人との距離感がつかめないレズビアン。パートナーを得て初めて知る口喧嘩
テレフォン人生相談 2018年5月5日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女30歳 一人暮らし 両親 兄 弟
今日の一言: コミュニケーションは安心感があってはじめて可能です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい・・はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
30です。
加藤諦三:
30歳?、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
お1人ですか?結婚してますか?
相談者:
えーと、1人です。
加藤諦三:
と今あ、は、お父さんとお母さんと暮らしてんの?
相談者:
あ、一人暮らしです。
加藤諦三:
一人暮らしですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、お父さんとお母さーんは・・
相談者:
えとお、実家にい・・いて・・
加藤諦三:
あ、実家にいるわけ、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
で、兄弟は?
相談者:
兄弟はお兄さんが1人で・・
加藤諦三:
お兄さんに、1人・・はい、分かりま・・
相談者:
弟が1人です。
加藤諦三:
弟が1人?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
えーと、人との距離感の・・と掴み方を・・上手くなりたいなっていうのがあって・・
加藤諦三:
はい
相談者:
はい。
その相手との距離感が、ちょっと自分の中で・・どこまで出していいか?っていうのがちょっと分からない・・
加藤諦三:
はいはい、はいはい
それは人との距離感ての物凄く大切な事で、
相談者:
はい
加藤諦三:
これがあの、コミュニケーション出来るか出来ないかのお・・
相談者:
はい
加藤諦三:
基本ですからね。
相談者:
はい
加藤諦三:
大変難しい、話ですけど・・具体的に言うと、例えば・・ん、ど、どんな、ことですか?
相談者:
も、初対面で会った時とかに、
加藤諦三:
はい
相談者:
どこまで自分・・を出して話していいか?とか。
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、ある程度・・相手・・最初っから、も、全開でっていうのはないと思うんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
何回か会って行くうちに、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうやって出して行けばいいか?とかも分からなくて、
加藤諦三:
うーん
相談者:
失敗する事の方が・・多くて・・
加藤諦三:
こういうの距離感ん、が、む・・難しい、くなる、な・・っていう風に感じたのは、し・・
相談者:
はい
加藤諦三:
幼稚園とか小学校とか中学校とか、どのくらいの、頃からですか?
相談者:
会社勤めを始め・・る、までは・・あんまりそんなに考え・・てなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
そんなに、悩む事もなかったんですけど。
加藤諦三:
はい
相談者:
ん、グループ行動、しなければいけないとか・・
これはやってはいけないっていう・・絶対これはダメっていうのが、出来てから・・ちょっと身構えるようになってしまったところもあるの、かな?とは思います。
加藤諦三:
ええ、その、身構えて・・グループ行動とかっていうのは・・小学校の・・から、もう、距離感の問題っていうのは自分を悩ましていた?、それとも中学校になってから?、しょ、高等学校とか。
いつ頃からですか?
相談者:
小さい頃からそんなに・・あの・・全体行動をしない、ところはありまし・・それで悩むこともなかったですね。
加藤諦三:
あ、こういう事?、小さい頃には人とあんまり接してなかった?
相談者:
・・個人、あの2、3人#$%◆
加藤諦三:
だから、人と接してないから、
相談者:
はい
加藤諦三:
この人に対してどういう・・態度が適切なのかな?っていう事が・・悩まなかったけれどもお、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・まあ、大人になってくりゃ、そりゃあ、人と接しないわけに、いかないでしょうから、
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、その距離感っていう事は問題になった・・
それで・・どのぐらいの、時期ですか?
相談者:
成人して・・二十歳超え・・たりしてからだと思います。
加藤諦三:
ん、はた、二十歳過ぎてから?
相談者:
二十歳過ぎてからぐらいです。
加藤諦三:
・・ただ、二十歳・・例えば・・さっきあなた、団体行動って言いましたけれど、
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに人と接する事が、わ、ほとんどないままあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
10代を過ぎた・・っていう事?
相談者:
・・そうです・・全くなかったわけではないけど、少ないと思います。
加藤諦三:
うーん・・というより、じゃ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そもそも・・お父さんお母さんと、
相談者:
はい
加藤諦三:
から、あの、さっきお兄さん弟がいるって言いましたね?
相談者:
はい
加藤諦三:
この一番近いお父さんお母さんお兄さん弟とはどういう関係だったんですか?
相談者:
・・あんまり会話は、してなか・・ったんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
今でも、嫌いとか・・なんか、苛められたっていう事は全くないんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
ただ、他の人と・・あのま、会社とかで話をしているような・・あの、会話もなかったとは思います。
加藤諦三:
会社での会話っていうのはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
これは仕事の会話ですよね?
相談者:
あ、それが・・多分、仕事みたいな・・会話をしてる・・感覚があります。家族で。
加藤諦三:
うん。あの・・仕事の会話はそれは、当然これ、しなきゃいけないわけですから。
相談者:
はい
加藤諦三:
もっと難しく言えば、
相談者:
はい
加藤諦三:
情報の交換ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、会社の人とも、
相談者:
はい
加藤諦三:
情緒の交換、の会話がないですよね?
相談者:
はい・・そうですね。
加藤諦三:
「今日はあ・・雨になっちゃったねえ」って。
相談者:
はい
加藤諦三:
「暑いねえー」・・「えー、やだねー」とかって・・なんかそういう、その、
相談者:
はい
加藤諦三:
「雨だねー」っていうのは別に・・あ、「今日は雨です」という、
相談者:
はい
加藤諦三:
テレビの天気予報じゃないわけだから。
相談者:
はい
加藤諦三:
相手も雨だって事知ってるし、こっちも雨だって事知ってる。
相談者:
はい
加藤諦三:
「雨だねえ」っていうのは情報を交換してんじゃなくて、情緒を交換してるわけですよ。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
で、そういう意味であなたは、周りの人と情緒を交換する事はなかったんですね?
相談者:
・・そうなりますね、はい
加藤諦三:
ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それで今日のあなたの、相談というのはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
こういうようにわたしは育ちました。
相談者:
はい
加藤諦三:
人との会話の無い・・会話の無いっていうのは・・会社の、情報の交換の会話じゃなくて、情緒の交換としての会話もありませんでした。
相談者:
はい
加藤諦三:
学校でも家でも。
相談者
はい
加藤諦三:
そして、人との距離感が、もう分かりませんと。
相談者
・・はい
加藤諦三:
どうしたらいいでしょう?っていう相談ですか?
相談者:
・・そ、そうですね、はい
加藤諦三:
そうですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお・・凄い・・難しい・・相談だと思いますよ。
きょ、人との距離感との相談ていうのはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど今日はあ・・スタジオに・・大変、そういう事についてはですね、心の奥底の問題ですから、これは。
相談者:
はい
加藤諦三:
表面的な事じゃなくてね?
相談者:
はい
加藤諦三:
心についてのエッセイストとして・・大変、心の・・理解の深いマドモアゼル愛先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
色々と、お話を、伺って下さい。
相談者:
はい
(回答者に交代)
暗闇の中で生きる、地獄はそこにある
貴女の作った地獄である
逃げることも出ることもできない
本当はそんなもの無いのだから
入口も出口もそもそもない
なぜこんなになるまで無い事を受け入れないのか
受け入れない。コミュニケーションの成立しない人