選ぶことは捨てること。あなたの悩みは「焚き火にあたりたいけど煙は嫌」
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
えっとお、なんか、ズルズルズルと、ここまで来ちゃって、
相談者:
はい
加藤諦三:
中南米の文化に触れて、
相談者:
はい
加藤諦三:
悩んでると。
相談者:
はい、ズルズル来てるのは、確かに・・はい
加藤諦三:
うーん・・
そおすると、やっぱり、今ねえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
大原先生が言われた、おっしゃったように、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分が自分でコントロール出来なくなって、
その日その日をキチンと生きられなくなって、
相談者:
はい
加藤諦三:
どうしようかなあ?ってことなんですよね。
これは、もお、なんか、
相談者:
ええ・・
加藤諦三:
生きる軸が失くなってるね。
相談者:
そおですね、向こうも今・・そうですね、一応働いてはいるんですけど・・
加藤諦三:
うん
相談者:
生活するためにただ働いてるっていうような・・感じなので
加藤諦三:
うん
だって・・だから、その生活するために働いてるんでもね、
相談者:
はい
加藤諦三:
生活するために働いてるんだけど、この36歳の、人と居ることで、人生の意味を感じて、働くの・・まあ、いいやあ、適当で。
と。
相談者:
はい
加藤諦三:
わたしはこの36歳の男と居る、居ることがわたしの人生なんだあって。
そこまでいってないの?
相談者:
・・
んん、100%言い切れないですけど・・でも、一緒に居るのはホント楽しいです、はい
加藤諦三:
うん、だからそっちを選ぶのか?
相談者:
はい
加藤諦三:
キチンと収入得て、
相談者:
はい
加藤諦三:
キチンと生活をして、
相談者:
はい
加藤諦三:
という方選ぶのか?っていうのは・・
あなた両方いい方選ぼうとしてるんで、
相談者:
あー
加藤諦三:
欲張りなんだよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに、
相談者:
はい
加藤諦三:
焚き火にあたりたいけども、煙は嫌だって、言っているようなもんなの。
相談者:
(苦笑)はい
加藤諦三:
矛盾したものを両方欲しがってんの。
相談者:
はい
加藤諦三:
どっちか捨てなきゃ。
相談者:
あー、なるほど、はい
加藤諦三:
あの、きちんと人生、立て直してください
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
あ、はい、どうもありがとうございます。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します
相談者:
はい
加藤諦三:
どちらかを選ぶということは、どちらかを捨てるっていうことなんです。
まるで成長していない・・
あの名監督の言葉が重なる
犬の鳴き声までキッチリ拾っているの笑った。
「焚き火にあたりたいけど煙は嫌、と言っているようなもの」
鋭い指摘ですね。人生相談に駆け込んでくる人の大半はこのタイプですね。