辛い真実を伝えるときの考え方。娘7歳に相談者が返した満点の答え
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
こんにちは
大原敬子:
ある日、突然・・当たり前の日常生活が・・一番大事な方が亡くなってしまうってことは・・言葉に、言い表すことできないですよね。
相談者:
(ため息)・・はい
大原敬子:
よく頑張ってきましたよね、すごく。
相談者:
はい
大原敬子:
だけど今・・泣いてはいられないですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
可愛い子供いるんですものね。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
ふん張って、ちょっとお話しましょうか。
相談者:
はい
大原敬子:
あのね?・・最初から結論言いますとね?
相談者:
はい
大原敬子:
子供が、「なぜお母さん」・・「どうしてこういうことがあったの?」とかってありますよね?
相談者:
はい
大原敬子:
よく・・親は、真実を話すときが・・
相談者:
はい
大原敬子:
愛だとか。
正しいこととか。
相談者:
はい
大原敬子:
良い悪いで決めてしまうんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
本当のことっていうのはね?、真実のことっていうのは、その子が、受け入れられるときがほんとのことなんですよ。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
どんなにほんとのことを言われても、
相談者:
はい
大原敬子:
それを受け入れ、なたくなかった場合は・・
相談者:
はい
大原敬子:
「それはお母さん嘘言ってる」ってことで、自分が抵抗して、
相談者:
はい
大原敬子:
その話を受け、られないんですね。
相談者:
あーあ・・
大原敬子:
じゃ・・最終的に・・この子に、ほんとのことを話すときっていうのは・・
相談者:
はい
大原敬子:
その子がとっても幸せなときなんです。
相談者:
あー
大原敬子:
結婚するとか。
相談者:
うんうん、はい
大原敬子:
「お母さん」・・
相談者:
(鼻をすする)
大原敬子:
「あたしね、聞きたいんだけどね」・・「今、彼と結婚すんだけども」・・
相談者:
うん
大原敬子:
「お父さんなんで死んだの?」って言ったときに・・
相談者:
はい
大原敬子:
初めて・・あなたが事実を話しても・・こんなに幸せが来たんだから、
相談者:
はい
大原敬子:
お父さんの死も・・たった1つの命が、
相談者:
はい
大原敬子:
意味があって、お父さんは・・この世から去って行ったんだと、受け入れられるときが・・
相談者:
あー、はい
大原敬子:
真実なんです。
相談者:
あーあー
大原敬子:
でね、なぜ最初に、この話を結論お話しましたかっていうと・・
相談者:
はい
大原敬子:
先ほど、お母さまがね?、遺書と労災がありますっておっしゃったときに・・
相談者:
はい
大原敬子:
わたし、ギクってしたんです。
相談者:
はい
大原敬子:
この遺書を・・お子さんには見してないだろうなと思ったんです。
相談者:
あ、見せてないです。
大原敬子:
これは絶対に見しちゃいけない。
相談者:
はあ、はい
大原敬子:
そして、お嬢さんが結婚をして・・
相談者:
はい
大原敬子:
結婚ときには、お父さんがこんな事情で、亡くなったと。
相談者:
うん、うん
大原敬子:
心を揺らぐような話はしてはいけないんですね。
相談者:
あーあ
大原敬子:
「お父さんかわいそうだった」
「なぜ、会社はああだったんだ」って、恨みの話をして・・
相談者:
うんうん、ええ
大原敬子:
お父さん幸せになるわけないでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
だから、彼と幸せになったときに、「そうか、あたしのお父さんは」・・「なんらかの意味があって」・・
相談者:
うん、うん
大原敬子:
「命を絶ったんだ」と。
相談者:
(鼻をすする)はい
大原敬子:
「そして今日(こんにち)の、わたしの幸せがここにあるんだ」と、感じられるときが・・
相談者:
あー
大原敬子:
本当のことと、わたしは思ってるんです。
相談者:
はい、そうですね。
大原敬子:
そして、遺書はですね・・
相談者:
はい(鼻をすする)
大原敬子:
例えばあなたがですね・・老いていって・・
相談者:
はい
大原敬子:
もう、これは1つの化石みたいになったときに・・
相談者:
はい
大原敬子:
こうして家族が全員が幸せになったのは、ってんで、遺書を見せればいいんですけども、
相談者:
うーん
大原敬子:
あまりにも、生々しいので?
