中学の恨み今も。夢に出る同級生。勝てる自信湧くにつれ怒り増す地元民
(回答者に交代)
坂井眞:
よろしくお願いします。
相談者:
あ、お願いします。
坂井眞:
今加藤先生、お話になっていたけど、
相談者:
はい
坂井眞:
ほんとに殴っちゃうとどういうことが起きるかっていうと(含み笑い)・・
相談者:
はい
坂井眞:
殴るって気楽に言うけど、当たりどころ悪かったり、殴られて、転んで・・硬いところに頭ぶつけたりすると・・
相談者:
はい
坂井眞:
とんでもないことが起きるから。
相談者:
はい
坂井眞:
それはほんとにやめなきゃいけないし、やめないと人生・・失っちゃうからね。
相談者:
あーあーあ
坂井眞:
うん、だからあの、今だったら・・勝てそうだ・・ていうのは、
相談者:
はい
坂井眞:
どこから来るの?
相談者:
身長も、その相手と一緒ぐらいになって・・
坂井眞:
うん
相談者:
ボクシングも・・習ってるし、
坂井眞:
うん
相談者:
殴り方も・・分かってるしい。
坂井眞:
ま(苦笑)益々まずいよね。それで殴ったらね(苦笑)。
相談者:
ハハ(苦笑)
坂井眞:
それは、分かるよね?
相談者:
ほんで・・
尚更、なんであんとき俺はやり返さへんかったんやいう、後悔・・
坂井眞:
でしょ?
相談者:
はい
坂井眞:
僕はね、そう思うんですよ。
言ってみたら・・中3のときの喧嘩つっても、合計3回?
相談者:
はい
坂井眞:
で、それでそのお、最初の、ご相談が「1人の小中学校の同級生に対する怒りが、抑えられず夢に出て来るんですけどどうしましょうか?」と。
相談者:
はい
坂井眞:
「どしたらこの気持ちが消えるんですか?」っていうこ趣旨の質問じゃないですか。
相談者:
はい
坂井眞:
で、だけど・・本当はね?・・僕その人に対する・・怒りというよりも・・
相談者:
はい
坂井眞:
あなたがおっしゃった・・そのときに、自分がちゃんと対応できなかった?
相談者:
はい
坂井眞:
乃至は、自分の怒りを表現できない自分に対する怒りのような気がするんだな。
相談者:
あ、それもあります。はい
坂井眞:
そっちが、きっと大きくて、
相談者:
はい
坂井眞:
彼との関係を言うとね?
相談者:
はい
坂井眞:
あなたの中では決着ついてるんですよ、その、殴られたことに関しては。
相談者:
・・あーあー
坂井眞:
今、俺のほうが強いんだって思って、本気で思ってるでしょ?
相談者:
あ、思ってます、はい
坂井眞:
じゃ「もうそれでいいじゃない?」っていう話なんですよ、わたしに言わせると。
相談者:
あーあ
坂井眞:
中学校んときは殴られて、
相談者:
はい
坂井眞:
あっちのほうが強そうだし、自分の気も小さかったから、
相談者:
はい
坂井眞:
反抗できなかった・・
相談者:
はい
坂井眞:
んだけど、今だったらいつでもやっつけられるんだって、ていうところで・・
相談者:
はい
坂井眞:
彼とのその、闘争に関してはですね(含み笑い)・・
相談者:
はい
坂井眞:
もあなたは勝ってると思ってもいいはずなんだよね。
相談者:
あーあー
坂井眞:
だって、ほんとにそう思ってんでしょ?
相談者:
思ってますね。はい
坂井眞:
ボクシングまでやってんだから。
相談者:
はい
坂井眞:
でだけど・・同窓会で会ったときに、
相談者:
はい
坂井眞:
あなたは・・いまだにうまく表現できない部分を持ってると思うんです。
相談者:
そうです、はい
坂井眞:
ていうのは、「お前あんとき酷いことしてくれたな」と「俺今でも腹立つよ」って・・言わないでしょ?
相談者:
あー、言えないっすね。
坂井眞:
でしょ?
相談者:
はい
坂井眞:
だから、喧嘩には強くなったけど、
相談者:
はい
坂井眞:
表現できない自分はずうっと引きずってるんだと思うの。
相談者:
ああー、はい、はい
坂井眞:
で、それがあなたの・・その消えない怒りの・・正体のような気がするので。
相談者:
あーあー、あー
坂井眞:
で、そう思っちゃうと・・
相談者:
はい
坂井眞:
彼にこだわっている自分ってバカみたいだなとか・・意味ないなとか・・思えないかな?とわたしは、聞いていて思いました。
相談者:
あーあー
坂井眞:
でそうするとあなたの怒りって・・そのときもできなかった、
相談者:
はい
坂井眞:
で恐らくね・・会社でも・・なんか怒りが・・ておっしゃってたじゃないですか。
相談者:
はい
坂井眞:
そこでも結局表現しないんでしょ?
相談者:
そうです。
坂井眞:
だからそれが昔表現しなかった話と・・ま、さっき加藤先生おっしゃってたけど、
相談者:
はい
坂井眞:
そういうのと繋がってね?
