追い詰められたママが赤子に尋ねる「私を苦しめる為に生まれて来たの?」
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
こんにちは
大原敬子:
わたくしが・・今日、あなたに・・どうしても伝えたいことは、乳幼児から幼児期になる過程、
相談者:
はい
大原敬子:
その話をして。あとは、加藤先生に訊いてみてください。
相談者:
はい
大原敬子:
まずですね、一般的にですね、1歳の子たちに、どう対応するかです、これ、一般的ですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
どうしても大人は・・自分の世界観の・・レベルで、幼児を見ちゃうんです。
相談者:
・・&#△%
大原敬子:
ですから、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが、おっしゃったように・・とってもね、愛おしく感じるって。
そのときはどういうときかっていうとね?
相談者:
はい
大原敬子:
寝ているときだと思いますよ?
相談者:
あーあ
大原敬子:
寝ているときは・・子どもが、わたしにあえて要求してないですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
そのときに、いじらしくなるんです。それ母性本能ですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは、愛おしいって気持ちを言っているです。
相談者:
はい
大原敬子:
虐待とはおっしゃってますけれども。
相談者:
はい
大原敬子:
で、もう1つは、この子をね、ベッドに?・・入れるときに、きつくやってしまうって。
相談者:
はい
大原敬子:
感情を知ってるんですよね。
相談者:
・・はい
大原敬子:
ということは・・そのときの感情はですね。
「なぜ、この子は言うこと聞かないんだろう?」ではなくって、
相談者:
はい
大原敬子:
「この子が何をわたしに求めてるの?」と。
相談者:
はい
大原敬子:
「わたしは分からないのよ」って。
つい、自分の年齢の・・思考と、同じように錯覚してしまう。
これ感情なんですね、子育ての。
相談者:
あーあ、はい
大原敬子:
だから、子どもの世界がまったく理解できないから・・
相談者:
はい
大原敬子:
あなた自身が、疲れてしまうんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
ですから、わたしはその話を聞いたときに、ああ・・全部・・誰もが、この過程を通るんだなと思って安心しました。
相談者:
・・
大原敬子:
ただ、
相談者:
はい
大原敬子:
そのあとに・・「子どもの接し方が分からない」って。
相談者:
・・はい
大原敬子:
あなた、赤ちゃん可愛いと思ったときどうするんですか?
相談者:
抱っこしたりなでなでしたり。
大原敬子:
どこをなでなでするの?
相談者:
頭をなでなでしたり。
大原敬子:
うん
相談者:
背中を・・なでなで・・
大原敬子:
やってるじゃない。
言葉で、相手に語らうときっていうのは・・赤ちゃんがパチっと目を開けてね?この坊やちゃんの場合に。目をパチっとあなたが見てて、
で、ニコニコ笑ったときには、「可愛いねえ」って言ってあげるんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
だけれども・・ただ、あなた自身の感情動いてしまって。
抱きたい!と思ったときは・・言葉はいらないんです。
赤ちゃんはそれで分かるんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
だから、立派な言葉でね?
「あなた可愛いわね」とか、笑顔でいなさいっていうんですけども。
笑顔もとても大事なんですけども、笑顔は、我が子がですね・・美味しそうに食べてるとき、
相談者:
・・はい
大原敬子:
「あー、許されてるんだあ」と思うんですね、子どもってのは。
相談者:
はい
大原敬子:
それから、部屋いっぱい散らかしたとき・・キャッキャ喜んで、やりますね?
