教員家庭の耐性の無さ。卒論書けずに学校辞めます。娘の八つ当たりに仕事辞めます
テレフォン人生相談 2019年5月20日 月曜日
卒業に必要な単位は取れているものの卒論に行き詰まって学校辞めて就職を口にする娘。
その娘から支配的だったと非難されて、教員を辞めようかと考えている。
まだ何も言われていないうちに、のっけから泣くのだが・・
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 関西なまりの女48歳 夫52歳 長女22歳 長男18歳 子どもは下宿中
今日の一言: 困難に弱い人。それは実態を把握していない人です。コントロール感覚に欠けている人です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、お願いしますぅ。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
お世話になります。
加藤諦三:
最初に、いー、年齢教えて下さい。
相談者:
48歳です。
加藤諦三:
48歳、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
え、ご主人何歳ですか?
相談者:
52歳です。
加藤諦三:
52歳、お子さんは?
相談者:
22歳の長女と、
加藤諦三:
はい
相談者:
18歳の、長男です。
加藤諦三:
今、4人で暮らしてんですか?
相談者:
いえ、子ども二人は・・下宿しております。
加藤諦三:
あー、そうですか・・
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました、そいで・・どんな・・相談ですか?
相談者:
えーと、おー、子どもへの対応とお、わたしの職業を、のことです。
長女お、が、
加藤諦三:
はい
相談者:
大学4年、生、なんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、卒業論文の事でえ、つまずいて、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう退学をして、働きたいと。
もう学校に、行かなくなっているようで・・
加藤諦三:
何ヶ月ぐらい前から、行かなくなったんですか?
相談者:
あ・・2週かあん、ですね
加藤諦三:
2週間ぐらい、大学に行かない。はい
相談者:
はい。1週間前に、帰って来てて、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう事でもう「辞めて、働く」と。
今、面談の、結果待ちです。大学の教務にも・・
加藤諦三:
はい
相談者:
父親の方から連絡したら・・「単位的には」、ま、「取れている」、あと、「卒論については、教授との」お、「ことだから分からない」っていう回答だったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
だからあ、「卒業」・・「が出来ないわけじゃないんだから」・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
「お母さんとしては」・・やっぱり、もうちょっと、まだ・・え、「卒業出来ないと決まってるわけじゃないから」・・
加藤諦三:
うん
相談者:
「やれるとこまでやってみたらどうか?」・・ていう、ことを言いに、行ったんです。そし・・
加藤諦三:
言いに・・
相談者:
行きまし・・
加藤諦三:
あなたが、
相談者:
はい
加藤諦三:
このお嬢さんのところに言いに行った?
相談者:
はい
加藤諦三:
下宿まで?
相談者:
はい
加藤諦三:
はいはい
相談者:
んで、行ったら・・あー「お母さんは」・・「まだ管理するんか?」と。(涙声)
加藤諦三:
はい
相談者:
(泣)
加藤諦三:
・・
相談者:
わたしが教員なので、
加藤諦三:
はい
相談者:
(泣)「家に帰っても、学校だった」と。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
(泣)「18年間、学校、学校で」・・
加藤諦三:
はい
相談者:
(泣)「また支配するんか」と・・
加藤諦三:
はい
相談者:
(泣)言われてしまって。
加藤諦三:
はい
相談者:
(泣)・・そういう風に思ってたんだなあって・・(号泣)
加藤諦三:
うん
相談者:
なんか、自棄(やけ)を起こして、「もう働く」って言っているような気がして(鼻をすする)、もう一つはあ・・なんか、あたしらに迷惑を掛けないように、
加藤諦三:
うん
相談者:
「もう働く」って言ってるのかな?と思ったり(泣)。
加藤諦三:
うん
相談者:
(泣)そんな、娘がなんかもう可哀想で・・
ふんで、でも、なんか、引きこもるんじゃなくて、やろうとしてるからそれを、押さないといけない、応援しないといけないーんじゃないかな?という自分もいて。
(鼻をすする)もうなんか、そんな自分が、教員やってるのもダメかなと思って・・もう退職を、しようかな?と思ったり・・。
加藤諦三:
あ、教員を辞めようかな?と思ったという事ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はいはい
相談者:
(鼻をすする)
加藤諦三:
あなたは教員になったあ、理由はなんですか?
相談者:
(鼻をすする)わたしも、それを・・ちょっと考えてました。やっぱり、これは、わたしの母親・・
加藤諦三:
うん
相談者:
へ(え)のお(鼻をすする)、恩返しのような気がします。
あと・・母親のお・・
加藤諦三:
「母親の恩返し」っていう事はどういう事?
