テレフォン人生相談　2020年11月13日　金曜日

離れて暮らす次男が会社の70万円を着服して解雇。
保証人の相談者が返済した。
過去2回、借金返済の理由で次男に貸したお金は返してもらっていない。
今回も含めて借金の理由はパチンコ。
今後どうつきあっていけばいいか。

 

今回が３度目って、ここ２，3年の話だよね。

パチンコじゃないんじゃない？

少なくとも一回目の借金はパチンコだったにしても、あとは借金のための借金。

さすがに3度目は親にも言えなくなって、挙げ句の着服。
親心の罪作り。

「会社にサラ金から電話が来て、それを見かねて友だちが出してくれたけど、それが返せなくなった」

優しい友だちねえ。

 

さて、
自己破産で再出発を図るっていうのは塩谷弁護士の言うとおりなんだけど、ヤミ金が含まれる場合は少し事情が違ってくる。

ヤミ金とは法定上限金利を超える利息で貸し付ける無登録の貸金業。
つまり、存在自体がアウトロー。

この人たちに、自己破産したので債権・債務はありませんと言って何になる？

そんなんで取り立てが止むなら、最初から「違法な貸し付けなので返す義務はありません」って言えばいいだけ。

自己破産なんて、自分たちへの返済に回すカネが出来たぐらいにしか思わない。

解雇されたなんて言えば、お仕事だって紹介してくれる。
上客なら 運び屋 東南アジア旅行とかプレゼントしてくれるかもしれない。

彼らが嫌がるのは警察に駆け込まれることなんだけど、アウトローの住民に恨みを買うということを忘れないで。

借りたものは返さないといけない。
彼らの主張は、この極めて道徳的なもの。
騙して貸したのでも、脅して貸したのでもない。

 

