工事騒音で息子5歳が話さなくなりジェスチャーで意思を伝えてくる
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
今通われてる、精神科あ、の、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
先生は、子ども・・精神科の専門家?、うん
相談者:
ホームページを見て、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あの、子どももお、診ますっていうことが(含み笑い)書いてあったので・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そちらに、あの、伺ったんですけれどもお・・
高橋龍太郎:
うん
所謂、児童精神科としての、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
枠組みみたいなものが・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ちゃんとしているんだったら、なんの心配もたぶんないと思うんですけれど。
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん、それでね?、ま、場面緘黙っていう言い方をよく言うんですけれど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
要するに、幼稚園では、まあ、言葉数は少ないけど、ちゃんと、応答お、ができてるわけでしょ?
相談者:
そうらしいです。
高橋龍太郎:
それから、自分の中で、全然そういう会話とは関係ない言葉も・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
自分で英語、呟いたりしてる。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
と、お家の中だけ・・ちょっと何らか・・彼なりの事情、ま、みんな、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その事情は、よく、掴めてないわけですけれど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それによって、お話を・・してないっていうだけなので。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
しかもまあ、言葉の成長はもう・・とうに・・順調に、遂、遂げたあとの話なのでね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その手前だと、またなかなか大変ですけれど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
戻っていくまでに。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
基本的にはホントに心配ない状態だと思いますよ?
相談者:
あ、そうなんですね。
高橋龍太郎:
うーん・・ん・・
相談者:
これはあの・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あれですか?結構長い目で・・い、1年とか・・
高橋龍太郎:
そうですね。あの・・
相談者:
そういう単位・・つもりで・・
高橋龍太郎:
長期的に、例えば半年1年っていうような、人も・・いますよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うん
相談者:
で、あ、ある日突然(含み笑い)、喋り出したりとかっていうのもあるんですかね?
高橋龍太郎:
もちろん、もちろん。
5歳ぐらいの子どもっていうのは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
結局、ちょうど・・完全に、親御さんからの分離が終わって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それで幼稚園・・での仲間づくりがあって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ま、言ってみれば・・自分の・・アイデンティティっていう言い方あ・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ですね。要するに自分が自分として生きてく上での・・大事な、スタートラインだから。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
彼の中で、戸惑っていることがあって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それを、ま、自分の、脳の中で反芻(はんすう)してるっていう段階だと思うので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
基本的にはそんな心配いらないと思いますよ。
相談者:
あー、そうですね。
高橋龍太郎:
ただ、ま・・どう見ても外因は・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう工事のことと・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ネットが外側に包(くる)んだということ・・が、
相談者:
そう・・
高橋龍太郎:
何らかのきっかけかもしれませんし、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう意味では割と、ご両親や・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
親子の間で全然トラブルらしいトラブルっていうのがないとすると・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
何らかそういう外界(がいかい)の変化みたいなことに、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
割と過敏な質(たち)なのかもしれない。
相談者:
あ、そうです、あのお、掃除機とか・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そういうう、あの、ドライヤーとかの音が、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
結構・・赤ちゃんのときから嫌いでして、
高橋龍太郎:
うん、うん
相談者:
でえ、ずっと嫌いだった中で、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
・・あ、工事の騒音があったので・・
高橋龍太郎:
うん、うん
相談者:
ま、最初はすごい、あの・・あのお、怖がって、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あの、くっついてたんですけどお、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そのうち、あの、すごい騒音の中でも、1人で遊ぶようにはなってたんですけれども。
高橋龍太郎:
ふうーん
そういうの、感覚過敏っていうんですけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あのお、普通の人よりも・・そういういろんな、騒音とか・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
えー、物音一般について、反応がすごく極端・・なので、たとえばそういう人の中に、例えば発達障害ってよく言われる・・将来的にコミュニケーションが少し、取りにくい、タイプの人とか?、ほかの人と、上手く、友だちづくりやなんかできない・・
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ん、く、なってしまう、タイプの人が・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
いないではないので。
相談者:
うーん
高橋龍太郎:
ま、別に(苦笑)、あなたのお子さんがそうだってわけではないですけれど、
相談者:
あ、はい
高橋龍太郎:
感覚過敏っていう症状を持つ子と・・持っている人の中に、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
発達障害って呼ばれるような・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
人が出て来る・・ことも、あるので。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その辺も含めて・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その、精神科の先生には、相談してったらいいと思いますけれど。
相談者:
なるほど。
高橋龍太郎:
言葉自体はすぐ、1年以内には、戻って来ると思いますよ?
