暴走する正義感とリーダーシップに自己嫌悪。自我のないヒステリー性格
テレフォン人生相談 2020年6月15日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女39歳 夫39歳 息子9歳
今日の一言: わたしはこれがしたい。それだけが大切で他人がどう思うかは問題ではない。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい
最初に、年齢教えてください。
相談者:
39歳です。
加藤諦三:
39歳、結婚しています?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
39歳です。
加藤諦三:
39歳、お子さんは?
相談者:
9歳の男の子です。
加藤諦三:
はい分かりました。
それでどんな相談ですか?
相談者:
自分の・・
加藤諦三:
はい
相談者:
性格のことなんですけれども。
加藤諦三:
あはい
相談者:
なんか変な正義感で、自分から・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ぶつかっていってしまうところがありまして。
加藤諦三:
あの「変な正義感で」ってのは・・
相談者:
はい(ため息)
加藤諦三:
例えば具体的に、言うと、ど、どんなことですか?
相談者:
例えば、母と、妹と、
加藤諦三:
はい
相談者:
あと、わたしの息子と、飲食店に入りまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そこが、外にテラス席のあるお店だったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
外の席が、空いたんですね。
加藤諦三:
んはい
相談者:
それで、席が空いたと思って、その席を・・ま、荷物置いたりして、ま、取って、おいた、んですけれども、
加藤諦三:
んはい
相談者:
ま、その席を、同じように、取ろうしていたんだと思われるカップルが、
加藤諦三:
はい
相談者:
近くにいて、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかそのカップル、が・・何かを言って来るわけではないんですけれども、
加藤諦三:
はあ
相談者:
なんかわたし達に対して、怒りというか(苦笑)・・
加藤諦三:
ああ
相談者:
「なんだよ」みたいな、態度で、
加藤諦三:
はい
相談者:
すぐ近くでなんか睨みつけて来るような、
加藤諦三:
はい
相談者:
態度をとられていたんですね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、わたしの母も・・なんかちょっと、この席取ったら不味かったのかな?っていうような感じで、
加藤諦三:
はい
相談者:
気にしてまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
でなんかそのときに、わたしい、の中でなんかスイッチが入ってしまって、
加藤諦三:
はい
相談者:
何か言われてるわけでもないのに、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしのほうがその、カップルの男性のほうの、に近づいて行って、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか「何かありますか?」って・・
加藤諦三:
はい
相談者:
聞いてしまって。
で、そしたらその方は、「いや、何もないけど」みたいな感じ、の対応されたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんかわたしもそこで引き下がらずに、
加藤諦三:
はい
相談者:
「この席」・・「先に案内されてたんですか?」みたいな感じで(苦笑)・・
加藤諦三:
あはい
相談者:
ちょっと聞いてしまったりとかして。
加藤諦三:
ええ
相談者:
そしたらその方が、「いやもうなんでもない、うるさい、どっか行け」みたいな感じで、対応されて、
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、わたしもなんか、そのやり取りで、あ、ちょっと怖いなって、思って、やっと引き下がったんですけれども、
加藤諦三:
ええ
相談者:
なんかそのあともなんか・・わたし的には「なんなんだあの人達は」って、なんかわたしのほうが思ってしまって、1日なんか・・怒りではないけれどもお・・あの、イライラしてしまっ・・
加藤諦三:
うん、いや怒りでしょう。
相談者:
はい(苦笑)
加藤諦三:
はい
相談者:
イライラしてしまって。で、でも最終的には、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか「なんであんなことしちゃったんだろう?」っていう・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
後悔に変わっていくというか。
加藤諦三:
はい
相談者:
「わたしが余計なことをしたからこんなことになってしまったんだ」っていう気持ちになってしまって、落ち込んでしまう。こととか・・
加藤諦三:
落ち込む?
相談者:
はい
加藤諦三:
であなたが正義感って、いうのはその部分ですね?
相談者:
そうですね、なんか・・昔から・・
加藤諦三:
はい
相談者:
特に家族に対して?
加藤諦三:
はい
相談者:
なんですけど、家族がなんか嫌な思いをしそう、な場面に出会す(でくわす)と、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか「わたしが出て行かなきゃ」みたいな(苦笑)、気持ちに、なってしまうところがあってえ・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
このままいくとお・・なんか大っきいトラブルとかに(含み笑い)、を、起こしてしまったりとかあ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ていう不安もありまして・・
加藤諦三:
うん
そうすっと、あなたと、両親との関係はどうだったの?
