主張をスタッフに伝えれずに悩む副主任。番組でも露呈してしまうズレ
テレフォン人生相談 2021年4月3日 土曜日
「アタシ、副主任なんですがぁ」
ビミョーすぎる役職。
無役の人が仕切る職場はよくあります。
インフォーマルリーダーと呼びます。
気づいたのなら貴女がやることはその人と競うことではありません。
相談者: 女36歳独身 両親と同居
今日の一言: 自己主張とは自分を説明することです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
最初に、年齢教えてください。
相談者:
36歳です。
加藤諦三:
36歳、結婚してます?
相談者:
は、してないです。
加藤諦三:
で、今はお父さんとお母さんと一緒に暮らしてんの?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
と、職場の人間関係についてちょっとご相談があるんですけれども。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、今職場で、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、わたしが副主任という役職なんですがあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、周りがその・・今、その職場の、年数が長い人が多い・・ていうのもありますしい、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、年齢も高いっていうのもあって・・なか・・
加藤諦三:
「年齢が高い」っていうのは、周りの人の年齢が高いっていうことね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・ま、その自分のその仕事の流れというかあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
そういった・・主張っていうのはうまく伝えられないっていうもあって、
加藤諦三:
はい
相談者:
自分の思いを?、伝え、たいことがちょっと伝えられない性格なので・・あの・・
加藤諦三:
あの「自分の伝えたいことが伝えられない性格」というのは、具体的に言うと・・言いたいことが言えないっていうこと?
相談者:
・・そうですね。
で、言ったとしても、あのお、ちょっと・・「何言ってんのか分かんない」って言われたこともありますし・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
そうするとなんか、え?、なんで伝わんないのかな?っていって、ちょっと自分の中でモヤモヤ?、しちゃうこととかもあって・・
加藤諦三:
はい
相談者:
そうするとなんか・・もう黙っちゃうというかあ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
そういったのが◆#$・・あってえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・人間関係っていうか、その、人の輪に?、うまく入れないっていうのもあって、
加藤諦三:
ふん
相談者:
それで・・まあ、その、自分が副主任っていうのもあるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱりそれじゃいけないなと思って、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、話さないといけないなっていうのはあるんですけどお。・・
やっぱりその周りの人が?・・なんか・・そういう、も、仕事の流れとかも分かってるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、そういう自分が言わなくても?・・あの、まあ、周りの人がもう分かってることだし、
加藤諦三:
ふん
相談者:
そういった役職とか関係ないのかな?とか思いながらもお・・やっぱり意識しながら?、仕事はしてるんですけど・・
加藤諦三:
ん?、周りの人が分かっている・・とすれば・・わざわざ言う必要もないわけですね?
相談者:
そうですね。一応、まあ・・1日の仕事の流れっていうのが分か・・ってる、のでえ・・ま、それに準じてやってるとは思うんですけど・・
加藤諦三:
うん
相談者:
・・自分も・・個人的な仕事をしていて・・で、例えばこう、頼みたいなと思って、ま、頼んだとしてもお・・
加藤諦三:
うん
相談者:
それをその・・ま、要は自分のお・・持ち回りのところまで?、持って来てくれない・・ていう・・のを、なんかうまく伝えられないとか・・
加藤諦三:
それ、何か頼みたいことがある・・物凄い単純なこと・・で言えば、
相談者:
はい
加藤諦三:
「そのペットボトル、ちょっと貸して」っていう、ことでもいいんですけど・・頼みたい、わたしの頼みたいことを聞いてくれないっていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
こ、具体的に言うと、どういう物を持って来てくれ、と言いたいときに、何が言えないんですか?
相談者:
・・
あのお・・ま、自分も、違う仕事があって・・どうしてもその人に頼まないといけないことがあって、
で、頼んだとしても・・そこで、その商品が止まってしまうので・・あの、自分がわざわざ取りに行かないといけないんですね。
加藤諦三:
・・
相談者:
そういうのは・・
加藤諦三:
あのね、今、いっ、あの、ちょっと、いいですか?、聞いて。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・あなたは・・「分かって、くれない」と言ってますけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
人の話を聞いていない・・っていうのではないんですか?
例えば僕はね?・・「ここに持って来てくれ」ということを頼んでも・・それがどうしても分かってもらえないというのを、
「具体的には何が?」というふうに聞いたんですけれども、その僕の質問にあなたは今、まったく答えないですよね?
相談者:
・・
加藤諦三:
仕事して、あなたは副主任で、
相談者:
はい
加藤諦三:
仕事を周りの人に・・「こうしなさい」、「ああしなさい」と言っても・・周りの人はあなたの言う通りに動いてくれないということですか?
