自活できない息子に困るオヤジのグダグダ説明。求人広告チラシを渡して「頑張れ」
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
あ、こんにちは
大原敬子:
えーとですね、まず、いいですか?
感じた事です。
相談者:
はい・・はい
大原敬子:
話を聞いていますと、ホントに一生懸命よくなさってるんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の、盤、碁盤の上で、
相談者:
はい
大原敬子:
自分の碁盤の上で。
相談者:
はい
大原敬子:
自分が自由に駒を・・自由に動かして、自分の思う通りに動かしている・・という事が見えるんですね。
相談者:
あ・・
大原敬子:
で・・それは何故かっていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
いや「外に出した方がいいだろう」と言った。
そいで、ま、チラシを配って、これ「就職しろ」とか、
相談者:
はい
大原敬子:
あ、「弟が別れたからその家に住め」とか。
相談者:
はい
大原敬子:
全部お父さんが操作してますね?
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
それをわたしは一応・・碁盤の上に、自分で、盤をね?
相談者:
はい
大原敬子:
碁石でも、将棋でもいいです。
これ、こっち動かすとか、こっちへ動かすって。
やっていたんじゃないかな?と思ったんですね。
相談者:
はいはい
大原敬子:
そういう風に見えるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
で、それ何だろ?ったら・・これだけやってるっていう事が見えるんですね。
相談者:
はい?
大原敬子:
「お父さん、これだけやってあげてるんだよ、君の事を」って言ってるんです。
相談者:
ええ・・はい
大原敬子:
じゃ、一体・・この、これだけやってるいう事の・・原因かな?・・どこにあるんだろう?・・突き詰めて来ると・・
相談者:
はい
大原敬子:
あ、お父さんが勝手に思ってる負い目かな?って思ったんです。で、負い目は何だろ?、今のお話の中で、全く出て来ないのに、って思った時に、
相談者:
はい
大原敬子:
あの、最後の方でおっしゃいましたね?
「いや息子が大病しましてね」って。
相談者:
はい・・はい
大原敬子:
大病、「心臓が」って。
その時にですね、
相談者:
はい
大原敬子:
あなた自身が、何かこの子にしてあげよう、と思ったり・・
色々あったと思うんですね。
父親としての負い目です。
相談者:
はい
大原敬子:
そういう事が1点あるんじゃないかな?と。
で、次がもう1つが、
相談者:
はい
大原敬子:
これだから、自分の盤の上で、「こうしろ」、じゃあ、あの、「下宿出て」、「家出て」、「こうしなさい」って。
相談者:
はい
大原敬子:
「こうしなさい」って。
男の人のパターンは、もう1つは・・妻に対する自分の居場所なんですね。
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
で、あ、極端に言うと・・妻に・・妻が強いっていうのかな?
相談者:
はい
大原敬子:
あの・・表面的では・・んな、とにかくあなたにとっては妻が怖い。
相談者:
はい
大原敬子:
そういう男性も結構、自分の上で、「こうしなさい」「こうしなさい」ってやってしまうんです。
相談者:
あー
大原敬子:
で、そういう事が見られたんですね?、あなたの話の中で。
相談者:
はい
大原敬子:
だ、究極(結局?)・・そうすると、今日の相談は何か?っていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
もう、やるだけやった。
やったんだけども、もう次の手が、き、無い。
この年で。
相談者:
はい
大原敬子:
もう、「わたしも手が打てないんです」って、この次の手が。
相談者:
はい
大原敬子:
「浮かんで来ないんです」って。
「どうしたらいいか」っていう、八方塞がりの、相談にわたしは思えたんですね。
相談者:
あー
大原敬子:
人間っていうのはね?、八方塞がりの時に、八方塞がりではないんですって。
相談者:
あー
大原敬子:
自分のやった事の、
相談者:
はい
大原敬子:
やった事が、全て、いいと思ってしまうと、
相談者:
ええ
大原敬子:
次の手を打てないんですって。
相談者:
あー
大原敬子:
自分がこの手を打ったのは何のためなんだろうか?と。
相談者:
ええ
大原敬子:
世間体とか、色んなのありますね?
相談者:
はい
大原敬子:
それで、部屋を出そうと思ったのか?
相談者:
はい
大原敬子:
最初の一歩が、何が原因で最初に出したか?って事なんですね。
相談者:
あ・・
大原敬子:
何故かっていうと・・この方は、高校から専門学校まで行ってますよね?ちゃんと。
相談者:
はい
大原敬子:
行ってる子ですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
そこは、お父さんが「専門学校行け」っておっしゃったの?
相談者:
いや、女房だと思うんです(苦笑)。
大原敬子:
(苦笑)ほらね
相談者:
大学う、受けたけど、ちょっとお、スベってえ、そっちの方へ・・多分入った・・
大原敬子:
それで専門学校は、奥様の、案?
相談者:
ん、だと思いますね。
大原敬子:
で、専門学校行きましたね?
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
その後からぐずぐずになってしまったの?息子さんは。
相談者:
はい
大原敬子:
その時「専門学校行きなさい」って・・奥様がおっしゃった時に、あなたは心から・・「そうだ」と納得したのか?
まあ、「うるさいから、いいだろ」って思ったのか?
どっか、ちょっぴり不満はありましたか?
相談者:
いや、そん時はねえ・・
大原敬子:
うん
相談者:
うーん、そうだな、っていう事でその・・
大原敬子:
(笑)
相談者:
意見に乗ったって事でしょうね。
大原敬子:
ホントに言われた、まんまに動いてたのね?
