終活ですり寄る父。妻を辱められた恨み晴らすつもりが足元見られ腰砕け
(回答者に交代)
坂井眞:
じゃ、結論から言っちゃいましょうか。
相談者:
はい、はい
坂井眞:
役所からは連絡来ますよね?
相談者:
・・そうですね、はい、たぶん来ると思い、はい、はい
坂井眞:
うん、来ます。相続人のところに。
相談者:
はい
坂井眞:
えー、今あ、あの、配偶者はいないから、お子さん。
で、そうするとお姉さんとあなたのところに、
相談者:
はい
坂井眞:
連絡が来ます。
相談者:
はい
坂井眞:
行政的なね?手続きとして。
相談者:
はい
坂井眞:
で・・
相談者:
はい
坂井眞:
ま、相続のことを言えば・・お父さんとはもう縁を切りたいっていうお気持ちだって言っておられますよね?、ずっと。
相談者:
はい、はい、はい
坂井眞:
だから、相続はすぐ放棄すればいいわけですよ。
そうすると基本的には・・
「いや、わたしはもう縁を切ってる、父親なんだから」
相談者:
はい
坂井眞:
「相続も放棄するし、関係ないです」と。
相談者:
はい
坂井眞:
いうことをハッキリ言われるのが一番いいと思います。
相談者:
その、役所なりから連絡来たときに、そう言えばいいっていうことなんですか&#
坂井眞:
いやいや、相続放棄の手続きというのは、
相談者:
はい
坂井眞:
行政の問題ではなくて、
相談者:
はい
坂井眞:
裁判所に対してやることだから、
相談者:
・・◆#$
坂井眞:
家庭裁判所に手続きをしなくちゃいけないのね。
相談者:
はい、はい、はい、はい
坂井眞:
で、お父さんが亡くな、って、
相談者:
はい
坂井眞:
あなたがそのことを知ったときから3ヶ月以内に、
相談者:
はい
坂井眞:
相続放棄の手続きをしなきゃいけないから。
相談者:
あ、なるほど&#△
坂井眞:
それは・・亡くなって、
相談者:
はい
坂井眞:
知ったら、できるだけ早くやったほうがいいよね。
相談者:
あ、なるほど。
坂井眞:
で、何もしないでいて、3ヶ月経っちゃうと・・
相談者:
はい
坂井眞:
法定単純承認っていうんですけど、ま・・
相談者:
はい
坂井眞:
相続したことになっちゃうわけ。プラスもマイナスも。
相談者:
あ、なる◆#、なるほど。
坂井眞:
だから、そうならないように、今のお話、伺っていると、
相談者:
はい
坂井眞:
もう縁を切りたいお父さんなんだから、
相談者:
はい、はい、はい
坂井眞:
で、「財産もないのになんだよ」とおっしゃってた、ですよね?
相談者:
はい、はいはいはい、はい、はい
坂井眞:
だったら、それはちゃんとしなきゃいけない。だって、プラスの財産だけじゃなくて財産ってのは負債もあるからね。
どっかから、あの、し、借金・・してたら・・単純承認ってことになっちゃったら借金、返さなきゃいけなくなっちゃうから。
相談者:
あ、あー、なるほど、はい
坂井眞:
な、それはちゃんとやってください。
相談者:
はい
坂井眞:
それはちゃんと手続きをしないと、今度は相続人としてやらなきゃいけない立場になるからね。
相談者:
あ、分かりました。
坂井眞:
で、「無視しても良いのか?」っていう、まあ、分かりやすい質問だけど、無視というよりも、
相談者:
はい
坂井眞:
あなたは何も相続しませんよと・・
相談者:
はい
坂井眞:
いう手続きをちゃんとすればいいっていうことですよ。
相談者:
ま、なるほど、はいはい
坂井眞:
で、相続放棄っていうのは別に違法でもなんでもない、ちゃんとした制度だからね?
