遺産分割協議から爪はじき。答えるそばから話し出し止めるのに一苦労

(回答者に交代)

坂井眞:
よろしくお願いします。

相談者:
あー、すいません。
今ね・・

坂井眞:
あのね、お話聞いてたから、あの、

相談者:
あー、分かりますか。

坂井眞:
今お話になったことは分かってます。

相談者:
はい

坂井眞:
それで、あなたね、どうもね・・想像で物を言っちゃってるから、

相談者:
はい

坂井眞:
話が混乱してるの。

相談者:
はい・・

坂井眞:
あなたの話を聞いていると、

相談者:
はい

坂井眞:
「売れた」・・て言ってみたり。
「売れたら」って言ってみたり。

相談者:
うん、そう、これ妹さんに電話したら「売れたら」ってえ、いうことを言った・・

坂井眞:
それでね、ちょっと聞いてくれる?
「売れたと思う」って言ったりするんですよ。

相談者:
「売れた場合は」なんて言われてる&#△%

坂井眞:
で、あなた自身も「売れたと思う」としか言ってなくて、

相談者:
うん、うん、うん、うん

坂井眞:
ほんとに売れたかどうか何も確認してないの。

相談者:
はい

坂井眞:
それを・・想像でね?

相談者:
はい

坂井眞:
売れちゃってお金入ってるのに、妹のそのやってくれた人?

相談者:
うん

坂井眞:
の手元にお金があって、こっちに来ないんじゃないかって心配してるんだよね?、きっと。

相談者:
うーん

坂井眞:
それが心配なんじゃ、じゃないの?今日の、ご相談の。

相談者:
うーん、それもそうだけど、土地を売った場合、相続で、

坂井眞:
うん

相談者:
住民税、所得税、復興税は、かか・・まだあの、ほかの人に訊いてみると、なんか、亡くなった場合は、こういうのは、税金は取られないとかって聞いたんですけど。

坂井眞:
税金って言っても、相続の税金と、

相談者:
ふん

坂井眞:
土地を売った場合、譲渡益っていうんだけれども、

相談者:
ふん

坂井眞:
物を売って利益があると、その利益に税金が掛かるのね。

相談者:
はい

坂井眞:
相続の税金と、物を売った場合の、税金とは別だから。

相談者:
あーあーあ、ああ

坂井眞:
その区別ついてないでしょ?

相談者:
うん

坂井眞:
相続なのになんでそんなの掛かるんだ?っていうお話だけど。
今まったく違う話なの。

相談者:
ふうん

坂井眞:
だから・・その辺を・・ちゃんと整理しないと・・

相談者:
ふん

坂井眞:
なかなか、あなたの、疑問はね、すっきりしない。

相談者:
はーあ

坂井眞:
何をしたらいいかっていうと、

相談者:
はい

坂井眞:
相続はしたんだっていう話なんだけれども、

相談者:
うん

坂井眞:
どういう・・遺産分割協議をしたのか?、はっきり知らないでしょ?

相談者:
・・

坂井眞:
三等分っていうんだけど・・

相談者:
はい

坂井眞:
どういうふうに分けたの?

相談者:
・・

坂井眞:
遺産は、その、土地だけ?

相談者:
・・土地だけというより・・それじゃない、
葬儀費用とか、そういうのはみんな掛かった分は全部、それは三等分しました。

坂井眞:
要するにい、差っ引いて残ったのを3つに分けようっていうことじゃないんですか?

相談者:
これは三等分してお金払いました。この人・・あのお・・

坂井眞:
うん、うん

相談者:
長女に。
あの、だ、長女じゃなかった、一番下の子に。

坂井眞:
◆#$、また違う話になってんだよね。
わたしが訊いているのは、

相談者:
うん、お金、は、「三等分したもんで、これだけください」つったもんで、お金払いました。

坂井眞:
ちょっと聞いてくれるかな?聞いてくれるかな?
ね?こっちの言うこと聞かないと相談ならないからね。

相談者:
はい、はい、はい

坂井眞:
ね!

相談者:
はい

坂井眞:
ちゃんと聞いてね。

相談者:
はい

坂井眞:
今訊いてるのは、費用が掛かった話じゃなくて、

相談者:
はい

坂井眞:
お父さんお母さんから受け継いだのは、その土地だけなんですか?それ以外にも、預金とか貯金とかあったんですか?ってこと訊いて・・

相談者:
あー、あたし、それ、それ、預金も、何も見てないです。

坂井眞:
そういう調査はした?