相談者:
はい
大原敬子:
それはあなたのお守りとして・・
相談者:
はい
大原敬子:
有るけれども無い。
有るんですよ?
相談者:
はい(鼻をすする)
大原敬子:
有るけど、今、現在には・・その遺書は無い。
相談者:
はい
大原敬子:
主人が残した子供だけだと、いうよ、ような形に、あなたが切り替えて、
相談者:
あー
大原敬子:
話してほしいんですね。
で、伺いたいんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
「お母さん、お父さんなんで死んでしまったの?」って言ったときに、あなたはなんて言ったの?
相談者:
心臓に手を当てて、
「ここが急に止まっちゃった」って言いました。だけど・・
大原敬子:
すごいいいこと言いましたねえ。
相談者:
(苦笑)
大原敬子:
よくあるんですけどね?昔から。
「なんで、お祖母ちゃま死んでしまったの?」ったときに、心臓手に当てて、
相談者:
はい
大原敬子:
もう1つの手で、質問をした子供にですね。
相談者:
はい
大原敬子:
自分の手を乗せるんです。で・・
相談者:
はい
大原敬子:
「この心臓が」・・「トットットッと渡って、そちらに行ってるんだよ」・・「だから、いつも、お父さんは」・・「あなたの中にいる」って形を・・してあげると・・
相談者:
はい
大原敬子:
死というものを・・生きるっていうこと?
相談者:
うん
大原敬子:
それから、繋がってること?
相談者:
はい
大原敬子:
心ですよね。
相談者:
はい
大原敬子:
それを今、繋げるリレーがとても大事だと思うんですね。
相談者:
あーあ
大原敬子:
だから今おっしゃったように、「心臓が」、「これが、急に止まっちゃったの」
相談者:
はい
大原敬子:
だけど・・止まった心臓が・・あなたの手の介在して?・・
「ほら、あなたの心臓に来てるの」、「これお父さんも半分入ってるのよ」・・てことを・・
相談者:
あー
大原敬子:
伝えてあげるだけ。とてもいい話(はなし)しましたね?
相談者:
フフフ(苦笑)、あー
大原敬子:
そしたらなんて言いました?
相談者:
「そうなんだあ」って言ってましたけど・・
大原敬子:
うん
相談者:
はい
大原敬子:
それは何年生に聞いたんですか?何年生の頃。
相談者:
それはもう、あの・・亡くなった、直後というか・・
大原敬子:
今は?
相談者:
それからはまったく聞くことがなくて、
大原敬子:
うん
相談者:
聞いては、来ないです。
大原敬子:
聞いてはいけない物を感じたんでしょうね。
相談者:
そうですねえ・・はい
大原敬子:
すごく繊細なお嬢さんですね。
相談者:
・・(苦笑)、はい
大原敬子:
よく・・親がね?
やっぱりこの子には、ほんとのことを言ったほうがいいんじゃないかしら?っていうときには、
相談者:
はい
大原敬子:
ほとんど、大人のほうが・・
相談者:
はい
大原敬子:
滅入ってるときなんです。
相談者:
あー
大原敬子:
で、自分が、それに、耐えられないときに、
相談者:
あー、はい。(苦笑)
大原敬子:
自分の世界観で・・
相談者:
はい
大原敬子:
この子が、ほんとのことを教えてほしいってことも・・これも1つの親の愛だなんて勝手にね?
相談者:
はい
大原敬子:
自分の世界観で解釈して、
相談者:
うんうん
大原敬子:
親が話してしまう場合があるんです。
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
そのあとの子供の落ち込みってすごいんですね。
相談者:
あー
大原敬子:
必ず、真実は・・
相談者:
はい
大原敬子:
その子が幸せなとき。
相談者:
はい
大原敬子:
或いは、楽しいとき・・に、
相談者:
(鼻をすする)はい
大原敬子:
伝えてあげると・・その重さが・・自然に伝わって行くんです。
これ1点ですね。
相談者:
はい
大原敬子:
ほかにはありますか?