相談者:
はい、はい
坂井眞:
親子は、あのお、血のつながりはもちろんあるし、親子関係って法律的にもあるけど、
相談者:
はい
坂井眞:
それについて、相続したり放棄したりというのは、それぞれ、別の人格なんだから、
相談者:
はい
坂井眞:
放棄したから、何か違法になるなんてことはないので。
相談者:
はい、はい、はい
坂井眞:
えー、そこはね?・・ちゃんと区別して考えてください。だから、
相談者:
はい
坂井眞:
無視というよりも、別に、そこはあなたが、ちゃんと、受け継ぐのかどうか決めればいいだけの話。
相談者:
あ、分かりました。はい
坂井眞:
うん
で、役所からそう言われたら、
相談者:
はい
坂井眞:
「いや、自分はもう、随分昔に、縁を切ったし」ま、どうも、縁を切ったんだけど、再会しちゃってるから縁を切ったんじゃない・・(含み笑い)状況のようだけど、
「いやとにかく、そういうつもりはありません」と。
相談者:
はい
坂井眞:
で、「相続も放棄するし、いろいろあった親子なんで」、
相談者:
はい
坂井眞:
えー、「そういう関係じゃないんです」ということをハッキリおっしゃればいいじゃないですか。
相談者:
はい
坂井眞:
うん
相談者:
分かりました。
坂井眞:
で、問題は、あの・・どうも聞いてるとね?
「自分は恨みがあるから絶対晴らしたい」とか、
相談者:
はい(苦笑)はい
坂井眞:
あのお、「来られても困るん・・だ」って言いながら、電話して、
恨みが晴らしたいからって会いに行って、
相談者:
はい
坂井眞:
で、謝罪も何もないから怒ってるのかと思ったら・・
相談者:
はい
坂井眞:
50万円は受け取りましたと。
相談者:
はい、はい、はい
坂井眞:
「これは手切金だ」っていうけど、そういうことも相手に伝えてないでしょ?
相談者:
・・あー、伝えてないです。はい、もう&#△%
坂井眞:
ね?
だから、
相談者:
はい
坂井眞:
何が、言いたいかというと(含み笑い)、
相談者:
はい
坂井眞:
その、言ってらっしゃることと・・やってる行動がね?・・一致してないっていうか、合ってないの。
相談者:
あー・・&#
坂井眞:
口では、「もう絶対許せない」とか、
相談者:
はい
坂井眞:
「恨みがある」、ん、それきっと嘘じゃないだけど、
相談者:
はい
坂井眞:
じゃ、そ、そういうこと言ってる通り、仕事、あのお、行動してますか?っていうと、どうも、伺ってるとね?
相談者:
はい
坂井眞:
肝心なことは言わないし、
相談者:
はい
坂井眞:
・・や、やらないし。
相談者:
それは姉にも言われました。
坂井眞:
だから、そこをちゃんと変えないと。
相談者:
はい・・はい
坂井眞:
ま、亡くなったときの話だけじゃなくて、これからもね?
相談者:
はい、はい、はい
坂井眞:
まだ、お父さんとの関係をどうするかって、その延長線上に亡くなったときの話があるじゃない?
相談者:
はい、はい、はい
坂井眞:
で、そこをいい加減にして行くと、
相談者:
はい
坂井眞:
「なんだ、最後に一番仲良くしてたのお前じゃないか」って言われちゃうかもしれないわけですよ。
相談者:
はい、はい、はい、はい
坂井眞:
ぼ・・あなたは、仲良くしてるつもりなくてもね?
相談者:
はい
坂井眞:
結局受け入れてるじゃないかっていうような関係が今できつつあるような気がするんですよ、この5年間で。
相談者:
あーあ、はい。なるほど・・
坂井眞:
で、そういうところから変えていかないと。
相談者:
はい
坂井眞:
どうも、あの、あなたにとって、またストレスが・・発生する環境が生じそうな気がするのね。
今言ったように。
相談者:
あーあーあー、なるほど、はい
坂井眞:
最後に、あのお、お父さんとお、関係があったのは、あなたでしょ?って言われちゃう感じですよね?
相談者:
・・あー、はい
坂井眞:
今あなたしか関係、してる人いないんじゃないすか?
相談者:
あー、そうですね。わ、わ、わたしですね、結局。
坂井眞:
でしょ?
