辛い真実を伝えるときの考え方。娘7歳に相談者が返した満点の答え
テレフォン人生相談 2021年2月17日 水曜日
パワハラに遭い5年前に遺書を残して自死した夫。
労災も認められた。
小1だった娘は不登校になり、当時、登校を強いたことを反省している。
現在はフリースクールに週一で通っている。
相談は、中学に上がるにあたって自死を伝えるべきか?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女45歳 夫は5年前に他界 娘12歳(小6)
今日の一言: ここにいないけれども、どこかでわたしを守ってくれる。そういう人はいるんです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
加藤諦三:
最初に年齢教えてください。
相談者:
45歳です。
加藤諦三:
45歳、結婚してます?
相談者:
して、ましたが、死別です。
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
一人娘がおります。
加藤諦三:
一人娘、何歳ですか?
相談者:
12歳です。6年生です。
加藤諦三:
小学校6年生?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。それでどんな相談ですか?
相談者:
5年前に、主人が亡くなってから、
加藤諦三:
はい
相談者:
娘が、不登校になりましてえ・・
加藤諦三:
あ・・お父さまが亡くなられたっていうのは、ご病気かなんかですか?
相談者:
自死でした。
加藤諦三:
・・ということはあ・・あなたと・・ご主人との間に、
相談者:
はい
加藤諦三:
何か、
相談者:
はい
加藤諦三:
いろんなことがあったわけですか?
相談者:
原因は、あの、職場でのパワハラで(涙声)、した。
加藤諦三:
ん、職場のパワハラで?
相談者:
はい
遺書にもありまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
労災も、認定、していただきまして、
加藤諦三:
ええ、
パワハラだったと。
相談者:
はい(鼻をすする)
加藤諦三:
で、あなたは、そのパワハラされてる当時ですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
会社から帰ってきて、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか様子がおかしいなとか、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんかそういう・・
相談者:
(鼻をすする)
加藤諦三:
ものは、感じたことはなかったですか?
相談者:
そうですね、様子が、おかしくてえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
元気もなくてえ、ちょっと怒りっぽくもな、ってたり、(鼻をすする)
あの・・
加藤諦三:
あー怒りっぽかったねえ・・
相談者:
(苦笑)、異動でまったく別の仕事になったのでえ、
とてもそれ、も負担があって、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、上司にも叱責を受けて、
加藤諦三:
それは、どのぐらいの期間の話ですか?
相談者:
異動にな、ってえ、ひと月い、半です。
加藤諦三:
するとこの1ヶ月半の間ですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
家の中は非常に・・安定した雰囲気ではなか、ったですよね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
で、そこら辺のところをもちろん、小学校6年生のお嬢さんは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
感じて、いたわけ、ですね?
相談者:
うーん、ちょっとは感じてたと思います。
加藤諦三:
・・あなたとの関係はどうだったんですか?
相談者:
家でも、とても、家族思いで、優しかったです。
加藤諦三:
で・・5年間って言いましたよね?
相談者:
はい。娘が入学して、
加藤諦三:
はい
相談者:
ひと月半経ったときに、
加藤諦三:
はい
相談者:
主人が亡くなりまして、
そこから、秋までは不登校・・まったく学校行けずに。
加藤諦三:
あ、秋まで不登校?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、そいで?
相談者:
でえ、学校のほうから紹介していただいた、フリースクール、に、毎日通っていまして、今日までは、ま、なんとか通えてます。
加藤諦三:
はい
相談者:
学校にはもう、今んとこ週1回顔を出すぐらい、です。
加藤諦三:
それで、今日の相談ていうのは、まとめるとどういうことでございましょうか?
相談者:
娘はあ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
主人が亡くなったときに、
加藤諦三:
はい
相談者:
なぜ亡くなったのか?っていうのを、
加藤諦三:
はい
相談者:
いまだに、あの、わたし、の口から、話してなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
中学上がる前に、きちんと、説明をしたほうがいいのかなあ?って、
加藤諦三:
あー、は・・
相談者:
いうご相談(苦笑)です。
加藤諦三:
あ、はい分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
テレ人聴いて、泣いたの初めて。
相談者さん、すごくすごく頑張ったと思う。
今にも崩れ落ちそうなところを、娘を守ろうと必死で耐えて持ち応えて来たんだろう。
亡くなったご主人のことは、悔しいし可哀想だったと思うかもしれないけど、今となっては、苦しみから解放されて楽になったんだ、遠いところから見守ってくれてるんだ、と思ってあげて下さい。
15年位前でしたか、産まれたばかりの子供を取り上げられ婚家から追い出された、時間経ったが何か報復する術はないかというお婆さん?の相談がありました。ほぼゼロ回答になったのですが、それを聞いた相談者が“つらいです〜”と泣いたのを聞いてこちらの涙腺も崩壊したのが私の初テレ人涙でした。
コメント拝読して思い出しました、今回の内容と無関係で恐縮です。
あぁ、損保ジャパンか。
わかるわ
わからんわ