心配対象を強制チェンジ。頑張り屋の弟が母にだけコミュ障兄をディスるワケ
テレフォン人生相談 2019年12月27日 金曜日
二十歳の長男は声優の専門学校を辞めて帰ってきてアルバイトするも続かず、人と接する仕事は辛いとのことで、自宅で出来る仕事を希望していて、現在はプログラマーの養成に週2日通っている。
性格も違う頑張り屋の弟がこうした兄を受け入れ難い様子で、相談者にだけ疑問を口にする。
タイトルの「ディスる」は、否定する、非難する、けなす、などを意味するネットスラング。
語源は英語でnotの意味を持つ接頭語の「dis」。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女47歳バツイチ 7年前に再婚 夫39歳 元夫との息子2人(長男20歳 次男14歳)
今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いいたしますう。
今井通子:
はい・・今日はどういったご相談でしょうか?
相談者:
あ・・はい、息子が二人おりまして、
今井通子:
はい
相談者:
え、長男のお、ま、成人してるんですけれども。長男、が、あの、なかなか、仕事が続かない、ということと、えーとお、弟とのその関係、を、あの、あ、ちょっと・・どうしたらいいか?、わたしのちょっと心の持ち方について?
今井通子:
あ、はい
相談者:
教えていただきたいと思いまして、お電話しました・・
今井通子:
まずは、あなたはおいくつ?
相談者:
47です。
今井通子:
47歳
相談者:
はい
今井通子:
ご主人いらっしゃいます?
相談者:
はい
今井通子:
ご主人はおいくつ?
相談者:
39です。
今井通子:
39歳
相談者:
はい
今井通子:
ご長男おいくつ?
相談者:
二十歳です。
今井通子:
二十歳
相談者:
はい
今井通子:
ご次男は?
相談者:
14歳、中学校、えー、3年生ですね。
今井通子:
14歳?
相談者:
はい
今井通子:
で・・その、二十歳のお、息子さんの方があ・・
相談者:
はい
今井通子:
就職が決まらない?
相談者:
(息を吸って)んー
今井通子:
あ、決まらないんじゃない、その・・
相談者:
あ・・
今井通子:
どっか、い・・あの、お仕事に行ったんですかね?
相談者:
そうですね、あの、2年前に、高校卒業しまして、
今井通子:
ええ
相談者:
えー、県外の、専門学校の、あの、声優の・・えー、専門学校に、え、親元離れて行ったんですね。
1年半ほどしまして、ちょっと学校に、やはり行かなくなりまして、
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと親元も離れていて心配なので、ちょっと「帰って、来なさい」っていうことで帰って来て、
今井通子:
はい
相談者:
ま、そこから・・ま、アルバイトなんかするんですけど、ま、一番長く続いたので半年・・ぐらいですかね?
今井通子:
はい
相談者:
で、そのあと・・また探すんですけど、1ヶ月足らずで辞めて・・えー、ま、今に至るという感じなんですけどお・・
今は、あの・・
今井通子:
この・・
相談者:
はい
今井通子:
まず、専門学校にいらしたのに・・
相談者:
はい
今井通子:
しかも、県外まで・・
相談者:
はい
今井通子:
いらしたのに・・学校に行かなくなって辞めちゃった理由は何?
相談者:
えーと、本人が言うにはあ、「もう、行ってから」ちょっと「入学してから一週間ぐらいで」・・「あ、ここじゃないなっていう風に感じた」って言うんですね。
今井通子:
うーん、ふん
相談者:
うんでえ(ため息)、あの、ま、これじゃ、高校お、学校の教育と、あの、学校と変わらないような、あの印象を受けたようで、
今井通子:
はい
相談者:
まあ、そこからちょっと「あんまりやる気が、なくなった」って言ってました。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
そうすると、まず、その、学校に行く前。
相談者:
はい
今井通子:
高3の時には・・どこか、行きたい・・大学とか、あったわけ?
