オレ様父の介護同居が迫る。婿養子をとった三女の憂鬱
(回答者に交代)
三石由起子:
はい、こんにちは
相談者:
こんにちは、よろしくお願いします。
三石由起子:
はい。えーとねえ?
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、他人事ではないような気持ちで聞いてたんですけれども。
相談者:
はい
三石由起子:
あの、心構えっていうかね?
相談者:
はい
三石由起子:
わたし一番大事なことはね?
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、1つだと思うんですよ。それはね?・・同居するっていうことで、
相談者:
はい
三石由起子:
あなたが元の育った家(うち)・・
相談者:
うん
三石由起子:
の娘に、もう一度帰るっていう気持ちではダメだと思うの。
相談者:
そうですよね。はい
三石由起子:
うん、それはどういう事か?っていったら、今、あなたは結婚してて、
相談者:
はい
三石由起子:
別居してるとはいえ、そのお、息子さんが2人いらっしゃるわけで、
相談者:
はい
三石由起子:
でえ、もう結婚生活う・・を、してですね、あなたはあなたの家庭を作って来たわけなのよね。
相談者:
はい
三石由起子:
だからあなたの家庭っていうのは・・あの、残ってないと、残ってないとっていうのは、気持ちの中でね?
相談者:
はい
三石由起子:
あなたの気持ちの中で、自分の家(うち)っていうのがないと・・息子も困ってしまうし・・
相談者:
うん
三石由起子:
あなたも揺らいでしまうと思うんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
だから、あなたの核、自分の中心にある気持ちっていうのは、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱり、夫と、2人の家庭であり、子どもが2人ある家庭っていうところからズレちゃダメだと思うの。
相談者:
はい
三石由起子:
そこさえズラさなければ、あたしい、結構上手く行くと思うんだけれども。
相談者:
はい
三石由起子:
あのね?、憎むようになるよりは・・
相談者:
ふん
三石由起子:
絶対に別居の方がいいわけですから。
相談者:
はい
三石由起子:
これはね?、ギリギリまで通ったらいいと思うんだよ。
相談者:
あーはい
三石由起子:
ギリギリまで別居ね?、それをもう・・
相談者:
はい、最近はわたしもそういう風に思っ・・
三石由起子:
うん、だから一日でも長く別居するっていう風に思って、
相談者:
はい
三石由起子:
たとえ、同居しなきゃいけない時でもね?
相談者:
はい
三石由起子:
あの、旦那と離れちゃダメ。
相談者:
はい・・
三石由起子:
自分だけ先・・
相談者:
それだけはわたしも思います。はい
三石由起子:
うん、そう、自分だけ先に行くとか・・
相談者:
うん
三石由起子:
あのお、旦那をその、単身赴任じゃないけど、
相談者:
うん、うん
三石由起子:
置いておくっていう事はしちゃダメ。
相談者:
はい
三石由起子:
だから、あの、長い時間行ったとしても・・わたしは家(うち)に帰るっていう風に帰って来るか、
相談者:
はい
三石由起子:
もう旦那も一緒に、行くか。
相談者:
はい
三石由起子:
で、あなたの家(うち)っていう物を、気持ちの中でズラしちゃダメだと思うのね?
相談者:
はい
三石由起子:
も、元からこういう養子という、ふうにして入ったんで、自分は跡取りの娘として実家の方に、入るみたいな気持ちじゃダメだと思うんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
そこはね?ビシっと分けないとダメで。
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、気持ちの中でね?・・あの、やっぱり夫との家庭っていうのはちょっとでも揺るがせにしちゃダメだと思う。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、だからね?、えーと、食事を、自分で作るのが大変だったら、やっぱりあなたが今やってるように食事の手配をするって、今、良い業者いっぱいありますから。
相談者:
はい
三石由起子:
それとあのお、何?あの・・お惣菜でもね?
相談者:
うん
三石由起子:
1人用、2人用って山ほどあるのよ。
相談者:
はい
三石由起子:
そんなのはね、もう何とでもなるんで。
あの、とにかく自分が、なるべく行かない事?
相談者:
はい
三石由起子:
えーと、行かない事っていうのはね?・・ご主人に・・ご飯を作る・・暇がなくて、
相談者:
うん
三石由起子:
あの、お父さんの、ご飯を、っていうのはダメだと思うんですよ。
相談者:
はい、はい
三石由起子:
うん、だから、ご主人の、ご飯を作る、あの、ついでにね?