相談者:
不登校が・・長く、上がっ、ても、ま・・続くようならあ・・どうしようか?っていう不安です。
大原敬子:
あのね?
相談者:
はい
大原敬子:
5年まで来ましたよね、6年生まで。
相談者:
はい
大原敬子:
そのときに、すでにこれ準備しなくちゃいけないんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
じゃあ、「先生もし・・6年で」・・
相談者:
はい
大原敬子:
「この状態が続いた場合に、この先の3年間は・・どっかありますか?」とか。
先生に相談してないんですね、このあとの子供の不登校に対して。
相談者:
小学校、1い、2年生のときはあ、本当に学校に行ってほしくて、すごく、キツいことも、言ってしまったんです。
大原敬子:
うん
相談者:
反省・・
大原敬子:
キツい言葉ってどういう言葉ですか?
相談者:
「もうお願いだから学校に行ってほしい」っていうことを・・言ってしまったことがあって(涙声)・・
それはすごく反省・・
大原敬子:
うん
相談者:
してて・・
やっぱり・・行ってほしいけど・・それを言ったらたぶん娘も辛い・・くなっちゃうのかな?って思って・・
大原敬子:
3年のときはどうでした?
相談者:
一緒に学校に行ってみて、
大原敬子:
うん
相談者:
わたし自身、ちょっと、辛くって、元気・・
大原敬子:
何が辛かったの?
相談者:
元気な・・娘のクラス見てると・・なんか・・この子が可哀想だなって思って(涙声)・・
大原敬子:
分かるわね、それ分かります、うん
相談者:
それで、もう、ちょっと、わたしがなにか&#△%(泣)
大原敬子:
それお嬢さんの前で泣きました?
相談者:
ちょっと、見せちゃいました。
大原敬子:
そんときお嬢さんなんか聞きませんでした?「どうして泣いてるの?」って。
相談者:
聞かないです・・(鼻をすする)
大原敬子:
聞かなかった?
相談者:
ただ、なんかちょっと顔を逸らすような感じは(泣)・・してました・・
大原敬子:
お嬢さんはその涙を・・わたしがダメだから、お母さんが泣いてると思ってる可能性もあるんです。
相談者:
ああー・・はい
大原敬子:
で、
相談者:
はい
大原敬子:
ご主人さまの・・お仏壇はありますか?
相談者:
・・あります。はい
大原敬子:
で、毎日、お嬢さんと一緒に拝んでいます?
相談者:
あ、してないです。
大原敬子:
それですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、あなたがね?
相談者:
はい
大原敬子:
見たくないって気持ちも、分からないではないんです。
相談者:
あーあー、はい
大原敬子:
なぜ黙って逝ったか?ってことですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
ね?怒りがありますよね?
相談者:
はい
大原敬子:
ただあなたの中に葛藤があって、
相談者:
うーん
大原敬子:
怒りと・・
相談者:
はい
大原敬子:
家族3人で過ごしたいっていう物と・・
相談者:
うん
大原敬子:
いろんな物が・・あるん、だと思うんです。
相談者:
あります。
大原敬子:
夫を許してないんですよ。
相談者:
うーんーん
大原敬子:
なんでこんな目に遭わせたの?ってことの・・
相談者:
あーあー・・あーあ
大原敬子:
あなたがそれを受け止めたら・・
相談者:
あれ?
大原敬子:
で、お仏壇の前で・・
相談者:
はい
大原敬子:
「お父さん、なんで勝手に死んじゃったのよぉ」って、言いたいこと言うんです。
相談者:
え?
