オレ様父の介護同居が迫る。婿養子をとった三女の憂鬱
テレフォン人生相談 2019年4月27日 土曜日
上二人の姉は他県に嫁いで、地元で婿養子をとった相談者が親を看るのが規定路線。
2人で暮らす両親の面倒見を車で20分の距離でやっていて、いよいよ同居が必要になってきたものの、厳格で抑圧的な父親が好きになれず、相談者に以前のウツ症状が出だした。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女55歳 3人姉妹の末っ子 夫60歳 二人暮らし 現在は別に暮らす父89歳 母85歳 独立している長男30歳 次男28歳
今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
あ・・こんにちは
今井通子:
こんにちは
相談者:
よろしくお願いします。
今井通子:
こちらこそ・・今日はどういったご相談ですか?
相談者:
わたしと、あの、父の関係、についてなんですけれども。
今井通子:
はい
相談者:
あのお、これから、父、との関わりなんですが、
今井通子:
うん、はい
相談者:
これから・・あの、同居しなければならないんですけれども、
今井通子:
・・はい
相談者:
ちょっと、父との関係が、上手、く、行かなくて、
今井通子:
はい
相談者:
不安に思ってるんですけれども。
今井通子:
なるほど
あなたはおいくつですか?
相談者:
・・え、50、5歳です。
今井通子:
55歳
相談者:
はい
今井通子:
お父さまは?
相談者:
・・80、9歳です。
今井通子:
89歳
相談者:
はい
今井通子:
あなたは結婚してらっしゃる?
相談者:
はい
今井通子:
・・ご主人何歳?
相談者:
あ、60歳です。
今井通子:
60歳・・今までは・・
相談者:
はい
今井通子:
えーと、別居してらしたの?、お父さまとは。
相談者:
・・あ、ずっとお、別居です。
今井通子:
うんふんふん
あ、あなたのお父さんですよね?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
義理じゃなくて。
相談者:
はい
今井通子:
はい、あの、お母さまは?
相談者:
・・えー、85歳です。
今井通子:
85歳?
相談者:
はい
今井通子:
はい。今、「お父さま」、「と」・・「同居しなきゃなんない」っておっしゃったでしょ?
相談者:
はい
今井通子:
はい・・お母さまもご一緒ですよね?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
あ、なるほど。
そうすると、ご両親と・・同居される事になった・・けれどもお・・えー、お父さまとは、元々上手く行かないの?
相談者:
いえ、上手く行かないという事お、ではないんですけれども、
今井通子:
うん
相談者:
あの、小さい頃から・・父は厳格な人で、
今井通子:
ええ
相談者:
あのお、亭主関白で。
今井通子:
はい
相談者:
そういう・・あの、抑圧が昔からありまして。
今井通子:
はい
相談者:
はい・・そこがこれから、一緒に同居するのに、わたし自身が、なんか・・耐えられないというか、自分の気持ちを押し殺す、のが、なんか耐えられないという・・
今井通子:
うん、ふん、ふん・・お子さんいらっしゃいますか?
相談者:
はい。息子が2人、30歳と28歳です。
今井通子:
はい・・もう独立してらっしゃんの?
相談者:
はい
今井通子:
じゃ、今、あなたのところは・・ご主人とあなただけ?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
で、今まで、この二人暮らしだったのが・・
相談者:
はい
今井通子:
えー、同居になっちゃった、わけは?
相談者:
・・いつ、まだあ、同居してないんですけれども、あの・・
今井通子:
ええ、同居しなければならなくなっちゃったわけは?
相談者:
・・主人が、婿養子で・・
今井通子:
はい
相談者:
あのお、後看なあ、きゃいけないのが、わたし達夫婦なんです。
今井通子:
あ・・そうすると何?・・あなたは、一人っ子?
相談者:
いえ、あの、3人姉妹で、姉が2人いるんですけれども、他県に、いるので。
今井通子:
ほお、ほお、ほおほ
相談者:
もう結婚した時から、親を看るというのは分かってた事なんですけれども。
あの・・
今井通子:
お姉さん達じゃなくてあなたが看るって事になってたわけね?
相談者:
はい、はい
今井通子:
はい
相談者:
で、あのお・・
今井通子:
あ、分かった。
お姉さん達はさっさと結婚しましちゃ(苦笑)、してしまいました。
そいであなたは・・もう、親に頼まれて、親の面倒を看るために、養子を、取りましたみたいな?
