（回答者に交代）

三石由起子：
はい、こんにちは

相談者：
はい、こんにちは、よろしくお願いします。

三石由起子：
はい
あのねえ？

相談者：
はい

三石由起子：
喪失感っていうのは・・

相談者：
はい

三石由起子：
錯覚ですよ。

相談者：
錯覚ですか？

三石由起子：
うーん、錯覚。
錯覚だと思いますよ・・

相談者：
はい

三石由起子：
あのね？

相談者：
はい

三石由起子：
あなた、あの、身内の中で、自分だけがこう・・ね？、辛い、思いっていうか、別（わか）って、亡く、亡くなっちゃったっていう・・辛さを味わってるっておっしゃったけど、

相談者：
はい

三石由起子：
やっぱりさ・・
身内ってさ・・それはあ（含み笑い）、妻が一番の身内なんだよ。

相談者：
あ（苦笑）・・

三石由起子：
ね？

相談者：
そうですね・・はい

三石由起子：
そう、だからさ、それはね？あなたは兄を亡くしたかもしれないけど、

相談者：
はい

三石由起子：
こ、夫を亡くした妻の方が辛いんだよ。
ね？それとね？・・

相談者：
・・そうです、それは、すごく思います、はい

三石由起子：
そうでしょ？
それと父親を亡くした子どもの方が辛いんですよ。
だからね？、

相談者：
はい・・そうですね。

三石由起子：
そう
自分だけがその、なんかを失ったようなっていうのは・・全く錯覚。

相談者：
なるほど。

三石由起子：
全く錯覚だっていうことを・・

相談者：
はい

三石由起子：
あのお・・ま、覚えておいて欲しいっていうかさ、

相談者：
はい

三石由起子：
父親にいきなり亡くなられた子ども、の、しかも高校生でだよ？

相談者：
はい

三石由起子：
これが二人もいるんですよ？

相談者：
そうですね。

三石由起子：
で、まだ若いのにい・・夫に、去られた、この・・妻がいるわけですよ。

相談者：
はい

三石由起子：
だからね？、あなたより喪失感っていうかあ、悲しい・・人はね？・・少なくとも３人いるのよ。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
そうよ、それをね？あなた思い出さないといけない。