相談者:
小学校の高学年ぐらいから・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、あの、中学校高校ぐらいまでえ、に掛けての、
加藤諦三:
うん
相談者:
思春期には、「わたしは好きでこんな家に産まれたんじゃない」とか。
加藤諦三:
あーあーあー
相談者:
なんか「産んでほしいなんて頼んだ覚えはない」とか、アハ(苦笑)
加藤諦三:
あー、はい、はい、はい
相談者:
が言った、記憶があります。
加藤諦三:
うん、うん
学校ではあなたどういう生徒だったわけ?
相談者:
・・まず・・保育園・・
加藤諦三:
はい
相談者:
に通っていたときは・・保育園の中では、一番・・先生たちにも、
加藤諦三:
はい
相談者:
すごく信頼されていて。
加藤諦三:
はい
相談者:
なにかあると、わたし・・が、前に出て、代表にさせられたりとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかそういう、感じだったんですね。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、小学校に入ってからも、
加藤諦三:
うん
相談者:
どちらかというと、それを引きずって、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかそういう性格が、ちょっと目立ってしまって、
加藤諦三:
うん
相談者:
4年生、5年生、ぐらいの時は、上の学年の人から、家のポストの中に、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんか「死ね」とか、そういうのが大量に書かれた紙が・・入っていた・・
加藤諦三:
あ、あー
相談者:
りとか、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんか・・直接的にいじめは特に受けないんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかわたしみんなに嫌われてる(含み笑い)、かもしれない、みたいな、
加藤諦三:
うん
相談者:
経験はしたことが、あり・・ます
加藤諦三:
うん、うんうん、うん
相談者:
でもお、なんかずっとそういう、例えば代表委員みたいな・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ものとか、生徒会とか、なんかそういうの、を・・自ら嫌がらずに・・
加藤諦三:
うん
相談者:
やっていた・・
加藤諦三:
うん
相談者:
感じでした。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、中学校、高校は・・周りにわたしよりすごい子がたくさんいて、
加藤諦三:
うん
相談者:
なんかわたしがやらなくっても、ほかの、もっと優秀な子たちがそういうことを、やっていたし、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分は、だんだんちょっと、ま、自信、がなくなっていった部分もあってえ、
あんまり、目立つことをしたくないなっていうふうな気持ちに変わっていった気がするんですよね。
加藤諦三:
変わっていったけれどもお・・
相談者:
はい・・あー、そうですね。
加藤諦三:
心の中ではあ、
相談者:
はい・・あー
加藤諦三:
変わってなかったんじゃないの?
相談者:
あー、うん、そうだと思います。たぶん今も・・
加藤諦三:
うん
相談者:
心の中では、
加藤諦三:
うん
相談者:
みんなから、「すごい」って思われる存在でいたいけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
なかなか・・そうも行かないというか、なんかそういう実力が今のわたしにはない、みたいな・・
加藤諦三:
うん
相談者:
気持ちが、ある、気がします。
加藤諦三:
うん、うん、うん
そいで、そういう性格を、直したいっていうのが今日の相談ですね?
相談者:
そうですね、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
テレビ番組「スカッとジャパン」に出でくる人達みたい。
日本の保育園だの学校だのは、こどもを一人リーダーにしておくと、指導者はラクできるから、リーダーを設定したがる。
こども本人は、指導者から信頼されていると思って張り切る。
けれど、家庭ではただのこどもでいさせてあげてほしい。
時々、家庭でも、こどもにしっかりさせて、大人の代わりをさせラクしようとする母親がいて、こどもの大事な「こども時代」を奪ってしまう。
結果、本人は、リーダーでなければ存在価値がないと思い込んでいく。親が、条件つきの愛しか与えないから。
推測の域を出ないが、相談者さんの親もそうだったんじゃないかと思う。
違っていたら、ごめんなさい。
加藤先生とマドモアゼル愛先生の久しぶり
のコンビでした
相談者の話しのポイントから心理分析して
原因を指摘した「自我」の無い人
自分が居ない…聴いてた読むテレ側からすると一瞬…んっ?