相談者:
まだしてないです。

坂井眞:
うん。で、してないのに遺産分割協議が終わってるっていうのもおかしな話なんでね?

相談者:
ええ

坂井眞:
だから、そもそも・・

相談者:
あ、その、要するに、これ、あー&#△%

坂井眞:
ちょっとね、慌ててんだよね、へへ(苦笑)聞いてくれる?

相談者:
(苦笑)うん

坂井眞:
ハハハハ(苦笑)言いたくなっちゃうのは分かるけど、最後まで聞いたほうがね、

相談者:
あの分かります。

坂井眞:
せっかく電話掛けて来たんだから。

相談者:
はい

坂井眞:
ね。
そもそも、遺産分割協議がほんとに終わったのかどうかとか、

相談者:
うん

坂井眞:
そういうことを確認して行って、

相談者:
うん

坂井眞:
で、今、ご相談の中心は不動産売れたんじゃないかって話だから、

相談者:
うん

坂井眞:
ま、一番大きな相続財産が土地だと思うんですよ。

相談者:
うん、うん、そうですね。

坂井眞:
で、それについて、どういうふうに分けるって話をしたのかを、想像じゃなくって、どんな書類作ったのかっていうのを確認してもらいたいわけ。

相談者:
これ「三等分します」って言って・・&#・・はああ

坂井眞:
で、もう1つね、問題があるんだけど。
これ、あなたが相続人じゃなくて・・旦那さんですよね?

相談者:
はいそうです。

坂井眞:
旦那さまが、相続されてるわけなんだけど、

相談者:
はい

坂井眞:
今、要介護3だっておっしゃってたじゃないですか。

相談者:
はい、はい

坂井眞:
認知の症状とかはないの?

相談者:
・・認知はないです。

坂井眞:
身体だけね?

相談者:
はい

坂井眞:
そうすると、お、旦那さん、は、全部、どういう相続の話、だ、とか、
判子を押したとかいうことはご本人分かってらっしゃるのね?

相談者:
はい

坂井眞:
分かりました。じゃあそれがちょっと心配だったの、うん

相談者:
うん、でもね、あのお・・(ため息)のその、あれはないけども、

坂井眞:
うん

相談者:
やっぱり、確認のとこをやっぱり・・目は見えないもんで、

坂井眞:
うん、うん、うん、うん

相談者:
読めないもんで、目が見えないと・・目がね・・

坂井眞:
うん

相談者:
見えないもんで、はっきりね・・あのお、あれしてないと思いますけどね。

坂井眞:
うん
だからまずね?

相談者:
うん

坂井眞:
あなた、あの、奥さんだから心配されるの分かるけど、

相談者:
うん

坂井眞:
お子さんも心配されるの分かるけど、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたの旦那さん、が相続人なんだから、

相談者:
はい

坂井眞:
ちゃんと、分かって判子押したかどうかってのはまずスタートラインで、

相談者:
うん

坂井眞:
で、そこは、ま、クリアしてると、いう前提で話しますね?

相談者:
うん、ええ、ええ

坂井眞:
うん。そいで、三等分といっても、その土地ね?、どれだけのいくつの土地があるか分からないけど、
あ、例えばね?

相談者:
あ、家と、家と土地があっただけ。

坂井眞:
うん
で、それをね、みんな均等に分けると言っても、相続するときは・・ごきょうだい3人なんだね?三等分だからね。

相談者:
はい、そうです。

坂井眞:
3人の共有っていう相続の仕方もあるわけ。

相談者:
ふうーうん・・

坂井眞:
ある土地を3人で持つっていうのは、分かりますよね?