相談者:
はい
三石由起子:
ちょっとお裾分けするわ、くらいの気持ちでないと、気持ちの上でね?
相談者:
はい
三石由起子:
実際そうでないにしてもですよ?
相談者:
うん、ん、はい
三石由起子:
うん、うん。そこはあの、気持ちを動かしちゃダメだと思う。
で、一日でも長く・・離れているっていうのが大事でね?
もう1つ危惧するのはね?
相談者:
はい
三石由起子:
お父さまとお母さま上手くやってるのに・・
相談者:
うん
三石由起子:
あなたが行ってさ・・
相談者:
はい
三石由起子:
どうもちょっと違うと。
お母さん可哀想だとかさ・・
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱり余計な事思うわけですよ。
相談者:
うーん
三石由起子:
でもそれはね・・あなたの夫婦とは違う夫婦の形であってさ、
相談者:
はい
三石由起子:
うん、そんな、そ、でも、そういう事にまで・・あの、気が行っちゃうじゃん娘っていうのは。
相談者:
うーん
三石由起子:
だからそんな事には口出しちゃダメなん、だけど、
相談者:
はい
三石由起子:
長くいると口も出したくなっちゃうわけだから、
相談者:
はい
三石由起子:
絶対にベースをね?、あなたのベース、足の踏み場っていう物を、今の家(うち)に絶対に置いとかなきゃダメなの。
気持ちの、上ではね?
相談者:
はい
三石由起子:
それで・・今、89歳なんで、
相談者:
ええ
三石由起子:
まだ・・ご自分の事はご自分で出来るくらいのことでしょ?
相談者:
・・そうですね。
三石由起子:
いやだ、あ、だから、うん、下の世話しなきゃいけないとか・・
相談者:
ん、あー、はい、はい・・
三石由起子:
そんな事じゃないわけですから。
相談者:
はい
三石由起子:
だからギリギリまでね?、一日でも・・
相談者:
うん
三石由起子:
長くね?
相談者:
うーん
三石由起子:
うーん、ママがいるうちは、ママの手伝いをするくらいの事を考えたらいいと思う。
相談者:
ああー
三石由起子:
うん、だから、お母さんがお父さんの・・お世話をするのであって、
相談者:
はい
三石由起子:
そ、「お母さんが可哀想だから、あたし手伝ってあげるわね」っていう・・
相談者:
うん
三石由起子:
その気持ちをズラしちゃダメだと思うのよ。
相談者:
ああー
三石由起子:
うん、だからその2人まとめて、庇、おうと、で、それは旦那を置いて庇おうっていう気持ちではダメだと思う。
相談者:
うーん、なる&#△
三石由起子:
でね?まずはそれですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
それで一日でも多く稼ぐ事。
相談者:
はい
三石由起子:
それが1つね?、1つ目ね?
相談者:
はい、はい、はい
三石由起子:
で、2つ目はね?、どうしても、ほら・・同居しなきゃ行けないってホントにそういう状況になった時には・・
相談者:
はい
三石由起子:
旦那と一緒に。旦那と離れちゃダメ。
相談者:
あ、そうですね、はい
三石由起子:
ね?・・うん、マンションに連れて来るのが無理だったら、旦那も一緒に向こうに行く。
相談者:
うん、うん
三石由起子:
ていう事をしなきゃいけないし、
相談者:
はい
三石由起子:
うん、そうしないと変になる、と思うのね?
相談者:
・・うん
三石由起子:
だからもう1回言うと、
相談者:
はい
三石由起子:
一番大事な事は、核、ベース・・
相談者:
うん
三石由起子:
足の踏み場っていうのを・・ズラしちゃいけない。
相談者:
はい
三石由起子:
ね?、向こうに戻るとか・・
相談者:
うん
三石由起子:
帰るみたいな・・
相談者:
あ・・はい
三石由起子:
気持ちがちょっとでもあっちゃいけない。
相談者:
うん
三石由起子:
ちょっとでもいけない。
相談者:
うん
三石由起子:
うん、ていうのが1つと・・
相談者:
はい
三石由起子:
もう1つは、も、ギリギリまで粘ってね?・・も、ホントにギリギリま、1日でも・・長く?
まだ大丈夫だ、まだ大丈夫だ。そしてあなたは・・母親のサポートっていう立場を崩しちゃダメですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
面倒看るみたいな事しちゃうと・・
相談者:
うん
三石由起子:
もう、あの、訳分かんなくなっちゃいますよ?
