ミステリー。CDカードを置いて消えたギャンブル狂の弟。口座に7百万!
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
えらい、すいません。
加藤諦三:
今いい、お話伺いましたね。その結果がどうなれね?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・まあ、キャッシュカードを渡して・・行く、優しさが・・あるんですよね?
相談者:
そうよ、な、あの、最後に、もう自分が・・これで別れやと思うて渡したんちゃうかな?と思ったら泣けて来てね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
うん
加藤諦三:
そういう優しい、子だ、あの、弟だったなあと。
相談者:
はい
加藤諦三:
あ、いうことお・・を忘れないで、
相談者:
はい
加藤諦三:
あー、いて下さい。
相談者:
はい、分かりました。
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
どうもありがとうございました。
(内容ここまで)
ミステリーだ。
てか、借金のカタに預かったキャッシュカードを7年間もほったらかす相談者こそ余裕があるというか、呑気というか。
とりあえずもう一度だけ、残高を確認して、金額が動いているかどうかを確認してみたら?
次の偶数月の15日に、残高が増えていなければ、年金支給は止まっている。
つまり、法的には生きているんだけど、現況確認(*)が出来ないから、年金が一時的に停止されているわけだ。
(*)現況確認:
年金機構が年金受給者に対して実施している、いわゆる生存確認のこと。
誕生月に用紙が送られてきて、それを返送する。
平成26年より、住民基本台帳ネットワークの活用によって、郵送による現況確認は原則不要となったが、住民票と現住所が異なるなどの一部の人に対しては今も実施されている。
現況が確認出来ない場合、確認されるまでの間、年金支給は停止される。
この場合、相談者の予感が当たってる可能性が出て来る。
相談者の予感っていうのは、
相談者 「どっかで亡くなって死体も何にも分からんと」
で、もし、支給が続いているようだったら、少なくとも直近の誕生日までは生きていることになる。
にしても解せないことばっか。
だいたい、身一つで遠方に行く人間がキャッシュカード置いて行くか?
相談者 「最後に、もう自分が・・これで別れやと思うて渡したんちゃうかな?と思ったら泣けて来てね」
つまり、自分で人生を終わらせようとしたと考えられなくもない。
弟の借金は相談者が把握している以上のもので、ヤミ金にも手を出していたりすれば動機もある。
だけど、そうだとすると、700万の残高の説明がつかない。
もちろん、誰かが弟になりすまして、現況届を出し続けることも出来なくはない。
だけど、それって何のためにするかっていうと、年金を横取りするためでしょ。
700万の説明がつかないことに変わりはないわけ。
あと、考えられるとすると、平成26年に住基ネットによって現況届けが不要になった時期と同じくして、弟は野垂れ死んで、そこから3年間、月20万前後の年金が貯まって行ったってこと。
なくはないけど、ほとんどあり得ん。
だって、住基ネットによって現況確認が出来るということは、そこに住んでいるということに他ならない。
であれば、家賃滞納、健保、税金etc.、行政が亡くなったことを知るタイミングはいくらでもある。
ノーコンタクトのまま、年金だけもらい続けるなんてムリだ。
やっぱ、ミステリー。
以下は借金で迷惑掛けて独りで野垂れ死んだ兄。
最期の最期に見せた、兄としての意地か、諦めか。