相談者:
そう、そうです。
今井通子:
うーんん、なるほど、はい
相談者:
うん・・なので・・最近・・母あ、も、家事一般が辛くなって来まして、
今井通子:
はい
相談者:
段々・・同居というのがもう、目の前に近付いて来てるかなあ、ていう、状況なんですけれども。
今井通子:
はい
相談者:
今現在、病院通いとか・・
今井通子:
うん
相談者:
ま、2人共ですね。
今井通子:
うん
相談者:
病院通いがありますし。
今井通子:
うん
相談者:
あのお、何かあったら、用事があったらとか・・車で20分ぐらいですので。
今井通子:
うん、うん
相談者:
うん、そういう形で今、面倒看てる、状況なんですけれども。
今井通子:
なるほど。
相談者:
段々、その、度合いが、んー、多くなって来たというか・・食事い、とかに関しても、宅配で取ったりとか。
今井通子:
はい
相談者:
段々、負担のないように、でもわたしが・・あのお、看てあげなきゃいけないし、
今井通子:
はい
相談者:
今主人ん、が・・んー、定年延長で、仕事をしてるんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
今マンションに住んでいて、ん、「自分(俺)が」・・「単身赴任でやっても、わたし(お前)一人ででも、もう行って面倒看てあげるぐらい、の、ふうに、なるよね?」って言って。
今井通子:
はい
相談者:
そういう形ではあるんですけれども。
今井通子:
うーん、なるほど。
相談者:
んん
今井通子:
それで?・・その、お父さまあ、と、ま・・ま、言ってみれば性格が合わないらしいけど(苦笑)。
相談者:
う、そうですね。
今井通子:
うん
相談者:
あのお・・
今井通子:
んで・・
相談者:
自分の思い通りでないと、気が済まない質なので、
今井通子:
ええ
相談者:
色んな面でこう、好きになれないというか。
今井通子:
これお母さまは?
相談者:
・・あの、母は・・父に、従順というか、もう「はい、はい」って・・あのお・・何でも聞く・・人です。
今井通子:
うん、ふん、ふん
相談者:
うん
今井通子:
で・・結局う・・そうすると、あなたが、今、ご心配になってるのは、同居したら、お父さまとは上手くやって行けなそうって事ですよね?
相談者:
・・そうですね。以前・・うつ病になったと、時がありまして、
今井通子:
はい
相談者:
その、時の、症状がまた出て来るんですよね。
・・これからの、自分の生活を考えた時に。
今井通子:
はい
相談者:
実際、今、自分の・・身体の不調ていうのが・・朝、起きた時にも、吐き気がするとか、食欲不振があって。
で・・ん、んー、10年ぐらいずっと・・不眠症もありまして、
今井通子:
はい
相談者:
あの・・&#△%
今井通子:
あ、「ありまして」というのは、今でも不眠症?
相談者:
そうです・・
今井通子:
あ、なるほど。
相談者:
薬も飲み続けてるんですけれども。
今井通子:
はい・・そうすると?・・えーと、あなたとしては・・えー、面倒看なきゃならないんだけれども(苦笑)・・
相談者:
はい
今井通子:
同居はしたくないとかあ・・んー、なんだろ?
相談者:
ん、も、したくないというよりも、同居しなければ・・いけない状態にあって、
あの、どういう気持ちで、父と、接したらいいかな?と、思いまして。
今井通子:
あ、ご相談としてはそっちなのね?
相談者:
はい
今井通子:
あ・・分かりました。
今日はですね、三石メソード主宰で、作家で翻訳家の三石由起子先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。先生よろしくお願いします。
(回答者に交代)
相談者の声からして、切羽詰まってる感が伺えました。
人ごとでは無い相談で、「ギリギリまで同居を引き延ばす」参考になりました。
本当に人ごとでない相談です。
私の父親もつい最近、暴言や暴力的行動でデイサービスからも出禁にされたような人です。今はまだ母が一人でも面倒をみられる状況ですが、そう遠くない将来を考えるととても不安です。両親と私の関係も若い頃から良くなくて、これからの関わり方や人として、とかを考えると…
色々と考えさせられる問題ですね。
「私、不幸になるかもしれない病」だね。
三石先生の熱心なアドバイスのあとに、「私もそう考えてました」なんて言うくらいなら、なんでわざわざテレ人頼ったの?
生真面目でプライド高いから鬱にもなるんじゃない?