「生命保険金で妻を助けようと思う」その前に一つだけあなたはやることがあります
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あのお、今あ、「虚しさを徹底的に味わう」って言いましたけどね、
相談者:
はい
加藤諦三:
うん・・もうフランクル(*)っていう人がね、
(*)フランクル:
ヴィクトール・エミール・フランクル viktor emil frankl
オーストリアの精神科医 1997年没 92歳
家族と共に強制収容所に収容され父と母と妻を失い、自身もアウシュビッツに送られるものの、米軍によって解放される。
相談者:
はい
加藤諦三:
断念という事言ってんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
「断念する事は」もう、「行為の中での最大の行為だ」
相談者:
うん
加藤諦三:
だから、あなたは、今どっかで・・甘えてるかもしれないね?
相談者:
甘えてるでしょうね。
加藤諦三:
・・自分の人生は、ありのままに受け入れれば・・
相談者:
うん
加藤諦三:
する事が見えて来るんです。
相談者:
・・うん
加藤諦三:
あなたは甘えてん・・受け入れてないからあ・・
相談者:
うん
加藤諦三:
「死にます」って言ってんです。
相談者:
・・うーん
加藤諦三:
「死にます」っていうのは、試練を無期延期する事なんです。
相談者:
うん・・よく分かりました。
加藤諦三:
もう「死にます」なんて・・言わなくていいでしょう。
相談者:
はい
加藤諦三:
ほ、本気でもって・・立ち向かえば。
相談者:
分かりました。
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい、ありがとうございます。
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
失礼します。
加藤諦三:
生きる事を楽しむ能力を破壊するもの、それが自分に対する絶望です。