作られた明るさがコミュニケーションを破壊する。自発的な感情で人と関わること
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは(咳払い)
相談者:
こんにちは(涙声)
大原敬子:
わたしはシンプルに・・
相談者:
はい
大原敬子:
自分なりの・・話をしたいと思います。
相談者:
はい
大原敬子:
まず、明るさってなんだろうか?って。
相談者:
はい
大原敬子:
明るさを・・人が言うときには・・その人の心まで行かないですよね。
相談者:
はい
大原敬子:
人が集まっている。
いつも、笑い声が出ている。
相談者:
はい
大原敬子:
だから、あの人は明るい。
相談者:
はい・・はい
大原敬子:
でも、この明るさと、もう自分が真から明るいってのは、ホントに好きな物。
相談者:
はい
大原敬子:
ホントに好きなことやってるときは・・人が集まって来るんですよ、面白そうねって。
相談者:
あはい
大原敬子:
それも明るいですよね?
相談者:
あはい
大原敬子:
そこ、どこが違うかというと・・自分がホントに好きなことやってるときは・・
相談者:
はい
大原敬子:
今日は・・人、いるけれども・・次の日は人がいなかったってのは、抵抗がないんですね、も、本人が楽しいから。
相談者:
うん、はい
大原敬子:
これが、真の明るさなんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
じゃあ、人が集まって来て、「いつも笑顔で楽しそうね」っていう明るさは一体何が違うか?って。
相談者:
はい
大原敬子:
人の評価がすごく気になるんですね。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
その明るさの、根本は・・承認欲求と・・
相談者:
うん
大原敬子:
人と、迎合する。
相談者:
うん、うん、うん
大原敬子:
この、明るさには・・
相談者:
うん
大原敬子:
何がついて回るか?というと・・
相談者:
あはい
大原敬子:
怒りと・・
相談者:
うん
大原敬子:
それから、不安。
相談者:
うん、うん、うん
大原敬子:
その心、が・・育っていってしまうから、
相談者:
うん
大原敬子:
人を信じられないんです。
相談者:
うん
大原敬子:
わたしがこんなに苦労して・・こんなに我慢をして・・みんなを、楽しそうにしてるんだ・・ていう、怒りがありますから。
相談者:
うん
大原敬子:
相手も・・きっとニコニコしてる人、危ないわって。
相談者:
うん
大原敬子:
これは投影です。
相談者:
うん
大原敬子:
自分がそうだから。
相談者:
うん
大原敬子:
ですから・・無理した明るさの中に・・を作る人は・・
相談者:
うん
大原敬子:
社交的という表面的な評価はありますけれども。
相談者:
うん
大原敬子:
裏側には・・
相談者:
はい
大原敬子:
怒りと憎しみと不満・・
相談者:
うん
大原敬子:
そして、人は絶対に信じてはいけないという、物がついて来るんですね。
相談者:
うーん
大原敬子:
これ、明るさです。
相談者:
うん・・
大原敬子:
ね?
で、次、寂しさです。
相談者:
はい
大原敬子:
寂しさにはね?2つあって。
相談者:
はい
大原敬子:
いいことがあっても、ある変化があると、すごく寂しくなるんです。
相談者:
うん、うん、うん
大原敬子:
ね?、あなたの場合には、お母さまと別れたという喪失感ですよね?
相談者:
うん、うん
大原敬子:
もう1つは・・
静寂の中の寂しさ。
静寂っていうのは、静かっていう温度差と・・自分の心が一体しますよね?
相談者:
はい
大原敬子:
静寂の中で身を置くときは・・その寂しさは、満足感と、ひたひたひたとね?、自分の中に・・溢れる愛情を感じるんです。
相談者:
うん
大原敬子:
となると、あなたの明るさっていうのは、迎合とか承認とか、みんなから「すごいわね」って言われる明るさだったんですね。
相談者:
うん、はい
大原敬子:
で、あなたのその寂しさには・・静寂の寂しさではなくって・・ある物が・・一瞬なくなってしまう。
相談者:
(鼻をすする)
大原敬子:
人間は、変化の中の寂しさってね・・時間が来なければ・・その変化の過去のものに、執着するんですね。
相談者:
うんうん
大原敬子:
そうするとあなたは、「寂しい」「寂しい」っていう言葉の・・翻訳すると・・「お母さん恋しい」っていうことに、わたしはそう思ってしまうんです。
相談者:
・・
大原敬子:
好き嫌いは別ですよ?
