女68歳の独占欲。変わらず優しい夫70歳を尾行、ビンタ、夜の女に「くれてやる!」
佐伯チズ:
よろしくお願いします。
相談者:
はい
佐伯チズ:
奥様の、心境・・すっごいよく分かります。
相談者:
・・
佐伯チズ:
大変だったですねえ?
相談者:
・・大変ていうか、あの・・
佐伯チズ:
辛・・うん辛かったでしょ?
相談者:
うん・・自分があの、悩めば悩むほど・・
佐伯チズ:
うーん
相談者:
お、夫との生活が、大事だと、大事だと思えば思うほど・・ダメになっちゃうんですよね。
佐伯チズ:
だってその気持ちが一番大切なのに、そんな優しくていい気持ち持ってらしっしゃるんだったら・・大丈夫!奥様が、思ってる通りの人生を・・お2人で歩んで行きたあいっていう心をね?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
変えてみられたらいかがですか?
相談者:
・・それが変えられないんです。
佐伯チズ:
いや、変えられるの。奥様の、その心、癖を直してください。
どうしても、
相談者:
癖ですか?
佐伯チズ:
うん。ご主人をそういうふうにして、こういうこと見てしまった。
やってしまった。そしておまけに自分のことも責めてしまってるでしょ?
相談者:
はい
佐伯チズ:
やらなきゃ良かったって。
相談者:
はい
佐伯チズ:
うん、でも人間そういうことなったとき、誰だってそうなるんですよ。
人を責めることだとか、じゃなくて、自分を責めるって、その自分を責めるっていうことはすっごく、誰でもできないことなんですよ?奥様。
それ自分を責めて、責めてって、だけど別れたくないってそんなに素晴らしい気持ち持ってらっしゃる方だったら・・どんなことだって、許せますから。
相談者:
(鼻をすする)
佐伯チズ:
自分も許せますから。
相談者:
・・自分を許すんですか?
佐伯チズ:
そうですよ。
「責めてごめんなさい」って言って。
でもわたしも間違ってたけど、主人がそういうふうにして、食べさしてくれるとか、連れてってくれるとか、そういう気持ちがあるんだったらね?
相談者:
はい
佐伯チズ:
うん、もう全部その、奥様のその癖が、も大体分かってますので、今、自分を責めてるから許せないってところがあるから・・その今・・どうしようかなあっていうのが、このご相談になってると思うんですよ。
相談者:
はい
佐伯チズ:
で・・その何十年か結婚生活なさっててね?
相談者:
はい
佐伯チズ:
そのときの動機っていうのは、お話いただいてよろしいですか?
相談者:
うん、あの・・わたしの一目惚れです・・かね
佐伯チズ:
そうでしょ?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
理想の人。
好きな人と結婚できたんでしょ?
相談者:
はい
佐伯チズ:
そ、そのときのこと思い出してください。
相談者:
うん、そのときのことを思えば思うほど・・
佐伯チズ:
うん
相談者:
あの・・
佐伯チズ:
そしたらね?
相談者:
うん
佐伯チズ:
そのときを思えば思うほど許せない気持ち出て来るんでしょ?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
そ、だけど・・そこには・・自分の、尽くして尽くして尽くすって初め思ってたけれども、ご主人様にそういうふうに、思ってたことが、心の隙間を見せてしまったんじゃないかなと思いますよ。
相談者:
あー、そうです・・
佐伯チズ:
慣れが出て来ちゃって。
相談者:
あー、そうですか。
佐伯チズ:
うん、そう思いませんか?
だって今まで、そういうことが、なかったことが、目の前に起こってしまうと、人間はもうほら、気が動転して?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
今まで・・許してたんだけど、「こんなことされるなんて」ってやっぱりそうなって来るじゃないですか。
相談者:
ええ
佐伯チズ:
だけど・・奥様の今の気持ちは・・でもどうしても最後まで、ご主人様と・・結婚生活を、ずうっと永遠に終わるまで、全うしたいっていう・・その、
相談者:
はい
佐伯チズ:
お気持ちはどうですか?
相談者:
あるんです。
佐伯チズ:
ありますよね?