相談者：
はい、それは、はい

三石由起子：
うん、だか、うん
あのね、「自分だけが」みたいにやっぱり、思っちゃうんだろうと思うけど、

相談者：
はい

三石由起子：
あのね、でもこう・・生活のリズムってえ・・

相談者：
はい

三石由起子：
これずっと長く生きてるとお・・こう、波があってね？

相談者：
ええ

三石由起子：
わたし見てるとねえ・・あの、家族がね？

相談者：
はい

三石由起子：
どんどん減る時あるのよ（含み笑い）

相談者：
・・ああー

三石由起子：
うん、あの、次、次にこう、なんかいなくなられたりさ、

相談者：
はい

三石由起子：
減っ、減って行っちゃうっていうか。

相談者：
ええ、ええ

三石由起子：
そういう時期ってあるの、でもそれってねえ？

相談者：
はい

三石由起子：
ホントにあの、何年かのことなんですよ。

相談者：
うーん

三石由起子：
だからその時にね？、急だから・・しかも初めてじゃない？・・

相談者：
うーん

三石由起子：
家族が亡くなるっていうことが。

相談者：
そうですね、はい

三石由起子：
だから、初め、初めてのことってね？、こう・・ホントにびっくりしちゃうんだけども、

相談者：
はい

三石由起子：
ちょっと経つとね？、今度はね？家族がわざわざ増えるの。

相談者：
・・

三石由起子：
ね？

相談者：
うーん

三石由起子：
だって子ども３人いるんだよ？

相談者：
（苦笑）はい、そうです。

三石由起子：
うんそう

相談者：
はい

三石由起子：
でね？、嫁は連れて来るわ、あの、旦那は連れて来るわ・・子どもが生まれるわでさ、

相談者：
はい

三石由起子：
あっという間に２倍３倍になって行くのよ。

相談者：
はい

三石由起子：
だからそんな、今の、その悲しみなんていう、ものをね？

相談者：
はい

三石由起子：
あのお・・こ、抱え込まない方がいい。

相談者：
あー、はい、そうですね。

三石由起子：
うん。あの今はちょっとね・・寂しいかもしれないけど、
はっきり言ってね、こう、寂しがってる暇ないっていうかさ、

相談者：
あは（苦笑）、そうです・・はい

三石由起子：
うんあのね、４６歳の男にとってさ、

相談者：
はい

三石由起子：
じゃ、家族ってどこにあるかっていったら・・

相談者：
はい

三石由起子：
確実に言えることは実家じゃないのよ。

相談者：
・・そうですね・・

三石由起子：
うん

相談者：
それは、はい、はい、それは・・

三石由起子：
そうなのよ、で、でもね？

相談者：
そう思います、はい

三石由起子：
次、次男坊だしさあ、

相談者：
はい

三石由起子：
なんかさ、いつまでも実家が家（うち）みたいな気になってんのよ、きっとあなたがね。

相談者：
ですね・・

三石由起子：
そうなんだよ、そうなの・・

相談者：
はい

三石由起子：
でもね、あなたはね、も、２０何年も前からあ・・

相談者：
はい

三石由起子：
自分の家族っていうものがあってさ、

相談者：
はい

三石由起子：
家庭を持って。

相談者：
そうです。

三石由起子：
そこがあなたのお・・見てなきゃいけないところなのね。

相談者：
はい

三石由起子：
でね？その父親がね？そんな喪失感を持っててね？

相談者：
はい

三石由起子：
あたしが心配なのは、このお、子ども達ですよお。

相談者：
はい

三石由起子：
あの、しょぼくれた父親ほどねえ？、害になるものないのよ（苦笑）だって・・

相談者：
あは（苦笑）そうですね、はい

三石由起子：
子どもに。ホントだよ！、ホント！
やっぱり父親はあ、嘘でもお・・あの、痩せ我慢ってさあ・・

相談者：
はい

三石由起子：
あたし、痩せ我慢って言葉好きなんだけど。

相談者：
はい

三石由起子：
やっぱりね、痩せ我慢出来る人がどんどん減ってえ、来ちゃったのね。

相談者：
うーん

三石由起子：
で、素直にさあ、こ「寂しい」だの「辛い」だのっていうことがね？

相談者：
はい

三石由起子：
なんか人間的でいいような風潮じゃない？今。

相談者：
うーん

三石由起子：
ね？、優しい男がいいみたいな。

相談者：
はい

三石由起子：
あたしそうじゃない、と思うんだよね。

相談者：
うーん

三石由起子：
こういう時こそね？・・父親っていうのは痩せ我慢してさ。

相談者：
はい

三石由起子：
うん。あの「俺がどうしたって支えてやる」みたいな、ことをね？
あっちにもこっちにも、振りして見せないといけないと思うの。

相談者：
うん

三石由起子：
うーん、で、ましてや、この１７歳のねえ？男の子？、次男さん？

相談者：
はい

三石由起子：
見てるよ、きっとおー。

相談者：
そうでしょうね、一番見てる◆＃＄％□・・

三石由起子：
うーん、見てるよ。見てると思う・・

相談者：
一番、はい

三石由起子：
うーん

相談者：
はい

三石由起子：
それでね？、自分がもしさ・・父親がそうだったらあ、どんな気になったか？って想像出来るはずよ。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
まだ。

相談者：
はい

三石由起子：
そうでしょう？

相談者：
はい

三石由起子：
だからさ。
あのお、ちょっともう一回言います。
あなたの喪失感は錯覚です。ね？

相談者：
はい、はい

三石由起子：
それで、あなたより悲しい人は少なくとも３人いるの。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
そう、そう

相談者：
はい

三石由起子：
そこですよ、であなたが見なきゃいけない、ものはね？

相談者：
はい

三石由起子：
子ども達３人と妻であってね？

相談者：
はい

三石由起子：
喪失感なんて覚えてる暇はない。

相談者：
はい（苦笑）

三石由起子：
それからここ、ここが頑張りどころでね？

相談者：
はい

三石由起子：
あたしはもう痩せ我慢して欲しい。

相談者：
・・＆#△％、はい

三石由起子：
痩せ我慢して強い父親見せてやって下さい。

相談者：
はい

三石由起子：
これはあの、子どものためだよお？

相談者：
そうですね。

三石由起子：
うん

相談者：
はい

三石由起子：
こう自分、自分の心の寂しさっていうことでね？、頑張ろうとか思ったらあ・・出来ないかもしれないけど、

相談者：
はい

三石由起子：
子どものためだと思えば出来るから。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
ね？、うん

相談者：
はい

三石由起子：
自分のあの、辛さをどうやって埋めようか？とかあ、そんなあの、なんていうかな、けち臭いっていうかさ、

相談者：
うん

三石由起子：
自分勝手なことを考え、てるとお・・

相談者：
はい

三石由起子：
出来ないんだよね？

相談者：
そうですね・・はい

三石由起子：
うん、だけど、自分は父親であるとか・・

相談者：
はい

三石由起子：
自分は夫であるとかあ・・

相談者：
はい

三石由起子：
自分を頼って生きてる人が４人もいるわけじゃないか、目の前に。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
そこを思わないことには・・

相談者：
はい

三石由起子：
乗り切れもしないしい・・

相談者：
はい

三石由起子：
悲しみはなくならないですよ。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
だ、女々しい。

相談者：
はい、＆#△（苦笑）

三石由起子：
４６う、の男じゃないかあ。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
うーん

相談者：
はい

三石由起子：
ここですよ、ここお、がなんていうかな、踏ん張り時っていうかさ、

相談者：
そうですね、はい

三石由起子：
男のお、こう、見せ場じゃないですか。

相談者：
はい

三石由起子：
うーん
この１７歳の男の子に・・

相談者：
はい

三石由起子：
どういう父親像見せようか？っていうことだけ考えてたら・・

相談者：
はい

三石由起子：
これはなんとでもなりますよ。

相談者：
・・そうですね。

三石由起子：
うん・・

相談者：
はい

三石由起子：
だからあなたの錯覚はね？

相談者：
はい

三石由起子：
あの、実家の次男坊だっていう意識が強すぎる。そっから来てる。
うん

相談者：
はい

三石由起子：
だから兄貴が亡くなっちゃったあ・・ね？
でもそれ、兄貴って自分の家族じゃないから。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
うん、そういう風に、心を持って行かないとダメなのよ。

相談者：
はい

三石由起子：
うん、で、死んじゃったっていうか、亡くな、った人のことばっかり思っててさ、

相談者：
はい

三石由起子：
目の前にいる人をしょぼくれさせたら・・男の価値ないじゃないか。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
うーん

相談者：
＆#おっしゃる通りですね。

三石由起子：
そうですよ。

相談者：
はい

三石由起子：
４６だよ。

相談者：
はい

三石由起子：
男盛りじゃない？

相談者：
そうですね。

三石由起子：
うーん・・

相談者：
はい

三石由起子：
ちょっとカッコいいとこ見して・・

相談者：
へへへ（苦笑）

柴田理恵：
フフフ（笑）

相談者：
はい

三石由起子：
うーん

（再びパーソナリティ）