留学で挫折し芸能事務所。バイトの気力なくスネかじる26歳は格差社会を嫌悪する

(回答者に交代)

三石由起子:
はい、こんにちは

相談者:
あ、こんにちはあ、お願いします。

三石由起子:
あのお、「何を見ても」・・「感動しない」ってあなたおっしゃったけど、

相談者:
はい

三石由起子:
そういうこと言う人って何も見てないんだよ。

相談者:
ああー

三石由起子:
うん
だから何も見てないから感動しないの当たり前じゃん?

相談者:
はい

三石由起子:
うん、とわたしは思う。
でね?・・あのお、「やりたいことがない」って言うけどさ、

相談者:
はい

三石由起子:
知識がないと遊べないんだよね。

相談者:
あー

三石由起子:
あのね、例えばね?

相談者:
はい

三石由起子:
えーと、勉強できない人に限ってね?

相談者:
はい

三石由起子:
「勉強の仕方が分からない」って言うんだよ。

相談者:
あー

三石由起子:
ね?

相談者:
はい

三石由起子:
やってみないと勉強の仕方って分かって来ないのよ(含み笑い)。

相談者:
はい

三石由起子:
とにかくやってみないと。

相談者:
はい

三石由起子:
でね?
「遊べ」って言われてもね?

相談者:
はい

三石由起子:
遊び方知らない人って遊べないのよ。

相談者:
うん

三石由起子:
でも、そういうときってさ、やっぱり自分の手と足を、身近なところから出して遊んで行かないと・・

相談者:
はい

三石由起子:
遊び方って、身につかないのね?

相談者:
はい

三石由起子:
あなた、あの「音楽」っていう、言い方したけど、

相談者:
はい

三石由起子:
それなんですか?

相談者:
・・歌、です。

三石由起子:
歌か?

相談者:
はい

三石由起子:
歌を習ってるの?

相談者:
芸能事務所みたいなところに入って、

三石由起子:
うん

相談者:
たまに・・レッスンがあるみたいな感じ・・

三石由起子:
楽器はやる?

相談者:
ピアノ、です。

三石由起子:
あとは?

相談者:
あとはあ、やってないです。

三石由起子:
あ、そうですか。

相談者:
はい

三石由起子:
あのね、歌だったらね?、わたしは、歌40年以上やってんのね。

相談者:
あー、そうなんですか、はい

三石由起子:
それはね、クラシックの先生について・・

相談者:
はい

三石由起子:
うん、あの、イタリアン歌曲をやってるんですけど。

相談者:
はい

三石由起子:
あのね?クラシックう、す、て、すんごく・・あの、マイク使わない、から・・

相談者:
はい

三石由起子:
物凄く、あのお・・声を出したりね?

相談者:
はい

三石由起子:
発声練習したりね?

相談者:
はい

三石由起子:
あと、大体あの、イタリアン歌曲って恋の歌じゃない?

相談者:
はい

三石由起子:
感情移入しないと歌えなかったりね(含み笑い)?

相談者:
うん、はい

三石由起子:
結構、脳が活性化するのよ。

相談者:
はい

三石由起子:
とにかくそういうことをやってごらん?
歌が好きだったら、

相談者:
はい

三石由起子:
例えばねえ、その・・クラシックを教えてくれる、ような先生がいるんだよ、安く。

相談者:
はい

三石由起子:
近くに音大があるでしょ?

相談者:
はい

三石由起子:
で、音大の学生課に行ってね?

相談者:
はい

三石由起子:
あのお、「バイトで教えてくれる人いないか」と。

相談者:
はい

三石由起子:
「このくらいしか出せない」、ていうこと言うと・・

相談者:
はい

三石由起子:
で、しかもね?、「通って来る」みたいなこと言ってもいいし。

相談者:
・・うん

三石由起子:
もちろん、あの、自分通ってもいいんだけど、

相談者:
はい

三石由起子:
あの、あたしなんかねえ、最初はね、「先生に来てくれ」(含み笑い)みたいなことした。

相談者:
あー

三石由起子:
そうすっと、ほら、こっちがサボれないから。

相談者:
はい

三石由起子:
うん
週に1回、声を出すだけなんだけど、

相談者:
はい

三石由起子:
もう汗びっしょりになるんだけどさ、

相談者:
えー

三石由起子:
物凄い、いい運動になんのね。

相談者:
はい

三石由起子:
そうするとね、この歌詞はどういう意味だろう?とか・・

相談者:
うん

三石由起子:
うん
これはどういう意味だろう?とか・・

相談者:
うん

三石由起子:
調べなきゃいけないことが山ほど出てくんの。

相談者:
うん・・

三石由起子:
で、それが楽しくなるの。

相談者:
はい

三石由起子:
で、またその、ほら、今ね?、オペラもね?