相談者:
すごくわたし・・思いがすごく強いんです。
佐伯チズ:
それが大切なの、奥様。その気持ちがあるんだったら・・必ず・・そういうふうになれるっていうふうに信じてね?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
今、あ、結婚したときにご主人に尽くして尽くして尽くしてあげた。好きな物ばっかり作って食べさせてあげた。
「あそこに行きたい」って言ったとか。いいことを全部思い出して、
相談者:
ええ
佐伯チズ:
そして、あ、あのときに戻ってもう一遍やってみるわって、そういうふにして心をね?・・
相談者:
ええ
佐伯チズ:
立て替えるってことも、大切ですよ?
相談者:
・・あーあー、じゃわたしの物の考え方が・・
佐伯チズ:
そ・・
相談者:
ちょっと変・・
佐伯チズ:
考え方をね?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
人に引っ張られちゃってるのよ。
相手を見たときに、
相談者:
ええ
佐伯チズ:
奥さんは、その人よりも自分は劣ってると思ってしまったんですか?
相談者:
多少向こうのほうが若いですので・・
佐伯チズ:
いや、年齢なんか関係ないんですって。
相談者:
うーん
佐伯チズ:
うんだけど、相手よりもね?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
自分がそういうふうにして・・ん、マイナスに取ってしまうと、負けるじゃないですか。
相談者:
ええ
佐伯チズ:
「あんな若いからだけでね」って・・
ご主人様にそういうふにしてもっと、オープンに言ったらいい、「どういうところが好きなのお?」とかって言ってもいいじゃないですか?
相談者:
あーあ
佐伯チズ:
ご主人も・・「え?」・・なんか、「そんな気持ちなんかないよ」とかって、ご主人の気持ちもまったく変わって来ると思いますよ?
相談者:
あー、そうですかね
佐伯チズ:
だから今まで責めて、責めて、責めて、言うともう、答えが全部一緒でしょ?
相談者:
ええ
佐伯チズ:
「関係ない」って。
「そんな気持ちはない」とかって言って。
相談者:
はい、はい
佐伯チズ:
「ただ飲んでただけだ」って言うじゃないですか?
相談者:
はい、はい
佐伯チズ:
だか、「どんなとこがあの人の好きになったの?」とか・・「そういう気持ちになったの?」って・・一遍訊いてみてあげてください。
相談者:
あー
佐伯チズ:
そしたら、自分の自信が・・取りす、戻せますから。
相談者:
あー、そうですか。
佐伯チズ:
うん・・
相談者:
はい
佐伯チズ:
あ、そんなとこだったのねって思って。
相談者:
ええ
佐伯チズ:
奥様の心がそう軽くなって、あ、そんなふうにして理解されたんだったら・・ご主人が変わって来ると思いますよ。
相談者:
あーあー
佐伯チズ:
ご主人様が、奥様、以外の人にそういうふにして入って来るような、隙間作らないようになさったらいかがですか?
相談者:
あー、わたしが隙間作っちゃったんですね?
佐伯チズ:
そうです。
相談者:
と、じゃ夫を、夫を大事にしなかったっていうことが・・その隙間になっちゃった・・ていうことですよね?
佐伯チズ:
うん、大事になさってるんですけども、やっぱり、余裕が出て来たから、やってるつもりが・・ちょっと・・&#△たかもしれないっていうとこありませんか?
相談者:
あー・・あーそういうのはありますね。
佐伯チズ:
ね?
相談者:
はい
佐伯チズ:
だから、相手を責めるよりは、自分を責めて、じゃ、やめます。
主人にもう一度、戻って来て他所にそういう気持ちが行かないように、自分のほう向いてくれるようにって、もう一度奥様が、優しく・・普通にしてくれる。
「友達だ」って、言ってくださるんだったら、そういうふにし、してさしあげたらいいじゃないですか?
相談者:
はい。分かりました。
佐伯チズ:
ね?
今井通子:
フフ(笑)
相談者:
はい
佐伯チズ:
はい。よろしいですか?
