2浪医学部諦め公立失敗。滑り止め薬学嫌って引きこもり家出するも終電逃し帰宅
(回答者に交代)
三石由起子:
はい
相談者:
よろしくお願い・・
三石由起子:
こんにちは
相談者:
こんにちは、よろしくお願いします。
三石由起子:
はい
えっとお、なんかあ、可哀想な感じがするんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
あのね?(含み笑い)・・あなたはあの、内緒で・・支払・・ったっておっしゃ・・たんだけどね?
相談者:
はい
三石由起子:
これバレてるよ。
きっと、は
相談者:
・・あ
三石由起子:
うん、きっと払ってるんだなあくらいな見当はね、子どもってついてるんだよね。
相談者:
あーそうですか。
三石由起子:
うーん、ついてますよ。そうすっと、そのほら・・なんか、無、無駄金、使わせちゃったっていうのと・・
相談者:
はい
三石由起子:
親は行ってほしいんだなっていうのがプレッシャーとしてあるわけじゃない。
相談者:
なるほど、はい
三石由起子:
うん、それとね?、なんか不本意な将来を、押し付けられてるような気になってるのよ。
相談者:
はい
三石由起子:
大体人間って失敗したときっていうのはさ、
相談者:
はい
三石由起子:
原因、あのお、人のせいにするの楽ですからね。
相談者:
はい
三石由起子:
あの、子どもなんか特にそうなんだけどさ。
相談者:
はい
三石由起子:
ほんとはあのお、自分は行きたくないところに、母親が払って、俺がこんな苦しい思いしてる、みたいになるわけですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
うん
それとね?、あたしも、あの、医者の家庭っていうのはほんとによく知ってるんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
一言で言うとお・・視野が狭い。
相談者:
はい
三石由起子:
あのね?・・あたしがよく知ってるのは、なんか、い、一族う、郎党、医者ばっかりみたいなね?
相談者:
はい
三石由起子:
うん。親戚も多いし。
相談者:
はい
三石由起子:
そうするとねえ?なんか・・医者になるのが当然みたいに・・育つんだよね。
相談者:
うん
三石由起子:
結構今、医学部ってさ、偏差値高いんで。
相談者:
はい
三石由起子:
国立なんかすごく高いんで。
相談者:
はい
三石由起子:
だ、それを至上命題にされると・・もうほかのこと考えられなくなっちゃうのね。
相談者:
はい
三石由起子:
だからたぶん、このお、坊ちゃんはさあ・・中学高校の、すごく大事なときにね?
相談者:
はい
三石由起子:
小説に手を出したりとかさ、
相談者:
・・
三石由起子:
詩を書いたりとか、
相談者:
はい
三石由起子:
そんなこと考えてもみたことなかったと思うんだよね。
相談者:
はい
三石由起子:
うん
だから、自分で考えてる以上に・・
相談者:
はい
三石由起子:
親から視野を、狭くされたっていうのがね?
相談者:
うん
三石由起子:
二十歳くらいになると分かってくんのよ。
相談者:
はい
三石由起子:
「あれ、俺もっとほかの道もあったんじゃないか?」と。
相談者:
はい
三石由起子:
しかもね、中学と高校と受験失敗してるわけでしょ?
相談者:
はい
三石由起子:
このお、失敗の経験っていうのは積み重なって来るとね?
相談者:
はい
三石由起子:
すごく不本意なわけなんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
なんでこんなことになったのか?、っていうとね?・・やっぱりこれ、親がバカだから、になるんですよ。
相談者:
・・はい
三石由起子:
うん、親がね、心の中で・・自分にこう、医学部に行くことを期待していて・・
勝手にレールを作ったんだって。親はそう思ってなくてもね。
相談者:
はい
三石由起子:
思ってなくてもそういうふうに、溜まって来ちゃうんだよね。
相談者:
はい
三石由起子:
そうするとお、もう、親が自分の、将来を台無しにしたと思うんですよ。
相談者:
うーん
三石由起子:
やりたくない道をお・・勝手に線路をひいてね?