相談者:
はい

三石由起子:
本物のメット(*)なんかを観に行くとさ、

(*)MET:メト。ニューヨーク州に在る世界最大級のオペラハウス、メトロポリタン歌劇場の愛称。

相談者:
はい

三石由起子:
6万も7万もするけどお、

相談者:
うん

三石由起子:
ライブビューイングっていうのがあってさ、

相談者:
はい

三石由起子:
うん、3千円くらいで、メットのオペラ観られるのよね。

相談者:
あー

三石由起子:
あのお、映画ですよ、映画。

相談者:
へえ

三石由起子:
そういう知識、ほら、ないじゃん、あなた。

相談者:
はい

三石由起子:
ビデオもあるわよ?

相談者:
うん

三石由起子:
あ、レンタルもある。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。そんなの山ほどあるからあ、

相談者:
うん

三石由起子:
そういうのとにかくね?借りて来て観たりい・・

相談者:
あー

三石由起子:
で、1回、そういうところ観に行くの。

相談者:
はい

三石由起子:
そうするとねえ?あのお、やっぱり、1本の映画を、真剣に、観るから。

相談者:
うん

三石由起子:
なんで真剣に観るかっていうと、あんた音楽好きだから。

相談者:
うん

三石由起子:
で、歌だったら聞こえて来るから。

相談者:
うん

三石由起子:
やっぱり食いつくとこは自分の好きなとっから食いつくのがいいと思うの。

相談者:
あー、はい

三石由起子:
でね?そうするとね?
1つ遊ぶと2つ目の遊び方が分かるのよ。

相談者:
うん・・

三石由起子:
で、遊びって積み重ねて行くとね、

相談者:
うん

三石由起子:
どんどん遊び方っていうのは、

相談者:
うん

三石由起子:
技術が・・ついて来るわけよ。

相談者:
はい

三石由起子:
自分に。
で、短い時間でどうやって遊ぼうかとか。

相談者:
うん

三石由起子:
少ないお、お金でどうやって遊ぼうかとか。

相談者:
うん

三石由起子:
あ、ちょっとお金足りないから、ちょっとバイトに行かなくちゃとかさ。

相談者:
うん

三石由起子:
でもそういうことじゃない?生き甲斐って。

相談者:
うん

三石由起子:
あなたさ、「人生」とか言うけどさ、

相談者:
うん

三石由起子:
ね?

相談者:
はい

三石由起子:
人生ってさ、い、1日い、のことなんだから。

相談者:
うん

三石由起子:
ね?

相談者:
はい

三石由起子:
今日1日のことでしょ?

相談者:
うん

三石由起子:
で、人生っていうのはさ、やっぱりディテールの積み重ね・・のことでしょ?

相談者:
はい

三石由起子:
だ、今日があって明日があって、今日が楽しくて、

相談者:
うん

三石由起子:
明日が楽しくないと、人生が楽しいにならないわけじゃない?

相談者:
うん

三石由起子:
ていうのはね、やっぱりね・・あなたはね・・食いつき方と遊び方が足りないんだと思う。

相談者:
うん

三石由起子:
たぶん、あの、すごくう・・狭い心でえ・・

相談者:
はい

三石由起子:
生きちゃったのかなあ?と思うんだけどね?

相談者:
はい

三石由起子:
心を閉じてると何も見えないんですよ。

相談者:
うん

三石由起子:
「あと6ヶ月くらいで、貯金が」って言ったじゃない?

相談者:
はい(苦笑)

三石由起子:
6ヶ月食い潰すくらい遊んでごらんよ、それを。

相談者:
はあ

三石由起子:
どうせさあ、明日なくなったって同じなんだから。

相談者:
うん

三石由起子:
今のあなたの考えだと。

相談者:
はい

三石由起子:
だってさ・・親がいるんだよ。お祖父ちゃまもお祖母ちゃまもいるんだよ?

相談者:
うん

三石由起子:
「ごめんなさい」って帰りゃいいじゃん?

相談者:
・・うん

三石由起子:
最悪。

相談者:
うん

三石由起子:
見つからなければね?

相談者:
はい

三石由起子:
でも・・遊び方の技術っていうのは・・発達していきます。そうするとね?

相談者:
はい

三石由起子:
それに巻き込まれて友達も増えて来るの。

相談者:
うん

三石由起子:
で、友達が増えて来るっていうことはね?また知識があ・・ていうか遊び方が増えて来るの。

相談者:
はい

三石由起子:
でね、こう・・あなたのその単純なあ・・その1日1日がさ、

相談者:
はい

三石由起子:
もう、重層的になってえ・・

相談者:
うん

三石由起子:
いろんな考え方が、心の中に入って来るようになると・・

相談者:
はい

三石由起子:
あなたの心が外に向かって開くんですよ。

相談者:
あー

三石由起子:
うん。そしたらね?・・それだけで、ずうーっと魅力的になるから。

相談者:
はい

三石由起子:
あ、気がつかないうちにね?

