母93の遺言。姉は5百万、私は実家とお墓の維持管理。長生きが前提を崩す3年後

テレフォン人生相談 2021年2月13日 土曜日

ヒアリングが横道もいいとこ。
手錠プレーに前半が費やされて、相談の趣旨がいまいち。

大迫さんが訊く羽目に。

 

月26万円の施設費に、13万円の足が出ているというから年金収入は月13万円。
もって3年というから預金残高は500万円足らず。

でもこれとは別に相談者の姉である長女に残す分として500万円。
あとは土地と築48年の不動産。

アンタも受け入れているふうの相続分だから土地の価値は優に500万を超えるハズ。

これらすべて足せば少なくともあと10年は賄える。
現在母親93歳。

 

大迫さんの皮肉は伝わったかしら。

「介護費用で使い切って亡くなられてしまったら相続問題なんか全然出て来なくなっちゃう」

 

分かるよ。
親の財産が意識の上ではすでに遺産。

でも気づかないかしら?
悩みの種が母親の長生き。

美しくないよ。

 

アンタが母の長生きを願えるようになるには、母親に特養に移ってもらえばいい。
月の収支はプラスなる。

もちろん、部屋、食事、サービス、雰囲気、何から何までグレードは推して知るべし。

出来る?

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)

相談者: 女65歳 39年前に離婚 長女41歳 次女39歳 施設に入所中の母93歳

今日の一言: 心に手錠が掛かってる人は自分の心に手錠が掛かってるということに気がつきません。外れて初めて、あっ、自分の心に手錠が掛かっていると分かるんです。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
最初に、年齢教えてください。

相談者:
65歳です。

加藤諦三:
65歳、結婚してます?

相談者:
いえ、離婚しました。

加藤諦三:
あーそうですか、何年前ですか?

相談者:
39年前です。

加藤諦三:
39年前・・

相談者:
うん

加藤諦三:
えーとー、だ、だいぶ・・前ですね。

相談者:
はい

加藤諦三:
で・・

相談者:
下の娘がお腹あ・・の中にいて、

加藤諦三:
ええ

相談者:
えー、出産を待っての・・調停離婚でした。

加藤諦三:
そうすると下のお嬢さんは40歳

相談者:
え、3じゅ、9に・・

加藤諦三:
39なんですか。

相談者:
今39です。

加藤諦三:
あーそうですか。

相談者:
あと上に・・

加藤諦三:
あ・・上に・・

相談者:
長女が・・41歳です。

加藤諦三:
あーそうですか。
んで、あなたは今お1人で暮らしてんですか?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
上のお嬢さんが41歳ですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
家を出たのは何年・・

相談者:
えっとお、う・・

加藤諦三:
で、それまでは一緒に暮らしてるわけですよね?お嬢さんと。

相談者:
ええ、あの、できちゃ、った婚をしまして、
長女は18のときに・・

加藤諦三:
はい

相談者:
家を出て。

加藤諦三:
あー、そうですか。

相談者:
次女は・・12年前に結婚、して・・

加藤諦三:
はい

相談者:
出ました。

加藤諦三:
そうすっと、まあ、10年以上1人で暮らしてるわけですね?

相談者:
あーそうですね。

加藤諦三:
はい、分かりました。どんな相談ですか?

相談者:
はい
わたしには、今、93歳の・・

加藤諦三:
はい

相談者:
母がいます。

加藤諦三:
はい

相談者:
昨年転倒をきっかけで、入院10日ほどして、

加藤諦三:
はい

相談者:
一人暮らしは無理だということで、

加藤諦三:
はい

相談者:
介護施設に、えー、入りました。

加藤諦三:
はい

相談者:
介護施設が・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
月、25、6万掛かります。

加藤諦三:
うん

相談者:
それで、空き家にもしとけなかったので、

加藤諦三:
うーん

相談者:
えー、半年前に・・

加藤諦三:
うん

相談者:
実家に戻ってきました。

加藤諦三:
あーそうですか。はい

相談者:
で、母、は、わたしに・・

加藤諦三:
うん

相談者:
「この家とお墓を守ってほしい」と・・

加藤諦三:
うん

相談者:
言われ、て、託されてましたので、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしが、なんとか・・頑張ればっていう思いでいましたので、

加藤諦三:
うん

相談者:
来たのですが、

加藤諦三:
うん

相談者:
実際は、家が、傾いて・・築48年なんですが、

加藤諦三:
・・

相談者:
老朽化してて、

加藤諦三:
そうすっとその今、傾いているという家をお・・お母さんが、からあ、「守ってほしい」と言われているけれども、

相談者:
でも・・

加藤諦三:
うん

相談者:
わたし6年前に、1回同居したんですが、

加藤諦三:
うん

相談者:
1年で・・

加藤諦三:
うん

相談者:
もう、縁切るつもりで出ました。

加藤諦三:
で、そのときのこう、家を出たっていうね?6年前。

相談者:
はい

加藤諦三:
その感情っていうのは・・どうなんですか?そのときの一時的な感情なのか?、それとも、もう・・自分はこの人とは無理だっていうような・・

相談者:
もちろんです。先生の言うように、無理だと思いました。

加藤諦三:
あー、はあ、はあ、そうすっと出てったことに対してあなたは今、あとで後悔はしてないわけですよね?

相談者:
してないです。

加藤諦三:
ていうことはあ・・結構小さい頃からうまく行ってなかったってことじゃあないの?

