親も兄も訃報が来ない!?信憑性の確認だけで終わった40年後の相続相談

(回答者に交代)

塩谷崇之:
はい、もしもしい?

相談者:
はい

塩谷崇之:
あ、こんにちは

相談者:
あ、こんにちは、お世話になりますう。

塩谷崇之:
はい・・えーと、ご両親は40年ほど前に亡くなられて、

相談者:
はい・・はい

塩谷崇之:
で、えー、お兄さんが15年ほど前に亡くなられたということですよね?

相談者:
はい、そうです・・はい、はい

塩谷崇之:
ご両親の、おー、相続に関してはあ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、お兄さんとの間ではきちんと話はできたんですか?

相談者:
分からないんです、わたし。

塩谷崇之:
分からない?

相談者:
はい

塩谷崇之:
あぁ・・

相談者:
全然・・父が亡くなったこと、も・・わたしは・・知らされてなかったんですね。

塩谷崇之:
亡くなったことも知らされてなかった?

相談者:
はあい

塩谷崇之:
はあー
えっと、お父さんとお母さんどっちが先に亡くなられたの?

相談者:
母です。

塩谷崇之:
お母さんが先に亡くなった?

相談者:
はい

塩谷崇之:
・・そのあとお父さんは・・1人で生活しておられたんですか?

相談者:
・・あ

塩谷崇之:
お兄さんが面倒看てた?

相談者:
・・いいえ・・父を看てたのは、義理の姉です。

塩谷崇之:
あー、なるほど。
えっと・・えー、お兄さん・・の、ご夫婦と、

相談者:
はい

塩谷崇之:
お父さんが同居してたってことね?

相談者:
そうです。はい

塩谷崇之:
うん
それで、えー、お父さんが亡くなったときに、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、あなたには、お父さんが亡くなったことも、

相談者:
はい

塩谷崇之:
知らせてくれなかった?

相談者:
はい、はいそうです。

塩谷崇之:
はあ、何か・・その・・えー、親子間で、

相談者:
いいえ、何もありません。

塩谷崇之:
何もなかった?

相談者:
はい

塩谷崇之:
兄妹間では?

相談者:
ありません。

塩谷崇之:
はー
えーと、あなたとお兄さんとの間では普通に連絡は取れる状態だったんですか?

相談者:
・・はい、取れます。

塩谷崇之:
はー・・
だけど、し、え、亡くなったことすら知らせてくれなかった?

相談者:
はい、そうです。

塩谷崇之:
お葬式とかは?

相談者:
出てません。

塩谷崇之:
・・はあああ・・何か、そこは理由う、は?

相談者:
いいえ

塩谷崇之:

相談者:
わたしは・・思い当たることはありません。

塩谷崇之:
んんーん・・でもね?、親御さんが亡くなったことの連絡も・・ないというのはあ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
何か、事情があったんじゃないんですかね?

相談者:
いいえ、何も・・

塩谷崇之:
心当たりはない?

相談者:
ないです。

塩谷崇之:
うーん

相談者:
ですから・・どうして?っていうような、異議唱えたいんですよね。

塩谷崇之:
ん、なるほど。

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、えーと、お父さんが亡くなられたときは、じゃ、そういう状態だったと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、お兄さんが亡くなられたときも、やはり、そうなんですか?

相談者:
はい、そうです。

塩谷崇之:
うん、なんの連絡もない?

相談者:
はい

塩谷崇之:
ふうん

相談者:
ですからわたしも・・どうしてえ?って・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
理由も知りたいと、思いますね。

塩谷崇之:
ふうーん、うん、なるほどね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、えーと、お父さんが亡くなられたときに、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、お兄さんが相続した財産は、どういう物があるんですか?

相談者:
土地、建物・・あと・・現金・・

塩谷崇之:
土地建物現金?

相談者:
はあい

塩谷崇之:
預金もあったかな?

相談者:
はい、ありました。

塩谷崇之:
ふうん・・で、そういう物について・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、すべてお兄さんが・・

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
相続した?

相談者:
はい

塩谷崇之:
お兄さんが相続したということは・・いつ、どういう方法で、知ったんですか?

相談者:
・・えー、わたくしがあ・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
兄がちょっとお、体を悪くしまして、

塩谷崇之:
ふん

相談者:
お見舞いに行ったんです。

塩谷崇之:
はい

相談者:
そのときに・・チラッとなんか(苦笑)・・そんな・・ような・・雰囲気が、見えたんですがあ・・

塩谷崇之:
うんーと、ごめんなさい。
「雰囲気が見えた」っていうのはどういうことですか?

相談者:
ん、えー(苦笑)

塩谷崇之:
なんの雰囲気が見えたんですか?