相談者:
うん

三石由起子:
で、人も寄って来ますよ。

相談者:
うん

三石由起子:
そうするとまた心が開くのね?

相談者:
はい

三石由起子:
うん。だから今あなたはあ・・止まってちゃダメだと思う。

相談者:
うん

三石由起子:
で、もう1つね?、あの、言うのはね?

相談者:
はい

三石由起子:
「親が期待して」って言ったじゃない?

相談者:
はい

三石由起子:
あ、あなた26歳でしょう?

相談者:
うん

三石由起子:
親、今更ね?有名にな、なるだろうとかね?

相談者:
うん

三石由起子:
スターになるだろうとかね?

相談者:
うん

三石由起子:
そんなこと期待してないと思いますよ。

相談者:
うん

三石由起子:
親が期待してるのはね?

相談者:
うん

三石由起子:
この暗い顔した女がね?、娘がね?

相談者:
うん

三石由起子:
どんだけ嬉しく?・・

相談者:
うん・・

三石由起子:
うん、楽しく?1日1日を過ごして行ってくれるのかっていう期待はあると思う。

相談者:
うん

三石由起子:
音楽をやることによってね?

相談者:
はい

三石由起子:
少しでも、あの・・心お、を外に開いてね?

相談者:
うん

三石由起子:
楽、人生楽しんでくれたら嬉しいなって、親ってそういうことだと思うのね?

相談者:
うんん、はい

三石由起子:
うん
だから、あなたはやっぱり、親の期待い・・に・・

相談者:
うん

三石由起子:
こう、添おうと思ったらさ、

相談者:
はい

三石由起子:
嘘でも笑ってなきゃいけないんだよ。

相談者:
うん

三石由起子:
うん。でも、嘘で笑う必要ないんで(含み笑い)、まだあなたなんの努力もしてないから。

相談者:
うん

三石由起子:
でもね?努力って言ったって、遊ぶのに努力する、しろって言ってるだけですよ、あたし。

相談者:
はい(苦笑)

三石由起子:
嫌な仕事をね?

相談者:
うん(苦笑)

三石由起子:
あの、「嫌でもいいから我慢してしなさい」ってアドバイスしないしね、あたし。

相談者:
うん

三石由起子:
うん。だから、遊ぶために(含み笑い)はね?

相談者:
(苦笑)

三石由起子:
お金がいるからさあ。

相談者:
はい

三石由起子:
あ、あれをした、するために、ちょっと・・

相談者:
うん

三石由起子:
1日バイトに行って来よう・・

相談者:
うん

三石由起子:
ていう気になればさ、

相談者:
うん

三石由起子:
それはそれなんですよ。

相談者:
なるほど。

三石由起子:
うん、ね?
やっぱりね・・楽しいことをまず考えなきゃいけない。

相談者:
うん

三石由起子:
あたしね、でもね?・・あなたが偉いと思うのはね?

相談者:
はい

三石由起子:
嫌なことをね、「嫌だ」って言える人が今あんまりいないのね。

相談者:
うん

三石由起子:
で、嫌なことっていうのはやらないのが大事。

相談者:
はあ

三石由起子:
あの、誤解してるかもしれないけど、嫌なことでも人間はやんなくちゃいけなくてね?

相談者:
うん

三石由起子:
「社会の一員として」、こう、「動かなきゃいけない」みたいなこと言ってるとお・・

相談者:
うん

三石由起子:
心腐って来ますからね?

相談者:
うん

三石由起子:
まして26歳の女の子がね?

相談者:
うん

三石由起子:
嫌なことはやりたくないってあなたはそれ正直な気持ちでね?

相談者:
うん

三石由起子:
何もそれにコンプレックスを持つことはないと思うのよ。

相談者:
うん

三石由起子:
嫌なことを嫌で「やりたくない」って言えるっていうのはね?わたし・・

相談者:
はい

三石由起子:
あなたの、大事な能力っていうかさ、

相談者:
うん

三石由起子:
うん、強さだと思いますよ。

相談者:
あ・・

三石由起子:
うん

相談者:
ありがとうございます。

三石由起子:
うん。だからそれをね?

相談者:
はい

三石由起子:
自分でマイナスに考えないで、

相談者:
はい

三石由起子:
楽しいことはやらなくちゃ。

相談者:
あー、&#△

三石由起子:
うん、嫌なことはやらないから楽しいこともできなくなるっていうのはおかしいでしょ?