わたしが、教員になりたかったわけじゃないけれども、あなたの、お母さんが、あなたに教員になれという事を望んだので・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
親孝行のつもりで教員になったという事?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
ああ、ああ
相談者:
え、うーん
加藤諦三:
はいはい
相談者:
はい(鼻をすする)
加藤諦三:
うん
相談者:
え、「なって欲しい」とは言ってないですけど、なんとなくう・・ん、なんとなく・・ ゆ、誘導があったような、気がします。
加藤諦三:
うーん
相談者:
でえ・・だから・・口では出してない、ですけど・・
加藤諦三:
それは一番キツいんだよね。
相談者:
んん(ため息)
加藤諦三:
口でもってハッキリと、「教員になれ」と。
相談者:
(鼻をすする)
加藤諦三:
「わたしのために教員になって」って言えば、反抗も出来るんだけれども。
相談者:
(泣)
加藤諦三:
反抗出来ないような形で・・間接的に・・「教員になれ」というような、やり方っていうのは・・される方は一番たまんないよね?
相談者:
(泣)いや無意識に、わたしも娘にやってるじゃないか?と思って。
加藤諦三:
娘にね、そらそう、そうですよ、そう・・
相談者:
(泣)ふんで、なんか・・わたしまたおんなじ事やっている気がしてね。(泣)
加藤諦三:
ん、そ、うん、そうですよ。
相談者:
(号泣)
加藤諦三:
娘に・・おんなじ事やってんですよ。
相談者:
(号泣)なんか可哀想になって来て・・&#△%
加藤諦三:
だ、それで、も、お嬢様は、や・・怒ってるわけですね?
「まだ、わたしを管理するのか?」っていうぐらいで・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたは、管理するつもりは、あ・・ったの?
相談者:
・・ひとまず、大学までは卒業して欲しいと・・
加藤諦三:
うん
相談者:
いう、思いはありました。
加藤諦三:
で、職業は・・別に・・
相談者:
んもう・・
加藤諦三:
こうなって欲しいっていうのはなかっ・・
相談者:
いうのはなかったです、もう・・「高校とか」あ、そういったとこは、「自分の好きなとこに行ったらいい」と。
加藤諦三:
うん
相談者:
でえ、「大学も」お、「自分の好きなとこに行ったらいい」っていう風には言ってました。
加藤諦三:
そいで今、あの、お嬢さんとの関係がね?
相談者:
はい
加藤諦三:
今時点で・・こじれちゃってるんで・・そ、そこが焦点になってんだけど、
あなたご主人との関係はどうなの?今。
相談者:
・・ん、ん悪くもなく・・淡々と・・ですね。
加藤諦三:
・・ご主人の仕事はなんですか?
相談者:
同じです。
加藤諦三:
同じ?
相談者:
はい
加藤諦三:
上手く、淡々と?
相談者:
はい
加藤諦三:
そこ間違いない?
相談者:
たぶん・・
加藤諦三:
・・
相談者:
・・
加藤諦三:
うん。で、今日のあなたの相談というのはあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
22歳のお嬢さんが・・
相談者:
はい
加藤諦三:
卒論の問題だけでえ・・「働きたい」と言ってると。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどあなたとしては・・大学を出るという事を望んでいると。
相談者:
(鼻をすする)はい
加藤諦三:
今どうしていいか?分からないんですけども、っていう事ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
今日は、あの、スタジオにですね・・
相談者:
はい
加藤諦三:
心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
人生は思うようにはならない という事を、娘さんが学生のうちに知れて良かったと思います。
相談者は小・中・高、どの教員なのかわかりませんが、号泣しながら相談する こんな先生には当たりたくないな、と思いました。
僕も大学時代、卒論の担当教授のパワハラで辞めようか本気で悩んだ事がありました。怒鳴られ、人格否定され、「寝ないでやれば終わる。出来る。」とホントに寝ないでやらないと終わらないような量をやらされるというのが毎日続いて精神的にもおかしくなってました。なので、相談者の娘さんの思いもわかるような気がします。
でも、結局やるしかないんですよ。卒論終わらないから卒業させないってのはないと・・・思います。大学側から終わるように生徒に協力してあげろっていう指導が入ると思うので。(大学院なら別ですが)