相談者:
なんか、あの・・ちょっとお、生活感が・・

塩谷崇之:
うん

相談者:
派手になったって言っていいのか・・ちょっと、以前と、生活感が、違うなって、その・・家の、雰囲気とかあ・・中の雰囲気が・・ちょっと、豪華になったかなあっていうよな・・印象を受けまして、

塩谷崇之:
うん

相談者:
はい。それで・・もしかしたら?っていうのが、わたしの中に・・浮かびましてえ・・

塩谷崇之:
はい

相談者:
でも、わたしには何も・・知らせてない・・
なんかおかしくないかなあっていうのが、わたしの中に・・生まれましてえ・・

塩谷崇之:
ちょっとね、おっしゃってる意味がよく分かんないんだけどね?

相談者:
え?

塩谷崇之:
えーと、元々、この、んー、お父さん、名義の土地建物・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
あと現金預金がもうお父さんの相続財産としてあったわけですよね?

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
で、それが・・お兄さんに、

相談者:
はい

塩谷崇之:
相続されたと。

相談者:
そうです。はい

塩谷崇之:
はい
で、お兄さんがそれを相続したということは、

相談者:
はい

塩谷崇之:
あなたはどうやって知ったんですか?

相談者:
・・いや、やはり順番的にい、そうなるんではないのかなあ?、と思いましてえ。
やはり、ちょっと家の雰囲気が、あまりにもちょっと、変化したのでえ、
わたしが、感じたんですけどね。

塩谷崇之:
んで、あなたそういうふうに感じて、
例えば家のね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、登記名義を調べたりとか、

相談者:
いえ、それはしてません。

塩谷崇之:
してない?

相談者:
はい

塩谷崇之:
預貯金がどうなったかっていうことも調べてない?

相談者:
ええ、ただ、あの、家の・・内装が、建て替えたりとかあ、あの家を・・建て替えされてるしい・・違和感を感じたんです。

塩谷崇之:
うん
じゃ、それはあなたの、ま、感覚としてそういうふうに・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
感じておられるだけで、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、お父さんの、相続財産、遺産がね?、あなたのお兄さんが、

相談者:
はい

塩谷崇之:
相続によって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
受け継いだかどうかっていうことは確認できてないのね?

相談者:
ええ、できてません。

塩谷崇之:
あーあーあ
じゃ、もしかすると、今でもまだ、お父さんの名義のままかもしれないっていうこと?

相談者:
・・いいえ・・それでは・・あの、勝手にい、そうでしたら、家を新、築したりい・・いろいろするってことは・・不可能じゃないのかなあ?ってわたしは・・感じたんですけど。

塩谷崇之:
家を新築というのは、

相談者:
新築って・・ええ、あの、全部、壊してしまってえ・・新しく、家を建て直したっていう、ことです。

塩谷崇之:
・・ふうん、その壊した家っていうのは誰、誰名義の家だったんですか?

相談者:
父です。

塩谷崇之:
お父さん名義の家だった?

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、えー、そのあと、

相談者:
はい

塩谷崇之:
それを壊されて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
今建ってる家は誰の名義の物なんですか?

相談者:
・・兄が亡くなってますので・・えー・・兄のお嫁さんの、名義だと思いますけど。

塩谷崇之:
ん、「と思います」というのは、それ調べてないのね?まだ。

相談者:
んま、調べることができないので、それをどう、か、調べたいなあと思ってご相談したんですけど。

塩谷崇之:
ふうーん・・えっとじゃ、その辺りの、ことは・・よく分からない状態で、

相談者:
はい

塩谷崇之:
法律事務所に行って・・

相談者:
はい(苦笑)。

塩谷崇之:
相談をした?

相談者:
そうです(苦笑)。

塩谷崇之:
そしたら「異議を述べたほうがいい」と言われた・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
あーあ・・なるほどね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
えーとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、いろいろあなたも、分からないので、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、こういうところに相談して来られてるんだと思うんですけどもね?

相談者:
はあい

塩谷崇之:
まずね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
え、あなたの感覚?、的な物じゃなくて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
事実がどうなってるかということを、

相談者:
はい

塩谷崇之:
きちんと調べてくださいよ。

相談者:
はい、分かりました。

塩谷崇之:
で・・お父さんも、お兄さんも亡くなってるのでね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、話を聞くっていうことはできないかもしれないけれども、

相談者:
はい・・はい

塩谷崇之:
その、お父さんの家があった土地ね?、ま、今、お兄さん、の家があんのかな?、えー、お嫁さんが住んでるのかな?

相談者:
そうです。はい、はい

塩谷崇之:
うん
そこの土地の住所とか分かりますよね?

相談者:
はい、分かります。

塩谷崇之:
うん。そしたらね?その住所の、土地。

相談者:
はい

塩谷崇之:
その土地、が、一体誰の名義になってるのか?

