追い詰められたママが赤子に尋ねる「私を苦しめる為に生まれて来たの?」
(回答者に交代)
加藤諦三:
いい話伺いましたね?
(子どもの声)
加藤諦三:
虐待というのが、
相談者:
はい
加藤諦三:
その時代に、記憶されてる恐怖感ていうのがですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
大人になってからでも、近い人との関係の中に出るんですよ。
(子どもの声)
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
今・・目の前にいる人じゃなくて、
(子どもの声)
相談者:
はい
加藤諦三:
今目の前にいる人から受けた刺激でもって、
相談者:
はい
加藤諦三:
過去に・・自分を拒否した人、の記憶が蘇るんですよね。
(子どもの声)
だからその・・どうしても・・近い、人とは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
親しく、接することができないんですよね。
(子どもの声)
相談者:
はい
加藤諦三:
べランウルフっていうオーストリアの精神科医が言ったんですけどね?
「敵陣の中にいるスパイみたいなもんだ」って言ったんですよ。
子ども:
マピ・・マピ、パ、ピ
相談者:
うーん、そうだと思います。
子ども:
マピ、バピ
加藤諦三:
&#
相談者:
でもそれがやっぱり辛いというか(震え声)
加藤諦三:
辛いよね?だって、
子ども:
マ、ピ
加藤諦三:
敵陣の中にいたスパイっていうのは自分の正体が分かったら、自分・・殺されるか何するか分からないもん。
(子どもの奇声)
相談者:
はい
(泣)
加藤諦三:
だけど・・
子ども:
イヤ
加藤諦三:
実際は、敵陣の中にいるスパイではないんですよね。
相談者:
(鼻をすする)
子ども:
あ
加藤諦三:
だけど、自分が、敵陣の中にい、いるスパイと・・
子ども:
あー
相談者:
はい
加藤諦三:
思わざるを得ないですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど自分のこの感じ方は・・
相談者:
はい
子ども:
えー
加藤諦三:
決して正しい感じ方ではないんだという・・認識はしといた方がいいと思いますね。
相談者:
(鼻をすする)分かりました(涙声)
子ども:
えーえ
加藤諦三:
あなたにとって今大切なのはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
過去の整理をきちんとしてください。
相談者:
はい、それが・・どうやったらいいか分から、ないので(涙声)
加藤諦三:
うん、だから過去の整理をするっていうことは、
相談者:
はい
加藤諦三:
過去に、あなたが会った・・
(子どもの声)
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたに対して否定的な人の、
相談者:
はい
加藤諦三:
リストをきちんと作って。
相談者:
あー
加藤諦三:
この人たちの、わたしに対する扱い方は、決して正しい物ではないんだという、
相談者:
はい
加藤諦三:
その・・過去の・・
(子どもの声)
加藤諦三:
心の整理をきちんとしてください。
相談者:
はい。分かりま・・
加藤諦三:
で、今までは・・否定的な人に・・
相談者:
はい
加藤諦三:
自分の評価をされて生きて来たんです。
相談者:
はい
子ども:
あー
加藤諦三:
で、自分を・・否定的に評価してるからあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
人と会ったときに、どう・・接していいか分かんないんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
今は自分の中に閉じこもっちゃうでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
そういう傾向がなくなりますから。
相談者:
あー
加藤諦三:
まず、過去の、整理を、きちんとしてください。
(もう一度回答者)
大原敬子:
今、あの話を聞いてたんですけど、
相談者:
はい
大原敬子:
赤ちゃんね?
相談者:
はい
大原敬子:
ずいぶん成長してますね?
それから言葉がすごいしっかりしている。
もうそろそろ歯が生えるんじゃないかしら?
相談者:
あはい、ちょっと覗いてます。
大原敬子:
でしょう?