相談者:
うんと、ま、そこの、その、え、声優の?、せん、になりたいってことでそこの学校に行、行きたいっていう風に言ってました。
今井通子:
で、初めからその専門学校へ・・行こうと思ったわけね?
相談者:
・・はい
今井通子:
それはご本人が思ったのね?
相談者:
あ、はい
今井通子:
あ、で、行ったんだけど、実は、そ・・自分で・・ここじゃないなと思っちゃったわけね?
相談者:
あはい
今井通子:
じゃ、そのあと・・どういう方面に行きたいっていうのは・・何か言ってらっしゃった?
相談者:
ああ、そうですね、ま、それえ、が、あのお、人と関わるのが、実は苦手え、なんですね。
ま、本人もそれ自覚してるんですけどお。なので、も、なるべく?、あの、家で出来る・・在宅の仕事をっていうことで・・
今井通子:
なるほど。
相談者:
希望はありました、はい
今井通子:
家で出来る仕事ね?
相談者:
はい
今井通子:
で、今のところは、そのお・・ま、要するにアルバイトをされてるのよね?
相談者:
アルバイトは、も、今はしてないんですけどお、ま、それえ、アルバイトしてる時は接客う、の・・アルバイトでした。
今井通子:
で、それはあれですかね?・・今でも・・やろうとしている?
相談者:
もう、あのお、ちょっと人と関わるのはやっぱり、その・・きん、なんていうのかな?、青、顔が青ざめてしまうっていうことで、
あの(含み笑い)・・「もうしない」って本人言ってます。
今井通子:
そうすると・・家で出来るう・・仕事?・・
相談者:
はい
今井通子:
の何かを見つけて、そのトレーニングとか・・
相談者:
あ・・そうです。
今井通子:
そういうのはしてないの?
相談者:
え、え、えーと、つい、ま、先月、1ヶ月ほど前から、ちょっとわたしの方お、が、えーと、WEB関係の、あのお、ちょっと、専門学校、のようなものがあってですね。
今井通子:
はい
相談者:
あの「プログラマーの」・・えっと「学校、どお?」っていうことで体験に行ったら、
今井通子:
はい
相談者:
本人、「やってみる」っていうことなので、
今井通子:
はい
相談者:
ま、3ヶ月ぐらい、ですけど今、通っています。
今井通子:
あ、通ってらっしゃんのね?
相談者:
はい
今井通子:
はい・・それで、えー、弟さんとの関係がどうなの?
相談者:
そうですね、弟とは、ま、ゲーム、とか、ま、た、たまにふざけて遊んだりはしてるんですけども、
今井通子:
はい
相談者:
弟お、は、あの、性格も全然違って頑張り屋さんで、
今井通子:
え、はい
相談者:
あのお、ちょっと、もう、「お兄ちゃん、には」、あの、「頑張って欲しい」、あの「なぜ家でゴロゴロしてるんだ」っていう風に・・言って、
今井通子:
うん
相談者:
なんか、とても嫌になる、フフ(苦笑)・・
今井通子:
ん?
相談者:
とてもなんか、関係、ホントはなんか・・嫌だなって思ってるみたいで・・
今井通子:
うん、ふん
相談者:
はい・・なので、わたしがどう・・
今井通子:
だと・・うん
相談者:
言ってあげたらいいか?
今井通子:
あ、なるほどね。
相談者:
はい
今井通子:
弟さんが嫌がってると。
相談者:
・・そうですね、ま「こんな兄ちゃん、は嫌だ」っていう風に(含み笑い)言います。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
で、それに対して、あなたが・・
相談者:
はい
今井通子:
対処、の仕方が分からないっていうこと?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
・・そうすると・・ご主人はどういうふに言ってらっしゃんの?
相談者:
えと、主人はあ、まあ、あのお・・
「本人のペースでゆっくり」?・・
今井通子:
うん
相談者:
あのお、うん「大丈夫だよ」っていう感じですけど(苦笑)・・はい、&#△
今井通子:
あの、ちなみに、
相談者:
はい
今井通子:
ご主人は会社員でらっしゃる?それとも自営?
