びパーソナリティ)