パーソナリティ： 　加藤諦三
回答者：　塩谷崇之（弁護士）

相談者：　女５８歳　夫５６歳　義母との３人暮らし　長男３７歳　次男３３歳独身

今日の一言：　何かと向き合うことから逃げるためにギャンブルに行くのです。

加藤諦三：
もしもし？

相談者：
はい、もしもし、こんにちは

加藤諦三：
はい、テレフォン人生相談です。

相談者：
はい

加藤諦三：
最初に、年齢教えてください。

相談者：
はい、５８歳です。

加藤諦三：
５８歳

相談者：
はい

加藤諦三：
結婚してます？

相談者：
はい、しております。

加藤諦三：
ご主人何歳ですか？

相談者：
５６歳です。

加藤諦三：
５６歳

相談者：
はい

加藤諦三：
お子さんは？

相談者：
２人です。

加藤諦三：
２人、何歳ですか？

相談者：
３７と３３です。

加藤諦三：
すと、今そうすっと・・ご主人と２人で暮らしてんですか？

相談者：
いいえ。主人の母と３人で。

加藤諦三：
あーそ・・

相談者：
子どもはここにはおりません、はい

加藤諦三：
はい
ご主人のお母さまと３人暮らし。

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
はい分かりました。それでどんな、相談ですか？

相談者：
はい、えーと息子のですね・・

加藤諦三：
はい・・

相談者：
えー、＆#△％

加藤諦三：
息子って何歳のほうですか？

相談者：
３３歳です。

加藤諦三：
３３歳のほう、はい

相談者：
はい・・はい
息子の、あの・・ちょっとここ２、３年の間に、借金・・で、たぶんギャンブルなんですけれども、

加藤諦三：
はい

相談者：
はい、それでわたしが、２度ほど、都合してやったんですけれども、

加藤諦三：
はい

相談者：
１ヶ月、くらい前ですかね？
３度目のことがちょっと、事件が起こってしまいまして、

加藤諦三：
はい

相談者：
はい。そこで、会社のお金を使い込んでしまったということで、

加藤諦三：
はい

相談者：
この先、息子に対してどういうふうにして行ったらいいのか？と、

加藤諦三：
うん

相談者：
あと息子自身を、どういうふうな、環境っていうんですかね？

加藤諦三：
うん

相談者：
して行ったらいいのか？、ちょっともう、まったく分からなくなりまして・・

加藤諦三：
うん、この３３歳の、息子さんは結婚してんですか？それとも独身・・

相談者：
いえ、独身です。はい

加藤諦三：
独身ですか。

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
それで、２度ほど、借金・・を、あなた・・

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
が、肩代わりっていうか、ま・・

相談者：
はい、そうです。

加藤諦三：
で・・これ・・額としてはいくらぐらいですか？

相談者：
えーと、合計でいったら２００万近くになると思います。

加藤諦三：
２００万くらい？

相談者：
はい

加藤諦三：
で、３度目で会社あ、のお金まで使い込んでしまったというのは、これはいくらぐらいですか？

相談者：
えーと７０万ちょっとです。

加藤諦三：
７０万ぐらいね？

相談者：
はい

加藤諦三：
で・・息子さんですけれどもお、

相談者：
はい

加藤諦三：
小さい頃からの成長の過程っていうのは、どうだったんですか？要するに小さい頃は非常に良い子だったけれども、どうだった、こうだったとか。

相談者：
そうですね・・
スポーツも、すごくできましたし、

加藤諦三：
ん

相談者：
勉強もたぶんできてたほうだと思います。で・・

加藤諦三：
ス、スポーツマンで勉強もよくやっていた・・

相談者：
そうですね。

加藤諦三：
要するに・・俗に言う良い子ですね？、小学校、中学校・・

相談者：
ま、親の言うことばっかり聞くのではなかったんですけれども、

加藤諦三：
うん

相談者：
ただ、割と・・スポーツ系の、感じの、子でした、はい

加藤諦三：
で・・あなたからすると、そうすると、なんでギャンブルに・・

相談者：
はい

加藤諦三：
手を出したかあ？、よく分からないっていう・・

相談者：
そうですね、まったく分からないですね・・
２度目の職なんですけど、

加藤諦三：
うん

相談者：
息子のほうは。

加藤諦三：
うん

相談者：
ま、転職して３、４年くらいなんですけど、

加藤諦三：
うん

相談者：
その前のときの、職業は・・もっと時間が・・なかったですね。やっぱり忙しくて。

加藤諦三：
忙しかった？はい

相談者：
はい、休みもすごく不規則でしたし、

加藤諦三：
ええ

相談者：
勤務時間も、物凄く、ふ、不規則だったので。

加藤諦三：
ええ

相談者：
それでも、９年くらい勤めたでしょうかね？

加藤諦三：
ふん

相談者：
うん

加藤諦三：
ギャンブルていって、パチンコ、パッチ・・

相談者：
パチンコみたいです、はい

加藤諦三：
それで、会社の仕事はちゃんとしてて、

相談者：
はい、はい、してましたようです。

加藤諦三：
会社が終わって・・パチン・・

相談者：
あと、終わってから、とか、あとたぶん休みの日だったんじゃないでしょうか。

加藤諦三：
要するに、会社をさぼってね？

相談者：
はい

加藤諦三：
朝からパチンコやってるってわけではないんですね？

相談者：
それはなかったと思います。
ただ、今回のことがありましたので、

加藤諦三：
ええ

相談者：
んも、一応、解雇ということに、なりました。

加藤諦三：
あ、まあ、それはそうでしょうけれどもね。

相談者：
はい、はい、はい

加藤諦三：
で、今日のあなたの・・相談というのは、

相談者：
はい

加藤諦三：
ま、こういうように外から見ると、ビジネスマンとして、別にそれほどおかしなことではないと。

相談者：
はい

加藤諦三：
だけれどもお、お金の使い込みが、激しくて・・

相談者：
はい

加藤諦三：
ギャンブルを止められないと。

相談者：
はい

加藤諦三：
それでその、日頃の彼の態度ですけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたから見て非常に、例えば憂鬱な顔をしてるとか・・いやそんなことは全然、分からないとか、どういう・・

相談者：
いや、ここ、１年ぐらいはもうありました。
そして、お金を借りるときになると、物凄くやっぱり謝るんです。

加藤諦三：
うん

相談者：
「ほんとにもう、申し訳ない」って言って謝るんですけど。

加藤諦三：
うん

相談者：
で、「少しずつでも必ず返すから」って、言うんですけど、やっぱりそれがないんですね。

加藤諦三：
ないですね？

相談者：
はい、うん
で、結局たぶんもう、借金のほうのあれで、追われるようになってしまって、たぶん、もう、そっちのお金に手をつけてしまったようなんです。

加藤諦三：
うん
で、今後、この、３３歳ですか、

相談者：
はい

加藤諦三：
に、対してどういう態度を取ったらいいかということですね？

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
はい、分かりました。
今日はあのスタジオに、弁護士の塩谷崇之先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

相談者：
はい、よろしくお願いします。

（回答者に交代）