相談者:
いえー、もう、末っ子だったので。

加藤諦三:
うーん

相談者:
もう、ほんっ・・とに、甘・・え・・てきました。

加藤諦三:
ということはね、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた、こんだけ可愛がってもらったってこと言いたいんでしょうけれども、

相談者:
ええ

加藤諦三:
むしろ違って・・お母さんの頃・・からすると、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたはほんとに束縛の対象だったんだよね。

相談者:
そおなんです、先生。
ほんっ、とに、今なら分かるんです。

加藤諦三:
うーん
だからお母さんが、心の傷を持っていてえ、
こ、まあ・・具体的に言えば、そ、無力感がすごく強かったんだと思うんですよ。

相談者:
ああー

加藤諦三:
それで、あなたを、自由にすることで・・自分の心の傷の束縛感を癒して行った・・

相談者:
今思えば・・

加藤諦三:
だからこれは、そおお・・簡単にそれじゃあ、その、束縛欲っていうのが・・

相談者:
はい

加藤諦三:
なくなるわけではなくてえ、

相談者:
ああ

加藤諦三:
しかも束縛欲っていうのは・・

相談者:
はい

加藤諦三:
愛の仮面を被って登場しますから、

相談者:
・・はい

加藤諦三:
本人は、愛してると思ってんですよ。

相談者:
あーあー

加藤諦三:
「あなたさえ幸せならば、わたしはどうだっていいの」って・・
口では言うんだけれども。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたを束縛することで、わたしは自分の心の傷を癒して生きていかれますってことなんです。

相談者:
あーああああー・・そうだ、ったんだ・・

加藤諦三:
だから・・恩着せがましかったりするんですけどね。

相談者:
はい

加藤諦三:
そいで・・今日の相談というのは?

相談者:
母、から・・

加藤諦三:
その「家を守ってくれ」って・・

相談者:
うん、あの、「家と、土地を守って」って、言われて、

加藤諦三:
うん

相談者:
わたしが、意を決したのは、母でなく・・父方のお祖父ちゃんが・・土地、を、開拓したっていうのが、やけにわたし・・引っかかってて、
祖父、の・・開拓して、ここまで・・この、っていうところ、を・・わたしが、思って、母の、希望の・・えーと、守るっていうところに・・自分の気持ちが、ありました。
だけど、実際・・引っ越してきたら・・家は傾き・・

加藤諦三:
うん

相談者:
家ん中はゴミ屋敷。月に25、6万の介護費。

加藤諦三:
うん

相談者:
年金、でも、マイナス、今度12万が出てきてしまう。

加藤諦三:
ふん

相談者:
母の預金を、見れば・・

加藤諦三:
うん

相談者:
3年持、持てばいいほうって、思った。

加藤諦三:
うん。はい・・

相談者:
そう、こん中で、

加藤諦三:
うん

相談者:
やっぱりやって行けないって。

加藤諦三:
・・それはあ、あなたで・・あなた、そのお、母のためではなくてね?

相談者:
はい

加藤諦三:
祖父のためって言いますけれども・・

相談者:
・・

加藤諦三:
ほんとにそうですか?

相談者:
・・うーん

加藤諦三:
つまりあなた今までね?

相談者:
はい

加藤諦三:
束縛されて生きてきたわけですよ。

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
愛という名の仮面を被った・・束縛。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、あなたは、従って、自立してないんです。

相談者:
・・

加藤諦三:
あなたが、母から離れると、あなたは心の支えがないから、

相談者:
・・

加藤諦三:
母への甘え、を・・対象を祖父に変えただけの話ですよ。

相談者:
・・あー(ため息)

加藤諦三:
あなたね?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・今までずうーっと・・自由の身で、い、いたと思ってるけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたは自由の身じゃなかったんですよ。

相談者:
あー、はい

加藤諦三:
・・しっかりと、心に手錠が入って&#。

相談者:
あー

加藤諦三:
心の手錠を取る以外ないんです。

相談者:
・・自立なんで・・

加藤諦三:
心の手錠は・・外したときにはじめて、あー、自分は手錠を掛けられてたんだってことが分かるの。

相談者:
あー

加藤諦三:
掛けられてるときは分かんないの。

相談者:
うん、はい

加藤諦三:
心の手錠は目に見えないから。

相談者:
あーはい

加藤諦三:
だから、心の手錠を外すのはあなたしかいないんです。

相談者:
・・は・・はい

加藤諦三:
なぜか?っていうと、どういう形で・・あなたずっと今まで監獄の中にいたんだから。

相談者:
先生・・その手錠、わたし外せるんですかね?

加藤諦三:
・・外せます。

相談者:
・・

加藤諦三:
今までの自分の過去の心の歴史をきちんと整理すれば・・

相談者:
・・

加藤諦三:
心の手錠は外せます。

相談者:
・・ありがとうございます。

加藤諦三:
で・・今日の、あ、相談ていうのは、その・・お墓と・・家の、問題ですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
これは、当然法律的な問題もあると思いますので、

相談者:
はい

加藤諦三:
すべての、社会のことに、トラブルに通じていらっしゃる、弁護士の大迫恵美子先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
お話を伺ってみてください。

相談者:
はい、よろしくお願いします。

(回答者に交代)


「母93の遺言。姉は5百万、私は実家とお墓の維持管理。長生きが前提を崩す3年後」への1件のフィードバック

  1. 以前、聞いた相談者さんだと勝手に思ってた。
    自身が離婚後、不倫して結婚出来ると思ってたら出来ずに相手に
    ギャフンって言わせたいって相談してたけど
    大迫先生に鍋の中身をかき混ぜるなって言われた相談者さんに
    似てるよね。
    子育ても一人でやるっきゃいって言ってた声にメチャ似てた。

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