相談者:
うん・・

三石由起子:
じゃ、なんのために嫌なことをやらないのよ。

相談者:
・・

三石由起子:
それ無駄じゃない?

相談者:
うん

三石由起子:
嫌なことをやらないっていうことは・・遊ぶためですよ。楽しいことをするためですよ。笑うためでしょ?

相談者:
はい

三石由起子:
じゃ、その努力はしないと。

相談者:
はい

三石由起子:
自分を喜ばせるっていうことよね。

相談者:
うん

三石由起子:
うん、自分が喜ばなきゃ親なんか喜ぶわけないんだからさ。

相談者:
うん

三石由起子:
・・それがわたしは生きて行くための気力だと思う。

相談者:
はい

三石由起子:
あんた3ヶ月ねえ?

相談者:
はい

三石由起子:
一生懸命遊んでごらん?

相談者:
はい(苦笑)

三石由起子:
好きなことしなさい、まず。

相談者:
うん

三石由起子:
嫌いなことはしなくていい。

相談者:
はい

三石由起子:
ね?

相談者:
はい

三石由起子:
6ヶ月あるんだよ、まだ。

相談者:
そうですね。

三石由起子:
うん、なくなったらさ・・

相談者:
うん

三石由起子:
「ごめんなさい」って、家(うち)帰ろうよ。

相談者:
(苦笑)

三石由起子:
で、帰るときに・・ニコニコ帰りゃいいんだよ。
「面白かった」と。

相談者:
フフフ(苦笑)

三石由起子:
うん

(再びパーソナリティ)

「留学で挫折し芸能事務所。バイトの気力なくスネかじる26歳は格差社会を嫌悪する」への7件のフィードバック

  1. 26歳にもなって親のスネを齧っている時点で悩みを持つ資格は無いと思うのだが。

  2. あまり努力もせず、恵まれている人を羨んでいても仕方ないだろう。こういう人は、根気がなく、次々新しい目標が生まれてくるが、どれも長続きしない。誰もが、好きなことだけができたらどんなにいいか。そんな人は、まずいないのだから、まず地道に働いてほしいが、、。プライドが高そうだから無理そうです。

  3. 今回の相談者へのアドバイスは的確ではなかったような気がする。
    相談者の甘えてる生き方には響かなかっただろうな・・・
    終わりの方で、話したくてウズウズしていた柴田さんは
    三石先生の話に割って入り込み(笑)
    その話の途中に三石先生も入り込もうとしたが
    柴田さんは話を止めず自分のペースで終わらせた(笑)感じがした。
    柴田・三石おばちゃまコンビ迫力あるわ~

  4. やっと自分の能力が世間の中でこれくらい、って気づいたんだ。
    私はそれがわかってから返って遊んだ。
    どうせ〇〇(有名な人)みたいになれない、じゃあ人生楽しむ方にシフトしよう!ってね。
    そこから30年。
    今は遊ぶにも体力が無くなってきた。
    棺桶入る前に、良い人生だった!と思えたらいいなと思ってる。

  5. 今回、三石先生の「遊びなさい」は
    ちょっと違う気がしたな。
    親が応援してるのは、
    「音楽の道」を、という訳でなく、
    「娘が一好きなこと、生懸命取り組んでいること」を応援したい、ってことだと思う。娘が幸せでいてくれることが、親の幸せだから。
    でも、やる気のない芸能活動やバイトするために、親に生活費助けてもらってまで一人暮らしする意味もないからさ、実家に戻って、真面目に働くこと考えたほうがいい。
    26歳でそんなんで、貯金もないんだろうし。
    仕事っていう基盤があってさ、
    遊びも楽しいと思うんだよね。
    遊びだけの人生なんて、
    逆につまらないよ。
    相談者に伝えるとしたら、
    生きてる意味とか、
    グジュグジュ頭の中で考えてないて、
    「とにかく働け!」かな。

  6. 常に自らに行動することなしで、それでいてうまく行かないことを他人や社会のせいにすることを改めない限り、現状を変えることは難しいのではないか。
    三石先生の回答は意外にも優しさに溢れたものだったが、果たして相談者の心に響いたかどうか。

  7. オンエア時にカットされていたかもしれないが、相談者の更に詳しい経歴について言及していたかは気になる。大学受験も身の丈に合ったレベルや学科だったのか。芸能事務所にしても。以前から一芸に秀でている、コネがある、三度の飯より芝居又は歌が好き‥みたいな特性がないと単にミカジメ料取られる世界だから。
    学生時代万年陰キャが一発逆転しようとして手当たり次第挑戦しては中途半端に手放す、という感じ。相談者の周りに母親以外人の気配もしないし。本人の中では真面目に生きたつもりでも世間はそう捉えていない。擬態して生きる程の器用さも持ち合わせていない。

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