相談者:
・・
大原敬子:
そうするとね?
相談者:
(鼻をすする)
大原敬子:
ご主人さまとの関係は・・
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんの喪失感の、寂しさの中で、出会った方ですよね?
相談者:
あー
大原敬子:
ですから・・ご主人さまとは、切れないんですね。
あのときの・・
相談者:
はい
大原敬子:
寂しさっていう物を、埋めた物があるんですね。
相談者:
・・はい
大原敬子:
で、今日(こんにち)に来たんです。
寂しさっていうのは・・変化が・・
相談者:
はい
大原敬子:
あったときに感じる物なんですね?
相談者:
・・はあ
大原敬子:
でその・・出世したときにね?
相談者:
はい
大原敬子:
みんな寂しくなるっていうじゃないですか?
相談者:
(鼻をすする)
大原敬子:
ヒラから課長になるっていう変化が怖かったんですね。
相談者:
ああ
大原敬子:
慣れていってしまうと・・今度は課長が当たり前になるんです。
相談者:
うん
大原敬子:
ていうことはあなたの場合にはその変化の中で・・ご主人さまという、変化の寂しさの中にご主人さまいらしたんですね。
相談者:
あーあ
大原敬子:
で、あなたの場合には、相手に関心がないんですね。
相談者:
あ、そうなんですか
大原敬子:
なんでそれ言えるかというと、「わたし結構無防備でやってるんです」って言いましたよね?
相談者:
・・はい
大原敬子:
無防備っていうのは・・相手に関心ないから。
相談者:
うーん
大原敬子:
無防備のときの、年齢のときは何歳ですか?
相談者:
30代です。
大原敬子:
これはもう、夫と結婚したあとですか?
相談者:
そうですね。
大原敬子:
そうですよね?
それまではね?、夫に対して違和感とかなかったはずです。
相談者:
あ、そうですね。
大原敬子:
ですから、今回、今日のご相談は・・
相談者:
はい
大原敬子:
自分の中に・・
相談者:
はい
大原敬子:
新しい自分?
相談者:
はい
大原敬子:
全部・・喪失感、で、欠けていたものが、一応・・紛いにも(含み笑い)、ポコン、ポコン、ポコンポンって埋まったんです。
相談者:
はい
大原敬子:
埋まった時点で・・これが埋まったことなのかってことです、あなたが。
相談者:
・・
大原敬子:
あれだけ無理して、あれだけ頑張って。
相談者:
うん
大原敬子:
あれだけ耐えたのに・・
相談者:
うん
大原敬子:
このままで、終わるには・・あなたの怒り、先ほど冒頭申しましたね?
相談者:
はい
大原敬子:
怒りと、不安と、憎しみになって来たってことです。
相談者:
うん、うん、うん、うん
大原敬子:
それが・・投影として・・
相談者:
はい
大原敬子:
夫にも葛藤があるんじゃないかっていうんですけど、
夫はないですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
だからわたしは・・もう今、ほかにね?葛藤とか云々ではなくって・・
相談者:
はい
大原敬子:
そうだ!・・
相談者:
はい
大原敬子:
わたしは不器用でコミュニケーションできないと。
相談者:
はい
大原敬子:
でも・・3人の子がいて・・
相談者:
はい
大原敬子:
夫がいて・・
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが味わってない家庭ってものを、今、こうしてきてるわけですよね?あなたがその手で、掴んだわけですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
一番信じられるものは、そこですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
それを捨てるのもあなた。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、捨てるときは・・自分が準備してるかどうかですよね?
相談者:
ふーん、分かりました。はい
大原敬子:
分かります?
相談者:
はい
大原敬子:
それでいいでしょうか?じゃ加藤先生変わりますね?
相談者:
すいません、はい、ありがとうございます。
大原敬子:
はい・・はい
(再びパーソナリティ)
内容からは外れますが、放送を聴いていて、加藤先生が大原先生を紹介した時に、相談者の安心した様な息づかいと、直ぐに涙声になったのが分かりました。
本当に、大原先生で良かったと思います。
同感です。
明日の担当はウルベです❗今から明日の相談者さんがお気の毒で仕方なく思ってしまっている私です。