相談者:
はい
(おもちゃの音)
大原敬子:
で、よだれがすごく多く出ます。
健康な証拠ですから・・
相談者:
はい
大原敬子:
あのお、よだれ掛けは掛けてください。
すうごく、順調に成長してますよ。
喋った言語・・
相談者:
あ
大原敬子:
すべてが。
相談者:
&#△%
大原敬子:
言葉は早いですね、きっとね。
だから、
相談者:
あー、良かったあ・・
大原敬子:
良かったですね。
加藤先生のお話伺って、あなた自身が成長することですよね。
(森のくまさんが流れる)
相談者:
はい
大原敬子:
お子さんはすごい・・驚きました。ほんとに。
相談者:
はい
大原敬子:
良かったですねえ♪。
先生・・
相談者:
はい、良かったです(涙声)
大原敬子:
はい、♪良かったですね。
加藤諦三:
♪ね、良かったね!はい。
相談者:
ありがとうございます(泣)。
大原敬子:
素晴らしい。
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
(泣)ありがとうございます。
大原敬子:
お幸せに。
相談者:
はい
大原敬子:
はい
加藤諦三:
否定的な人に、自分の価値を、評価させてはいけません。
電話の向こうの赤ちゃんがご機嫌で和みました。
赤ちゃんはお母さんと遊ぶために生まれてきたんですね。
赤ちゃんとの触れ合いって、こうしなければという規範意識が強すぎると苦痛になってしまいますよね。
大原先生がお母さんの安心感が何より大事だということをおっしゃっていて納得しました。
ラジオで聞いてる時より書き起こしてくださると大原先生の言葉がよく理解できます。
いっぱいいっぱいになってるお母さんにどこまで届いたかなと思いますが、最後に「順調に育っていますよ」の言葉は嬉しかったに違いありません。
写真の赤ちゃん、とてもかわいいですね。赤ちゃんがかわいければかわいいほど胸の奥から苦しみがこみあげてくる。
もしわたしの子供だったら「わたしなんかが親でごめんなさい」っていつも申し訳ないとおもってると思う。
お母さんは、誰かに少し赤ちゃ
んお願いしてリフレッシュしたらどうかな?
テレ人に電話して聞いてもらえただけでも前とはずいぶん違ってきたかもしれませんね。
虐待 連鎖でググってみたら、日本こども支援協会のサイトがヒットした。それによると、どの国でも、虐待を受けた子どもが虐待をする親になる確率は、ほぼ7割だそうだ。里親は虐待の連鎖を止める存在である。相談者も、本気で虐待の連鎖を止めたいなら、一度見て欲しい
虐待したならまだしもするまいと必死になってる相談者に、「虐待する確率が高いから里親も検討して」というメッセージは無神経なのでは。
虐待の連鎖くらいの知識はあるから本人は格闘してるんだと思います。
同感
今週は確か子供がいないはずの柴田理恵さんが出ませんでしたが、もし柴田さんが出ていたら、どのようなアドバイスをしていたか気になります。
今週と来週は子育て特集ということで、柴田さんが出なかったと思いますが、ニッポン放送で放送されない明日土曜日にもしや出てくるのかなあ?
加藤先生の回が好きでない身としては、今週の分を聞いた限り、看護師兼住職の玉置妙憂先生の回、一昨日が特によかったかなあと思いますねえ。
3兄弟のことでしたか、大家族と言ったらおおげさかもしれませんが、1人か2人が当たり前の時代ではつい大家族と言ってしまうのがオチです。
ちなみに、僕の姉の家族も3兄弟というか、3姉妹で、旦那にあたる義兄だけ男性という状態です。余談ですが、3姉妹とも既に独立しています。
連鎖を止めたい、とてもいいタイミング。すばらしいアドバイスでよかった。
迷う事なく、乳児を受け入れてあげて下さい。大変な時期だけど、赤ちゃんには、お母さんから、ただ受け入れて貰えてることが、嬉しいのですから。きっと伝わる。
相談者さん、笑って楽しい時間を自分の家族を旦那さんも、時に巻き込んで作っていかれるといいですね。
土曜日の今日は加藤諦三さんがパーソナリティー、野島理恵弁護士がご相談相手でしたが、土曜日版も子育てがらみの相談として放送されました。
コロナ禍で行政施設も閉鎖して孤立する母親が増えている。相談者も八方塞がりに陥った母親の一人か。大変だけど、門戸を開いている機関やNPOもあるので、勇気持って連絡して頂きたい。
加藤先生〆のお言葉
「否定的な人に、自分の価値を評価させてはいけません」
久々に、共感して涙の出る相談でした。私もこの相談者と似た悩みをずっと抱えて育児してます。
私も、この言葉を胸に刻んで生きていこう。
〆の言葉、ホントに心に留め置こう。
先生の本に書かれてある言葉より優しい表現です。
この時期の子育てに悩めることが羨ましいくらいです。
過ぎてしまうと取り返せないもの。
回答者の先生方、だいぶ優しい。すごい。
自分なら、高齢出産とも言えるような年齢のいい大人がしっかりしろ!としか思わないし、できる自信がないなら産まないでよってハナシ。