相談者:
はい
大原敬子:
ほで、キャッキャ喜んであなたの顔見ます。
「これでいいんだよね?ママ」、「遊んでもいいんだよね?」って見てるんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
で、あなたはそこで・・「あ、この子はこの時間だけ遊ばしてあげよう」って思ったときは、笑顔で笑ってあげるんです。応えてあげるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
つまり・・1歳児の大事なことっていうのは、もう自分、が天下なんですよ。何やってもいいんです。
相談者:
はい
大原敬子:
そこで、1歳から1歳半までは・・
相談者:
はい
大原敬子:
ある程度、許してあげる。
相談者:
はい
大原敬子:
そうすっと今あなたが何をするかって。
相談者:
はい
大原敬子:
離乳食とか・・
相談者:
はい
大原敬子:
味覚です。お食事です。
そして・・食事のときは・・怒ってはいけない。
相談者:
はい
大原敬子:
もう汚い食べ方するんです。
相談者:
はい
大原敬子:
それが・・自分にとって一番人生で一番安らかな時期を・・
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんから得る時期なんですこれ。
相談者:
はい
大原敬子:
そして次にですね。清潔感です。
相談者:
はい
大原敬子:
わたしは人生で一番大事なことは・・
「あー、気持ちがいい」とか、
「あー、極楽だ」とかって言うでしょ?お風呂に入って。
相談者:
はい
大原敬子:
あれが分からないときに、あ・・ずいぶん・・この方は寂しい思いしたんだなと思うんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
で、それを教えるのは・・あなたが、ベビーパウダー、つけてあげるでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
そうすっと「♪気持ちいいのお?」、「♪そうなのお?」って言ってあげると、キャッキャ喜びます。
やっぱり・・1歳もなると、気持ちよさを知ってる時期なんです。
相談者:
はい
大原敬子:
わたしはこの時期に、味覚、美味しいってこと?、美味しさは・・どんなに有名な料理家が作った、離乳食よりも・・あなたの笑顔と・・
相談者:
はい
大原敬子:
くちゃくちゃ食べても許される・・その安心感が、最大の美味しさなんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
ですから、まずこの1歳は、何やってもこのお母さんなら許してくれる。
笑顔で答えてくれる。
美味しさと気持ちよさを教えてあげる。
相談者:
はい
大原敬子:
これ大事なんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
これが、接し方とか、愛情の・・しかたっていうのこれです。
相談者:
はい
大原敬子:
そして次にですね、もうイライラして来ます。これから、1歳っていうとね、繰り返しの運動が始まるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
テーブルの上から物落としたりね?、何回も何回も。
相談者:
あーあーあ、はい
大原敬子:
で、1回2回許すんです、親も。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、4、5回になると、「何やってんの!この子は」ってイラついて来るんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
子どもはそうじゃなくって、その物落とす行為で、お母さんがまた、自分に受け入れてくれる。
相談者:
・・はい
大原敬子:
それがすっごく嬉しいんですよ。
相談者:
はああ
大原敬子:
そして、その繰り返しの運動の中で、お母さんと、坊やちゃんの、関係が出来上がってくるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
「何があっても、お母さんがあなた守るわよ」っていうときの、聞く言葉は、こっから生まれてるんです。
あのお母さんの安心感のとこから・・大丈夫が生まれるんです。
相談者:
・・あー
大原敬子:
愛情の接し方っていうのは、立派な言葉が1つもない、ないでしょ?あります?
相談者:
・・(鼻をすする)、ないです。
大原敬子:
ないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
それが、一般的に・・やっておくと・・大人になってから・・
相談者:
はい
大原敬子:
親というものは感じるんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
それがこの、一番大事な・・1歳なんです。
相談者:
(鼻をすする)・・はい
大原敬子:
で、次にですね。虐待と考えているんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
病気がちっておっしゃいましたね?お子さんが。
相談者:
はい
大原敬子:
病気がちなお子さんにまで、あなたがベッドでやってしまうんです。
相談者:
はい
大原敬子:
すごい感情なんです。
相談者:
はい
大原敬子:
それは赤ちゃんじゃないんですね。
相談者:
・・
大原敬子:
赤ちゃんを対象にして赤ちゃんの奥にある物は、
相談者:
はい
大原敬子:
虐待ですね?
相談者:
はい
大原敬子:
な、怒りと憎しみが、この赤ちゃんにやって、しまうんです。
相談者:
ああー
大原敬子:
それを、気づくだけでも違うでしょ?
相談者:
・・ああー
大原敬子:
感情っていうのは、
相談者:
はい
大原敬子:
気づかないからやってしまうんです。
相談者:
・・
大原敬子:
「あ、この子殴ろうとした」って。
「ちょっと待ってよ」って。
それだけれでも、殴る力が弱くなります。
相談者:
はい
大原敬子:
感情は必ず、
(子どもの声)
大原敬子:
本質は、奥です。
今、なあに?坊やちゃん?