相談者:
はい、はい
坂井眞:
だから、その辺をちゃんとしたほうが・・
相談者:
あー
坂井眞:
いいんじゃないかな?と。
相談者:
はい、そうです・・
坂井眞:
ちょっとあの、ご質問の内容をちょ、そのものではないんだけど、
相談者:
はい
坂井眞:
ご相談の内容そのものじゃないんだけど、
相談者:
はい
坂井眞:
背景に、あるのは、あなたの悩みはそういうとこにあんじゃないか?って気がしたの。
相談者:
あー、そうですね。よくおっしゃる通りです。
坂井眞:
ちょっとね・・
相談者:
はい
坂井眞:
あの、い・・あの、キツい言い方しちゃうと・・
相談者:
はい
坂井眞:
言い訳しながら・・楽なほうに流されてる感じがする。
相談者:
ああ、そうですね。
坂井眞:
「絶対こいつなんか許さない」って言いながら50万もらっちゃうとかね?
相談者:
&#△%・・そう、そうですね。そうです&#△
坂井眞:
で、50万もらうときに、これはま、手切金だから・・いいんだって、自分で・・自分に言い訳してるわけ。
相談者:
・・あー、はい
坂井眞:
お父さんには言ってないでしょ?
相談者:
・・言ってないです。&#
坂井眞:
「お前よくもあんなことしてくれたな」と。
「今頃50万もらったって許さないぞ」と。
相談者:
はい
坂井眞:
「こちら手切金だから、近づいて来るな」っていうことも・・言ってないし、態度でも示してなくて、
相談者:
&#・・
坂井眞:
恐らく態度は逆だよね?・・今の話聞くと。
相談者:
あー、はい、はい
坂井眞:
それ変えないと。
相談者:
ま、&#△%
坂井眞:
あなたほら、「もうめんどくさいことされんのは・・言われんのは嫌だ」って言いながら、自分で・・それを引き寄せてると思いますよ。
相談者:
あー(苦笑)、そお、も、自分で作っちゃってんですよね(苦笑)。
坂井眞:
そう思いません?
相談者:
その通り、そ、おっしゃる通りです。
坂井眞:
そこを変えないとね。
相談者:
はい、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)
男性が箇条書きじゃなく自己紹介するのがそこはかとなくキモい感じがしました。
しかも言ってることとやってること全然違う。50万‼️ヤス!
結局お父さんそっくりなんじゃないのかと。
父親に怒りながらも相談者は人がいいんだろうねえ。離れるのは無理そうだわこりゃ。
親の離婚の時も結婚する時も、なんで自分で部屋を借りないんだろう???って思った。頼りないな、って。
姉のいる長男末っ子は頼りない
50万で長男の義務。家賃がわりに嫁とイッパツ。
この様な事スラッと書いてあるのがこのサイトの醍醐味と思います。
いい!すごくいい!大好きです。
同感です!
『親切の先渡し、思考回路がヤクザチック』の部分もシビれました。
頼りないから相談者さんも離婚されちゃったと思われます。
坂井先生も、はっきり欠点を仰って、流石です!!
最近、「毒親を介護することになった男性の苦悩」というネット記事を読んだ。疎遠にしておけば大丈夫じゃないのか?と思ったが、答えは、否。世間体と義務を盾に自治体から詰められて始まる介護地獄が述べられていた。自治体や親族のゴリ押しに負けた毒親持ちの嘆きを取材した「毒親介護(石川結貴著)」は無茶苦茶刺さる本だった。毒親介護に於ける敵。子供を最後まで道具として見做す親、見て見ぬふりする自治体、口は出すが金は出さない親族、そして世間体に流される自分。
本件の相談。興信所代と50万掛けても息子を追いかける相談者父。坂井先生も「言い訳しながら楽な方に流される」と呆れるほど、絶望的に愚鈍の相談者。加えて、動いた50万を自治体も嗅ぎつけるだろう。毒親から逃げるのに必要なのは知恵と度胸。要らないのは甘えと見栄。それを痛感する相談。
相談者は相続放棄なんてしないでしょう。
縁を切りたいと言いつつ、貰えるものはもらいたいし、面倒なことはしたくないだけ。
相談者のキャラが面白くて3回も聴きました。