相談者:
はい

坂井眞:
で、きょうだい3人で相続しました。
で、3人の土地を売って・・

相談者:
はい

坂井眞:
そのお金を分けるっていうやり方もあるし、

相談者:
ええ

坂井眞:
すごく広いところだったら、それを3つに分けて・・

相談者:
うん

坂井眞:
相続するという方法もあるし。

相談者:
うん

坂井眞:
いろんなやり方があると思うのね。

相談者:
はい

坂井眞:
で、通常は、まあ、その売っちゃうっていう話だから、共有にして、そのあと、売っちゃってから、お金を分けますっていう話のような気がする&#

相談者:
うん、そういう話でした。

坂井眞:
うん
で、まず、そうかどうかをまず確認していただいて。

相談者:
はい

坂井眞:
恐らくそうだと思うんですよ。

相談者:
はい

坂井眞:
だとすると、ようやくこれ、話が元のとこに戻って来たんだけど。
じゃあ、売れたのか売れてないのか?っていう話なんですけど、

相談者:
うん、うん

坂井眞:
あなたがおっしゃっていたのは、も、おー、なんだ、盛り土をしたりして綺麗になってるから、売れたんじゃないかって、こう思っちゃってるでしょ?

相談者:
うん、お金が入ったじゃないかって。

坂井眞:
いやいやだけど、売るのには、綺麗に盛り土をした上で売ろうっていうこともあるわけ。

相談者:
はあーあー

坂井眞:
で、それは・・きょうだい3人が、自分たちの共有の土地を、

相談者:
うん

坂井眞:
売れる形にして、それから売るっていうこともあるわけ。

相談者:
あーあ、ああ

坂井眞:
だから、盛り土して綺麗になってんだから、もう売っちゃって金入ってんじゃないかと、いうことは

相談者:
あー

坂井眞:
言えないの。

相談者:
あー、そうなんですか。

坂井眞:
そうかもしれないし、

相談者:
ふん

坂井眞:
そうじゃなくて、売るために、綺麗にしてるのかもしれないわけ。

相談者:
うーん

坂井眞:
例えば荒地をそのまま売るよりはさ・・

相談者:
でも、ま・・

坂井眞:
綺麗にして売ったほうが高く売れるじゃない?

相談者:
はい・・はい、はい

坂井眞:
そういうケース考えたら分かるように・・古い家が建ってるところは、もう壊しちゃって綺麗にして、

相談者:
うん、綺麗にしましたよ。

坂井眞:
それから売ったほうが、高く売れるってこともあるわけだから。

相談者:
ああ、ああ

坂井眞:
そうかもしれないんで。
で、そんなところで心配するぐらいだったら、あ、今、どういう状況か、ちゃんと息子さんに確認してもらってね?

相談者:
うん

坂井眞:
叔母さんにあたるのかな?息子さんから見たら。

相談者:
はい、はい、はい

坂井眞:
で、「今、どうなってるの?」と。
で、税金の話もね?さっき言ったように相続の話と、売ったときの税金の話は別だから。

相談者:
うん

坂井眞:
そこよく分からないから、ちゃんと説明して、もらって、

相談者:
うん

坂井眞:
それで・・すっきりしたら、悩みは消えるんじゃないのかな?

相談者:
あー、そうですね。

坂井眞:
なんかね、今、どうなってるかっていう、まあ、事実関係って言いますけど、
事実がどうなってるかをはっきり・・整理しないでね?

相談者:
うん

坂井眞:
で、なんか、見た物、だけを考えて、こんな綺麗になってんだから売ったんじゃないか?

相談者:
うん

坂井眞:
売ったと思う・・みたいなところで心配しても始まらないから。

相談者:
はい

坂井眞:
どんな相続、の、お、文章にしたのか?、これは手元にあるはずだから。

相談者:
ふん

坂井眞:
それぞれの相続人持ってるはずだよね?

相談者:
はい

坂井眞:
遺産分割協議書。それをもう一度確認してください。

相談者:
はい分かりました。

坂井眞:
で、それで、土地の状況分かって、じゃあ、今これは、売っちゃったあとなのか?、売る、前の、処理なのか?っての確認してもらって、

相談者:
はい

坂井眞:
で、税金は、相続税はどうなったのか?

相談者:
うん

坂井眞:
で、売ったときはどういう税金が掛かるのか?っていうのをそれぞれ整理して行くと、

相談者:
うん

坂井眞:
だいぶ、すっきりすると思いますよ。

相談者:
あー、そうですね。

坂井眞:
うん、なんかね、慌てちゃって、心配事お、いろいろ話しちゃうんだけど、

相談者:
全然連絡がないもん、それで、喧嘩腰になってるもんだから・・

坂井眞:
うん

相談者:
うん・・主人も病気だもんで、あんまり

坂井眞:
うん

相談者:
(ため息)&#△%

坂井眞:
ご心配は分かるけどさ、向こうにしてみたら、いろいろやって、いるのに、売っちゃって金が入ってんじゃないか?って、まだ売ってなかったとしたらね?