相談者:
そうですね、ちょっと・・
大原敬子:
♪元気そうですね。
じゃあ、加藤先生に、訊いてみてください。
(再びパーソナリティ)
電話の向こうの赤ちゃんがご機嫌で和みました。
赤ちゃんはお母さんと遊ぶために生まれてきたんですね。
赤ちゃんとの触れ合いって、こうしなければという規範意識が強すぎると苦痛になってしまいますよね。
大原先生がお母さんの安心感が何より大事だということをおっしゃっていて納得しました。
ラジオで聞いてる時より書き起こしてくださると大原先生の言葉がよく理解できます。
いっぱいいっぱいになってるお母さんにどこまで届いたかなと思いますが、最後に「順調に育っていますよ」の言葉は嬉しかったに違いありません。
写真の赤ちゃん、とてもかわいいですね。赤ちゃんがかわいければかわいいほど胸の奥から苦しみがこみあげてくる。
もしわたしの子供だったら「わたしなんかが親でごめんなさい」っていつも申し訳ないとおもってると思う。
お母さんは、誰かに少し赤ちゃ
んお願いしてリフレッシュしたらどうかな?
テレ人に電話して聞いてもらえただけでも前とはずいぶん違ってきたかもしれませんね。
虐待 連鎖でググってみたら、日本こども支援協会のサイトがヒットした。それによると、どの国でも、虐待を受けた子どもが虐待をする親になる確率は、ほぼ7割だそうだ。里親は虐待の連鎖を止める存在である。相談者も、本気で虐待の連鎖を止めたいなら、一度見て欲しい
虐待したならまだしもするまいと必死になってる相談者に、「虐待する確率が高いから里親も検討して」というメッセージは無神経なのでは。
虐待の連鎖くらいの知識はあるから本人は格闘してるんだと思います。
同感
今週は確か子供がいないはずの柴田理恵さんが出ませんでしたが、もし柴田さんが出ていたら、どのようなアドバイスをしていたか気になります。
今週と来週は子育て特集ということで、柴田さんが出なかったと思いますが、ニッポン放送で放送されない明日土曜日にもしや出てくるのかなあ?
加藤先生の回が好きでない身としては、今週の分を聞いた限り、看護師兼住職の玉置妙憂先生の回、一昨日が特によかったかなあと思いますねえ。
3兄弟のことでしたか、大家族と言ったらおおげさかもしれませんが、1人か2人が当たり前の時代ではつい大家族と言ってしまうのがオチです。
ちなみに、僕の姉の家族も3兄弟というか、3姉妹で、旦那にあたる義兄だけ男性という状態です。余談ですが、3姉妹とも既に独立しています。
連鎖を止めたい、とてもいいタイミング。すばらしいアドバイスでよかった。
迷う事なく、乳児を受け入れてあげて下さい。大変な時期だけど、赤ちゃんには、お母さんから、ただ受け入れて貰えてることが、嬉しいのですから。きっと伝わる。
相談者さん、笑って楽しい時間を自分の家族を旦那さんも、時に巻き込んで作っていかれるといいですね。
土曜日の今日は加藤諦三さんがパーソナリティー、野島理恵弁護士がご相談相手でしたが、土曜日版も子育てがらみの相談として放送されました。
コロナ禍で行政施設も閉鎖して孤立する母親が増えている。相談者も八方塞がりに陥った母親の一人か。大変だけど、門戸を開いている機関やNPOもあるので、勇気持って連絡して頂きたい。
加藤先生〆のお言葉
「否定的な人に、自分の価値を評価させてはいけません」
久々に、共感して涙の出る相談でした。私もこの相談者と似た悩みをずっと抱えて育児してます。
私も、この言葉を胸に刻んで生きていこう。
〆の言葉、ホントに心に留め置こう。
先生の本に書かれてある言葉より優しい表現です。
この時期の子育てに悩めることが羨ましいくらいです。
過ぎてしまうと取り返せないもの。
回答者の先生方、だいぶ優しい。すごい。
自分なら、高齢出産とも言えるような年齢のいい大人がしっかりしろ!としか思わないし、できる自信がないなら産まないでよってハナシ。