相談者:
はい
三石由起子:
うん。自分はやりたくないのに・・
相談者:
はい
三石由起子:
ていうことですよね。
相談者:
はい
三石由起子:
彼にしてみれば非常に不本意な話なんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
だってさ。
彼はほんとは何になりたいの?っていうのはなかったわけですよね?今までね。
相談者:
・・なかったですね。
三石由起子:
そうするとねえ?・・あたしねえ、彼は今、すごく、あの、被害者意識でいっぱいだからあ、
相談者:
はい
三石由起子:
親にめちゃめちゃにされたしか思ってないのね。
相談者:
なるほど。
三石由起子:
だからもう死にたいわけですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
え、少なくても「家(うち)なんか出てってやる」になるわけですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
これってやっぱりい・・勝負時だと思うんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
あの1つはね?
相談者:
はい
三石由起子:
あの、物凄く、厳しくしてね?
相談者:
はい
三石由起子:
「じゃあ、1人でやってみなさい」って出す方法あるんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
これはあなたにはできません。
お話の様子とかね?
相談者:
はい
三石由起子:
聞いてたら、も、(苦笑)絶対できないということは分かってるしね。これは失敗しますよ。
相談者:
はい
三石由起子:
で、もう1つの方法はね?、親が頭を切り替えてね?
相談者:
はい
三石由起子:
「あなたまだ二十歳なんだから」、
相談者:
はい
三石由起子:
「自分が何をしたいかよく考えてごらんなさい」と。
相談者:
はい
三石由起子:
ね?「それにはもういろんなことをして、遊ばなくちゃ。映画を観たり」ね。
相談者:
はい
三石由起子:
「小説を読んだり」
相談者:
はい
三石由起子:
「何をしてもいい」と、「勉強しろとは言わないから」、
相談者:
はい
三石由起子:
「まずは、自分がほんとにしたい物を」・・
相談者:
はい
三石由起子:
「探したらどうですか」と。
「それが分かるまで家(うち)にいたらどうよ」っていう・・「あなたはしたいことが分かるまでは」、あの、「家(うち)にいて探したらどう?」っていうくらいのことお、を、し・・言わないと・・
相談者:
はい
三石由起子:
彼の人生、と、取り戻せないような気がする。
相談者:
・・はい
三石由起子:
うん。彼はね、今ね、あなた達が何を言ってもね?
相談者:
はい
三石由起子:
親にめちゃめちゃにされた俺の人生しかね、考えられないのよ。
相談者:
はい
三石由起子:
これ、あの・・えー!、う、うちは何不自由なく育てたのに、とか親は勝手に思うけどお。
相談者:
うん
三石由起子:
物凄く不自由だったと思う。
相談者:
はい
三石由起子:
それとね?あの、たぶん、父親がこう言ったら母親が真逆のことを言ってくれたりね?
相談者:
はい
三石由起子:
お祖父ちゃまや、お祖母ちゃまがさ、あの、もっと全然関係ないこと言ってくれたりね?
相談者:
うん
三石由起子:
そういう家(うち)っていくらでもあるんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
たぶんね、これ悪口じゃないんですけど、
家族の価値観が、
相談者:
はい
三石由起子:
一致しててさ、みんなおんなじ方向向いてるようなお家なんだと思うよ。
相談者:
そうですね。
三石由起子:
うん、それって、いいときはいいのよ。
そうじゃない子どもが・・
相談者:
はい
三石由起子:
出て来たときにね?、キャパがないっていうか。受け止める、容量がなくてさ、
相談者:
はい
三石由起子:
うん
え、なんか不出来な子が、を持っちゃったみたいなあ・・
相談者:
うーん
三石由起子:
気になるのよ、親がね。
相談者:
はい
三石由起子:
そうじゃないのに。
相談者:
はい
三石由起子:
自分と、た、あのお、なんていうか、性格も違うし価値観も違う子どもがあ・・
相談者:
はい
三石由起子:
伸び伸びと生きようとしてたときに・・
相談者:
はい
三石由起子:
そういう感覚になれなくなっちゃった・・
相談者:
うん
三石由起子:
ていうことはね、やっぱ親は反省しなきゃいけないことで。
相談者:
はい
三石由起子:
でも、それってしょうがないんだけどね。
それで、ビシっとはまる子もいるからね。
相談者:
・・
三石由起子:
だけどそれは、そういうふうになったときには、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱり親はさ・・親の、なんていうかな、威厳っていうかな、貫禄っていうかな、そういう物を見せてね。
相談者:
はい
三石由起子:
いやい、医者だけが道じゃないっていうことを・・
相談者:
はい
三石由起子:
本気で思わないとねえ、伝わんないんですよ、これ。
相談者:
はい
三石由起子:
だからね、えーとアドバイスで大事なのはね、
相談者:
はい
三石由起子:
今ね?
