借金の元を断たずに対症療法が仇。3度目はヤミ金の追い込みに堪らず着服

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あの今、塩谷先生の・・

相談者:
はい

加藤諦三:
おっしゃったことね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ほんとによく、あの、心にとめてください。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた息子さんが、その、ほんとに自信のない人生を、ずうっと・・送ってきたっていうことは、分かります?
例えば、小さい頃ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
息子の能力には無理な何か大きなね?、期待を掛けていたとか。

相談者:
あー、なんかあるかもしれないです。そう言われると。はい

加藤諦三:
つまり・・それ、なるとね?

相談者:
はい

加藤諦三:
息子さんは親の期待を叶えられないわけですから、

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすっと息子はどうなると思いますか?

相談者:
・・

加藤諦三:
自分の人生に絶望します。

相談者:
はい

加藤諦三:
恐らく、息子さんは自分の人生に失望してんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
そしてその自分の・・人生に失望しているという現実と向き合うことができない。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけどギャンブルをやってれば・・

相談者:
ふん

加藤諦三:
それを忘れていられるんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
だからギャンブル止められないんです。

相談者:
はあ

加藤諦三:
で、ギャンブル、治療の父っていう・・

相談者:
はい

加藤諦三:
も、これはあの・・英語で「Losing Your Shirt」(*) っていう、信頼のおけてる、ギャンブルの、

(*) lose one’s shirt(シャツを失う)は、すべてを失うという意味の慣用表現。
本の副題は、”強迫観念に取り憑かれたギャンブラーとその家族の回復”

相談者:
はい

加藤諦三:
本なんですけどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
要するにギャンブル、依存症の、

相談者:
はい

加藤諦三:
治療の父と、よ、まで言われてる人がね?

相談者:
はい

加藤諦三:
人間の欲求の、根本にあげてるのはね?

相談者:
はい

加藤諦三:
自分で自分を尊敬できるってことなんですよ。

相談者:
はあ

加藤諦三:
でも息子さん、自分で自分を尊敬できてないんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
人生に失望してるんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけどあなた自身があ・・
あ、息子がギャンブル依存症にまで追い込まれていく、心を理解できれば・・

相談者:
はい

加藤諦三:
これは・・先は、明るいです。

相談者:
はい

加藤諦三:
何も、お母さんの期待を叶えないからって、自分は価値のない人間じゃないんだと。
自分の人生に対する失望と向き合えますから。

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすれば・・ギャンブルをやめていくっていう・・道が開けるんですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
だけどあなた・・そんだけのことをね、はっきりと・・
「そんなことをわたしは・・したかもしれません」ということを認めるっていうことは・・

相談者:
はい

加藤諦三:
物凄いことなんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
真実っていうのはみんな怖いんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
怖い真実を・・から目を背けなかったから。

相談者:
はい

加藤諦三:
解決します。

相談者:
はい、ありがとうございます。分かりました。

加藤諦三:
息子さんの自信を取り戻さしてください。

相談者:
はい、分かりました、ありがとうございます。

加藤諦三:
はい、はいどうも失礼します。

相談者:
はい、お世話になりました。
失礼いたします。

加藤諦三:
何かと向き合うことから逃げるために、ギャンブルに行くのです。

 


「借金の元を断たずに対症療法が仇。3度目はヤミ金の追い込みに堪らず着服」への6件のフィードバック

  1. 対処療法じゃなくて対症療法では?
    (聞いてる感じ塩谷先生がそう間違えてる感じもする)

  2. よくある相談ですね…「依存症」って色々と
    あると思うけど
    例えばですがアルコール、麻薬、ギャンブル、性的やらキリがないですが
    今日の相談内容は…冒頭にも述べているので省略します
    塩谷先生は法律上の観点からのアドバイスでしたね。自己破産する様にの事でした
    加藤先生は依存症の心理的な構造を分かりやすいく説明してくれましたね
    行動だけで見ると経済的に当然な結果になる訳でギャンブルなんで…
    問題は何故そこまで依存症になるか?ここが重要なんだよな~
    相談者の息子「期待に応えられない自分」
    この心理は…向き合えない自分がいるんだね
    他の理由も「親からの過剰な期待」これは
    育った環境の中で相当な重圧やら不安が強まってたのでしょ~
    当然向き合える事すら限界に達してギャンブルに没頭する行動になったのかな?
    よく一般的に「面白ない出来事があると」
    「今日はヤケ酒だぁ」ってこの心理構造なんだよね
    酒呑んで誤魔化すってこと。現実はなにも解決すらしないし…
    今回はギャンブルで誤魔化したって事だけど
    加藤先生は相談者に「期待に応えようとしない自分」って言い回し的なアドバイスは良かったと思います
    依存の心理構造が聴いてて解りやすいと
    思うよ今回は…
    親から良い子を過剰に求められると「向き合える能力が付かない傾向な人格になります当然、依存性も増します」

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