相談者:
うん

坂井眞:
そう言われたら感情的になるかもしれないじゃない。

相談者:
はい、分かりました。

坂井眞:
だから、そんなふうに思われないように、せっかく息子さんもいらっしゃるんでしょう?

相談者:
はい

坂井眞:
だから、こう冷静になってさ、じゃあ、ちょっと「どうなってるか、ちょっと整理して教えてもらえませんか?」って頼めばいいじゃない。

相談者:
あーそうですね。

坂井眞:
うん、そのほうがすっきりすると思いますよ。

相談者:
すっきりします。
はい、分かりました。

坂井眞:
ちょっとお待ちくださいね。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)

「遺産分割協議から爪はじき。答えるそばから話し出し止めるのに一苦労」への10件のフィードバック

  1. 「金の切れ目が縁の切れ目」など、お金に関する余り上手くないことわざはよく聞きますが、ご相談者さん、お金が目的だった印象を受けました。
    旦那さんの要介護3はショックで、何とかしてあげたい気持ちはよく分かりますし、私も回復するよう応援したいですが、正直茨の道ですよねえ。
    ご相談者さんのようなちょっと自己中的な性格の方というのもちょっと困りますが、不動産は簡単に分けるわけにもいかないし、大変ですよねえ。
    売却後に連絡を絶った妹さんもそうですが、対象者と思われる方全員と不動産屋さん、弁護士としっかり話し合って対応を決めて欲しかったです。

  2. 「自己中心的な人は、人の話を聞きません」

    まさにその通りですね。
    自分の言いたいことばかり言い、人から指摘されても聞かない。

    本当に加藤先生のおっしゃるとおりです。

  3. そもそも相談者は相続人じゃないし。

    それにしてもこういう喋り方の人が身内だったら
    絶望的な気持ちになりそう。

    1. 本来はご相談者さんの旦那さんが電話をかけて相談を受けるべきところでしたが、要介護3でそのような状況でなかったため、こうなったかなあ?
      もちろん、ご相談者さんが相続する権利はなく、旦那さんにお金が行かなくなったことで、焦って電話したという印象も受けてしまいますよねえ。

  4. 相談者自身が認知症の入り口にいる可能性もあるのでは?
    ちょっと物盗られ妄想っぽいというか、認知能力が低下していて、本人も不安で焦燥感から余計に会話が成立しなくなってるような感じ。

  5. いろんな人生を経て出来上がった人間達の悲喜こもごも、を学ぶ目的で聴いてます。
    自己中心・爪はじき・相続権の思い違い・認知症手前・単なる金欲しさ・…
    いろいろ予測されますが、とにもかくにも、人間社会で死ぬまで生きなきゃならない定めなので、社会に生きる人間達とのコミュニケートの方法を、嫌でも手間でも面倒でも、自分が死ぬまで学んだり調整したりしなきゃならんのよねと実感させられる相談者さんでした。
    失礼ながら聞いていてその喋りっぷりに爆笑してしまいました。

  6. 今回は完全にエンターテイメントだった
    坂井先生のギアをここまで上げさせるとは相当な強者、加藤先生も完全に呆れてたし

    不安や不満があるなら落ち着いて義兄弟に聞いてみりゃいいのにと思うけど、それができてりゃテレ人に電話してないな
    この思い込みの強さと剣幕じゃ無理もない、敬遠されるのはある意味道理
    親戚との仲立ちをしないといけない息子さんの心痛は察するに余りある

  7. 人の話を聞かないというより、理解できないんでしょう。この回答もほとんどわかってなくて、弁護士先生がああ言ったこう言ったと、都合よく曲解していそう

  8. 改めて管理人さん文字起こしいつもいつもありがとうございます・・・!

  9. テレ人名物被せ喋り。途中からコントかと思うような流れで私も失礼ながら笑ってしまいました。
    耳が遠いのかも知れないですが。
    そして管理人さんのコメント、大原先生の書き起こしならAIを超える、には私も同意します。
    いつもありがとうございます。

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