娘の自傷をSNSで知ったことにこだわる父親へ。家がオアシスなら乗り越えられる
テレフォン人生相談 2021年9月2日 木曜日
お父さん、家族会議はないわあ。
相談者: 男38歳 妻40歳 長女12歳(中1) 次女9歳
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、もしもし、よろしくお願いいたします。
今井通子:
はい
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
長女、娘のことについて、ちょっと相談したいなと思ってご連絡させていただきました。
今井通子:
はい
まずあなたはおいくつですか?
相談者:
えー、38歳です。
今井通子:
38歳。奥さまは?
相談者:
え、40歳です。
今井通子:
40歳。ご長女は?
相談者:
12歳です。
今井通子:
12歳。ほかにお子さんいらっしゃいますか?
相談者:
えー、次女が、9歳です。
今井通子:
はい。で?
相談者:
小学校6年生、で、今から1年ぐらい前の頃から、ちょっとスマートフォンを、えー、娘に持たせるようになったんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
えっとそこから、まあ、あの、時間があれば、ま、スマートフォンいじってるような形で、
今井通子:
はい
相談者:
で、その、スマートフォンの、あの、LINEを、ま、よく使ってるんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
そこの機能の中に、えー、ま、タイムラインって言って、不特定多数の方に
今井通子:
あー
相談者:
なんかこう、自分のやったことを発信するような、ま、機能がありまして、
今井通子:
はい
相談者:
ま、そこで、娘が、今から1ヶ月、2ヶ月ぐらい前からそれにちょっとハマってしまったみたいな形で、ま、すごい、投稿しているっていうのを、ま、わたしのほうから見てたんですけれども、その中でえ、友だちに無視されて、なんか、も、自殺したい、手首を切ったみたいな内容の投稿がちょっと、されてたのを見まして、
今井通子:
あ、お、お嬢さんの投稿が、
相談者:
で、そこからちょっと・・
今井通子:
そういう・・
相談者:
あ、そうですね。
今井通子:
内容だったわけですね?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
で、ちょっとこれはまずいっていうことで、
え、今から、3日前ですね、ちょっと家族会議を開いて、ま、どういう状況なのかっていったところの話を聞いたんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
ま、自身としては自殺する気はなかったみたいなことは言ってるんですが、ま、無視されてるっていう、ま、事態は発生していたと、いうところで、
今井通子:
はい
相談者:
で、わたしのほうで、その相談としては、えーと、まず、そのタイムラインでは、え、報告していたのに、ま、親に対して、ちょっと相談がなかったっていったところで、
ちょっと、わ、れわれ親として、なんか、もうちょっとできたことがなかったのかな?っていったところと、
あとはその、そういった物をもう、持たせないような対応をしたほうがいいのか?とか、ちょっとそういったところを相談したいと思っております。
今井通子:
あ、なるほど。
これLINEに出してたのは、無視されて自殺しようと思って、手首は切っていないって、ほ、こと?
相談者:
あ、手首は切ったんですけれども、自殺しようとは思ってなかったという内容です。はい
今井通子:
あ、なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
じゃ、ほんとのことがどっちかは分かんないんですね?結局。
相談者:
正直なところ、そこまで、え、聞いても、ちょっと泣、泣いてるっていう状態で、
今井通子:
ふうん
相談者:
答えは得られなかったっていうところです。はい
今井通子:
まず、お嬢さんって・・小さい頃はどんなお嬢さんだったの?
相談者:
・・そうですね、なんか、も、明るくて、ま、友だちもいっぱいいて、ちょっとあの、人を、なんか、バカにするような(苦笑)、なんか、そういうことも、言うんですけど、ま、普通に、可愛い、娘っていう感じでしたけど、はい
今井通子:
小学校の低学年ぐらいのときは?
相談者:
ま、親の言うことも聞いて、学校でも、なんか、足が速かったりとかで、ま・・割と友だちも多かったっていうようなイメージ、です。
今井通子:
あー
相談者:
特に問題があったとは思ってなかったです。はい
今井通子:
なら、活発なお子さんだったわけね?
相談者:
はい、そうですね。
今井通子:
うーん
6年生の頃に、ん、ス、ま、スマホお、を、これって子ども用のスマホですか?
相談者:
いや、ほんとに、大人用のスマホなんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
えっと、ま、例えば、web検索とか、そういったところは、あの、厳しくして見れないような形には一応してたんですけど、
今井通子:
なるほど。
相談者:
ただ、友だちとのやり取りでLINEはすごく、
今井通子:
うん、うん
相談者:
やり取りするみたいなので、そこはちょっと規制を掛けてなかったっていうところになります。はい
今井通子:
で、クラスの中で、無視されているという、内容は、
相談者:
はい・・はい
今井通子:
どういうことだったですか?
相談者:
えっと原因については、ちょっと娘とも話したんですけど、ちょっと思い当たるところがないっていったところで、
今井通子:
うん
相談者:
無視されている人としては、まあ、同じクラスの5人くらいの、女の子たちで、ま、無視されて、
今は、そういう子とはお話してなくて別の子たちと会話してるので、ま、全員から全員無視されてるってわけではなく一部のところからっていうような状態ですね、はい
今井通子:
・・
相談者:
はい
今井通子:
家族会議をされてからはどうなんですか?
相談者:
えっとお、タイムラインの投稿は、えーと、しなくな・・ってました。
今井通子:
うん
相談者:
ただ、えっと、スマホは普通に、ま、触ってるっていう形ですね。ただ、やはり前よりも、ずっと触ることはちょっと減ったかな・・ま、それはそういうお話もしたからっていうのもあるとは思うんですけど、はい
今井通子:
で、ちなみに、成績はどうなのかな?