相談者:
はい
佐伯チズ:
はい
相談者:
ありがとうございます。
今井通子:
はい
佐伯チズ:
エヘヘ(笑)
(再びパーソナリティ)
付き合っている女の名前を覚えられない老人。必死な相談者には気の毒だが、何となく笑える。
相談者は理想の自分(物分かりがいい落ち着いたいい女)と、焼きもち焼きで独占欲もりもりな本当の自分との剥離が大きすぎでしょう。相談者自身、そんな感情的な女はだめ・キライと思ってそうだし。
おかしくなった自分を止めたい、どうしたらいいでしょうっていう相談だから答えもこんな風になりますよね。
ただ、旦那もこの奥さんの性格分かってたら誤解させるような真似はしない・・と思うので、ちょっとヤバイ方に流れてる感じはする。
奥さんも本気で不安なんだと思う。奥さんがちょっと変わるくらいで(てか、変われないと思うんだけど)おさまる話には思えないなあ。
「独占欲ほど醜いものはない!だって相手のこと何にも考えていないんだから。独占欲強すぎは誰からも嫌われる」今井先生のコメントでいまいち腑に落ちなかった相談者に鉄槌を食らわせて、リスナーをスッキリさせてくれたと思います。
今井先生は、そう自分の意見を言いながらも、一方では「佐伯先生のおっしゃりたかったことは」と回答者への配慮も忘れない。
彼女は、バランス感覚に優れた素晴らしいパーソナリティです。
確かチズ先生は若いころにご主人と死別なさったと記憶しています。
そんなチズ先生から見たら、この年でもやきもちを焼いたり出来るなんて
羨ましいくらいで悩みなんかに入らないと思いました。
この収録はコロナ前だと思うのですが
先が見えないこの頃では、今まで抱えていた悩みの
3分の1くらいはどうでもいい悩みだったことに気が付きました。
この歳で夫婦関係を色恋沙汰の延長線上と捉えるのは、パラノイアの嫉妬心でしかないですね。
空気のような信頼関係で残りの人生をいたわりあいながら過ごす時期なのに、旦那さんも大変!(旦那さんの責任でもあるのでしょうが…)。
三石先生なら、未だにさかりのついた前期高齢者には冷水をかけて目を醒まさせてくれたかも。
にしても、ジェラシーは歳に関係なく人を狂わせるものなのか!
チズ先生の感情論は凄く伝わったけど
人生を積んだ方の正論で具体的な解決の役には立たないような気がした。
愛先生とかに、しんみり語って貰えたらね。
チズ先生は情が熱い方って印象。
お身体大切にして欲しいな。
チズ先生がご回答されているとは存じませんでした。
お元気そうでよかったです。
70間近で旦那に焼きもちやくなんて、ある意味尊敬。
40代ですが、もし同じ状況なら、好きにすればと思うだろう。
その前に絶対的に信じているし。
離婚したけりゃしてやるよ。
このご婦人は他に何か夢中になれる物とかないのでしょうね。
自分の世界を持ってください。
旦那に焼きもちを焼けるなんて、幸せだと思いました。
ただ、相談者は、自分の世界がないので、旦那さんから見たら、正直魅力を感じないんじゃないかと思いました。
旦那さんに依存しないで、まずは自分で楽しめるように自立された方がいいですね。
ご冥福をお祈りします
佐伯チズさんのご冥福をお祈り申し上げます。
数年前に付き人から横領か何かされて、それが一段落したのだろうか。テレ人回答者に就任された。と思ったら突然の訃報。
一番就任期間が短い回答者ではなかろうか。まさかご本人も突然あの世に召されるとは思っていなかったのでは。
波乱の人生、お疲れ様でした。
佐伯チズさんがご回答者になっていたのを本日知りました。この1回になってしまったのですね。なんだかとても大切な回になったように思われます。
ずいぶん前にテレビで見たものですが、大好きな旦那さんを亡くされて、生きてるか死んでるかわからないような日々をお過ごしになって、ご友人から暗いという指摘を受けて一念発起して美しく蘇った…という内容だったかと。
そういった思い出をお持ちの上でのこう寄り添うご回答なんだな、と思われ、お心の優しさに触れた気がします。