触った場所に触れるのも嫌。オレ様夫の定年が迫る妻の憂うつ
テレフォン人生相談 2019年5月13日 月曜
融通が効かず、不潔で、家の事は一切やらない、夫が定年退職すると家にずっと居るようなる。
離婚を考えている。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 関西なまりの女66歳 夫69歳会社員 二人暮らし 長男43歳 次男40歳
今日の一言: イライラを止める。それは自分が自分に対する態度を変える事。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ・・恐れ入ります。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい、わたし、66歳
加藤諦三:
66歳・・
相談者:
主人・・
加藤諦三:
結婚しています?
相談者:
あっ、はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
69歳です。
加藤諦三:
69歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
男の子が二人います。
え、上が、なんぼやったか?4じゅ・・3・・
加藤諦三:
はい、はい、正確・・
相談者:
と、下が40です。
加藤諦三:
で今は、そうすっと、お二人で暮らしてんですね?
相談者:
そうです、二人です。
加藤諦三:
(咳払い)はい、分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
主人ん、が家の事は一切しないいうのと・・
加藤諦三:
はい
相談者:
性格う、いうんか、そういう・・のが、ま、わたしも見抜けなかったんですけどね。
もう、自分の・・ことはあ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
間違いがないっていう・・
加藤諦三:
あーはあ、はあ、
相談者:
ものの言い方ですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
もう、自分が・・黒や思ったらもう「お前も黒でなかりゃ、いかん」っていう・・
加藤諦三:
ん、はい、はいはい
相談者:
うーん
加藤諦三:
はい
相談者:
んで、もう・・融通の効かないね・・
加藤諦三:
うん
相談者:
・・なあーんて(苦笑)言葉に言っちゃうと出して言い・・言いにくい・・
加藤諦三:
言いづらい・・一旦そうすっと何か・・あの、言い出したら、もう、決して変えないという事で・・
相談者:
変えないですね。
加藤諦三:
変えないという事ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ・・それで・・「家の事は一切しない」というのは・・
相談者:
電球一つ替えるわけじゃなしい・・お風呂の掃除やて、ん、もっての他ですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう、そんなんもないし、茶碗一つ洗うてやろうか?いう気もないし。
帰って来たら、もう、そのお、汚れた手を洗うわけじゃなし・・も・・
加藤諦三:
え、手え、そ、外から帰って来て、
相談者:
はい
加藤諦三:
汚れた手を洗わない?
相談者:
洗わないですう、も、「その汚い手、洗ったらあ?」言うて、わたしが言ったらね?
加藤諦三:
うん
相談者:
その・・水を出すは出すんですけど、
水が出てるところに手を持って行かないんですよ。洗ってる振りしてるみたいな感じ。
加藤諦三:
あ、あーそうです・・
相談者:
ほんで、その、手を、拭きますよね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
ほしたらもう、タオルが真っ黒けになって、も、下手したら、顔拭いたらもう、鼻の穴が写ってるぐらい(苦笑)もう真っ黒けなんです。
加藤諦三:
で・・
相談者:
もう主人の物とはわたし一切洗いませんから。
加藤諦三:
ああ、要するにタオルその他・・
相談者:
はい
加藤諦三:
え・・
相談者:
諸々はもう、主人のは主人って、もう、わたし分けてますから。
もう嫌ですもん、だってもうベッタベタの・・
加藤諦三:
はい、はい、はい、はい
相談者:
なんかこう・・主人の触ったところを触るいうのが嫌なんですう。
まあ・・わたしも仕事してるし・・子育てもありますし。もう嫌だわっていう、そういうのが、自分自身に感じてなかったんです。
加藤諦三:
ん、うん
相談者:
うーん、ほんでもう、アハ(苦笑)それこそもうわたし、仕事も辞めて、こう家に・・おるようになったらもう、特にね・・
加藤諦三:
うん
相談者:
もう・・なんていうんですか、目に余るっていうんですかね?
加藤諦三:
と、こう解釈していい?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたが仕事を辞めて・・
相談者:
はい・・なります。
加藤諦三:
家に入り・・
相談者:
はい
加藤諦三:
出してから・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人の事が生理的に嫌悪感を・・
相談者:
そうです。
加藤諦三:
持つようになった。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
男の子の二人はいつ出てったんですか?家を。
相談者:
10年ぐらい、前になりますね。
加藤諦三:
10年ぐらい前から・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人と二人になったわけですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
で、ご主人は・・
相談者:
はい
加藤諦三:
仕事お、は、会社ですか?自分でやってんの?
相談者:
あ、会社です。
加藤諦三:
そうすっと会社の評判っていうのはどうなの?会社では非常に真面目なの?
相談者:
会社では・・
加藤諦三:
真面目・・
相談者:
だからウケがいいですよ。八方美人みたいな感じで、すね。
加藤諦三:
八方美人みたい、みんなから・・
相談者:
はい
加藤諦三:
好かれてるということ・・
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
あ、悪く言う人は少ない・・
相談者:
はい、いないです。
加藤諦三:
ね。すとあなたから見るとお・・ご主人は、あなたと二人でいる時と、
相談者:
はい
加藤諦三:
会社では別人のようは感じがしてるわけですね?
相談者:
・・そうですねえ。
あのお、ま、家でしてるような事を、よう、仕事場でも、あ、しよったらあ・・今は、その他所、こう人の事を・・口が臭いとか、身体が臭いとかいうのは言わないからね?
加藤諦三:
あ・・
相談者:
わたしが主人に言うんです。
加藤諦三:
あなたが、ご主人・・
相談者:
他の人は言ってくれないからね。
加藤諦三:
・・ええ。それで・・
相談者:
はい
加藤諦三:
こういう、その、生活になってですね・・
相談者:
はい
加藤諦三:
今、あなたとしては離婚んを、なんかを考えてるっていう事ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
離婚をかん・・考えてるという事ですね?
相談者:
はい・・69もなったらあ、定年も間近になるしね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
もう家にずっとおるようになったら・・顔付き合わして、この狭い家ん中で、二人で、いやもう、生活が、し・・どうしようか?思ってね。
加藤諦三:
出来れば離婚をしたいと・・
相談者:
そうです。
加藤諦三:
いう事ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。今日はあのスタジオに弁護士の大迫恵美子先生がいらしてんので・・
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、すいません。
(回答者に交代)
予告を見て、期待して待っていました。似たような悩みがあるので。
しかし、簡単に“離婚”という言葉を出していた割には、その後の計画も無く、だらだらと愚痴をこぼすだけ。
この話し方では、ご主人が話を聞いていないのも分かる気がしました。
退職後、お互いに欠点ばかりに目が向いてしまって、直せないのもお互い様なのね。
相談者さんが、とても素直に認めていらしたので、私も素直に現実を認めます。
手洗い、風呂入らないは無理だな
人間じゃない