感情は伝わる。叱って叩いて薬は拒否。父親のアルツハイマーを進行させる家族
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
あ、初めまして、高橋です。
相談者:
あ、初めまし・・あ、初めまして、よろしく・・
高橋龍太郎:
そのお医者さんに行かれて、
ま、大きく分けると4つぐらいのタイプがあるんですけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
・・どういうタイプのお、「認知症」お・・「の」・・「可能性が高いですね」、「或いは合併してますね」っていう風に言われました?
相談者:
ちょっと「アルツハイマー」あ、「系」のお・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
「可能性が高い」、と言われまして・・
高橋龍太郎:
じゃ脳は、萎縮してるの?
相談者:
萎縮してますね、はい
高橋龍太郎:
うん。それから、血管性の病変は、あるの?
相談者:
血管性え、は、特に、あの、図式、スキャンとかでも、もう、脳の状態診てもら・・ったんですけど、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そこら辺、まではなかったですね。ホント萎縮してる感じで。
高橋龍太郎:
萎縮してる感じ?
相談者:
はいそうです。
高橋龍太郎:
それで、その、手の震えみたいなパーキンソン用の症状は?・・どんな風におっしゃってたの?
相談者:
先生はまあ、「パーキンソン病」お、「か」、「ちょっと分からなんないけど、やっぱりその気もあるかも」、「しれない、とこもある」、言ってました、はい
高橋龍太郎:
うん、少し、そういう老化が進んで、「パーキンソン用の症状も」・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
「合併してるよね」っていう事か。
相談者:
そうですね。はい
高橋龍太郎:
それだけ脳が委縮して・・えー、中々・・会話が、上手く・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
えー・・捗らないよっていう、のに、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お薬は・・なんで・・出していただけないの?
相談者:
うん・・ま、わた、しい・・は、ま、薬・・を出した方が治りがま、ちょっと・・なんでしょうね、進行を防げるんじゃないか・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ていう考えなんですけど、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あの、母親とか、あと本人もお・・ま、あんまりちょっとお、お薬を出して治したくはないらしいんですね。
要は、あの、薬を、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
出すと・・ちょっとキツ過ぎるからあ・・それで・・ちょっと本人にもちょっと・・負担がちょっと、掛かり過ぎてるんじゃないかっていう事で・・
高橋龍太郎:
ん?
相談者:
も、問診だけやってるんですよ。
高橋龍太郎:
その・・アルツハイマーのお薬が・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
キツ過ぎるっていうのは、ど、少し、興奮性に働くって事?
相談者:
・・うーん、ま、そう・・かもしれないですね、要は・・あの、うちの母親あんまり薬を飲ませたくないらしいんですね。
高橋龍太郎:
おーん・・
相談者:
はい・・#$%◆
高橋龍太郎:
今、あのお、お薬も・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
何種類かのお薬があって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ん、どういう意味で「キツい」っていうのかが、あんまりよく分かりませんけど・・
相談者:
#$%◆
高橋龍太郎:
ま、一般的な副作用は、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
少し・・興奮性が増すので、って言うと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
今度漢方と一緒に合わせてみたり。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
一般的にあなたがおっしゃるように、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
少なくとも、進行を・・ある程度・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
くい止めてくれたり、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それからあ・・余分な興奮を抑えてくれたり・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから・・お母さまのご意見は・・どんな・・
相談者:
認知はまあ、まだあ・・大丈夫なんですけど・・はい
高橋龍太郎:
認知はしてくれてるわけ?、あなた方。
相談者:
そう・・はい、そうですね・・
高橋龍太郎:
あ・・
相談者:
全く・・そこまで忘れてるわけじゃないですね。
高橋龍太郎:
なるほど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だとすれば逆に、お薬は・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう時であればあるほど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
早ければ早いほど・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ある意味では・・効果的なんだけれど。
相談者:
あ・・そうですか、はい
高橋龍太郎:
うーん、しん、完全にもう・・
相談者:
うん
高橋龍太郎:
萎縮が進行しちゃって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
にっちもさっちも行かない時に使ってもほとんど意味がないけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
今ぐらいの時だったら、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
逆に、ある意味効果的なんですけれど。
相談者:
そうです・・ねえ、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
分かりました。
高橋龍太郎:
だから1つは、
相談者:
ええ、はい
高橋龍太郎:
今は飲むのは嫌だっていう人には貼り薬もあるし、
相談者:
あーはい
高橋龍太郎:
うん、だからあ、物凄くお薬については使いやすい・・お薬がたくさん出てるので、
どの薬が合うかをまず確かめるって事が第一で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それはお母さまをよく説得して、
相談者:
そうですね、はい
高橋龍太郎:
ね?、それから・・ある種のお・・こう、ちゃんとした父親像みたいな物を・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
イメージの中に描いていてえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そのギャップに、子ども達や、家族は、みんな苛立つんだけれど、言葉の論理は通じないけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
感情は凄く伝わるの。
相談者:
・・あーはい
高橋龍太郎:
うん。あのお、認知症といえどね?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
だから・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うーん、そういうとお・・変な話ですけれど・・少しずつ・・赤ちゃんに帰って行くっていうような・・
相談者:
あーあ、はい
高橋龍太郎:
イメージで、捉えてあげて、
相談者:
はい・・はい
高橋龍太郎:
赤ちゃんを凄く愛して、あやしてあげるように・・
相談者:
あーはい
高橋龍太郎:
かといって、あんまりバカにしたあやし方をするとプライドが傷付くから(含み笑い)、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
愛情を持って・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
側に居て、一緒にいる空間を、なるべく楽しくするようにするっていう風に心掛けると・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そんなにむしゃくしゃしないで済むようになると思うけれど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
やっぱり建て前で接すると、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
どうしてもイライラしちゃうので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
これまで・・あの、育ててくれたお父さん、も、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
えー、愛する気持ち、或いはお礼をする気持ちで側に居てあげるっていう事が大事なんじゃないかな?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
そうですね、はい
高橋龍太郎:
うーん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
なんかお母さんがちょっと1人浮いてるような感じだね?、お母さんも一緒になって・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
要するにお父さんが認知症である事を認めたく、ないんだと思うのね、お母さんは。な・・
相談者:
そうですかね、一応・・お世話とかは・・ま、わたし達も・・
高橋龍太郎:
いやいやそうじゃなくて、その薬を反対するとか。
相談者:
あー、なるほど。はい
高橋龍太郎:
色んな形で、何等かの・・現代の医療そのものについて、少し・・
相談者:
そうですね。
高橋龍太郎:
ブロックを掛けてるのは・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そんなに認知症酷くないとか、なんか色々、お母さんなりの思い込みが、あるんだと思うけれど、
相談者:
そうですね。
高橋龍太郎:
やっぱりその・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
治療については・・経験のあるお医者さんの、ベテランのお医者さんの・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
指示に従った上で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あとはお母さんが、あの、今までの、それこそ夫婦関係の延長のように、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
対応を・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
してあげれば・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そんなに、あの、掴みかかるとか、そんな事にはならないと思うけど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うん。よく、あのお薬についての説明を聞いてね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ちゃんと選べば・・今よりは、安定した状態を築けるように思いますよ。
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)