相談者:
うーん
坂井眞:
で、それ今でも、表現できないから溜まるよね?
相談者:
あー溜まりますね。
坂井眞:
うん。だからその問題だなっていうのが分かれば・・
相談者:
はい
坂井眞:
加藤先生さっきね?お、教えてくださってたけども、
相談者:
はい
坂井眞:
それどうやって表現していけばいいのか?
相談者:
はい
坂井眞:
ていう話・・なんだろうと思うんですよ。
相談者:
あーあー
坂井眞:
で、僕はお話聞いてて思ったのは、
相談者:
はい
坂井眞:
最初のご質問はその・・象徴的に?、「1人の同級生に対する怒り」とおっしゃってたんだけど、
相談者:
はい
坂井眞:
そうじゃなくて、そういう怒りを表現できない自分が、許せないっていうことをおっしゃってるのかなって感じた。
相談者:
あーあーあー・・はい、はい、はい
坂井眞:
それをまず出す方法の、なんか・・やりかたが、さっき加藤先生が・・あの、教えてくださってたやりかたのような気がしますね。
相談者:
あーあーあ
坂井眞:
で、そういうふに考えると・・
相談者:
はい
坂井眞:
今喧嘩したら勝てるような奴に・・
相談者:
はい
坂井眞:
いまだに怒りが・・沸々と湧いて来て殴ってしまいそうだみたいなのって・・
相談者:
はい
坂井眞:
なんか意味ないなと。そこじゃないだろうっていうふうに思えたらいいんじゃないかなという気が・・
相談者:
あーあー
坂井眞:
わたしはしました。
相談者:
・・はあー、は(ため息)
(再びパーソナリティ)
自分の敷地内で
丑の刻参りやったらいいんじゃない?
藁人形でもなんでも、そいつに見立ててギッタギタに。
これなら逮捕されないし、多少すっきりするかも。
コミュニケーション能力不足と言えばそうなんだろうけど、つまるところ今の人生に不幸しか感じないから、過去を生きてるという事なんでしょうね。
現在に多少なりとも満足感が得られて、ふとした時にこれまでの人生を振り返って、嫌な学生生活だったなという程度なら、ここまで拗らせないでしょう。
中2の時の悔しい思い出に囚われ続け、気がつけば52歳。
38年の間にこの件をかき消すような大事件も幸せな事もなかったのか。
加藤先生もおっしゃってたけどさぞかし苦しかろう。
52歳で独身。このプロフィールだけで物語るモノが多いですね。相談者は同級生に向けて怒りを内燃しているつもりが、周囲は怒りそのものをビンビンに感じ取っている。相談者が同級生に向けて怒りと恐怖を持つように、周囲も相談者を恐れている。なので、相談者の周り誰もいないのでしょう。孤立感が相談者の内燃機に益々拍車掛けて‥という悪循環。
感情に主語は無い。相談者の人生の主人公は相談者で無くて同級生だった。そもそも、粘着性の人間がモテる訳無い。
それにしても、その粘着性はどこから来るのだろう。相談者の少年時代はヤンキーがゴロゴロいた時代。時勢に任せて行動を起こさなかったのだろうか。妙なところでバカ真面目という人間性が浮かび上がる。近づい難いけど、ギリギリ法の一線は越えなかった。これはこれで良いこととは思う。
同意です。生涯未婚率増加加担組とは関わりたくない。太ったアメリカ人が切り捨てられるように、日本企業もその観点から厳しいジャッジを下していただきたいものだ。
怒りは一人で抱えてると増幅する。
現在と未来を見ることができないため、ますます過去に囚われる。
私も子ども時代や、親からの言葉を思い出し、今も苦しい瞬間がある。
過去と他人は変えられないことを肝に銘じ、今を生きることを精一杯やろうと自戒しました。
同級生は子や孫に囲まれ親を看取って自らの老後の準備。
相談者は、朝は溜め息に起き、夜は憎悪の炎に悶えながら一人日々を過ごす。
ひたすら同級生に粘着するのは、自身が置かれた現実から目を背ける為かもしれない。
最近話題になった、ニートのSNS投稿を思い出す。「苛められた自分」から目を背け、社会を嫌悪して、引きこもり。信じるのはインフルエンサーのみ。ブログ記事で自らもインフルエンサーになって稼ぐつもりだったが、30歳を目前にして「職歴も金も友人も家族も無い、孤立無縁の自分」に気づいてしまった。‥不幸中の幸いは、自分の現実を受け入れて職を探し始めたこと。
「ボクシング習った今なら勝てる」って…
何度も顔を合わせる機会があったのに、そのたびスルーしてたのでお察し(笑)
五十過ぎてイキリなんてみっともない!
なかなかやられた記憶ってのは、よっぽどのことがないと消えないよね。
相談者さんは、今まで自分の中の憎悪と40年近く連戦して、ずっと勝利してるのは、すごいと
思います。
ボクシングに昇華して鍛えて、
体も心も本当の強さを身につけた。過去の自分はもういない。とっくに勝負はついてますよ。相手は最初からあなたには敵わない。
※加藤先生これからもずっとお元気でいてください。