一般的には自我の無い人とは「優柔不断」
特徴的ですが…ヒステリー性格との因果関係があるんですね。深い構造に何層にもなっているだと理解しました
あくまでも無意識化での両先生の分析だけど
発達段階で自我が無くなると…やっぱり従順だったのかな?意思が無くなる?
相談者の「周りの優秀な人達とか」「率先して生徒会」やら「私がやらないとか?」
動機はなんでしょうね?
自己顕示欲が満たされて無いのかな…目立ちたがり屋さん?
相談内容はヒステリー性格を解消したい訳で…怒りっぽいのは防衛機制だからね~
この相談者は旦那さん子供居て人格的に自我が無いから…
良い関係を築けるのかね~
電話口の声は穏やかな声に感じたけど
この相談者は何者なんだ…
解決する意思があるからテレ人生に相談した訳だし良い人生を送って欲しいです
う〜ん、わからん😓
(…いつも
とうしても、
自我がない=ヒステリー性格と結びつかない…。(自分の理解力のなさ故。)
わたしは、ヒステリーっていうよりクレーマー気質だと思いました。
子どもの保護者という立場だったらモンスターペアレントになってるだろう。
相手の失敗だったり、落ち度、弱味を見つけたら、そこを執拗に責める。
自分より弱いものには強く、
自分より強いものには下に出る。
正義感…っていうと聞こえが良すぎる気がするけど。自分は完璧で、自分は正しくて、自分に自信があって、だから他人の間違いや失敗が許せない。
でも、例え相手が間違っていたとしても、いきなり怒りでぶつからなくてもいいはず。
同級生の母親だったら、関わりたくないタイプだな。
でも、そんな気質なのに、自覚があって、後悔したりするのが不思議なくらい。
テラス事件だって
「あ、席あいたっ!ラッキー!荷物で席とろう!」と我先に席をとるか、
「あ、席あいた!先に待ってる人いなかったかな?」と一呼吸おいて、辺りを見渡して、それから席をとるかどうか。
考え方を変えることでしか、
行動は変わらないだろう。
考え方を変えるってかなり難しいと思う。性格ってなかなか変えられない。
性格を変えるのって、
何か大失敗をして、ほんとに心から反省、後悔するとか、そういうことでもないと、ほんとに難しいと思う。
ま、このままだと、
子どもが学校いってる期間は、他の保護者からは面倒な人物、と避けられ、年取ってからは、図々しい迷惑高齢者となるだろう。
いつも、後悔するらしいので、何か言ったり、行動する前に、一旦頭で考えることだね。
今は多分頭で考える前に、口から言葉がでてるんだろうから。
↑名前空欄で投稿してしまいました。
ねむこです。
なんで自分ってこうなんだろ?って考えた結果、自分は家族ががっかりしないように先回りしてるってことに気付いたんだよね。意外と家族も、もはや何も期待していないかも?
私も30代後半、家族のために、まるで代理のように振る舞ってた時期があって、自分では勇気を振り絞って出た行動が、逆に家族から「こわっ」みたいなニュアンスで言われた瞬間、こんなのは求められていない…と実感しました。単にそんな時期です。しばらくは使命感にかられるかもしれませんが、「私は本当は平和主義なんだ、トラブルなんか好きなんじゃない」と思いながら直そうと日々生活してれば、絶対に落ち着きます。
思い出す過去回
あの猫の大学生は
どうなったのだろう?
このご時世、自粛警察に走ってなければ良いけどね。テラスの件でも、席取ろうとした相手が「目付き鋭く、がっちりした体型の男性」なら歯向かったのかな。要は「ルールのはっきりしない些細なマナーが破られる」「対抗者が同年代以下」という状況なら正義のスイッチが入ってヒステリックに怒り出す。
この相談者、昔仕事していたかも、今もしているのかも、はっきりしない。既に仕事で「正義の使者」を気取って大失態を犯したのかもしれない。とかく言う自分もそうで、職場に居られなくなった。相談者が言っていた「自分がやらなきゃ」という使命感や焦燥感が何処からか沸いてきて、それで変に自信があった。結果は職・人間関係・住処がごっそり消えた。10年近く経った今でも影響があるのか、正規職員の職に縁がない。
正義感なんて自分のヒステリーを晴らす為の口実にすぎなかった。
自我とはどんなものなのだろうか。
持つには、どうすればよいのか。
自我とはどんなものなのだろうか。
持つには、どうすればよいのか。