医療費を娘に立替えさせる母の預金額が知りたい女が相談理由の辻褄を追求される

テレフォン人生相談 2020年7月18日 土曜日

テレフォン人生相談を辞書代わりに使おうとすると、得てしてこのようなしっぺかえしを食らう。

相談者の独り言: 掛けて損した。

痛くない腹を探られるわけだ。
いや、痛い腹と言うべきか。
訊かれてもないのに、私欲を疑われてる雰囲気を払拭するのに余念がない。

「姉に残してあげたいんですね、私は」
「貰おうとか、そういうことは全然考えてないんです」

相談そのものは、
質問: 母がどこの口座にいくら持っているかを知る方法は?
回答: ない

以上。
もちろん、本人に訊けばいいだけなのだけど、無いからこそ、自分たちが立て替えを強いられている状況。
そんなハズはないというのが相談者。

あとは、なぜにソレを知る必要があるのかについて、坂井弁護士との問答。
いずれも理由にならない理由を述べて否定される相談者。

ちなみに、故人の預金が分らないと相続のときに困るという心配。

代わりに答えると、故人の身辺整理をする中で見つけることになる。
持ち物から通帳や金融機関からの郵送物が出てくれば、照会すればいいだけだ。
金融機関は相続人からの問い合わせに限って答えてくれる。

言い換えれば、タンス預金なんかと同様、見つからなければ、その口座は埋もれたままになることもなきにしもあらず。

そこにあえて言及しない坂井眞弁護士のプチいじめ。
たまにやる。

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女71歳 夫と2人暮らし 独身の姉72歳と同居の母97歳 別に住む弟60歳 父は他界している

今井通子:
もしもしい?テレフォン人生相談です。

相談者:
もしもしい?

今井通子:
はい

相談者:
よろしくお願いいたします。

今井通子:
はあい
今日はどういった、ご相談でしょう?

相談者:
はい。あの、離れて住んでいる実の母の、金銭問題についてご相談したくてお電話しました。

今井通子:
はい
あなたおいくつですかあ?

相談者:
71歳です。

今井通子:
71歳

相談者:
はい

今井通子:
お母さまは?

相談者:
97歳です。

今井通子:
97歳

相談者:
はい

今井通子:
えっと、あなた自身は、

相談者:
はい

今井通子:
ご家族いらっしゃいます?

相談者:
家族は、あの、し、主人と2人で、今、暮らしてます。

今井通子:
あ、ご主人いらっしゃんのね?

相談者:
はい

今井通子:
あなたのお母さんが、97歳でいらっしゃんの?

相談者:
あ、そうです。

今井通子:
じゃあ、あなたのお父さんは?

相談者:
・・10年以上前にもう亡くなってます。

今井通子:
な、あ・・
そうすると・・このお、97歳の・・

相談者:
はい

今井通子:
お母さまは、

相談者:
はい

今井通子:
お1人で住まわれてんの?

相談者:
いえ、違います、あの、1つ年上の姉と2人で住んでます。

今井通子:
あ・・お姉さまが?・・ご存命なんですね?

相談者:
はい

今井通子:
はい

相談者:
それであと、ろ・・

今井通子:
ていうことは、98歳?・・お姉さまは?

相談者:
あ、いえ・・わたしの1つ上、で、72歳です。

今井通子:
あっ、そういうことか(苦笑)

相談者:
あ(苦笑)、すいません。

今井通子:
(苦笑)・・あのお・・

相談者:
あの・・

今井通子:
はい

相談者:
姉はずっと独身で・・

今井通子:
ええ、ええ

相談者:
ええ、で、あのお、母と一緒に住んでます。

今井通子:
あー、なるほど。
じゃ、おふ・・

相談者:
で、あと、わたしには、弟、60歳の弟がいるんですけど。

今井通子:
はい

相談者:
その弟は別のとこに住んでますが、やはり。

今井通子:
はい・・で?

相談者:
そいであの・・母は、ここ2、3年前からもう、年も年で、あ、大きな病気ではないんですが、あの、時々入院をしてるんですね。
退院するときの、その入院費用なんですが、母は、お金がないんならいいんですけど、あるのに、あの「ない」「ない」と言って、払ってくれないんですね。

今井通子:
・・はい

相談者:
であの・・母は、少なくとも2、3千万円はお金持ってるはずなんですけれども、
「ない」「ない」と言って、わたしとか、姉なんかに、立替させて、そして自分は・・1ヶ月に1万円ずつ払うとかそんな感じい・・にしてるんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、母になにしろ、払ってもらいたくて・・もう30年以上前に母から聞いたときは・・母ずっと、あの、は、15年かしら?、働いてましたから、かなりお金持っていて。
「積立を毎月している」って言ったんですね。

今井通子:
はい

相談者:
それなのにもう、わたしはそれを覚えてるんですけど、
「ない」と言って、あのお、払ってくれないものですから、何か調べる良い方法が、ないかと思いまして・・あの、お電話したんですけれど・・

今井通子:
まずう、お母さまと、

相談者:
はい

今井通子:
お姉さんご一緒に住んでらっしゃいますよね?

相談者:
はい

今井通子:
で、お姉さんは・・お母さんの、お世話してるの?