大原敬子:
お嬢さん帰って来る前に。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
泣くだけ泣く。
相談者:
はい
大原敬子:
涙っていうのは・・大声を泣けば泣くほど・・
相談者:
はい
大原敬子:
心の中の怒りが、空っぽになるんですよ。
相談者:
あーあ
大原敬子:
不思議ですね、人間の心理って。
相談者:
はあい
大原敬子:
だから、今あなたの中に・・
相談者:
はい
大原敬子:
どうしても認めたくないのは・・
相談者:
はい
大原敬子:
わたしを、ね?、置いて・・
相談者:
はい
大原敬子:
勝手に逝ってしまったあなたです。
相談者:
あー・・そうですね。(鼻をすする)
大原敬子:
それをまず認めて、
相談者:
はい、はい
大原敬子:
あー、あたし悔しかったんだって。
相談者:
はい
大原敬子:
好きと悔しさは違いますからね?
相談者:
あーあ、分かります
大原敬子:
分かりますでしょ?
相談者:
分かりました。フフ(苦笑)
大原敬子:
や、何がわかったの?ホホ(苦笑)
相談者:
そこはやっぱ認めたくなかったのかもしれないです。
大原敬子:
あなたが「悔しい」「悔しい」って、夫のね?
相談者:
うーん、はい
大原敬子:
霊前で、涙を流したときに・・
相談者:
はい
大原敬子:
あなた絶対にこの子を守ってこうと思いますよ、守ろうと。
相談者:
はい(泣)(泣)・・
大原敬子:
・・
相談者:
&#△ます。
(泣)
大原敬子:
・・
相談者:
分かりました。
大原敬子:
分かります?
相談者:
なんか、すごく分かりました。
大原敬子:
そうですか。
相談者:
はい
大原敬子:
そしたらね?
相談者:
はい、はい
大原敬子:
お嬢さんと・・手を合わしてください。
相談者:
はいそうします。
大原敬子:
で・・写真は飾ってあるんですか?ご主人さまの。
相談者:
飾ってあります。
大原敬子:
そしたらそれ、拭くんですよ、毎回、毎回。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
大好きなお父さんってことで。
相談者:
はい
大原敬子:
そうすっと子供も・・「あれ?お父さんの話をしてもいいのかな?」って感じるんですね。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
も、オープンにすることです。
相談者:
はい
大原敬子:
ね?
相談者:
はい
大原敬子:
そして次にやることは、学校にすぐに行って、
相談者:
はい
大原敬子:
不登校の場合の・・
相談者:
はい
大原敬子:
道、ありますね?
選択が3つぐらいあるはずなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
それを先生に聞いてください。
相談者:
分かりました。
大原敬子:
ね。
で、また、帰って来たら、「お父さん、わたしは考えるから」・・
相談者:
うーん
大原敬子:
「わたしにいい知恵をちょうだいね」
相談者:
あー
大原敬子:
「絶対に守ってね」って言うんです。
相談者:
はい
大原敬子:
わたしは・・愛は残ると思います。
相談者:
はい
大原敬子:
何かあるとわたしは・・「お祖母ちゃま助けてー」って言うんです。
相談者:
はい。そうですね。
大原敬子:
そしたら、「そうだ、大丈夫の神様ってのは、今、やれることをやればいいんだ」
相談者:
あーあ
大原敬子:
今あなたが、今やれることです。
相談者:
はい
大原敬子:
やろうじゃなくて、やれること・・
相談者:
はい
大原敬子:
を、片付けていったときに・・
相談者:
はい
大原敬子:
道は開けるんじゃないかと思うんですけども、加藤先生に伺いますね。
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)
テレ人聴いて、泣いたの初めて。
相談者さん、すごくすごく頑張ったと思う。
今にも崩れ落ちそうなところを、娘を守ろうと必死で耐えて持ち応えて来たんだろう。
亡くなったご主人のことは、悔しいし可哀想だったと思うかもしれないけど、今となっては、苦しみから解放されて楽になったんだ、遠いところから見守ってくれてるんだ、と思ってあげて下さい。
15年位前でしたか、産まれたばかりの子供を取り上げられ婚家から追い出された、時間経ったが何か報復する術はないかというお婆さん?の相談がありました。ほぼゼロ回答になったのですが、それを聞いた相談者が“つらいです〜”と泣いたのを聞いてこちらの涙腺も崩壊したのが私の初テレ人涙でした。
コメント拝読して思い出しました、今回の内容と無関係で恐縮です。
あぁ、損保ジャパンか。
わかるわ
わからんわ