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
つまり、今日は、先程わたし「碁盤の上」って言いましたね?
相談者:
え、ええ
大原敬子:
あれは・・あの、何ていうのかしらね・・女房の・・ね?
相談者:
はい
大原敬子:
コントロールで、
相談者:
ええ
大原敬子:
「右に、金を置きなさい」ったら、パっと置く。
「ダメダメ、右、金ダメ、次、銀よ」って、銀を置くっていうんで・・
僕の意思ではなくって、女房の意思で碁盤の上を回してたんだ?
、もしかしたら。
相談者:
多分ね。
大原敬子:
(笑)
相談者:
だから、そういうもんが往々にして多いんですよ。
大原敬子:
往々・・多かったんだ(笑)
相談者:
ええ
大原敬子:
なあるほど・・そうすっと、あなたは女房に対して不満はないですか?
相談者:
不満ん、もあるけど殺してますね。
大原敬子:
え?(笑)我慢してる?
相談者:
え?
大原敬子:
我慢をしてる?
相談者:
うーん、そういう面があると思います。
ただね、
大原敬子:
うん
相談者:
最後はやっぱり、
大原敬子:
うん
相談者:
押し切られます。
大原敬子:
女房に?
相談者:
はい
大原敬子:
で、元に戻りますけれども、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの頭の中に、「そうか、働くって事は」・・12時間とか8時間ではなくって、この子に、まずですね・・「1時間でもいいから働いてもらおう」って気持ちは、あなたがホントに持つ事なんですね。
相談者:
ああ
大原敬子:
ですから、これから息子に働いて欲しい時に・・息子さんに会う時にね?
相談者:
はい
大原敬子:
「お父さんまた来たけどね、1時間は働いてくれよね」って、
「どこでもいいよ」って、「パートでも」って。
「それを」、き、ん、「期待して待ってるから」。
家(うち)に帰る。
奥様が、
「どうだった?」ったら、
「段々、段々」・・「心が落ち着いて来たよ」って。
相談者:
ええ
大原敬子:
「もう少し待ってもいいかもしれないよ」って事で、奥様に不安材料を与えない。
それだけの度胸があなたが今持てるかどうか?なんです。
今日の相談の答えは、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは・・度胸がありますか?って事です。
男として。
相談者:
あー
大原敬子:
そこだけなんです。
あなたが怯えてるから、全部怯えちゃってるの。
相談者:
全くそうです・・
大原敬子:
で、もう1つ、
相談者:
はい
大原敬子:
息子さんは、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが・・ブレなければ、
相談者:
はい
大原敬子:
立ち上がると思います。
何故ならば、高校から・・お母さまの言いなりになって・・専門学校行ってますよね?
相談者:
ええ
大原敬子:
向上心はあったんですよね、きっと。
相談者:
はい
大原敬子:
で、その後から投げ捨てになったのは、男っていうものを、彼は見てないんです。あなたに。
相談者:
あー
大原敬子:
だから・・弟が・・ね?
相談者:
はい
大原敬子:
別居したならば、
「そこに行け」たら、行くんですもん、このお兄ちゃん。
相談者:
ええ、ええ、ええ
大原敬子:
ここに意思が全くないんですよ。
相談者:
うーん
大原敬子:
今回の答えは・・りょ、今言いましたね?ご両親の関係。
相談者:
ええ
大原敬子:
お兄ちゃんは、意思がないって事なんです。
相談者:
うん
大原敬子:
下手な意思をやってしまって、自分で判断をしてしまった時に・・また・・攻撃されるのが怖いって事です。
相談者:
・・
大原敬子:
その心理状態を、あなたが変えた方がいいんじゃないですか?って事なんですけどね。
で、今までホントに素直に、妻、妻、妻、妻、妻っていう・・
その、行動で動いたあなたの一途さと、ず、純粋さ?
相談者:
ええ
大原敬子:
これからは・・妻を少し・・小脇に抱えて、
相談者:
ええ
大原敬子:
俺の意思で・・前に進むって事が、この脱皮の、ま、第一・・第一歩じゃないかと思うんですけども。
相談者:
はい
大原敬子:
加藤先生に伺ってみますね。
相談者:
はい
大原敬子:
先生お願いします。
(再びパーソナリティ)
こういう40代男性親戚におります
しかも複数
この親にしてこの子ありっていう場合と
あの子だけなんでかしらという場合と両方です
相性っていうのも多分にあるんでしょう
でもどこもお母さんアスペっぽいかな
でお父さんけっこうバカ
いい大学出てる嫁さんて枕言葉になってるのは本当です
このお父ちゃんももうきっとオレが死ぬまでこのままだろうと思いつつ諦めきれない、イロイロやってるつもりで自分をごまかし…
なんともアワレデス
でもこのお父ちゃんは幸せだよね
これから弱ってきて手助けが必要な時はこのガラスの息子もそれなりに役立つでしょう
ガラス息子には誰もいないんだから
2000年代前半に谷村新司さんが自身のラジオ番組でこの相談者みたいな親子に言及していたのを思い出します。曰く「自分が怒られて育てられたのを反面教師にして『怒らない教育』を実践しているのだろう」と。
そういった「怒らない教育」を実践していた親子の成れの果てが今回の相談者親子なのでしょう。
怒る教育も怒らない教育も意味がない。
生きるための教育が必要。
どうすれば生きていけるのか、論理的かつ根気よく
教えることができなかったんだろう。
素直に「俺も悪かった」って言えない親の子は確実に狂う。