相談者:
うん、うん、うん
三石由起子:
だから、あくまでも、お母さんの、サポートをするね?
相談者:
はい
三石由起子:
お手伝いをするっていう、
相談者:
はい
三石由起子:
そこでねえ・・
相談者:
うん
三石由起子:
まあ、5年やると思ってご覧なさいよ。
相談者:
はあ、はい
三石由起子:
うん、うん。そしたらやっぱりい・・施設の方がね?
相談者:
うーん
三石由起子:
お互いにとって楽かもしれないし。
相談者:
はい
三石由起子:
あの、あなたね、いいだろうと思って、良かれと思ってしてやってね?
相談者:
うん
三石由起子:
お互いが憎むような事、であっては物凄く残念なんですよ。
相談者:
あ、そうですね。
三石由起子:
これ、うん、ま、あのお・・
相談者:
うーん
三石由起子:
ほんっとに残念な事になるから・・
相談者:
うん、うん
三石由起子:
ここはね?もう、人が何と言おうが、
相談者:
うん
三石由起子:
ね?、やっぱり、こう娘がいて良かった。ね?
相談者:
ん、はい
三石由起子:
あ、父親、母親の、役に立てて良かったとお互いが・・思えるような距離感ていうの持ってなきゃいけない。
相談者:
うん
三石由起子:
うん・・どうでしょうか?
相談者:
そうですね。
三石由起子:
うん
相談者:
んま、最近わたしもそんな風に考えてるところでした。
三石由起子:
ええ、ええ、ええ
相談者:
うーん
三石由起子:
あ、いや、それがいいと思います。
相談者:
はい
三石由起子:
うーん。あの、だから・・旦那のことをまず考える。旦那のことを。
相談者:
はい、はい、はい
三石由起子:
だから、あなたがさっき言ってんの、言ってたのでわたしが物凄く気になってるのは、
相談者:
うん
三石由起子:
「旦那を単身赴任にしても」みたいな事だったでしょ?・・それはダメだよ。自分1人だけ帰るみたいな・・
相談者:
あ、あの、主人&#・・
三石由起子:
そう、そう、そうそうそうそう・・
相談者:
主人が言、言、主人から、言ったんです、それは。
三石由起子:
うん、それは優しいから言ってくれるだけでさ。
相談者:
うん、うん、うん
三石由起子:
それは「ありがとう」なんですよ、気持ちとして。
相談者:
うん
三石由起子:
でも・・あなたは離れちゃダメよ。
相談者:
ん、そうですね。
三石由起子:
うん、うん
相談者:
はい
三石由起子:
そこを、あなたが、キチンと持ってれば?
相談者:
うん
三石由起子:
上手く行くと思います。
相談者:
あ・・
三石由起子:
うん
相談者:
分かりました。
三石由起子:
お手伝いと、お、思った方がいいよ?
相談者:
はい
三石由起子:
保護するとかあ・・
相談者:
うーん
三石由起子:
養うとかあ・・
相談者:
はい
三石由起子:
面倒看るとか、ダメなんだよ。
相談者:
はい
三石由起子:
あくまでもママのお手伝い?
相談者:
はい
三石由起子:
うん、そこをあの、崩さないで・・5年やろうっていう覚悟で・・やってみて下さいよ。はい
相談者:
そうですね、覚悟ですね。
三石由起子:
はい、覚悟です、はい
相談者:
うん、分かりま・・
三石由起子:
憎むよりいいんだから。
相談者:
はい
三石由起子:
ね?はい
相談者:
うん、ありがとうございます。
三石由起子:
はい
(再びパーソナリティ)
相談者の声からして、切羽詰まってる感が伺えました。
人ごとでは無い相談で、「ギリギリまで同居を引き延ばす」参考になりました。
本当に人ごとでない相談です。
私の父親もつい最近、暴言や暴力的行動でデイサービスからも出禁にされたような人です。今はまだ母が一人でも面倒をみられる状況ですが、そう遠くない将来を考えるととても不安です。両親と私の関係も若い頃から良くなくて、これからの関わり方や人として、とかを考えると…
色々と考えさせられる問題ですね。
「私、不幸になるかもしれない病」だね。
三石先生の熱心なアドバイスのあとに、「私もそう考えてました」なんて言うくらいなら、なんでわざわざテレ人頼ったの?
生真面目でプライド高いから鬱にもなるんじゃない?