カードローンの名義貸し。行政書士が集めも集めたバカ11人
テレフォン人生相談 2019年1月19日 土曜日
副業で車の販売をしていた行政書士の弟。
代金を回収できずに資金繰りが悪化。
知人らから借金するだけでは追いつかず、知人らに頼んで作らせた銀行キャッシング・カード(いわゆるカードローン)を借りて借金。
そんな中、弟は交通事故に遭い入院。
もはや返済能力はなく、弟を詐欺罪で訴えてもらうなどして、カードを貸してくれた人たちの債務が免除される方法を模索しているのだが・・
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 塩谷崇之(弁護士)
相談者: 男59歳 妻47歳 長男25歳 長女24歳 次女18歳 90歳の実母と暮らしている弟55歳
今井通子:
もしもしい?テレフォン人生相談です。
相談者:
あ・・すいません、よろしくお願いします。
今井通子:
はい
今日はどういったご質問ですか?
相談者:
えーと、わたしの弟の借金問題でちょっとご相談・・したくてお電話いたしました。
今井通子:
ああ、はい
相談者:
はい
今井通子:
あなたは、おいくつですか?
相談者:
えーわたしは今59です。
今井通子:
59歳
相談者:
はい
今井通子:
あなた自身はご家庭は・・
相談者:
はい、あります。
今井通子:
奥様おいくつ?
相談者:
えー47です。
今井通子:
47歳
相談者:
はい
今井通子:
お子さんいらっしゃいますか?
相談者:
えーと、25の男お・・
今井通子:
はい
相談者:
24の女。
今井通子:
はい
相談者:
18の女です。
今井通子:
はい
じゃあ、次には、その・・
相談者:
はい
今井通子:
問題の弟さんの・・弟さんはおいくつ?
相談者:
はい。えー55です。
今井通子:
55?
相談者:
はい
今井通子:
ご家族いらっしゃる?
相談者:
えーと、離婚して今あ、実家に、母と二人で住んでます。
今井通子:
あーなるほど。
相談者:
はい
今井通子:
お母さまおいくつ?
相談者:
えー90です。
今井通子:
おー素晴らしい。
相談者:
・・
今井通子:
でえ・・弟さんとお母さんはお二人で住まわれてて、
相談者:
はい
今井通子:
その弟さん・・
相談者:
はい
今井通子:
離婚する前、は、
相談者:
はい
今井通子:
お子さんも・・
相談者:
は(わ)・・
今井通子:
いらした?
相談者:
おと・・二人いました。
今井通子:
あ、男の子さんが二人?
相談者:
はい
今井通子:
はい
おいくつぐらいかしら?
相談者:
えー、とお・・大学1年と中う・・今度中3ですね。
今井通子:
あーなるほど。
相談者:
はい
今井通子:
で、このお子さん達は、じゃあ親権は、奥様の方が?
相談者:
そうですね、はい
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
で・・弟さんは今、じゃ、何か・・お仕事は自営か、しゃ、あの会社か?
相談者:
自営で・・仕事をやってたんですけど、交通事故を起こしまして今、入院してるんです。
今井通子:
あーは、なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
・・何ヶ月前ぐらいから?入院は。
相談者:
事故を起こしたのはあ・・2週間前ですね。
今井通子:
あ、まだ、じゃ、そんなではないんですね。
相談者:
はい
今井通子:
重症度はどれぐらいなんですか?
相談者:
重症度は、まあ・・小腸が破裂と、左腕骨折という事で・・緊急手術を受けまして、ま、何とか一命取りとめたという感じですね。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
・・じゃあ、弟さんは、その自営の、会社をやってらしてえ・・
相談者:
はい
今井通子:
これ、お一人でやってらっしゃんの?、従業員な、何人・・
相談者:
いえ・・一人で・・やってました。
今井通子:
一人でやってらし・・
相談者:
はい
今井通子:
で、本題に移りますが、
相談者:
はい
今井通子:
そのご相談の、
相談者:
はい
今井通子:
弟さんの借金というのが・・
相談者:
はい
今井通子:
はい・・ど・・
相談者:
これがあのお・・
今井通子:
ええ
相談者:
自分名義は1千万ぐらいで・・4千んんん、万ちょっと、他人名義を借りて・・銀行系のキャッシュカードを作ってそれで・・借金をしてるもんですから・・
今井通子:
はい
相談者:
でえ、ま、その、名前を貸した人たちにも、多大な迷惑を掛けてるもんですから、
今井通子:
はい
相談者:
もう、それこそお、弁護士に相談したり警察に相談してる人もいるみたいなもんですから。
今井通子:
はい
相談者:
もう、弟にはほとんど返済能力もないですし、
今井通子:
ええ
相談者:
このお、キャッシングう・・カードを・・ま、友人知人に頼んで作ってもらって借金してるんですけど。
その方々あ、を、ま、何とか・・助けられないものかと思いまして。
今井通子:
・・借金っていうのは・・
相談者:
はい
今井通子:
・・これ、どうして出来た借金?