相談者:
一応ちょっとあの、世話はしてますけれど、あの、50年ぐらい前に、姉はあの交通事故に遭って、ちょっと足が悪くて、あの、障害、者手帳・・ていうんですか?それも・・あの、持ってるんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、あの、ちょっと勤めたりはもう今できない状態なんですが、病院に、姉が、基本的には、タクシーで、母を乗せて、病院まで連れてったりしてくれてます。

今井通子:
あーなるほど。

相談者:
はい

今井通子:
そうすると、お母さまの、えーと、お金のことについてはお姉さんは関与してないっていうこと?

相談者:
60歳の弟が管理してくれてます。

今井通子:
なるほど。

相談者:
はい

今井通子:
そうすると、えーと、年金おいくらぐらいですか?

相談者:
19万です。

今井通子:
19万はこれ2ヶ月に1遍?

相談者:
あ、いえ、1ヶ月に1回・・ですから38万いくらか、振り込まれてます。(*)

(*)公的年金は偶数月に今月と翌月の2ヶ月分が振り込まれる。

今井通子:
一気にね?

相談者:
はい

今井通子:
はい。そうすると、お母さんとしてはそこから出て来る、例えば、入院なさいましたあ、

相談者:
はい

今井通子:
えー、そのときの、経費が、いくらぐらい掛かったんですかね?

相談者:
つい最近は安くて、

今井通子:
はい

相談者:
あの・・10万円もしなかったんですが、その前のときはあ・・10う、5万ぐらいでした。

今井通子:
はい。15万から、10万ぐらい、掛かりました。

相談者:
はい

今井通子:
そしたらそれを、1ヶ月に1回・・1万ずつ返してよこすわけ?

相談者:
はい・・はい、そうです。

今井通子:
でこれ、これはちゃんと返してよこすの?

相談者:
あ、一応、はい

今井通子:
はい

相談者:
実は恥ずかしい話なんですが、あのお、母が見栄っ張りで贅沢で(苦笑)、父がおかしいと思って気づいたときには、も、「借金が」・・「2千万を超えて3千万近かった」って父が言うんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
それを父が、ま、自分の預貯金を取り崩したのと、あと持っている土地を売って全部返済しました。
それであの・・で母に、お財布をだから今度渡さないことになったので、母は1日中、働いてたんですね。

今井通子:
はい

相談者:
でもその中からあの、家に入れてるのかと思ったんですが、あとで分かったのは、全然家(うち)には入れてなかったから全部その分が貯まってるんですね。

今井通子:
・・うん、でもそれ・・

相談者:
はい

今井通子:
使ってないって保証はないでしょう?

相談者:
いえ、もお、ホントにそれからは使ってないです。も・・服装も全然、も変わってしまいましたし、
だからそういうの、みんな、自分の・・あの、貯まっちゃってるわけですね、お金。

今井通子:
で、その貯めてるう・・と、思われる物は・・

相談者:
はい

今井通子:
何に、し、して貯めてる?

相談者:
積立をずっとしてるんだと思いますけど。

今井通子:
積立をしてる?

相談者:
はい

今井通子:
はい

相談者:
それであの、最近その、病院で友達になった人に言ってたそうなんですけど、

今井通子:
はい

相談者:
「銀行から」あの「人がちゃんと来てくれる」ということを言ってたそうなんですね、母が。

今井通子:
なるほどね。

相談者:
はい

今井通子:
はい
でえ、あなたとしてはあ、例えば時々病気したとき、病院に行った、その費用、
これが、「お金がない」「ない」と言って、

相談者:
はい

今井通子:
あなた達が立替る・・

相談者:
はい

今井通子:
これをやめさせたいってことですか?

相談者:
はい

今井通子:
ていう・・

相談者:
でも・・

今井通子:
うん

相談者:
こ、持っている、すごく何十万と(含み笑い)持ってるので、そこから出してくれれば一番いいですよね。そいで、どこにまた預けてあるかが、ハッキリ分からないと、この万一のときに・・こ、相続とかなんかでも、すごく困るので、なんとか知る方法はないのかなと思いまして。

今井通子:
なるほどね(含み笑い)。

相談者:
はい

今井通子:
はい。今日はですね、弁護士の坂井眞先生がいらしてますので(含み笑い)・・

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

今井通子:
先生よろしくお願いします。

相談者:
はい

(回答者に交代)

「医療費を娘に立替えさせる母の預金額が知りたい女が相談理由の辻褄を追求される」への4件のフィードバック

  1. 60代のパートで月18万も稼げるわけがない。
    そしてパート代を一銭も使わず貯められるわけがなかろうて。

  2. 元浪費家の母親、障害者の姉。
    相談者の心配は分かるが本当の相談内容は何なのだろう。
    最近の年寄りは落ち着きがないなぁと思う。

  3. お金気になるよね。
    相続で損しないように、計算中かな。
    長生きも大変だね。

  4. 長姉と相談者の次姉は上手く行ってなさそうな予感。
    もちろん弟とも一悶着あったんだろ。
    一般的に一緒に住んでる長姉が管理しそうなもんだけど
    昼夜逆転生活って事は障害者でニートなのか。
    弟がお金管理してるって、長姉は信頼されてないのかな。
    実は相談者が長姉?

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