相談者:
あ・・会社員です。
今井通子:
会社員?
相談者:
はい
今井通子:
あなた自身は?
相談者:
会社員です。
今井通子:
会社員?
相談者:
はい
今井通子:
はい・・分かりました。そうすると・・今日のご質問、まとめるとお・・
相談者:
はい
今井通子:
この、二十歳の息子さんの・・
相談者:
はい
今井通子:
ま・・将来性というか・・
相談者:
はい
今井通子:
今後どうしたらいいか?っていうことが・・大枠ですよね?
相談者:
あ・・そうですね、ま、わたしとしては「10年ぐらい掛けて」・・
今井通子:
うん
相談者:
あの、「自分の道を」、あの・・「見つけたら、いいかな?」っていう風に本人には伝えたんですけど、
今井通子:
はい
相談者:
やはり日々の、生活を見ていると・・
今井通子:
はい
相談者:
大丈夫なのかな(含み笑い)、あ、そうやって、言ってしまったけど大丈夫かな?と思いまして。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
ま、でもWEBの学校には通ってんでしょ?今。
相談者:
今のとこ週2回ぐらいは、はい
今井通子:
はい・・で、さっきその、もう一つの、こととして弟さんに対する対応?・・と・・
相談者:
そうですね、弟お、との、この関係ですね。
今井通子:
ええ
相談者:
はい
今井通子:
それは・・お兄ちゃんと弟さんとの関係を・・あなたがどうしたらいいか?っていうこと?
相談者:
弟が、はい、あのお、もう「お兄ちゃん」あの、「こんな、なんでだらしないんだ」みたいなことを、言って、時々言うんですけどお、
今井通子:
うん
相談者:
ま、そういう時にい、あのお、わたしの対応ですね。
今井通子:
うん
相談者:
この弟に対して?
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
今日はですね、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。
相談者:
あ・・
今井通子:
先生よろしくお願いします。
(回答者に交代)
大原先生の回答、
そうなのかな、って感じた。
弟の、兄に対する発言は
弟が兄を見下してる、
つまり相談者が、
兄と弟を比較していて、
兄のほうを否定的に捉えていることからくるのではと私は思いました。
兄と弟は、それぞれ別の人格で
兄は兄、弟は弟で
それありのままを認める、
それが大切ではと思いました。
相談者のお話から、きょうだい児 と言う言葉が思い浮かびました。
相談者は次男さんに意識を向けるべきです。
14才は将来の方向を決め始める大事な時期です。
20才の長男さんに対しては 見捨てない 甘やかさない と言う態度がよいと思います。
上の兄弟は障害者、下の兄弟は病弱、間に挟まれた私は、それはそれはがんばりました。が、母親は、それを当たり前と思ってました。がんばりを認めてもらってないと、兄弟に批判的になりやすいのは、すごくわかります。私は、口には出しませんでしたが。
相談者さんも認めているので、実際、弟にはあまりかまってあげてなかったんだろうなー、と思いました。
さすがに大原さん、!
仕事納めの合間に聴いてジーンときた。
自分は弟の立場だった。中3の時に二日間家出したことがあります。
あの時の自分の気持ちは、そういうことだったのか。と30年後の今になって分かった。
それにしても『カステラはおっぱいの味』とは名言だ。覚えておいていつか使ってみよう。
大原先生良かった。
食べ物程度ならちょっとおいでお兄ちゃんに内緒だよ、の作戦いいなぁと思った。
だけど長男について10年くらいかけて自分の道を探してくれればって相談者さん、随分悠長過ぎないか?
新米30男で通用する世界あるのかな?
ラジオをつける習慣がないので、ここで読ませていただいた。
今日ので回答で、病弱な長男に対して手のかからないと思っていた次男の心が悲しいくらいわかった。
お母さんは無意識にしっかり者の次男を頼っていたのかもしれない。
頑張り屋の当事者で匿名さんやカステラさんのコメントも参考になった。
★ここはいろいろなコメントを読めるのもいいです。