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
じゃあ、あの、やっぱり、あの、かんしゃく起こしたら・・まあ、抱きしめてあげるとか・・
高橋龍太郎:
ま、抱きしめてあげる。それから・・
相談者:
うん
高橋龍太郎:
ま、ある種の・・遊びと思って、彼が仕掛けてる。
相談者:
甘えも結構、強くなってる、感じは・・
高橋龍太郎:
そうですよね、その言葉で・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
甘えることができない分、身体で表すしかないから、
相談者:
はい、はい
高橋龍太郎:
甘えさせてあげるってことも必要だし。
相談者:
あ、はい
高橋龍太郎:
それから、ある種の、子どもが仕掛けてるごっこみたいなところもあるからね?
喋らないっていう、こと、を一緒に、共有して、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ん、あの、笑っちゃうみたいなことが・・あると面白いよね?
相談者:
なるほど、あんまりこちらも・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
深刻に構えないほうがいい(苦笑)
高橋龍太郎:
全然、全然構えないで、構えないで。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、もう・・ある程度、幼い文字は書けるでしょ?
相談者:
・・いや・・&#△%
高橋龍太郎:
まだ、そこまで行ってない?
相談者:
こう、あの、鉛筆持つのも下手くそな、状態で(苦笑)。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ま、え、人の、顔を描くのがやっとって感じですかね?
高橋龍太郎:
うん、うーん、じゃあ、絵描き遊びかなんかをして・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
一緒に遊んであげるとか。
あんまり深刻に、緊張して構えるんじゃなくて。
相談者:
あはい
高橋龍太郎:
遊びを仕掛けられてるんだと思って・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
一緒に、遊んであげるぐらいの気持ちだとお・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
彼のほうも、すごく気持ちが楽になると思う。
相談者:
あ・・あれですか?、な、家にいる・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
ことが、結構緊張が続いてしま・・ったという・・
高橋龍太郎:
ていうか、そのお、騒音やなんかで、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
結局、今いる自分の環境が何らか・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
少し、緊張するような環境に、一時的に変わっちゃったので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それがずうっと尾を引いてるんだと思いますよ?
相談者:
はい。あ、そうですね。
高橋龍太郎:
うーん、それでね?
玉置妙憂:
ん、うん
高橋龍太郎:
特に例えば、小っちゃい子、まだ、言葉も・・
相談者:
うん
高橋龍太郎:
逆に言うと、出ない子とか・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
言葉が、なかなか表現しにくい、子ども達っていうのがいると・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
心理では、箱庭療法っていう・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
治療法を、するの。
それはちょうど今言ったように・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
いろんなおもちゃとか、キャラクターとか、もう山のようにいろんな材料があって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その・・箱庭で、ある種の・・空想の、社会づくりみたいなことをしてくの。
相談者:
あ、はい
高橋龍太郎:
で、そういうときにい・・例えば場面緘黙で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
喋んない子ども達が、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そのおもちゃやキャラクターを使って・・世界を表現するんだけど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう遊びをたくさんやっているうちに、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
いろんな形で自分の緊張とか・・自分の不安が整理させて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ゆっくりゆっくり言葉を回復して来るの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それと同じで、お家の中をつか、ん、物を使って、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
一緒に遊ぶってことが大事。
相談者:
あー、はい
高橋龍太郎:
ね。
相談者:
分かりました。
高橋龍太郎:
はあい
(再びパーソナリティ)
5歳の子供の気持ちで考えたら
工事で声がかき消されるからジェスチャーにしたら
楽しくてしばらくハマってしまってるのでは。
英語を連発するものあたらしい言葉を覚えて楽しいだけではないかな。
いっそ家族でジェスチャーゲームしたら楽しいと思う。
万一発達障害なら、騒音が切っ掛けで早期発見と考えればラッキーですね。ほんと、万一の話ですが。