相談者:
最初はそのおおお・・事業で、失敗しまして、
今井通子:
はい
相談者:
で、そのまま失敗した・・返すために・・友人知人から名前を借りてカードを作ってえ・・それで返済して・・でまた、その人たちに返す・・ために、また更に、友人知人に名前借りてまたカードを作ってという・・その、繰り返しで・・4千万を超える借金になってしまったという・・形なんです。
今井通子:
この4千万っていうのがあ・・え、自分名義以外の?・・借金?
相談者:
そうです。
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
この友人、の、方々っていうのは、
相談者:
はい
今井通子:
何名ぐらいですか?
相談者:
もう名前を貸してる人が11名ですね。
今井通子:
11名?
相談者:
で、2400万ぐらい・・
今井通子:
はい
相談者:
で、あと、15名え、ぐらいから・・1700万ぐらい現金で借りてます。
今井通子:
・・なるほど。
お仕事はどういう系のお仕事だったんですか?
相談者:
え、ま、行政書士をやってたんですけど、ま・・その副業お、でま・・車を売る何かあ・・仕事、仲介、みたいな形で・・
今井通子:
はい
相談者:
やったみたいなんですけど、要するに車を納めたけど・・お金は納めてもらえないと。
そのまんま車を持って逃げられたという事で。
今井通子:
はあ
相談者:
で、その車を、ま、買ったところには・・代金を支払わないといけないもんですから。
今井通子:
はい
相談者:
そのために、ま、友人知人からあ、現金借りたり、そのカードを、名前借りて・・そっちを返すために、そうやってえ・・友だちとか友人から名前借りて・・やったんですけど。また今度はそっちに返すために、更に他の友人知人から、名前借りてカードを作ってという、そういうもう・・悪循環で・・膨れ上がって、まあ、わたしのところに相談に来た時はもう・・どうしようもない、状態だったもんですから。
今井通子:
・・で・・弟さんの、ご相談は・・
相談者:
はい
今井通子:
あなたに対してはどういうご相談なわけ?
相談者:
・・えっと・・要する・・
今井通子:
このお金・・何とかな・・
相談者:
はい、いやもう・・
今井通子:
ならないか・・
相談者:
何とかならないか?というか、ま、借金がちょっとあるというのは・・うちの母からあ・・聞いてたもんですから
「お前今どうなってんだ?」という事でわたしが問いただしたら・・「こうこうだ」という事で・・で、最初はわたしはもう、自分の・・あのお・・借金ばっかりかと思ってえ、「自己破産すれば済むんじゃないか?」つったら・・
「いや自己破産してもこうこうで」・・「友人知人から名前を借りたりしてカードを作ってるから」・・「自己破産しても」・・「無駄なんだ」という事で・・で、まあ、わたしの方でも、ま、考えたのがこの・・それこそ、被害者の会でも、皆さんに立ち上げてもらって弟を・・詐欺で訴えてもらって・・
今井通子:
うん
相談者:
で・・弟も、ま・・返済能力はないのに、騙して、名前借りて、
「わたしが全部使いました」という事で・・この名前を貸してくれた、カードを、ま・・ま、今となりゃ、もう騙されてカードを作らされた・・
今井通子:
はい
相談者:
友人知人の方々を・・ま、助けたいと思って・・
今井通子:
ええ
相談者:
まあ、詐欺罪でえ・・弟を訴えれば・・
今井通子:
はい
相談者:
この人たちの、そのお・・カード会社に、対する、支払いは、しなくても・・済むようになるのかどうなのか?
今井通子:
はい
相談者:
その辺の、こう、方法はないのか?と・・思いまして、まあお聞きしたくて・・お電話し・・
今井通子:
分かりました。
相談者:
はい
今井通子:
今日は弁護士の、塩谷崇之先生がいらしてますので、
相談者:
はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
塩谷崇之:
はい、こんにちは
今井通子:
先生、よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)
管理人さんの面目躍如たるコメントに納得した回でした。
恐い世界ですね。 田中圭とかがやって来て解決してくれないですかね。「この、ビッ○レが~」って。
考察を読ませて頂きました
なるほどなぁ。確かに
とすると、この兄貴の本当に相談したい事は
”怖い”、”不安”そっちの現状でしょうか
正直に隠さずストレートに打ち明ければ道が見つかるでしょうに
なぜつまらない見栄をはるのか?
もちろん推測ですけど・・二週間前に重傷事故・・恐ぁ・・
管理人さんの考察が無ければ、全く状況が理解できませんでした。関わってはいけない人と関わるとこう言うことになる。命と引き換えに払えと云うことかとゾッとしました。
今回のキレッキレの考察に感嘆しました。士業の方がわざわざ他業種に、しかもインフラが多額掛かる業種になぜだ、と思っていたら‥そういうことですね。相談者が曖昧にした理由も、相談者自身も名義人を貸した一人だから。相談者兄弟にしてみれば、命狙われることよりも警察からの罰が怖いのでしょうかね。