相談者:
あ、はい

塩谷崇之:
はい。これはね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、その、お、住所・・の、近くの、法務局に行って、て、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
調べれば、分かりますんで。

相談者:
あはい

塩谷崇之:
えー、この住所、を言って、

相談者:
はい

塩谷崇之:
そこに建ってる、土地と建物・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
は、一体、誰の名義なのか?っていうことについて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
登記簿をね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
え、閲覧をしたり、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
えー、その証明書をもらったりすることができるんで、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
うん。まずそれをするところが先決ですよね?

相談者:
あ、はい、分かりました。

塩谷崇之:
うん
それから、預貯金、お父さん名義の物が、

相談者:
はい

塩谷崇之:
もし銀行にあったんだとすれば、

相談者:
はい

塩谷崇之:
え、その銀行に訊いてみてもいいかもしれないけれども、

相談者:
・・はい

塩谷崇之:
さすがにそれはもう40年以上前のことなんで、

相談者:
(苦笑)そうなんです。

塩谷崇之:
うん。ちょっとそこは、わ、なかなか、銀行に訊いても分からないとは思います。

相談者:
はあい・・あはい

塩谷崇之:
うん、でもね、土地、が、どうなってるのかっていうことを調べればね?

相談者:
あはい

塩谷崇之:
お父さんの相続手続きが、

相談者:
はい

塩谷崇之:
きちんとなされているのか?

相談者:
はい

塩谷崇之:
それとも、なされないまま放っておかれているのか?

相談者:
あはい

塩谷崇之:
ていうことは、分かると思うんですよ。

相談者:
法務局行ってですか?

塩谷崇之:
法務局に行ってね?

相談者:
あはい、はい

塩谷崇之:
うん
で、もし、まだお父さんの名義のままであればね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
これは遺産分割の話がまだできてないということですから、

相談者:
・・あはい

塩谷崇之:
ん、ま、お兄さんにというか、まあ、えーと、お兄さん亡くなってるからお嫁さんにということになんのかな?
えーと・・お兄さんには、お子さんはいらっしゃらないの?

相談者:
います。

塩谷崇之:
あ、いるんですか?

相談者:
はい

塩谷崇之:
そしたら、お子さん、とお嫁さんなのかな?

相談者:
はい

塩谷崇之:
お兄さんの相続人に・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
の、に・・

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、まだ父さんの名義のままになってるんで、

相談者:
はい

塩谷崇之:
これをどうするのかについて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
話し合いをしたいというふうに申し入れればいいですよね。

相談者:
はい、分かりまし・・

塩谷崇之:
うん。まず、そこを確認するところがスタートですね?

相談者:
はい、あ・・あはい

塩谷崇之:
まずね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
自分で調べられるところはきちと調べるようにしてみてください。

相談者:
あ、はい・・分かりました。

塩谷崇之:
はい

相談者:
いろいろありがと・・

塩谷崇之:
じゃもう一度・・はい、加藤先生に、さ、代わりますので、ちょっとお待ちください。

相談者:
はい
いろいろありがとうございます。はい

塩谷崇之:
はい

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)

「親も兄も訃報が来ない!?信憑性の確認だけで終わった40年後の相続相談」への6件のフィードバック

  1. 親や兄弟が亡くなってもなんの連絡もなかったことも不思議だし、この相談者の行動起こすのが遅すぎるところも理解し難い。
    受け身でおとなしい性格の人なんでしょうか?
    兄の家族は、今更言われても迷惑すぎるでしょう。
    ちょっと呆れてしまいました。

  2. 相談者さん、お嫁さんに確認も行かなければ、法務局にもいかなさそうですね。手間のかかることは、しなさそうです。

  3. その場で解決した方がいいに決まってますが、現実は時間が経って問題になりがち。
    するべき手続きが多く、バタバタしてて忘れる手続き、必ずや出てくるのも世の常。
    トラブルになりそうな手続きは、終活相談で見つけて、目処をつけておきたいです。
    余談ですが、先週は弁護士ウィークに近い内容になったかなあという感じがします。

  4. 私も認知症の物盗られ妄想ではないかと感じました。ここまで無根拠に人を疑うのもなかなか普通は考えにくいですし、法律相談から5年何も行動を起こさなかったのも奇妙ではあります。
    「亡くなったのに連絡がなかった」も「相続せず兄が使い込んだ」も事実とは異なる可能性があるかも。

  5. 不思議な相談だと思いました。他の方々のコメントにある認知症かもしれない。それとも過去何かに夢中になり、それをしつこく勧誘して親と兄から縁を切られたのかもしれない。その事を記憶から喪失させているから、本人は覚えていないのかも。

    加藤さんには「あなた、言いたくないことがあるのではないですか」と相談者に問うて欲しかったです。

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