僕の場合は家族に学費を払って貰っていたというのもありましたし、友達とペアを組んで卒論に取り組んでいたので途中で辞めるわけにもいかないと思いながらなんとか卒業式ギリギリで終わらせました。
辛かったら逃げてもいいです。けど、辛い時に逃げてはいけない状況があると思います。「社会に出たらもっと辛いことなんて沢山ある。俺なんてまだ優しい方だ。」とか担当教授に言われ続けましたけど、今のところあの時よりも辛いこともないし、その人よりも嫌な人には会ってません。
マド愛先生のように根性論っぽくなってしまいますが、これも経験だと思って相談者の娘さんには乗り切って欲しいなと願います。いつか「あ~、あんなこともあったなぁ。あの時は辛かったなぁ。」と笑って話せる時が来ます。
今回のマド愛先生は、「あなたがたの一家の矛盾を この娘が一身に背負って・・・」って言わなくて良かった。
泣いて相談するような話かな? 泣いてる意味がわからん。これまでに、もっといろんな問題は無かったんだね。
今後、この娘さんが一家のゆがみを一身に背負わないことを祈ります。
私は、奨学金とバイト代だけで、大学に行ったので、とにかく必死で卒論を書きました。卒論を書いてる間、バイトができないし、お金がほんとに無くて、これで卒業できなかったら、私の人生どうなるんだろうという思いを、頭から払いのけながら。
卒業後も、しばらく貧乏社会人でしたね。
授業料免除を勝ち取るために勉強も手を抜かず、バイトもあって、いつも寝不足、という大学4年間を過ごしたことは、後から思えば、私の自信につながっているけれど、もっと勉強に時間を費やしたかったです。
私からしたら、うらやましい悩みですが、私が同じ立場なら、子供の好きにさせるかな。じゃあ、もう仕送りしないよ、って言って。普通なら働ける人間を、お金をたくさん出して、大学に行かせてあげたのだから、
あっそ、大学卒業しないって、それ、契約違反だけど、これから先のこと、自分で全部していくなら、どうぞご自由に、
って、突き放すかな。
なぜそうするかわかりませんが。
22才にもなった人間の卒論を手伝う気はない。
相談者さんは、手伝うべき年齢の時、具体的には、幼児とかに、手をかけてあげられなかった、負い目があるのかなー。
先生やってるお母さんねぇ。。。
先生やってると、友だちにも上からモノを言うよね。
職業柄仕方がないのかしらねぇ。
あと夫が先生やってる妻も、自分も先生かのような錯覚をしちゃってる人いるよね。
民間のサービス業に就業する義務でも作ったらいいんじゃないかしら。
「教員なんて守られたカタワだ」って不意打ち食らって泣き止みました。さすが愛先生。教師や役人でこんなダメ親たくさん見てきてるんでしょうね。子供の時から親に認められたくてうまくおだてられて気がつけば教師や役人にっていうパタン。普通にやりたい子なのに帰ってきたおうちでも教師面の親は絶対嫌だよね。おうちでは教師の仮面は意識して脱がなきゃね。高校生くらいから最後っ屁する機会を狙ってたのかな。やるなぁ~。娘さん今後はおぼこい両親とうまく付き合ってあげて下さい。
ズルいと弱いは違うけど
ズルい奴は弱く見せる
外に向けた関係には通用はするが
内に向かう関係、ましてや血縁である
相談者の気持ちわかります。
この娘さんきっと反抗期なかったんじゃなかったんでしょぅか
だから自分の接し方導き方がこれでいいと信じて疑うこともなく
育ててこられたのだとおもいます。
反抗期の免疫もなく最初の反抗がこの言葉ならかなりショックだとおもいます。
今までの自分をすべて否定されたような孤独感
女性特有のこの時期の不定愁訴
周りから見たら大したことじゃないと思われることに号泣したり
激怒したり 落ち込んだり。
もちろん個人差はあるとは思いますが。
案外この時期の娘さんをもたれている親は体験していることだとおもうので同年代の人に話すと共感してもらえると思うのですが先生という立場上子育てについてほかの人に話すのははばかられるというのも理解できます。
自分の親が商売してて子供の頃さびしくて それを反面教師として
自分は専業主婦でお菓子も手作り お惣菜など使わず
子供中心と言われていた奥さんが
「私はお母さんみたいになりたくない。私の為にとやってくれていることがとても重荷だった」と言われたとおちこんでました。
思うにこの時期の子供って年だけは大人だけど
まだ未熟で自分の意見を正当化させるために
一番痛いとこを容赦なくえぐり
一発で自分の意見を通させる本能的なものをもっているのではないかと。
子離れのいい機会にされればいいなあ
匿名さんの「ズルい奴は弱く見せる」
的を射た言葉だと感激しました。
最高です。