相談者:
はい
三石由起子:
具体的なことを言わないで、
相談者:
はい
三石由起子:
「なあにをしたいのか?」あ・・
相談者:
はい
三石由起子:
な、「分かるまで家(うち)にいてみたら?」っていう・・
相談者:
はい
三石由起子:
ことしかないんだな。
親の心のほうが、見透かされてんですよ。この二十歳の子にはね?
相談者:
はい
三石由起子:
そうするとさ、二十歳の子なんつうのはほんとにさあ、力もなければ経済力もないしい・・
相談者:
はい
三石由起子:
なんにも、考えもないくせにね・・
相談者:
はい
三石由起子:
親の欠点だけはよおく分かんの。
相談者:
うん、はい
三石由起子:
だからそれを、親は腹が立つと思うし、
相談者:
はい
三石由起子:
言いたいこともいっぱいあると思うけれども、
相談者:
はい
三石由起子:
あたし、二十歳なんていうのは今々じゃないですか、ほんとに。
相談者:
うん
三石由起子:
三浪、四浪、五浪する子だっているわけね。
相談者:
はい
三石由起子:
で、今あのお、途中で、大学辞めて、
相談者:
はい
三石由起子:
辞めてもほら、えーと、7年・・くらい、休学う、は、認められるわけですから。
相談者:
はい
三石由起子:
あの、授業料さえ払、っとけばね?
相談者:
はい
三石由起子:
で、また戻る子もいれば・・学士編入で、違う、学部に入る子もいるし、
だから、えーと、自分の目は広いように思えるけど、実は狭かったっていうことを・・本気で親がね?夫婦で考えて自分たちの目がいかに狭かったか?
相談者:
はい
三石由起子:
あ、気の毒なことをしたねっていうことをまず夫婦で話してほしいんだよね。
相談者:
はい
三石由起子:
で、本気でそれを思ったら、それって伝わるんですよ。
「家(うち)に置いてやるから」、ね?、「何がしたいか分かるまで家(うち)にいたらどーお?」っていう・・交渉?
相談者:
はい
三石由起子:
あたしそれしかねえ、彼の生きる望みって・・復活できないような気がする。
相談者:
はい
三石由起子:
だか、ここは正念場ですから、
相談者:
はい
三石由起子:
うん、そこ間違わないようにやってほしい。
相談者:
・・分かりました。
三石由起子:
はい。大事なのは、具体的なアドバイスはするな、ですよ?
相談者:
分かりました。
三石由起子:
はい、はい
(再びパーソナリティ)
今日の相談はある意味王道の相談というか、環境がもたらした結果に対するアドバイスを三石先生がいつもと違って深刻な感じで伝えていたのが印象的でした。上手く道が開けると良いですね。
相談者も「周り(旦那さんや舅姑)から敷かれたレールに乗った子育て」になってたのかもしれないですね。
個人的には今日の相談者こそ加藤先生をあてがうべきだったと思います。
まだ20歳、、もう20歳、、他人と比べてはいけないが、何か目標にして生きてほしいです。タイプ的になかなか難しい感じですね。
目標の無い子が親の職業を目指す方向は二分すると思います。そうでないと思った時、自分否定は違うよ。