相談者:
ま、オール3ぐらいなのかな、ま、4が1個か2個あるかなっていうような感じの成績ですね。はい
今井通子:
あ、そんなに悪くないということですね?
相談者:
悪くはないと思います。はい
今井通子:
うん
そうするとお、今日は、その、ご質問としてはどういう、ことになります?
相談者:
えーと、やはりスマートフォンていう物を、
今井通子:
うん
相談者:
あまり使わせない、ほうが良いのか?っていったところと、あとはその、手首を切ったり「自殺する」って言ったところ、の、えーと、ま、無視されたりっていったところを、ま、タイムライン上では報告してるけど、ま、親に相談がなかったっていったところで、ちょっと、今までどう・・いうことをしてあげれてなくて?、今後どうして行けばいいのかな?っていったところの2点が気になっているところです。
今井通子:
・・今日はですねえ、
相談者:
はい
今井通子:
弁護士の、大迫恵美子先生がいらしてますので、う、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
若いお父さん、女の子という成長を大迫先生の話から頭で理解しても、実際言われるように実行出来るかなぁ~頑張ってね!
お父さん、スマホより娘さんのいじめを心配しようよ。娘さんも、無視されたくらいでリストカットまでしちゃうの?殴る蹴る盗るの被害無ければ知らんぷりすればいいのに。女の子は無視がそんなに辛いのかな?お昼にTBSラジオ聴いてたら、大人になっても友達が欲しいと女性からメッセージ。ふーん、女性は友達付き合いがそんなに大事なんだ。
学校に相談してもムダということについては、今井先生に賛成だな。無かったことにしたがるからね
まだまだ無視が辛いお年頃だと思いますよ。
無視があれば陰口もあるでしょうし、たかだか生まれて十数年ですもの、そこまで達観は無理でしょう。
なかなかすぐにうまい方法は見つからないと思いますが、学校だけが居場所じゃない、というふうにいくらかでもなれるといいですね。
女の子は難しいよね。
気のいい子もいるけれど…。
暴力による肉体的イジメも、無視や陰口による精神的イジメも、辛さは変わりません。知らんぷりできる子ばかりならイジメ自殺も起きません。何より親や大人からの「無視程度のことで」という軽視は死を考えるほどに傷つけるでしょう。大人から見て大したことなくとも、本人にとって学校は社会の全てで、世界の終わりのような絶望感を味わっていることも多いです。
スマホの心配より、娘さんが学校で訳も言わずに
突然に無視されて、辛い思いをしている。
リストカットする何んて、親としてはこれほど悲しい事は無い。
本当に親の出来る事は、中々無いけれど
娘さんに無理して学校に行かなくてもいいってあげて下さい。
そうだね。
でも、家の中にもホッとする処がないんじゃないかしら?・・・
女同士の無視はキツいぞ。年齢を問わずに。ジェンダーで区別するのも難だが、女は横の繋がりを重視する。Gメン75ばりに横並びで往来を闊歩するのも、そのため。なにかとトラブル話を多々聞くママ友関係も、子供が絡むからお互い顔色伺いながら薄氷を踏む思いでやってる。さて、相談者。空回りはしてるが、意気込みは感じる。LINEはトラブルの種という事件も多いからスマホ取り上げたい気持ちもわからんことも無い。個人的に(縁起でもないが)頭を過ったのは、旭川と桐生市の件。切りたくても切れない関係の果て。前者は凍てつく夜に、後者は母親に送るはずのマフラーで、命を落とした。
思春期外来の勤務経験者です。
今はリストカットする事でどうにか自分を保ってるんだと思うから、この早い時期に親が把握できて良かった!
相談者がスマホ云々の次元ではない事を知った事も良かったと思う。
まずは、お子さんの心を落ち着かせて安定してもらう事を優先に。
経験と雰囲気でしかないですが、何となく相談者さんは娘さんのサポーターになるのでは?と感じました。
ご相談者、途中声が小さくなってた。事の重大さと対処する自信のなさなのでは
ご自分はいじめの経験なく順当にきた人選で
職場でも仕事できる部類の方なんでしょうね
子どものことは、仕事のように合理的にはいかない
「家族会議はないわあ」。至言です
リスカしたって読んで話してるのに、傷口を見ていない父親。逃げ腰過ぎます。直視してない
お父さん、ガンバってほしいです
日本人の親は、なんでこどもに「大好きだよ」と言ってあげないのかな。こどもにとって、ものすごい励ましになるのに。
それが難しければ、「大切だよ」とか。
世界中を敵に回しても、親は絶対自分の味方、と感じられたら、どんなにいいか。
思春期のこどもは、そういう言葉をかけられてもどうしていいかわからなくて、ちょっと鼻で笑ったような態度をとるけど、こういう言葉ってあとからじわじわ効いてくる。
こういう大事な時に、親が照れも遠慮も捨てて向き合うとこどもの心にちゃんと届く、と私は思います。
「自殺したい」は助けてほしい、生きたい、です。
リスカが常習化する前に救ってあげてほしい。
リスカ=「自殺する」ではないからすぐに大変なことにはならないけど、このまま続くとエスカレートして取り返しつかないことになる。
でも家族会議はだめ。当人は責められているとしか感じないと思う。1対1で同じ目線で、あったかい物でも飲みながら。
その通りですよね。
優しく近づいて来る悪い誘惑も周りには沢山あるし・・・
学校で嫌なことがあった程度で命を粗末にしてしまう若者がいるので、間に合う人は救ってあげてほしい。
不思議なのは、学校に文句言う親。
親がちゃんと我が子を見てる、守る、育てる、味方になる、ってしてたらさ、ちゃんと寿命全うするっしょ。