自活できない息子に困るオヤジのグダグダ説明。求人広告チラシを渡して「頑張れ」
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ええ、あのお・・ズバリそのもののような・・ご回答だったと思うんですけれども。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた徹底的に逃げて生きて来たね?今まで。
相談者:
そういう面はありますね。◆#$ね。
加藤諦三:
何に逃げて来たと思う?
相談者:
・・その・・
加藤諦三:
あなた本来の人生の戦場から、も、徹頭徹尾逃げて生きて来たの、今まで。
相談者:
逃げて来た・・自分の通すとこは通し、あとは嫌な、ことは、女房にお任せとかっていう面が・
加藤諦三:
うん、とにかく逃げたんだよ、あなた。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
で、逃げれば逃げる程、どんどん・・あの、窮地に追い込まれたの。
相談者:
あー
加藤諦三:
そいで、今もう、お手上げになったわけ。
相談者:
あー
今に、シワ寄せが来てるんですかね。
加藤諦三:
うん
相談者:
あー
加藤諦三:
今八方塞がりになったのは、あな、たの生き方の結果ですよ。
相談者:
・・そうですね・・
加藤諦三:
だって全部逃げたんだもん。
相談者:
ええ、はい
加藤諦三:
だからまず・・恐れる事は何もない。
大原敬子:
うん
相談者:
・・はい
あ、そうです・・
加藤諦三:
そういう風に、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた・・考えてご覧なさい。
今、自分の、自分の現実を見て。
わたし、
相談者:
あ、自分をね?
加藤諦三:
うん
相談者:
ええ
加藤諦三:
今の・・自分の現実を、見てね、
相談者:
はい
加藤諦三:
わたしの人生で、
相談者:
はい
加藤諦三:
恐れる事は何もない。
相談者:
ええ
加藤諦三:
わたしが、有ると・・思い込んでいるだけだと。
相談者:
あー
加藤諦三:
わたしが、有ると思い込んでるんであって、
相談者:
はい
加藤諦三:
現実には困った事は何も無いと。
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
じゃ、よろしいですか?
相談者:
え、ありがとございました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、どうもすいません。失礼します。
加藤諦三:
困った事から逃げると、いよいよそれが、もっと困った事に感じて来ます。
(内容ここまで)
男 「なんちゃらかんちゃら・・」
加藤 「要するに、仕事に就いてないという事ね?」
男 「なんちゃらかんちゃら・・」
加藤 「要するに、次男と暮らしていたという事ね?」
(笑)
先生、要約しすぎ。
完全雇用に近づく日本
現在、人手不足というのは間違いない。
失業率は2.4%(2018年1月雇用統計)。
これはバブル期に匹敵する数字だ。
しかもまだ下がり続けている。
失業率が2%を割ると「完全雇用」と言われる。
完全雇用とは、企業がいくら人が欲しくても新たに人を雇えないということを示す。
それが目前に迫っているということだ。
というか、地方に目を移せば、すでに完全雇用を達成している県がいくつもある。
島根、鳥取、岩手、和歌山、三重、山形、石川、岐阜、滋賀・・(まだ続く)
これらの県では、すでに完全失業率が1%台。
逆に、失業率ワーストには、福岡(3.3%)、大阪(3.1%)、東京(2.9%)などのいわゆる都会が占めています。
つまり、よく言われる、
「仕事を求めて地方から都会に出る」
というのは、もはや、とってつけた理由だということ。
失業率でピンと来なければ、有効求人倍率が分かり易いかもしれん。
有効求人倍率とは一人に何社の求人があるかという数字。
これが群馬県高崎市なんかだと、なんと6倍。
つまり、一人の求職者に6社の求人があり、そのうちの一社しか人を採れない。
完全雇用でも失業率ゼロにならないワケ
さっき、失業率2%を完全雇用と言ったけど、0%じゃないのに完全と言うのはおかしいんじゃないの?
こう思う人がいるかも知れない。
現実には失業率がゼロになることはない。
転職などで一時的に職を離れる人が常に一定数いるからだ。
もちろん、完全雇用では、その人たちだってすぐに職に就く。
失業率2%というのはそういう状態で、完全雇用と言っていいわけだ。
で、
ここからが今日の相談なんだけど、厳密に言うと、失業率がゼロにならない理由は他にもある。
例えば、ミスマッチ。
というか、なんちゃって失業者。
未経験者が年収500万以上じゃなきゃ嫌だと言えば、ずっと失業者のままだ。
そして、失業率2%の内訳で見逃せないのが今日の長男。
就業経験ナシのガラスの40代。
この長男が、有効求人倍率6倍の群馬県高崎市に引っ越したら、就職できると思う?
答えは、出来る。
でも、続かない。
どんなに雇用環境が改善されようとも働けない人たち。
マクロ政策では考慮しなくても良しとされる人種。
こういう存在が完全雇用において失業率がゼロにならない理由だ。
マクロ経済では誤差。
そのうち求職しなくなって、統計にすら入らなくなる。
引きこもりは失業者ではない。
マクロ政策で拾えないんだから、ミクロ的な手法で労働市場にねじ込むしかない。
例えば、市区町村による就労支援とか。
求人広告チラシを渡して「頑張れ」って・・
父さん、そらないだろ?
こういう40代男性親戚におります
しかも複数
この親にしてこの子ありっていう場合と
あの子だけなんでかしらという場合と両方です
相性っていうのも多分にあるんでしょう
でもどこもお母さんアスペっぽいかな
でお父さんけっこうバカ
いい大学出てる嫁さんて枕言葉になってるのは本当です
このお父ちゃんももうきっとオレが死ぬまでこのままだろうと思いつつ諦めきれない、イロイロやってるつもりで自分をごまかし…
なんともアワレデス
でもこのお父ちゃんは幸せだよね
これから弱ってきて手助けが必要な時はこのガラスの息子もそれなりに役立つでしょう
ガラス息子には誰もいないんだから
2000年代前半に谷村新司さんが自身のラジオ番組でこの相談者みたいな親子に言及していたのを思い出します。曰く「自分が怒られて育てられたのを反面教師にして『怒らない教育』を実践しているのだろう」と。
そういった「怒らない教育」を実践していた親子の成れの果てが今回の相談者親子なのでしょう。
怒る教育も怒らない教育も意味がない。
生きるための教育が必要。
どうすれば生きていけるのか、論理的かつ根気よく
教えることができなかったんだろう。
素直に「俺も悪かった」って言えない親の子は確実に狂う。