相談者:
うん、わたしよりもお、もっとその、職場の?・・仕事の流れえ・・が、把握してる人がいるので、
その人メインで動いているというか・・
加藤諦三:
じゃ、あなたの言ってる言葉、でそのまま言いますと、主張がうまく伝えられないというときの、具体的に、例えば、こんなことを主張したいんだけれども、主張したんだけれども、それが伝わらなかった。
そしてモヤモヤしちゃった。
黙ってしまう。っていうと・・どういう、ことなのか?があ・・
「仕事の流れ」・・て言われてしまうと・・よく分からないわけですよ。
相談者:
・・ああ、はい
加藤諦三:
・・だからあなたの、こ、あの、話の中には、抽象的なことが非常に多いんですよね。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
・・質問変えます。あなた・・小さい頃からあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
自己主張っていうことを・・あまりして来なかった?
相談者:
・・して来なかったですね。
加藤諦三:
だから、逆に言うと「自己主張しなさい」・・って、僕が今、ここで言う、っても・・あなたは自己主張っていうのがどういうことだか?よく分からないんじゃないですか?
相談者:
あ、そうだと思います(含み笑い)・・はい
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
ですからあ・・あなたは・・自発的に・・行動の範囲を広げるっていうことはなかったですよね?
相談者:
うーん・・なかったですね・・
加藤諦三:
むしろ自分の世界に閉じこもった。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
そうですねえ?
相談者:
うーん、はい
加藤諦三:
そうすっと自分の世界に閉じこもるとお・・今の、最初の僕との話のようなことが起きて来ませんか?
相談者:
・・
加藤諦三:
相手の世界に興味を関心がないわけだから。
相談者:
あーあー
加藤諦三:
相手が何を聞いているのか?っていうことじゃなくて・・自分の領域を守るということしか考えないですよ。
相談者:
ふうーん・・はい
加藤諦三:
だからずっと僕との話も、最初っから・・副主任であって・・仕事の流れはほかの人も知ってるんだという・・自分の世界から、一歩も踏み出していないということお、を、気がつきま・・すか?気がつきませんか?
相談者:
・・要はその仕事の流れえ、を、まあ、自分から把握しに行くっていうことですか?
加藤諦三:
・・
相談者:
・・
加藤諦三:
要するに自分の世界を広げるということ。
相談者:
ふうーん・・はい
加藤諦三:
今日はですねえ・・スタジオに・・弁護士ですけれども、法律の、問題はもちろん・・専門家中の専門家ですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
コミュニケーションの大変優れた・・弁護士の中川潤先生がいらしてんので、伺ってみてください。
相談者:
はい
(回答者に交代)
年齢を具体的に話さないとか、仕事を具体的に話さないとか、そういう相談はよくあるけど、それが本当に主張が下手なのか、公共の電波に具体的な話を乗せたくてわざとあやふやにしているのか、という違いはあるよな。そこの分析を誤ると適切なアドバイスもできない。自分はこの相談者は主張が下手というわけじゃないんじゃないか?はじめから具体的な話をするつもりはなく、アドバイスも一般論とか精神論とかの大雑把なものを求めてきたんじゃないかと思ったけど。
もちろん公共の電波に具体的な話を乗せたくないならこんなとこに相談するなっていうのはあるけど。
激しく同意!
この放送を23歳の時の私に聞かせてやりたかった!
あの時の私に足りなかったのはコミュニケーション能力と
腰の低さでした!
あの時の職場の皆さん本当にすみませんでした。
こんな私に叱咤激励してくださってどうもありがとうございます。
自分語り失礼しました。
自省できたら、それでOK(ウエメセすみません)
番組の趣旨は「皆さんのお役に立てれば」。管理人さんも「生き方のヒントにするのもヨシ」と述べてますから。
希望的観測といわれてしまうかもしれないけど…。より仕事ができるようになって自信を持てるようになったら意思の伝達も上手くいくようになるんじゃないかな。周りももっとついて来てくれるようになると思う。
あまり自分を責めずにあまり無理せずに、がんばってもらいたい。
パートのおばちゃん達が、ちょっと要領の悪いおとなしめの上役女子社員をいじめているって感じか?いや、いじめは語弊があるなぁ、「もうちょっとはっきり言ってよね、どうせこっちは分かってるんだけど・・・」みたいな。相談者さんももう少し自信をもって大きな明るい声で「この作業お願いしますね!」って腹を割って打ち解けていけば案外頼りになる人たちなのでは?加藤先生ももう少し優しく聞いてあげて下さいね。
20歳の時に、一番歳の近い人で8歳上、あとは40代後半以上のおばさんばかりっていう職場で働いたことがあるけど、一番力持ってるのは社員じゃなくてベテランパートのおばさんだったな。実質諸々仕切ってるのはそのおばさんだった。
おばさんが好むのって並に仕事ができて素直に応じる人。仕事出来ないのは格好の的になるし、仕事が出来すぎても妬まれてダメだし、小生意気なのもダメ。
36歳じゃ可愛がってもらうには歳が行きすぎてるし、可愛げがないのかもね。
副主任降ろしてもらったらそれはそれで出来が悪いからだ、ほら見たことかって言われてしまうし、やりづらいなら転職して一から出直した方が早いかも。