家庭持ち息子が意識戻らず一ヶ月。頼られ偏った負荷に想いやり削られる70歳

テレフォン人生相談 2020年7月9日 木曜日

世の中には、「なし崩し」という現象がある。

頼まれたわけでもないのに、
約束したわけでもないのに、

役割が固定化されてしまう。

既成事実化とも言う。

善意の対応が既成事実化されたらたまったもんじゃない。

おかしなことはおかしいとハッキリ主張しないで時間が経つほど、既成事実として強化され、それを改めることが難しくなる。

緊急時には出来る人が出来ることを主体的に担うことで難局を乗り越えられる。
平時の人間関係がものを言う組織の瞬発力だ。

それはそれでいいんだけど、緊急時を過ぎたら、中期計画に移らないといけない。

希望と最悪の両方を視野に持続可能な細くて長い支援体制を整える必要あるの。

だけど、相談者の周囲は皆これ幸い。
切り出すのは相談者しかいない悲劇。

想いやりも愛情も有限なの。
それは満たされたコップから溢れた分。
神父が汝隣人を愛せと説けるのは献金によってワインと肉にありついているからこそ。

まずはあなたのコップを満たしましょう <玉置妙憂>

パーソナリティ:  柴田理恵
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女70歳 夫は1年前に他界 家庭持ちの息子37歳入院中 嫁 孫4歳と2歳

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